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[目が覚めるといつものように微かにだったけど嫌悪感は薄れていた。子供達の声も聞こえないし、もし聞こえたとしても今なら「憧れのステラ先生」を演じられるだろう。]
そろそろ家庭訪問にも…行かなくちゃね。
教師が仕事をさぼっていたら、生徒にも示しがつかなくなっちゃう…。
[生成色で統一した寝具から這い出、わたしは小さく伸びをした。目を背けたい行為の後はくたくたに疲れている所為か、いつもより深い睡眠が得られる。
わたしが彼との契約遂行の中で唯一歓迎するのは、事後の深い眠りだけ。後は出来れば味わいたくも無いものばかり。]
そう言えば訪問先って…たしかシャーロット・バンクロフさんの御宅よね。この町の…――ってわたしが言うべき事じゃないか…。
でもそういった家なら。少しは服装も整えた方が…良いわよね。薄化粧を施して…。あ、香水は逆に失礼に当たるかしら?
[自身に聞かせるように呟く言葉は、身形を整える為の言い訳。本当は…少しでも着飾りたい心の裏返し。
だって、シャーロットのお父様は――]
…逢えるかなんて解んないし…。
でもっ…少し位期待しても…良い…わよね?
[充分な睡眠で冴え渡った脳内は、心が弾む事しか提案して来ない。なのでわたしはその命に従って、クローゼットからレース仕立ての華美にならない程度の下着を取り出し身に着ける。
その上にスタンドカラーの上質なブラウスに足首までのスカートを組み合わせ。髪を丁寧に纏め上げた。
仄かに香る黒水仙の香りはウエストから。嫌味にならない程度に漂わせる。きっとすれ違った際には微かに香る程度。密着しなければその本来の香りは届かないようにして。]
さぁ、用事を片しながら職務を全うしましょう?
[丁寧に磨いた履きなれた革靴を鳴らし、わたしは*自宅を後にした*
仄かに染まる薔薇色の頬に、彼の人への思いを色溶かして――]
ん〜と…
[おき出してから、昨日叩き付けた写真のガラスの後片付け。腹の虫は昨日の努力の結果買い取った食料品で押さえつけ、ちらりと外を見やる]
そろそろ先生ンとこ挨拶いかないと…心配してもらってると悪いし…。
それと…缶切り…
[雑貨屋で買いそびれた重要物資、このあとローズマリーの所に電話の一つでもかけた後、訪れるのだろう]
あ。
[ふと改めてみる自分の車、災害のあった道を通ってきた当然の結果か、泥だらけ。免許を取った後に買った安物ではあったけれども愛着もって乗っている物]
…掃除の後に、かな。
[苦笑しながら予定を消化する為、まずは腕まくり]
[ローズマリーは吸いよせられるようにギルバートに口づけをした。
ギルバートの匂いがローズの眠っていたものに火をつける。
ローズは腕を伸ばし、ギルバートにしがみついた]
[しがみ付いてきたローズマリーの身体を受け止め、より深く唇を合わせる。幾度も幾度も貪るように。
舌を口腔に差し入れ、口蓋を歯茎を舌の付け根の甘い腺をなぞっていく。]
[鏡台の前から立ち上がり、男はシャツを着替える。
左腕の肘の裏側から前腕、手首にかけて、真っ赤な薔薇の花びらが重力に従ってハラハラと舞い落ちる絵が刻まれている。
胸には、心臓を連想させる、脈打つハートマークに、"Dusty Angel"と刻まれた白いリボンと薔薇の蔦が巻かれ、ハートの後ろには、白い後光が放射状に何本も走っている絵。――だが、その奥に「十字架」が無いのは、彼がヘイヴンの出身であるが故のことだろうと推測される。]
[鏡に映った彼の背中には、肩甲骨から腕の付け根にかけて、一対の翼が刻まれている。――「天使の翼」――彼は時折、歪んだ笑みを浮かべながらそれを他人に見せるのが常だった。]
[ボタンホールが右側に付いた白い襟付シャツが、男の膚を外界から遮断する。]
……………。
そろそろ約束の時間だなァ……。
[腕時計をチラリと見やり、LSDが潜んでいる箱から小さな黒い缶をひとつ取り出す。
いつものように書斎と玄関にひとつずつ鍵を掛けると、男は古めかしいトヨペットクラウンに乗り込んだ。]
[徐々に闇に近づきつつある空を見ながら、足早に酒場を目指す。
人員不足なのだろう、街灯は沈黙したままだ。
殆どの住人と顔見知りと言っていい小さな町だから、襲われるような心配は然程していないものの、用心に越した事はないし、夜間の女の一人歩きは一般的に歓迎されるものではない。]
[ギルバートの舌に自らの舌をからめ、流れこんでくる彼の唾液を受け入れる。
彼にしがみついた腕は彼の背中を撫で回し、その筋肉を堪能する。
逞しい漢。彼ならわたしを…]
[背に回した右手を腰に滑らせ、女性らしい丸みを帯びた尻肉を掴んで引き寄せる。
左手は彼女の後ろ首へと這い上がり、その細さを愛でるように優しく撫で摩る。]
―雑貨屋前―
[リックを見ていると、あの時のおぞましい記憶が頭の中に蘇る。
どうしても記憶の箪笥の相当深い部分、鍵をかけたくてもかけられないものだ。
ネリーはかつてノーマンの元で働いていたが、その職を離れたのはノーマンが解雇したのでもなく、ネリーが申し出た訳でもなかった。
敢えて言うなればいわゆる『あ、うん』のフレーズだろうか。]
[暗闇が世界を支配する。
否、サングラスのせいかもしれない。
カーステレオからは、ビッグバンドが鳴らす陽気なメロディが流れてくる。キーボード、トランペット、サックス、トロンボーン……後は何だろう。
「ハイホー、ハイホー」という男のコーラスが時折聞こえてくるが、どうもこれは炭鉱労働者の歌では無いらしい。
パッパー、パッパー、パッパーラパッパッパー
ハイホー、ハイホー……その後は雑音が酷く、歌詞までは聞き取れそうに無い。]
[決して忘れてはならない。
これは、老いた老婆が若い娘に敗北する話なのだ。王子様の口づけなど、所詮は添え物に過ぎない。老婆は若さに嫉妬し、色気づいた己の娘にある種の危機感を覚え、そして抹殺しようと企んだ。しかしその純粋なる願いは叶わず、老婆は報復されるのだ――
『処女』のヴェールに隠された、『女』という性の残酷な世代交代の摂理。これはそういう物語なのだ。]
もし毒林檎じゃなくてナイフで殺したとしたら、イタリアン・マフィアも真っ青な物語だよなァ………
[と、くだらない独り言を呟きながら、男は無機質な建物へと車を走らせていった。]
[熱い囁きの答えは、首筋への口接けだった。柔らかい唇と舌が、雨のように降り注ぐ。そのままローズマリーの尻の曲線を滑り落ちた右手を、太腿の裏に持って行き、脚を持ち上げようとする。]
[彼女が腰をすり寄せたなら気が付くだろう、ズボンの前を押し上げる硬く熱い欲望に。]
[かさ張る紙袋を何度か抱えなおした所で、薄闇にぽぅと浮かんでいるようなアンゼリカの看板が見えて来た。
夜の酒場に相応しい格好ではないな…と、自らの服装を見下ろして少し後悔したが、長居するわけではないと思い直し、歩く。]
[ローズはギルバートの誘われるがまま左足を自らあげ、身体をすりよせる。
感じるギルバートの硬い高まりに自らの奥が熱く潤うのを自覚する]
[ローズマリーの唇はギルバートの耳たぶを甘くかみ、首筋を舐めあげた]
[ローズマリーを廊下の壁に押し付け、スカートを捲り上げる。
太腿に下りた手が再び這い上がり、隠されていた素肌を撫でる。
その指が下着に掛かった。]
[ネリーは離職前に大怪我をした。
誰にも知られたくないものだったので私は可能な限り周囲には伏せた。ノーマンもそれは望む所だったので、大事にはならなかった。
ノーマンの元を離れたは離れたが、それは逃げるようなものだったのかもしれない。
私はすぐ街の医者で評判のいいデボラの元へ駆け込んだ。デボラは私をを手厚く保護し、診てくれたがそれでも全てが元通りには至らなかった。
私はデボラに深い感謝こそすれ、恨むような事は一切しなかった。 だが、あの時の記憶はお婆さんになって老いでもしない限りなくならないのだろう。
身体にも、精神にも忘れないあの、痛みと、恨みを。]
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