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この世界なら神、と言うつもりか。
だが残念だな。この世界においてもこの私は神のままだ!
[右手を振り上げる。虚空に穴が開き、竜のようなどす黒い炎が現れる]
さて、貴様の水もそしてこの私の呼び出す獄炎も無限だ。
あとは魔力が尽きた方が死ぬだけのようだな。
[キャスターに静止され、立ち止まった。
セイバーと呼ばれた男が只者ではないことは、その呼称を聞くまでもない。
――と、右手首に痛みが走る。
反応は本堂の方向。]
【サーヴァントがここにいるのに向こうで令呪の反応があるということは……。】
アタシは本堂に行くわ!
お爺ちゃんはそいつと仲良くねっ!!
[声を掛けた方向は空間が歪み、それまでそこにいた人物の姿が消える。
力を急激に持っていかれたが、歯を食いしばって本堂に向かって駆けた*]
そう…この世界でならな。
[静かに腕を振り上げるキャスター。
ワイナ・イルマタルの本当の能力…それはキャスターにのみ意味がある。
ここはキャスターの作り出した"世界"なのだ。
結界や次元のズレという類のものではない。
そしてそこでは…知名度による能力補正が"本来"の値に戻る。
そう、今ここに居るキャスターこそ…神話に語り継がれる創世神としてのワイナミョイネン。]
魔力勝負…負ける気はしない!
[天と地を覆う海から、巨大な剣が現れセイバーへと襲い掛かった。]
くくく・・・・・・ くははははははははははは!!
[目の前に現れた巨大な剣に対し、焔ではなくその刀で迎え撃つ]
”概念武装・無”
魔剣ガーベラ
[その刀は、その巨大な剣を真横に凪いだ。水の剣が剣の形を保てず水に戻っていく]
さすがに不利のようだな、今の一撃で潰せたのは剣という概念だけだったか・・・・・・
だが、この私を滅ぼすならその程度の攻撃では足りんぞ!!
逝けい!!
[突き出した右腕を這い、その先を喰らいつくすように焔の牙がキャスターに襲い掛かる]
概念すらも消滅させる…か。
確かに今の程度じゃお前を倒せないみたいだな。
[眼前へと迫る紅蓮の牙、だがキャスターはその光景を平然と眺めている。
そして…キャスターの"詩"が始まる。]
『Vesiputous johon Kreivikunta -lta kyyneltya puoltaa aine』
[上下から出現する巨大な滝。
それはまるで頑強な城壁のごとく、紅蓮の牙を掻き消した。]
『Aivan aseet -lta jattilais- vakijuoma -lta ehdottoman -lta kyyneltyari hiottu heittaa.』
[そしてその滝は水の巨人へと姿を変え、セイバーへとその豪腕を振るった。]
さすがにこれは剣だけでは間に合わんようだな!
[左腕を横に払う。複数の地獄へ繋がる穴が現れ、その全てから獄炎の竜が噴出す]
喰らいつくせ!!
[その竜全てが水の巨人の四肢に喰らいつく]
【今のすら防ぐかー。】
[名声による補正が無くなった自分の攻撃を危なげも無く防ぎきる。
その様子に感心すると共に、愉しくもあった。
流石は神を名乗るだけはある、この"世界"で自分と対等に戦えるものなど片手で足りる数しか居ないだろう。]
【だったら…。】
『Kyyneltya raivo kuin lapa tervapaasky ajankohtainen -lta kyyneltya etta pukea kangas etta heilahdus hahmottua ja vuota se ala- kansi.』
[2人の周りに突如霧が発生する。
魔力すら篭ったソレは、瞬く間にセイバーの視界を奪い取った。
そして、その霧の向こうから…無数の刃がセイバーへと襲い掛かる。]
・・・・・・ !?
[視界を奪われたと同時に何らかの攻撃が放たれたのを察知し、両腕を前に突き出す。
それに呼応するように、全ての穴からキャスターとセイバーの斜線を妨げるように火柱が吹き上げる。そして格子状の巨大な防壁を即座に形成させるが、その隙間を数本の刃がすり抜け、セイバーを斬りつける。刀で迎撃を試みるが、わずかに彼の頬を切り裂く]
貴様・・・・・・ 消えろ!!
[手を突き出すと、その格子状の焔がそのままキャスターへと迫っていく。その後ろに追従し、刀を構えたままセイバーが突進する]
[迫り来る焔、それを再び滝の城壁で掻き消すが、その後ろに迫っていたセイバーへの反応が遅れる。]
くっ!
[水の上を滑るように交代する…が、その切っ先はキャスターの左腕を傷つけた。
鮮血が深い海へと零れ消えていく。]
……ったく。
流石だなー、この世界で傷をつけられるとは思わなかった。
[治療魔術を自分に使いながら、セイバーへと笑う。
恨みや怒りではない、約束として全力を出す戦いがこれほど面白いとは思わなかった。]
【さて…それじゃ行くぞ、セイバー。】
[心の中で目の前の相手へと語りかける。
そのキャスターの右腕には、いつの間にか一本の剣が握られていた。]
『 kurimus -lta kyyneltya katkea kuningas. Se on palvella sotamiehena -lta kyyneltya etta katkea se. Kuningas kalpa on eksponentti -lta leimata. Aivan tavarat aari edestakainen jotta ei ensinkaan.』
[キャスターの足元が渦を作り、そこから10数体の水の精霊が現れる。
それらは槍や剣を振るいセイバーへと襲い掛かった。]
ふん、この私に剣で対抗するとは!
[その剣を平らに構える。その構えからは光の突きが打ち込まれる・・・・・・筈だった]
な、んだと!?
[誤算。その体からは”沖田総司”の力は失われていた。
予定していた技が発動しない。そしてそれが決定的な隙になる。
精霊達の武器が、セイバーに襲い掛かる]
[水の精霊達がセイバーへと猛攻を仕掛ける。
それを辛うじて凌ぐセイバー、いや…むしろ技量では英霊に遥かに劣っているのだ。
たとえ数が多かろうと隙を突いて出来た優勢は時が経つにつれ劣勢へとかわる。
だが……その精霊達の後ろに居るべきキャスターは、いつの間にか姿を消していた。
今キャスターが居る場所、それは――。]
……。
[――セイバーの真後ろだった。
水の渦を使用しての転移、それへと注意を向けさせない為の精霊召喚。
今……キャスターの剣がセイバーへと突き出される。]
ぐふっ・・・・・・ !?
[後手に回りすぎた。結果的に、最後の一撃の対処に遅れた。
キャスターの剣は、深々とサーヴァントの弱点である”心臓”を貫いていた]
ぐ、ぐがが。
見事だ、キャスター。だが。
[接近したキャスターの腕を絡め、しっかりと捕まえる]
貴様も終わりだ!!
[最後の力を振るう。自身の体から”獄炎”が吹き上げ、その肌をたどってキャスターの体に迫る]
【ぐっ……!】
[セイバーを貫いた剣を伝い、焔が自分へと喰らいつく。
己の体全てを燃やし尽くさんと紅蓮の牙をキャスターへと突き立てる。
キャスターはソレを、声にならない叫びを上げて耐えていた。
世界が崩壊する…名声の修正値によって宝具の展開時間は最大で十数分が限度となっていた。
その限界がここで訪れた…周りの景色が元に戻る中、キャスターは口を開く。]
なぁ…セイバー。
礼を言うのを忘れてたな……あの時、助けてくれてありがとな。
助けた、だと?
ふん、貴様の最後を見届けるのがこの私の役目だ。ならばあんな事でくたばってもらっては困るからな。
[その体が少しずつ光に包まれる]
つまらん事をした。だがこれもいい。
己の欲に忠実な事も、この私にとっては正しい行為だ。まさに貴様らの業を背負うアンリ・マユにふさわしい結果だと受け入れよう。
・・・・・・ だが残念だ。この私を満たしていたこの世界も跡僅かで消える。
貴様がこの戦いの結果生き残ったとしても、聖杯は即座に目覚めるぞ。なぜなら。
今から消えるこの私こそが、6体目のサーヴァントだからだ。
もう儀式は始まっている。
間に合うとしたら、お前のところのマスターだけだろうな。
この結界が消滅した後に待っているものが地獄か現世か、楽しみだ。
ハッ、最後まで俺様理論かよ。
だけど、ソレがお前らしいね。
[元に戻った世界の中、炎に包まれながら笑う。
異様な光景かもしれないが、それでも自然に笑ってしまった。
なんと最後まで"らしい"事かと、どこまでも自分の意思を貫く奴だと。]
お前が6体目……そうか、アーチャーはもう……。
[セイバーの言葉の意味を理解する。
もはやサーヴァントは自分とセイバーのみだった。
つまり……もう聖杯は現れる。]
あのボケマスターが最後の頼りか、不安だなぁ。
不安すぎて……今すぐ追いかけなくちゃ駄目みたいだ。
ふっ。
だが、前回といい今回といい中々楽しめた。
貴様にはまたどこかで、この借りを返させてもらうぞ・・・・・・ この私を永遠に愉悦に浸らせる光栄をくれてやるぞ、人間・・・・・・
[そういい残し、笑みを浮かべたまま*光と消えた*]
ああ、お前が借りを返しに来るのをのんびりと待たせて貰うぞ。
[セイバーが消えると共に、キャスターを覆っていた焔も消える。
黒く焦げた肌でセイバーが消えた場所を眺めながら、その場に座り込んだ。]
いってぇぇ……しんどいっつうんだよ。
[魔力はほぼゼロ、ダメージもほぼ限界。
まぁ、後者にいたってはわざとと言う所もあるので自業自得だ。]
さて、マスターの方に行きますかね。
[そう呟くと、痛みを堪えてゆっくりと立ち上がる。
手のかかるボケマスターだが、放って置くわけにはいかない。
やれやれ…と溜息をついて*キャスターは寺の中へと向かった*]
−本堂−
ぐっ・・・・・・
[体がきしむ。だが目の前で聖杯の魔力が強くなっていく。
もうすぐ決着が付く。どちらが敗北しても構わない。たとえセイバーが敗北したとしても魔力の充填は完了する。
あとは、その瞬間に願いを叶えるだけ]
まだだ、あと少しだけ持ってくれ。
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