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[もし、ギルバートという男が普通の人間ではなく化物と呼ばれる類の人間だとしたら。わたしは喜んでこの體を差し出してもいいと思う。
彼はわたしの命を奪う為だけに、それ以上もそれ以下も無くこの場所へ足を運んでいるだろうが、その彼こそがわたしには救いに思えた。悪魔の使いでも何でもいい。神が命を奪いたくはないというのなら、思う存分奪って欲しいと――]
―客間/ハーヴェイ―
[ニーナの遺体の処置を済ませた私は、事態の面妖さに表情を曇らせたまま、ハーヴェイの眠る居室の扉をノックしていた]
ハーヴ、もう起きれるか?
ちょっと気になることがあるんだが……
……………
[昨日は確か、バンクロフト邸に向かおうとして、鍵をなくして…それを探し…どうしただろうか?
何か甲高い悲鳴が聞こえてからよく覚えていない。
外で記憶喪失になっても帰巣本能が働くのなら何故自宅に行かないのかとどうでもいいことも考えてみたがまぁ置いておく。
ドアのノックの音が意識をはっきりさせた。
横になったまま、頭だけ回してドアを見た。
ヒューバートなのは容易に想像できる。
しかし寝起きで上手く声が出せなかった]
別にお前が何を感じようと、それもどうでもいい。
[ステラを腕で拘束したまま、引き摺るように階段に向かって歩き出す。]
それとも。苦痛を与えて欲しいのか。
…せん…せい……
[僅かに視線だけをヒューバートに送る。
小さな声はヒューバートに届いただろうか。
しかし、まだ起き上がる気力はないようで]
大丈夫かよ……
[線の細すぎるハーヴェイの声音に心配混じりの苦笑が漏れる。
ベットに腰を下ろし、ハーヴェイの背中に手を添え抱き起こす。
片手でミネラルウォーターのキャップを器用に外し、少しだけ呑ませた。]
死体見ただけで卒倒してちゃ、彼女ができても守れないぜ?
かわいこちゃん。
[そう言って少しだけ笑い、髪をそっと撫でた]
[密着したステラの身体から芳香が漂う。
脳の芯を痺れさす、えも言われぬ甘美な香り。]
[だが、それは彼女が「聖水」と思っている水などではなく、彼女自身の肉体と血流から発し、オーラとなって漂うものだった。
それは現実のにおいだけでなく、体温の温み、肌触り、呼吸音などの五感の全てを刺激した。]
[ヒューバートに助けられ、何とか身を起こし数口程度の水を飲む。命の水とはよく言ったもの、水分が体に入るといつも安心できる]
…慢性的貧血なんですよ…。
俺、ホントにデリケートなんで…。
彼女作るなら…死体見ても卒倒せずに俺を守ってくれる人にしないと…
[何となく冗談をいう余裕も出てきたようで。
子供へするように髪に触れる手には抵抗しなかった]
どうでもいい…。確かにそうね。
あなたが何者であっても。わたしには関係ないことだもの…。
[回された腕の力強さにわたしは目を細める。圧倒的な強さを誇る男の肉体。わたしは女性として女を愛しながらその一方で男の肉体も愛していた。
布越しに感じる男の体温、そして密着する躰から仄かに立ち昇る独特の体臭に鼻腔を振るわせ――]
そうねぇ、与えられる苦痛は悦んで受けたいわ?
[くつくつと再び喉の奥で笑みを弾けさせる。]
―――コト…
[テーブルの上に、何かが置かれた音がする。]
[煙草を咥えたまま、ナサニエルは四つん這いになった雌犬に覆いかぶさり、下着越しに豊かな胸を極めて機械的に揉みしだく。]
[胸をしばらくまさぐると、その掌は雌犬の白い腹の上を這う。ほんのりと肉づいた、雌特有の柔らかな感触を、何度も、何度も、ゆっくりと擦った。]
デリケートだって?
よく云うぜ。充分さ。
その図太さがあれば。
[「俺を守ってくれる人にしないと」という言葉に思わず小さな笑い声をあげ、ぽんぽんと肩を叩いた]
OK。大丈夫そうだな。
頼むぜ。
[力づけるように肩に手を置くと、立ち上がる]
今や貴重なヘイヴンガーディアンズの一人なんだから。
隊員は今のところ、私と君だけなんだが。
おっと、入隊した覚えはないなんて苦情は一切受けつけない。
頼むぜ相棒。
立った立った。
ハーヴ、どうも今起きていることは妙なんだ。
ただの猟奇殺人じゃない。
ニーナの遺体を見ただろう?
あれは、普通の人間になし得る所業じゃない。
ハーヴはなにか知らないか?
それと――
ニーナの兄のラルフのことなんだが……
ハーヴは同年代だろう?
なにか一緒に撮った写真とか残ってないかな。
昔の。
[威勢のいいヒューバートのテンポを崩すようにきょとんと顔を見上げ、無表情に]
…ネーミングセンスないって…言われないですか…?
髭剃って若返っても実年齢は誤魔化せないんですね…
[ぼそっと、しかししっかり聞こえるように嫌味]
あと…勝手に相棒認定しないで下さい…「先生」?
[「先生」を特に強調して言い返すがよろりと起き上がる。
足元はやや頑是無かったが、とりあえず立つことはできそうだ]
どこか行くんですか?
[ニーナの遺体…冗談口だと思っていた「死体」と言う単語、そして今もこう聞いたのならあのニーナの死体は現実だったということ]
…ニーナさんが…どうしたんですか?
[それでも未練がましく冗談だと思いたかったのか、目の当たりにしたくせに聞き返す。夢だったと思いたかったのかもしれない]
[ふと男の動きが止まる。
そして覗き込む視線――]
ええ、言われるまでも無く愉しむつもりよ?
もちろん…充分愉しませてくれるんでしょう?
[わたしはその投げかけられた視線に、熱を絡めて見返す。お互いの視線がかち合った。]
なァに云ってんだ。超かっくいー名前じゃないか。
地球防衛軍とか、サンダーバードみてぇじゃん。
[などと云いながら、もっとイカした名前はないものかとどうでもいいことに寄り道しそうになる思考をハーヴの言葉に本線へと戻した]
ラルフの写真と、今起きている出来事の手懸かりを探すために図書館にでも行こうかと思ってたんだ。
……こんな時間だけどな。
[見返す女の瞳に宿った貪婪な色。
目を細め、心の底から愉しげに微笑った。]
ああ。
お前が愉しみたいと言うのなら、存分に愉しませてやる。
[顔を寄せて、その目元に舌を這わせた。]
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