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〔ビスクドールのやうな顏にクッキリとした化粧を施した道化師が一人、闇の中に立つてゐる。眞つ白い手袋を嵌めて、ニヤリと獸の笑みを似つかはしくなく浮かべた。〕
本日はおいでになりまして、誠にありがとうございます。
我々が主催致します、 The Cult War に参加されました事を心より悦んでおります。
このThe Cult Warは、電脳最下層アンダーを基点にある範囲の縦空間でバトルを行う事が赦されております。基本的にはアンダーで戦われます事が一番宜しいでしょう。
そして、日に一度はこの縦空間へアクセスが行われないと、即座にone-outとなってしまいますのでご注意下さい。
ええ?何ですって?
縦空間には、上位の空間が含まれるのかですって?はは、あなたが、上位空間で争い、危険に晒されて捕まったり捕まらなかったり捕まったり捕まらなかったり……、我々には全ぁったく関係あぁりません。我々はアンダーが一番宜しいともう言いましたよぉぉ。
〔ケラケラと不自然に甲高く、道化師は嗤う〕
ははは。ははは。ははは。
〔道化師が笛を吹くと、向けられた刄の群れは音色に彈かれた〕
〔ニタリ嗤ゐ、道化師は一禮をする。
それから、大袈裟な動きで耳に手をあてて、體を前に倒した。〕
…皆様は、back-upをお持ちになっていますから、殺されても平気でしょう?なぁに一度死ねば必ず愛しき家にお帰りになれます。
気だるい生に飽いているのでしょう?
さあ、廻れ廻れ…
〔http://crimson.s15.xrea.com/x/jinro/corpse/〕
これは、我々からの贈り物。
御健闘を願っております───…。
〔一禮の後、闇が再び訪れる。〕
──Under/?──
Kyrie, eleison.
[Lutherの睛が瞬く。
色彩豊かな情報群を掻き分け(アンダーだからといって色彩がない訳ではない)、Twinsは危険分子を灼き、Lutherは情報を半自動的に読み取りながら移動している]
──Mundane/orbit (現実世界/軌道) ──
[高雅な香りと湯気の漂う浴室で、小さな水音が上がった。
真円よりほんの僅か扁平な青い惑星を眺めながら、少女は浴槽の縁に腕を掛け無意識に脚を上下させる。湯面に浮かべられた白い花弁が翻弄され、同時にセンサーが作動する。ジェット噴流と超音波によって発生した気泡が身体を包みこみ、撫で上げた]
ふぁ……ぁー……。
[気づかぬ内に瞼はとろりと重さを増していく。
組んだ腕は脆弱な防壁のように解けていく。
支えを失って水中に落ち込む瞬間の失墜感にびくりと反応した]
――んっ、!
眠ってた、のかな……出よう、っと……。
[朦朧とした意識のまま浴室を出れば、そこで控えていたのは先刻の執事。裸身に恥らう様子も無く自らの身体を扱うままにさせる。
純白のガウンを肩から掛け、背を押されて自室へと歩き出した]
[敷き詰められた絨毯は深々と足裏を沈み込ませる。さして必要があるとも思えない、贅を凝らした寝台へと向かおうとし、眼前に佇む幻影に眼を留めた]
……あら?
……あなたは、だあれ?
[ぼんやりとした口調で尋ねた相手は濃鼠のチョッキを着た白兎。
ホログラフであると示すように、かすかに姿を揺らめかせた]
『――招待状でございます。』
[立体映像が恭しく差し出したのは一通の封書。
古風にも捺された真紅の封蝋は彼女の主――【Inc.】の長たる人物が差し出したことを示していた]
…………。
[兎の手から受け取る動作もただ無言のまま。
先ほどまでの眠気とたった今生まれた緊張とがせめぎ合い、不快げに眉根が寄せられた]
…………こんな時間に、届けなくたっていいじゃない……。
──Under/Crumbling Shrine(朽ちかけた神社)──
[唐突に視界がひらけ、傾いだ鳥居の空間に出た。周囲には彼岸の花が咲いている。空中を漂っているdateは音声だろう。
揺れている。
海の底にいるように空間が歪み、掻き乱れている。空間管理機能が壊れていた]
貴方は参加者ですね。
[頭の斜め上に浮かんでいるIgnisは内から赤く発光し始めた。モノクロゥムのクピドの睛は、体から発する光に照らされ、ゆらゆらと炎を宿す]
学生 ラッセル が参加しました。
──Mundane/dawntown (現実世界/地上) ──
[朽ちかけのプレハブ小屋が俺たちの巣。
隣のショーパブの下品な音楽がぶっちゃけウザい。
ガラクタの寄せ集めでも、俺のデッキは一級品。ま、俺にかかっちゃこんなもんな訳で。
首筋に埋められた電極は、アッチへの玄関口。
まー、つながってるのは勝手に掘り起こした電話線にだけどな。
性能差?んなもん腕でカバーだカバー。]
文学少女 セシリア が参加しました。
─EmptyRoom (現実世界)─
[──其処は何も無い無菌の白い部屋。
光がやって来る。光がやって来る。
backup_dataが立ち上がり覚醒する瞬間、いつもぼくは後悔する。 凍り付く死の余韻、仮想世界での擬似的なの死の余韻。安全圏で怠惰に眠り続けていた僕の身体─…。眠り続けていたことへの罪悪感が、さらに身体のけだるさを助長する。
生身の身体は重く不格好だ。
仮想死の後必ず運び込まれるこの──現実世界の見慣れた部屋は、三次元に固定されており、当然の様に構成物質に重量感があり、それは酷く退屈で、ぼくの身体同様につまならないものだ。
ぼくは市民_Femaleとしては劣等のレッテルを貼られかねない不健康に痩せた手足を(規定量の栄養を摂取しない所為だ、それは当然の様に。)動かし、目蓋を開こうとして、どちらもまったく機能しない事に気が付いた──。]
文学少女 セシリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(文学少女 セシリアは村を出ました)
[電極をつなぎ、パスコードを打ち込めば、意識は電子の広大な海へとダイブ。
そりゃまぁ、俺のデッキは流石に最新型に反応速度じゃかなわねぇ。
だから、武器は先に用意しとくわけ。
必死で練習して慣れたんだぜ?
ダイブ中でもちゃんと指はショートカットを操れる。
ボタン一発でドカン!さ。それなら奴らより多少は早い。]
墓守 ユージーン が参加しました。
─EmptyRoom (現実世界/*Ceciliaが居た部屋と同一)─
_____Mam? .
....___Jack? .. . .
[ぼくは電脳世界に居る時の様に、唇を動かさず、脳内だけで言語を反芻してみる。
顳かみの辺りがジンと痺れる──感覚。
白かった見えない視界が真っ赤に染まる様な衝撃が来て、続いて聞き慣れた流暢な何時ものHDDのアナウンスの声が聞こえた。MamとJackが声を揃えて。二人ともお冠なのだ。
視界の無いぼくには見えないぼくの身体は海老反りになった──と後からJackが教えてくれた。]
[黒猫の姿で俺は駆ける。
スペックたりねぇから、表示はほとんどワイヤフレームのまま。
ま、勘と気合でなんとかなるっしょ。]
いっくぜーぃ!!
[黒猫は、マンホールに飛び込み、*下層へと*]
──J@懲りない子ども。スクール一の劣等生。
──M@何度繰り返せば気が済むって言うの。
──J@今度と言う今度はMamが許さないらしい。
──M@そう、許さない。許さない。
私があげた綺麗な紫色の髪を返しなさい。
可愛い女の子の身体を返しなさい。
──J@今更Mamだって、校則で禁止されてる危険なダイビング遊びを繰り返すななんて言わないわけだね。母の愛は美しい。
──M@あなたがあまりに不格好だから、特別に綺麗な夜明け色の髪をあげたのに、灰色になって帰って来た。(>五月蝿いこの虫けら、Jack!! ケツから首を突っ込んで死んじまいな。)ねえ、gene……、
──J@(>おお怖い。母の怒りはおそろしいねぇ。)……gene、君が口を聞けない理由は分かるだろう。仮想世界でのオイタがすぎて、生身の身体機能、脳機能が色々とイカれちまうところまで、君はイッたのさ。戻って来た君を、現実に戻そうとした途端、拾って来たプログラムが逆走して、君の身体は……、
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