情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[脱出艇に乗った副船長と、どこか遠い船長と。]
……逆の方がよかったな。
[などと独り言を呟きつつやはり人のいない通路を歩む。]
………――こんなの、ガラじゃない。
こういうのは、ギルの分野。
[頭を軽く振る。
端末に視線を落としてmapping機能を呼び出そうと]
[ハーヴェイの言葉に同意を示す如く緩やかに瞬き、眼差しの途切れに滲む気配の変化を静かに見守り、其れが怒気に染められていく様子を、黙した儘に不思議そうに彼を見詰め]
人だけが、忘れられる。
[淡々と事実を述べる口調は常と変わらずに、目許を押される違和感に幾度か瞬き]
自分の事は、幾らか判る。
[手を伸ばしたハーヴェイの意図を理解し、自身の伸ばした手は触れられたのと似た位置を、押すでもなく労わる様にそっとなぞり手を下ろす]
[呼称に関しては緩やかに被りを振り、言葉通りの意思を伝えるもあり、ハーヴェイの視線が背後に注がれるも振り返る事は無く、緩やかな瞬き一つで了解を示し]
端末は開いておく。
何かあれば、連絡して。
[放られたタブレットを将棋盤を持って無い方の手で受け取り、脇を通り抜けるハーヴェイを見送るでもなく、暫くは手の中の其れを眺めて居たけれど、其の内にセシリアの部屋へと向かい歩き始める]
[一番近い生体反応への接触を試みるべく、端末に視線を落としたまま歩む。自室の近くだった為なんら支障はなかった。
一番近い生体反応が見える位置まで来るとようやく視線を持ち上げて―]
…ギル。探してた。
〔涙を拭うようなギルバートの指は、此方の目元へ暫く感触を残した。少しばかりむずつくが自分で後追いに触れるのも何故か癪な気がして果たせず―唇を引き結ぶ〕
……。
〔先刻の気配を勘に任せて辿り、やがてナサニエルの後ろ姿を見つける。…態とかつりと足音を立てて、此方の存在を知らせてから声をかけ〕
――回診だ、Nathaniel Regel.
方便だがな。
―通路/セシリアの部屋の傍―
[気配に歩みを止め其処にセシリアを見止めるも、如何やら端末に意識を集中しているらしき様子に声をかけるでもなく、また彼女へ向かい歩み始め、漸く眼差しが向けられるのと同時にかけられる言葉に不思議そうに瞬く]
セシリア。
[挨拶めいた温かみのある響きで名を紡ぎ]
俺も、探してた。
[助かった、と謝辞ともつかない言葉と共に、手にしていた将棋盤を軽く掲げ見せてから差し出し、セシリアの用件を問う如く緩やかに首を傾けた]
[明らかに意図を持たせた靴音。
振り向かぬまままず立ち止まり、かけられた声に状態をひねり相手を確認してくすりと笑う。]
久々に顔を見た気がするけど……回診?
珍しいな。
[体ごと向きを彼に変えて首を傾げてみせる]
[呼ばれると微かに頷く。も、と言う音が聞こえると珍しいものを見るような目で相手を見遣り]
………何?
私の話は優先順位が低い。ギルからいいよ。
探してた、なんてこと前にもあった。用なんでしょ?
[助かった等と口にする相手を、ますます珍しいものを見る視線で眺め、首を傾ける様子にかぶりを振って。
ごく小さな手の動きだけで話を促す]
[話を促されているらしきにきょとりと瞬き]
是を、返しに来た。
[差し出した将棋盤を再度軽く掲げ、将棋盤を返す為にセシリアを探していたと、本人なりに意思表示を試みて、伝わっただろうかと確認する様に彼女を見詰める]
…ああ、それか。
[見つめる視線に瞬いて肯定の意を示す。差し出された将棋盤を受け取って、一振り。駒の音を確かめて]
将棋のプログラムは組めた?
[将棋盤を軽く持ち上げてみせその後を問う]
〔聞こえても聞こえていなくても構わないといった声量で、青年の反応に対する感想を置く。一度緩めた歩を進めてナサニエルの傍へ寄り―顔色を確かめ〕
ああ。ヒトは好きじゃない。
…だが生きものは嫌いじゃない。
他に医師がいないとも言うな。
…要らざる段階を踏みがちという点では、
お前と僕は似ているかもしれん。
〔聞こえても聞こえていなくても構わないといった声量で、青年の反応に対する感想を置く。一度緩めた歩を進めてナサニエルの傍へ寄り―顔色を確かめ〕
ああ。ヒトは好きじゃない。
…だが生きものは嫌いじゃない。
他に医師がいないとも言うな。
[セシリアの手へと戻る将棋盤を見送り、控えめな駒の音色には微かに目許が和らぐもあり、問い掛けには頷く代わりに瞬き一つ返すも、聊か思案気に将棋盤を見詰め首を傾け]
崩し将棋は、別物に成った。
[小さく添えてからセシリアへと視線を戻し]
セシリアの、用は?
[掴み所のない仕草と淡い言葉に、こちらも首を傾げ]
崩し将棋まで作ったの。
って……別物?
……私はアレには興味ないから、言及しない。
[戻ってきた視線を感じ小さくうなる]
優先順位はきわめて低い。それも抽象的。
…闇は、安らぎと安息?それとも、忌避すべきもの?
[静かに口に出して、自分の言葉に呆れたように肩をすくめる。溜息付き]
こういうことは、ギルの方が詳しいから訊こうと思ってた。
でも、答えはいつでもいい。
――私は、お腹がすいたから…眠る。体力温存。
[疑問だけ投げかけて、将棋盤を持った手を軽く持ち上げると自室の方へ*戻っていった*]
要らぬ段階……ね。
人はめんどくさいことが好きだから。
[人は嫌いだけど生き物は好き、と答えた彼に幾分か瞳は愉しげに。]
他の医者は皆降りたか。
ハーヴェイだけでも居てよかったよ。
[顔色を見る彼に煙草のジェスチャーをしつつ]
ま、俺はコレがあるうちは……元気だよ。
[体のことか精神のことかはわからねど]
プログラムは、触れない。
[言及しないと云う言葉に其れ以上は将棋の話をするでもなく、セシリアの小さく唸る間も静かに彼女の言葉を待ち、投げ掛けられる問いに緩やかに瞬く。
自身に呆れた様子で溜息まで零すセシリアに、開きかけた口を噤み続く言葉を紡ぐ彼女を黙って見詰め、結局は思うところを口にする事は無く]
おやすみ。
[部屋へと戻って行く彼女の背が見えなくなるまで見届け、踵を返し夢遊病者の如き足取りで歩き始める]
面倒さ加減についての考察は、個別に加えるとしよう。
…お前はいつも某かに面白味を見出しているな。
〔如何にも今はその対象が自分であるらしいことが気に入らない、と言いたげに鼻の頭にごく浅く皺を寄せる。煙草を吹かすに似る相手の仕草に、暫し記憶を検索し〕
僕の専門は獣医学だが――
ニコチンガム位は処方するさ。
…自分の腕なり脚なり喰いたくなったら言ってこい。
なるべく苦痛のないように切ってやる。
[周囲の気配を窺うもウサギの主は近くに居ないらしく、何かを探しているらしきウサギの此方へ向かって――通路の向かいから来るだけで、別段に自身に向かって来ている訳ではないかも知れないが――来る様子を見詰め思案気に瞬く。
床に片膝をつきウサギへと手を伸ばすと、意図を読み取り今度こそ此方へ向かって来るウサギをひょいと捕まえ、ウサギの身体をくまなく撫ぜ――仮にウサギが暴れてもさして気にも止めず、外部からの接続方法を探し――て、将棋のプログラムをインストールし終えると解放し]
崩し将棋は、別物。
ローズマリーに伝えて。
[ウサギが言付を届けられるのかも判らないけれど、貌を覗いて言葉を添えてから立ち上がる]
矛盾というやつはいつだって興味をひく。
一見矛盾に見えて本当にそうなのか実は違うのか。
その先にあるものを知りたいのかもしれないけど――
ま、くだらないことだ。
[言葉を無理矢理終わらせて]
ニコチンガムじゃ満足出来ないかも、なんて言ってみたりな。
禁煙なんざ考えたこともないから実際は知らないけど。
[瞳は中空を彷徨い、紡がれた言葉に相手の瞳をとらえて]
――そう?
じゃあ、その時はお願いしようか。
[明らかに冗談めいたのは口調だけで。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新