情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
其れは、丸呑み。
齧れば良い。
[ずれた指摘にまたずれた指摘が返る]
――…
[ローズマリーの笑みを見詰め思案気に瞬き]
器がいっぱいに成れば、溢れる。
でも混ざって無いどちらも、見た事が無い。
キャベツを丸齧りにするのは結構骨が折れると思う。
事前に切り分けるのを推奨しよう。
[ふむ、と一つ頷いてうーくんの頭を軽くぽんぽんと叩く。
理由無く叩かれたうさぎはやや抗議の眼差し。]
溢れたものは他のものを侵食する。
何事も行き過ぎはよくない。
インクと水を見たことがないならオレンジジュースと林檎ジュースでも
珈琲と紅茶でも何でも構わん。
ああ、水と油で試すのはやめた方がいい。あれは混ざらんからな。
――…?
[開きかけた口は声を漏らす前に閉じられ、ローズマリーが頷きウサギを叩くのに不思議そうに瞬き、主を見上げるウサギの様子を見詰め、続く言葉には緩やかに被りを振り]
其の水は、ある。
[片手に持った二本のペットボトルを軽く掲げ見せた]
[男の持つボトルを見て数度瞬き。
うーくんを下に降ろしてやると、ポケットを探る。
此処では使うことのない万年筆が一つ。]
インクはこの中。
[おろされたうーくんは横暴な主から逃げるように。
二人の男の間をいったりきたり。]
ただしそれが飲用目的なら試すのは推奨しない。
否――
人が減るほうがありがたい状況か?今は。
[差し出される万年筆を暫く見詰めるも、忙しなく動き回るウサギへと視線を落とし、将棋番を小脇に抱え直し片膝をついて、寄ってくるウサギへと手を伸ばす]
狂気と正気の話。
[柔らかな毛並みが指先を掠めれば微か目を細めるもあり、人が減るほうがありがたいかと云うローズマリーを見上げる様に、緩やかに顔を上げると其処に浮かぶのは――元々殆ど表情など無いに等しいが――静かな無表情]
未だ――…
[早い、と口唇だけが音も無く囁く]
[麻酔と執刀医の会話の後のローズマリーの答えにはただ口許だけに笑みを浮かべただけで、ギルバートと合流して以後は時折視線をうーくんに移しつつ、会話に耳を傾けて。
火のない煙草は変わらず有り、それが口許から手元に移動しているくらいの動きはあったようで。]
まだ早い……でも、そろそろか。
[誰にともない呟き。視線は外の星々に。]
I see.
――……気付いてないだけかもしれん。
君の言う境目が知りたければ何時でも貸そう。
[くるりと万年筆を手の中でまわす。
触れられたうさぎはぴるぴると耳を震わせて。]
苦痛を先延ばしにされるのは果たして幸せなことだろうかね?
[未だ、は何れ、に。
手の中のペンをポケットに捻じ込む。]
零れた液体は、戻らない。
けど――…
[ナサニエルの視線を追い眼差しは透明な板の外へ]
溢れるのは、時間の問題。
[ローズマリーの声にゆっくりと被りを振り、震える耳が指先をなぞる感触に、緩やかに瞬き指先をすり合わせ]
純粋な狂気も、純粋な正気も、其れでは見えない。
狂乱の先に桃源郷でもあるなら、急ごう。
更なる苦痛しかないなら、今を足掻く。
[ギルバートの言葉に視線を彼を真っ直ぐに捕らえて]
急ぐ?
[問うてはみたけれど。俯き、手元の煙草で遊びつつ]
狂いたくはない、と言いつつも
最初に狂えたら楽だとも知っている。
狂乱の果てに桃源郷を見るならば
それが引き金になり我先にとなるや否や。
[僅かに浮かべた笑みは多分二人には見えないだろうけど。]
……まあ、足掻くのは悪いことじゃない。
―通路―
[勤務を終え自室に戻る途中見知った顔触れを見つけ]
…狂気の中で正気を保つのは困難。―正気と言う名の狂気が憑く。
[狂ってる奴等には何をやっても許される、と―それこそが狂気だとも気付かずに]
そもそも混ざり合わないそれなど存在するんだろうかね?
[うーくん、と大して大きくはないけれど、はっきりした声。
呼ばれたうさぎはぴょこりと主の下に戻る。
しゃがんで膝の上に抱き上げたまま、ゆっくりと耳をなぞり。]
狂乱の先にある桃源郷は本当にユートピア?
苦痛の世界も狂ってしまえば楽園かもしれない。
何がまっているかなんて。
[こつこつ、と自分の頭を指し示し。]
ここ次第。
溢れかけた器は、一滴の雫を落とせば零れる。
[ナサニエルの視線は視界の端に捉えたけれど、ウサギへと視線を落とした儘に、淡々と事実だけを延べる
ナサニエルへと一旦は顔を向けるも、気配と声に向き直る先にはラッセルの姿を捉え、瞬き一つを挨拶に代えて、ウサギへと呼びかけるローズマリーへと、順に視線を巡らせてまた透明な板の外へと眼差しを向け]
狂人は自身が狂って居る自覚なんて、無い。
最初から、狂ってる。
より狂えば――…
[漸く立ち上がり将棋盤を持ち直す]
帰還の可能性が下がる。
[その場に居る者達―うーくん含む―に目礼し]
―自覚があったら狂ってるとは言えない。狂い掛けているだけ。
[ギルバートの言葉に頷き―その手の中の物に気付き]
ギルバート。何を持ってる?
[ラッセルの声を聞きとめて顔をあげる。]
だから境界は難しい。
誰が正気で誰が狂気か、渦中にいればその判断も曖昧になる。
[長い瞬き。彼女の声に]
さぁな。ユートピアなんて所詮幻想だ。
狂うとも狂わなくとも辿り着く場所は同じだ。
[再び煙草を口にくわえて]
誰しもが、自分は正気だと思うだろう。
境界があったとしても、誰もそれを見ることは出来ない。
純粋な狂気も、見た事は無い。
[ラッセルの問いに抱え直した将棋盤を持ち直して、折り畳まれた状態の儘ラッセルへと掲げ見せ]
セシリアから借りた。
ラッセルも、打つ?
[生臭い会話の合間にも関わらず、常と変わらぬ口調で問い掛け、ラッセルへと首を傾けるも、ナサニエルの声に思案気に瞬き]
見えるのに、見えない。
ナサニエルの辿り着く場所は、何処?
[ギルバートの問いに思案気に宙を見て、少しの間。]
それが明確に見えたら狂気も正気も迷いなんて出ない。
各々が抱える目的地に進むためにただ在るだけ。
辿りつく場所は同じ。
けれど、それはバラバラだ。
[正気も狂気も各々の道を辿るための選択肢でしかない。]
俺はこれから場所を探すの。
[にっと笑う。]
[ラッセルの言葉に一呼吸の間を置き]
そうかも知れ無い。
[返される問いに緩やかに瞬き]
ルールだけなら。
俺も、打った事は無い。
[ナサニエルの言葉に不思議そうに彼を見詰め]
そう、かな?
[何に対する問い掛けなのか小さく呟き、ナサニエルの笑みを前に緩やかに瞬き、暫く彼の笑顔を物珍しそうに眺め]
見つかると、好い。
[何時かの全く違う会話と同じ言葉を紡いだ]
[小さな問いかけにはただ静かに視線を送り、瞬くだけ。]
見つかるといいけど――見つからなくていい気もする。
[と、微かに漏れた小さな言の葉。
其の頃にはもう笑みなど*消えて*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新