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――マンデイン ;East-Area ;
カテドラルΩ;――
[どれほどの間、祈るようにしていたのか。
実際には、そこを訪れてからどれだけの時間が経過したのかを、stellaは正確に認知していた。
尤も、衛星との通信も遮断されているから、内臓された時刻表示が狂っていてもそれを修正する術は無いので正しく時を数えることが出来ているか否かを確めることは出来ないが、stellaにとっては問題では無かった。
stellaの意識を現実へ引き戻したのは、絶えず視界の片隅に表示されている光点の消失だった。それは単なる視覚情報としてではなく、システム上で個数を計測されて表示されている。視る事をしなくても即座に知れた。]
【光源が動ける"人"であることはほぼ確実な事実】
――消失する=……動けなくなる?
動けたものが動けなくなる=この影響を受ける?
[倒れている人たちを視界に入れる。]
[思考]
[いつしか空の太陽は、斜めに傾く頃になっていた。]
[まだ明るいが、そのうちに太陽が赤く染まりだすのだろう。]
[レベッカはそれを見てはいないものの、知識として持っていた。]
――影響を受けなかったのが突然影響を受ける?
ウィルスであるのならば、変質したか。
ごく少数の"動ける者"たちのために?
意思を持って、"光源を消"そうとしたか。
そうであるのならば、――
[光源を見つめた。]
[表情は変わらない/見る人が(見せる人が)いないから。]
光の無い者には不可能。
外部からの影響は――恐らくは受け付けない。
可能性として最も高いのは、
この光の中の誰か。
[恐るべきは感情モジュールの働きである。
≪輪廻≫によって備え付けられたPGM自体は、珍しいものではない。凡庸とすら言って良い。
ただ、そうして得た感情はあまりに深かった。
それは悲しみと分類されるもののようだった。
そしてこれまで、時間の経過とは、絶対のものだった。
都市中の時計が、各々衛星からの信号を受信し、等しく正しい時を刻み続けるのと同じくして、AIの内臓時計も在った。今でもそれは変わらない。だが、時が経過していることを認識出来ないでいた。感情というものはそこまで大きなものであるのか。
カテドラルの床へ長く伸びるようになった器物、または身じろぎすらせぬ人の落とす影を見つめた。相も変らぬ静寂。自動演奏ですら鳴りを潜めて居る。]
─ 理想郷<Utopia> / UNDER・裏通り ─
[人影の一切ない最下層領域を歩いている]
一応、目的は果たしたとしてもいいのかしら。
だったら次は、どうするべきか。
[独り言]["地図"を眺め]
この領域にはだれも居られないみたいね。
大半は、現世に集中してる。
ルーサーお兄さんのラボに遊びに行ってもいいのだけれど
[万が一、彼らが"倒れて"いたりしたら]
やっぱり一度、上がるべきかも。
――南部と西部の境――
[トビーの先導に従って、後をついていく]
トビーってば、話がわかるじゃない。
やっぱりね、一度は憧れるわけじゃない?
Utopiaで情報だけなら集めてみたけど、実際に行くとなると違うし。
バーチャルでもあったけど、直接風を肌で感じてみたいっていうのかな。
[半分妄想の域に入っていきそうな頭を現実に引き戻したのは、視界に映った地図と、トビーの自分を呼ぶ声]
今の?
[消えた点は一つ。消える前に見えたIrvineの文字。点が消えた後に、違和感も感じたが、それは長続きすることはなく]
――まだ結論を出すには情報が足りませんね。
[しばらくホログラムを見つめていた。]
[その後、そう口にすると、立ち上がる。]
行っていない場所へ行きましょうか。
話していない人に会いに。
[光を指でなぞるように動かす。]
[近場の距離を*算出中*]
["浮上"プロセスの途中][意識に何かが引っかかる]
──目的──SSSの鍵──お爺様がお持ちで──それじゃあ"何故"──他に残された人──わたしの手紙──"かけら"──何の?──血の中──何が?──
[仮想のボディ、薄い胸に手をあてる]
[すべてを組み上げるには、まだ情報が足りない]
なんか、痛い────。
[呟く間に、プロセスの終了が告げられる]
……点が消えたってことは、動かなくなったってこと? だよね。
表示されたのが名前、かな。
――Irvine。
どこかで聞いたことある名前なんだけど。聞いたっていうか、見た、かな。なら、Utopiaのどこか。情報屋のとこかもしれないけど。
[立ち止まり、考え込むように視線を巡らせる]
何で、消えたんだろ。
他の人と同じように意識を失った、ってことだよね。誰かの襲撃を受けたのかな。
―― 南部と西部の境 ――
≪いや――…V.C、ああ…Irvineという名前が一瞬。
それに…≫
≪事件の前に、用とは一体何だい?
先にその用件で呼び出したのだから、先ずはそれを聞かせてもらおうか。
必要があればそちらに潜る。≫
[ヴィンセントに返答すると、]
有名な人物、かい?
………襲撃……だって?
この点灯してる誰かが、Irvineをやった。
それとも映ってない誰か?
映ってるかどうかよりも。
どうしてやられてしまったのかが問題よね。
実際は後からこの変な事態に巻き込まれたのかもしれないけど。
もし誰かにやられてしまったのなら、今こうやって表示されてるあたしたちもやられる可能性があるってことか。
なら。
この表示されてるのってやばくない?
ここにいますっていってるようなものだもん。
[考えを聞きたいというようにトビーを見る]
─ 現世<Mundane> / 電脳街"戎克" ─
[遠く近くで、触媒を排出する音が聞こえる]
痛……。
[実際には痛みは感じていない]
[理想郷での知覚が、現実の知覚と混同]
[ポッドの中に留まったまま][薄い胸に手をあてる]
……どこへ、行こうかしら。
とにかく、人のあつまるところに。
[ポッドを降りて、衣服を身に着ける]
──あれ?
[ワンピースの前ボタンを留める手がはたと止まる]
なんだろう、これ。
[左胸][紫色の]
……痣?
こんなところを打った覚えはないんだけど。
[ぽたりと落ちた血痕に似た歪な形]
有名っていうか……Utopiaのどこかで名前を見たんだと思う。
上の人間との関わりなんてないし。
あたしが関われるっていったらUtopiaのどこかで、だもん。
襲撃って思ったのは、他の人と同じようにばたばた倒れただけなら、彼の周囲にももっと点があっても良かったんじゃないかなって思うのよ。
エリアごとに倒れていってるみたいだし。
彼の周辺はまだ無事だったってことになるでしょ?
でも、Irvineの点は消えたのに気づいたくらいだから他に点なんてなかったし。
なら、同じように手紙を持ってたと考えた方が自然。どうしていきなり消えてしまったのかはここでこうやって立ってるだけじゃ判らないけど。
―― 南部と西部の境 ――
その可能性は充分にあるね。
それに、この共有System――…。
Irvineの点がなくなったと同時に、何らかのDataが送り込まれてきた。
[前方には真っ白い巨大な機体が待っていた。空中庭園へ行く為の乗物で、両側に羽のような推進器がある。]
それに……犯人でなくとも、僕達が犯人だと思って襲いかかってくるものも居るかもしれないな。
手紙か。
[深く頷きメイを見て、]
現実/電脳の2つの位置は記憶しているかい?
僕はUtopiaから、Irvineの様子を探ってみたいと思うけれど。
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
[事件の話の前に要件をと問われ、本来の事情を話した。]
《そうそ。お願いしたいのはねぇ――
コンダクターとしてのおしごとなの。おとなの。
そっからちょちょいとこの娘の電脳にアクセスして、筋弛緩PGMを流し込んで欲しいのよ。
俺っちができないこともないんだけども、うちの会社の義体だったりしてさ。社の人間は触っちゃまずいとこなの、これが。》
[異常動作があったのは、不随意運動に関わる部位だ。人間でいえば無意識下の運動にあたるこれら不随意運動を司るモジュールを初期状態に戻したりファームウェアの書き換えに社の人間が関わる時には、登録されてる認証キーが照会される仕組みになっていた。義体側に技術者の行動が記録され、不正はすべて証拠に残ってしまう。]
《頼むよゥ。規定以上のお代は払えると思うかンら。》
[金銭的には申し分のない額を支払える人物のハズだ。俺はマーシュを振り返る。]
《まあ、そのことがさっきの疑問にも関わりがあるんだけどね。
チェックをしてみたらコードの中に妙ちくりんなものがあってさ。トンビちゃんなら色んなプログラムを扱い慣れてるから、なんか似たものを見たことがあンのかもって思ったのよ。
それで聞いてみたわけ。》
[大きな白い機体を見上げ、軽く口笛を吹く]
これで空中庭園まで行くんだ?
ん? 二つの場所ってIrvineの? 現実の方なら…たぶん記録がゴーグルに残ってると思う。
でも、どして?
[改めて、現在表示されている光点――恐らく、現在活動をしているものの所在を表示している。ドリスとの邂逅の際、ドリスの位置と光点の表示が重なったことからそれをほぼ確信/確定――の数を確めた。10―ten―、11―elven―……]
――Mundane South-Area 電脳街――
[カテドラルを離れ、光点のひとつがある位置へアクセスした。通りにホログラムが現出する。
目指す店内へ現れることは難しいと見えて、店の入り口で佇んだ。]
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