情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
あ……あぁ……。
[荒い息をつき、意識があることを、
倒れずにすんだことを理解する。
だが座り込んだまま立ち上がることも
身動きすらできそうになかった。]
ふぁー。
[大きく欠伸して、試し撃ちから戻ったキャスターに応える。]
そうなの?
でも、もう遅いし、そろそろ帰って寝よ。
……ふぁ。
[もう一つ欠伸。]
――あ、帰り道、わかる?
[相手は英霊だ、大して効きはしないだろう。
だが、少しでも男の動きを止めたかった。
相手が立ち止まった隙に、宗冬に駆け寄って担ぎ上げる。
相手の言葉に一瞬最悪の結末を予測したが、直後ケネスは消えていく男の姿を目にしていた。]
…無視って言ったのは俺だけど、ホント緊張感ないな。
[なんかもう、本当に肩の力が抜けて仕方がない。
マスターの欠伸に溜息で返す中、あれ?俺って苦労キャラ?とか思ったりしていた。]
まぁ、帰り道ぐらい来た道を戻れば良いだけだからな。
き…さ、まぁ。
[ぎょろ、と目が動き、自らのマスターの姿を捉える。]
…力を、寄越せ。
俺が存在できるだけの。
奴らを、殺せるだけの…ッ
[力を振り絞り、女の方へ、銃身を向ける。]
は、やく…しろよぉおおおおおおおおお!
俺を、邪魔、するなよ…。
…「奴」が、あらわれない、うちに、
さっすがお爺ちゃん。
伊達にお爺ちゃんじゃないね。
首から下げた住所と電話番号は卒業だね。
タロ、帰るよー!
「ワフ!」
[駆け寄ってきたタロのハーネスを握り、キャスターに道案内を任せて帰宅した*]
爺ちゃん爺ちゃん言うなよ、中身は若いんだって言ってんだろボケマスター。
[マスターの頭を軽く叩いて、キャスターは帰路へと着いた。]
[宗冬を担ぎながら、視線を移すと座り込んでいる女性が目に映る。
…今なら労せずとも…そんな気持ちが胸をよぎった。
サーバントは力を失っている。
ケネスは既に魔力はほとんどつきていたが、それは向こうも同じだ。
男女の体力差ならばあるいは……視線が一瞬泳ぐ。
しばしの沈黙の後―]
あんたも色々大変だな。
[そう言いながらその場を立ち去っていた。]
え……そんなこと……。
[否定しようとしたが、つないだ魔力を絞ってしまっていたことに気付く。]
戦えるほど、あげられない。
言ったでしょう……わたしは、わたしのできる範囲で、と。
[無意識で行ったことなのでなかなか戻せない。
だがゆっくりと、供給を再開させる。]
わたしにできるのは、ここまで、よ。
[言葉を発するのも億劫だったが、じっと相手をにらみつけた。]
こ…っの、クソがぁ…ッ!
もう、俺は、
……。
[だらり、と、両腕が垂れ下がる。
宝具が、完全に消え失せる。
…やがてゆっくりと、その姿が明確なものへ戻っていく。]
…ふぅ。
危ないなぁ。全く。
…あれッ、いってぇ!? 痛ぇ!
なんだよ、これ…。
あー、くっそぉ。
[その纏う空気が、一瞬にして、剣呑なものから、
平凡なそれへと変わる。]
[なんだか目の前の男の雰囲気が変ったような気がした。]
あなた……。
けがのせいでおかしくなった……?
[ぽつりと呟いた。]
[横目に、先程まで殺そうとしていた二人を見送る。]
っふ。
惜しかったなぁ、「彼」。
[少し肩をすくめようとして、やはり激痛を感じた。]
いて、いててて。
無茶やるもんなぁ…。
ね、マスターさん。
大丈夫?
迷惑かけるね。
[疲れたような表情ながら、少しにこりと笑い、語りかける。]
[魔力を振り絞り、薄く光る針と糸を生成する。
それを右手に握ると、左肩の傷口から、縫合を開始する。]
くぅ…いたたた。
うーん、ひどいなぁ。
まぁ、そう見えるのも仕方ないかもしれないけど。
僕は、はじめましてなんだよ、マイマスター。
有体に言えば、二重人格ってことになるんだよね、僕達は。
はじめまして、マイマスター。
僕の事は、リチャードと呼んでほしい。
さっきまでここにいた奴の、名前はない。
強いて言えば、「彼」は、「ガトリング」…だ。
あなたの名前は? マイマスター。
― 回想・樹那森林公園南部からの脱出―
[久子が指し示す通りの「道」を一歩一歩辿りながら続く。
月は空を支配し、公園内は不気味な沈黙があった。
先程の、ランサーとセイバーの激突(近くに居たサーヴァント達が気づかぬ筈はない)
そして今、二騎のサーヴァントが話し合う中で披露される「魔法」――今の世の理の力ではないもの。それらが動植物の聲を静めさせる結果となっているのか。
久子の仕掛けた罠は、起動しなければそうとは分からないもの。致命的な傷こそ勿論「サーヴァントには」与えられないものの、隙を作れるだろうものは仕掛けられているようだった。]
よくこれほど仕掛けられたものですね。
[感嘆の声を上げた。罠の多さは、久子の逃げ足の速さに繋がるものなのだろう。]
あなたがリチャード……
彼、がガトリング……。
[座り込んだまま一応頷く。
疲れのせいか頭に霞がかかったようで
理解できているかは疑わしかった。]
わたしは露葉。香野露葉。
ところで。
がとりんぐ、ってなに?
てっぽうの名前?
ありゃ、知らないか。
まぁ、大して広まった兵器ってわけでもないしなぁ。
そうだよ。「彼」が最後に出した…虐殺機構。
いてて。
[手際よく、するすると傷口を縫合していく。
…まぁ、自分を処置するのは、得意とは言えないが。]
こうのつゆは、か…。
つゆは、って言うのが名前?
不思議な響きの名前だね。
- オフィス街 ビジネスホテル 508号室 -
[ランサーに服を着がえるように指示して自分はバスルームを使う。
さすがにシャワーの最中は眼鏡を外している。
普段は眼鏡と目にかかる髪のためその目は目尻がつりあがっていて大きい。鋭くはないが勝気そうである。
湯気でよく見えないがその体のシルエットは本任曰く大気晩成型…]
はあ、これで町を普通に歩けるよ。
[大分リラックスして今後の行動を考える余裕が生まれる。]
「教会」の登録って必要なのかなー。
[彼女にとって教会は、あまりお近づきなりたくない組織である。
教会に限らず組織に類するものには似たような感情を持っているのだあるが、母の死に関連した組織ということで教会は別格である。]
…聖杯って教会にあるのよね。
うまくいけば盗み出せるかも。
…もうすぐ応急処置が終わる。
そうしたら、魔力の消費も、もっと落ち着くよ。
と言うか、それ以上のことができる魔力はないようだしね…。
そうしたらさ、今日のところは、もう帰らない?
教会に行くのは、明日にしてさ。
僕はあの部屋、気に入ってるんだよ。
いい部屋を用意してくれてありがとう。
[微笑む。]
― 回想・樹那森林公園→オフィス街 ビジネスホテル ―
[久子の荷物を背負っているのはランサーだったが、着替える事についての会話が何故か出なかったために、ランサーはそのままの格好で商店街などを歩く事になる。
パっと見のランサーは、その歩き方も整ったものであり、中性的で綺麗な顔立ちゆえか(というよりは日本では決して見られない格好から)老若男女、自然に人々の注目を集める事になる。
にこりと微笑んでみると、微笑み返され、この国の人々も良き心を持っているとランサーは思った。
ビジネスホテルに辿りつき、マスターが様々な手続きを行っている間に、ロビーの様子を物珍しそうにしている。]
ヒサコ?
同じ部屋の方が貴方に危険が少ないと思います。
[急に視線を向けられ、不思議そうに問う。ランサーの観念からは、久子が心配したような事は起こらないだろう。そして、]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新