情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
姿がみえない……
そうなのか?
[オーウェンとダスティがボブの家へたどり着いた頃には、既にボブの遺体は炎によって原型が判らぬほど焼き尽くされてしまった後なのだろうか、と思いを巡らせながら。
それは私にとっては好都合なことだったが、朴直に主を案じるネリーを前にするといささか胸の痛むことだった。]
災害が起きてからいろんな事件が起きてるから心配だね……
[やっとそれだけぽそりと口にした]
そうだ。できたら……なんだが。
身の安全を守れる自信がある人は別だが、なるべく一つの建物に集まって寝泊まりした方がいいかもしれないよ。
うちに来るのに抵抗のない人は、遠慮なく来てくれてもかまわないから。
アトリエの方の客間はあまり空きがないんだが、母屋には大勢泊まることもできるだろう。
特に、ニーナ、ハーヴェイ。君たちが一人で寝起きするのは心配だ。
もっとも、私自身は多少外に出ることもあるだろうからあまり役には立てないかもしれないが……。
それでも使用人がいる分、まだしも多少は安心できると思う。
[皆は口々にイアンの行方は知らないと答えた。
しかしそれは当然予想出来た事だった。
始めのうちはショックに取り乱しもしたが、冷静になり、町で起きた様々な事件を聞くにつけ、父の失踪も町を取り巻く不可解な事件の一つに過ぎないと感じるようになっていた。]
───……ぁ、…さぁ、どうでしょうか。
私が手を引けば短い距離なら歩く事は出来ましたけど…。
[ヒューバートが父の行方を尋ねているのをぼんやりと見ながら軽く思考を飛ばしていたが、ステラに問われ慌てて答える。]
ただ……、遠くまで一人で行ける程の力は──。
[自分でも微妙な回答だと思いながら、語尾を濁した。]
[ナサニエルの言葉にネリーは頷く。年は少し離れているので詳しくは知らないが、苗字が昔とは違うような…]
はい、少し家を空けていたら、犬小屋が目茶目茶にされていて…旦那様は犬が人一倍大好きですから、そんなことをするはずがありません。
[その間ネリーは何をしていたのかは言葉を濁す。]
ボブさんまで行方不明…一体…何が…?
俺も…手伝えることは…。
…でも…なんでこんな…。
やっぱり…何か…何かおかしくないですか?
災害でならまだ分かりますけど…
[言葉の端々は何かのせいにしたいという人間の心理を表しているようだった]
猟犬は、人を襲ったりという事は……。
[猟犬の中には逃げる獲物を追う習性のあるものもいる。
噛まれたりする事はないのかと、尚も不安げに問うた。]
………シャーロットが刺されたァ?
[ヒューバートの言葉を聞き、天を仰いだ。]
………なんなんだ。そりゃ。
刺された……ってことは、殺人事件かよ……
ここ数日で何人死んでるんだよ……ったく!
何が起きてンだよ一体……
うちの猟犬は人を襲ったりはしないよう訓練してある。大丈夫だと思うよ。
ウルフハウンド、という猟犬でね。
狼を狩ることもできる頼もしいやつさ。
もっとも、私の飼い犬というよりは、父の飼い犬なんだが。
シャーロットが犬がニガテだったものだからね……
[ヒューバートの言葉が冗談だと思いたかった矢先にナサニエルが復唱するかのように口にだす。
目の前が一瞬見えなくなった]
…そ…んな…
…いつ……どこ…で…
シャーロット……
[私の腕の中で次第に温度を喪っていったその時を思い出す。
哀切に表情が歪む。]
……すまない。
ああ、そうなんだ。
深い刺し傷が元で今は……
[安置所にいる、とやっと言葉にした]
[ネリーの主人も行方不明だと言う。
家を荒らされたと聞き、やはりという思いが胸を過ぎった。]
『これは異常だ──…。』
[ざわざわと危機感だけが募る。
ヒューバートとハーヴェイの招きにはしばし逡巡し]
……すみません。
お言葉に、甘えさせて下さい……。
[しかし一人で居る不安には勝てず、申し訳なさげに頷いた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新