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[逃げるように食堂を出た足が向かった先は、建築工房だった。
薄暗い室内で、椅子に座り膝を抱える。
目を閉じても浮かんでくる絵姿の笑顔。
御丁寧に今のキャロルにあわせて、出て行った時よりも年を重ねた姿]
[食卓からのそのそ出てくると、がっくりと肩を落とした。]
…やっぱり皆はそう思ってないのかな…。
[外に出る事は、生き残れなくなる事ではないと。
そう思っているのは自分だけなのだろうか。
もしそうなら、あの絵は全ての人を怒らせるだろう。
ネリーがまだここに残っていたら…。
メイと話し込む自分の絵を見てやはり怒ったのだろうか。
両手で顔を押さえ長々と嘆息すると、
意を決して立ち上がった。]
謝って来ないと…。
[もし彼と彼女が仲良しだったとして。
そして彼女が外に出る事がつまり死だったとしたら?
…それを思うと涙が出そうだ。
食べ途中の食事はそのまま、食堂を飛び出す]
[がたん、と席を立つ音。]
追いかけたほうがいいかな。
……昼食は途中になってしまうけど、仕方ない。
[懐から真っ白なナフキンを取り出して、食べかけの食事に蓋をして。
コーネリアスとほぼ同時に食堂を飛び出した。]
[キャロルの足は思ったより早く、すぐに離されてしまった。自分の隣をすり抜け、コーネリアスが走り去っていくのを確認するのが精一杯だった。]
……コーネリアスにも、謝らないと……。
[彼女のことだ、行き先は大体予想がついた。
走って追いかけるのは止め、とぼとぼと建築工房へ向かい歩き出した]
[ソフィーが居る方向はキャロルが走り去った方向だと、
追いかけている間にキャロルの部屋は通り過ぎた。
おそらくは選択クラスの教室に居るのだろうと、
走りながら選択クラスを思い出す。]
工房っ
[どたっとドアにぶつかって転んでしまったために、
キャロルには彼が建築工房前に居る事がわかっただろうか]
[今度は扉に衝撃音。
騒がしくなって来た外に、鍵をかけておけば良かったと後悔した。
逃げ場所を探して顔を上げる。
少しだけ濡れたまなじりを乱暴にこすって立った]
キャロルー…
[涙声なのは、怒られたからとか、試験に間に合わない気がしてとかではなくて、今のキャロルの心境を想像してしまったからで]
…
[だからこそ余計、ここでごめんと言ってどうなるんだ、と二の次が告げられない。]
[やがて建築工房に辿りついた。
先にいったコーネリアスの声が聞こえてきたので、キャロルの行き先がここであっていたことが判る。
入り口から中の様子を覗き、コーネリアスがキャロルに話しかけているようだったので、工房内に1歩入り、黙って様子を見守る]
[コーネリアスの声が聞こえた。
ため息をついて、目を閉じる。
感情を抑えられる自信がない。
他人に泣き顔を見られる事だけは嫌だった]
[しかし、他に言える事は何も無い。
時間だけが癒してくれるのだろう離別の痛みを
時間がない今、思い出させてしまったのだから。
胸が痛くなる。]
…ごめんねぇえ…
[ドアに額をこすりつけて謝る。
そして、鍵が開いている事に気がついたが、開けるのはなんだか申し訳ない気がした。
…が、顔を見て話さないと何にもならない。
IDカードを差し込みそっと扉を開けて、少し中に入る。]
[銀髪の侵入者をいつもより力なく、でも苛立たし気に一瞥する。
しかし、彼にかける声は静かだった]
あんたは本当に、終端の王を止められると信じてるの?
>>95
[ネリーにも聞かれた同じような問い。初めネリーに聞かれた時から今まで、暇な時はそれを考えていた。
確信なんて何も無いけれど、きっと何とかなる。
彼は曖昧に頷いた。]
止められると信じてるか…っていうと…わかんないけど。
あれが落ちた上で…生き残る方法は
あるだろうって思ってる。…色々考えてはいるけど。
[それを言えるか言えないか、が今の問題ではないだろうと、とりあえずは質問へ返答を]
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