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[…彼女の意志の強さが、勝敗を決するかも、しれないのだ。
最初「彼」は、決して酔狂だけで彼女に銃の引き金を引かせたわけではない。
今の「彼」は、ある意味「銃」そのものだ。
銃は、どんな意思も、どんな物語も、無機質に砕く。
だが、そのためには、そうするという、人の意思が不可欠なのだ。
…だからこそ僕は、あれを作った。]
…まぁ、急に、そんなことを言われても、落ち着かないかもね。
[息をつく。]
とりあえず、食べ物をいただくよ。
早く傷を治さないと、魔力云々って問題ですらなくなる。
[…ようやく、自然に笑えた。]
−駅前→商店街−
[シャルロットと二人、駅前まで戻ってくる。晩の食事を買い込み、辺りを見回しながら自宅への道を急ぐ]
……嫌な、予感がする。
[足を止めて、商店街のほうをじい、と見つめた]
−1日目 夜・商店街−
[魔力がほぼ枯渇し疲れきっている体を引きずりランサーの服を買う。]
ランサーの雰囲気からして落ち着いた服が良さそうだよね。
[疲れから多少の値段には妥協しつつ、細身の白いセーター、黒いスラックスを買う。
スラックスの丈を直す間に革靴、少し迷ってベージュのショートボアコートを買いスラックスを受け取る。]
[こうしてようやく会員証が作られた。会員証に書かれている名前は滝田真である。どうにも妖術師にとって忌まわしいものらしいが、宗冬にとっては関係ないことであった。
思い起こせば忌まわしくもある家族や兄弟でもあるが、その一方で感謝もしていた。なんにせよ、今ここにあるのは家族や兄弟からのお陰である。こうして現世に復活して映画を観れるとは思いにもよらなかった。
いくら忌まわしいからと言って、消そうとして消せるものではない。たとえ自分が消したからと言って周りが消すとは限らない。故に受け入れることが大事である。
妖術師がそのことに早く気づけばいい、その為にもことあるごとに滝田真と呼ぶことにしよう。宗冬はそんなことを考えつつ映画を観た。子連れ狼の映画版である『子を貸し腕貸しつかまつる』である。弟の列堂が悪役で出ている映画である。列堂役である伊藤雄之助の凄まじさに宗冬が嫉妬したのはいうまでもない。]
マリアは、この辺りで待っていてください。気配は消して。
もし危険なら、呼びますから。
[シャルロットに指示して何事もなかったように歩く。商店街に入って少し、見覚えのある後姿を見つけた]
……いた。
[全身が総毛立つような感覚に襲われる。が、魔力回路は開かないよう注意を払った]
[マンゴープリンを両手に抱えて去るライダーに満足げな笑みを見せていたランサーは、続く久子の声に喜びの声をあげた。]
ヒサコ。本当かい。
[ランサーは感動しているようだ。]
その……ぼくが、前に神の力を振るう器として覚醒させられた話はしたと思うんだけど、その時に食事を食べなくても大丈夫な身体になったんだ。でも、こればっかりは、お腹が空かなくても大好きで。
[久子と並んで歩いていたが、ランサーは久子の方に近寄る。]
ヒサコ。……10個程、食べたい。
[頬をやや赤くして、小さな声でお願いした。]
どうしてわからないのかな……。
[こちらはきちんと話をしてるのに
何故わかってくれないのかと言うのはこらえる。
恐らく根本的に何かがずれているのだろう。
何しろ相手はサーヴァントなのだから。]
……そうね、
あなたのいったこと、気をつけてみるわ。
[しぶしぶ頷くだけは、頷いた。]
傷を治してもらって
わたしも回復して
教会も行かないといけないから……。
忙しいわね。
[お茶のおかわりを注いだ。]
こんな事を頼む訳にはいかないのに。
[呟き。]
[やはり夜ともなると疲れが蓄積するようだ。久子が次々に購入していくのに、合掌をして感謝を表す。]
−商店街−
[何故か本屋の店頭で立ち読みをしている。どうやらサムライというのがこの国ではメジャーらしい。そういえばこの体もサムライだった気がする]
ふむ、なんだこの愚直な生物は。
潔いとはよく言ったものだ・・・・・・
ハラキリ。カゲバラ。ウチクビ。テンチュウ。
中々罪深い種族だな日本人というのは。
[少し感心した]
- 商店街 -
[そして今、宗冬は商店街に来ていた。妖術師に言われたから、ではない。子連れ狼の手押し車を作る為である。
宗冬は常々考えていた。私に足りないのは外見の特徴だと。十兵衛は隻眼であり、友矩は絶世の美男子である。これに対して平凡な外見である宗冬はどうにも分が悪い。絶世の美男子は明らかに無理である。隻眼は可能だが嫌だ。痛い。となると小道具が必要である。
宗冬は子連れ狼を観ていて思いついたのだった。手押し車だ!!
二番煎じ以前に単なる物真似である。この発想の貧困さが現在の宗冬の扱いを示しているとも言える。
だが、そのことに宗冬は気付いていなかった。材料を懸命に探し回る宗冬の姿しか見えない。]
木材と鉄板は揃ったな。ガトリングガンの調達は無理かもしれん。
[だが、手押し車に仕込まれたガトリングガンは拝一刀が鍛冶場を借り己の手で作り上げたものである。ならばいずれ宗冬が作り出さないとも限らないのであった。]
[材料の調達が終わった一通り終わったようだ。となればすべきことはただ一つ、子連れ狼の続きを借りること!子連れ狼の漫画を買うことだ!!宗冬は材料を背負い走り出す。]
うぉぉぉぉぉ!!
・・・・・・
[魔力を感じる。先日のキャスター程ではないが強い気配だ]
気配を抑えたアサシンか?
[振り向くと、そこには大量の荷物を背負ったまさにサムライが歩いてきた]
・・・・・・なん、だと?
[本と見比べる。おかしい。サムライという種族は既に絶滅しているような記述がある。だがそこにいるのは間違いなくサムライそのものである]
ならば、やはりサーヴァントという事か?しかし・・・・・・
[アンリ・マユである彼が珍しく動揺を見せた]
[何より。格好がおかしかった。あわてて後を追い、本屋へと入るのを見届ける]
(ひょっとして、サーヴァント?
せめて、何のサーヴァントかを…)
[本屋を覗き、わずかに体が震えた。こちらに背は向けていたが、なにやら本を持って同じように侍姿の男性を見ている、ようだった]
[さて服は買った。
あとはランサーがかわいい顔をしておねだりしてきたプリンである。]
でも、10個って…
[商店街のおいしそうなケーキ屋の中を覗きこむ。
一個390円、なかなか本格的なマンゴープリンだ。折悪しく丁度10個ある。]
うーん…
[真剣な顔で考える。
買ってあげるといったからにはここでどーんと買ってあげマスターとしての威厳を示したいところである。
コンビニのマンゴープリンを10個買うことも考えたが、おそらく納得しないであろうことは、マンゴープリンにそれなりにうるさいのでわかる。]
[考えた挙句結局久子はマンゴープリンを自分とランサーの分一つずつ二つだけ買った。
ランサーに向かって真剣な顔で語る。]
たまに一つだけ大事に食べるのがおいしいんだよ。
そんなにたくさん一気に食べたらありがたみなくなっちゃうんだから。
[そういうと公園に向かうために歩きだす]
[走る走る。本屋へ行く。商店街を縦に切り裂く。本屋!本屋だ!宗冬が叫ぼうとした瞬間、目が合った。男がいた。それが何者であるかはバーサーカーである宗冬には関係ない。サーヴァントであるという事実だけ十分である。]
刀の力を試す良い機会であることよ!
[瞬時に満たされ行く魔力に酩酊し、宗冬は刀を抜き放った。]
・・・・・・
[あまりの速さに驚愕した。確信としてはその抜き去られた剣が間違いなく高度な宝具であるという事だった]
成る程、貴様やるようだな。
こちらとしては全く構わんぞ。
[右手に力を込め、剣を生成する。
そしてそのサムライを断つ剣がそこに・・・・・・現れる、はずだった]
ば・・・・・・ばかな。
[アンリ・マユ二度目の驚愕であった]
[斬撃皇帝は、そのサーヴァントの魔力に反応し成長する。それは純然たる魔術士としての魔力だけでなくサーヴァントとしての脅威にも反応する。つまり魔術士の魔力だけではなくその存在の強さにも反応する筈である。
だが、彼の右手に現れたものは。
小太刀と比較しても足りぬほどの小刀であった]
[…やはり、分かっては、くれないようだ。
深く、息を吐く。
難しいな。
通じ合うのって…。]
ん、美味しい。
[並べられた食べ物を口に運ぶと、自然と顔がほころぶ。]
うーん、こういう存在になっても、食事が楽しめるとはね。
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