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[パネルに触れて、遠く在る太陽をズームするが他の一恒星とかわりないほどに小さい。地球など当然見えもせず。しばらくの間、ぼんやりと見入っていた]
…遠い。
[その口は事実しか述べはしない]
[ぽん][軽くパネルに触れて画面を閉じる。表示されているのは現在の宙域の状態だ。デブリも無く良い状態と言える]
上々。これで食糧不足と脱走が無ければ最高。
軌道は………
[陽気な同僚のとったデータを呼び出して]
[画面上に弧を描く軌道が表示され]
交差軌道上に異物無し…。
――――…退屈。
退屈で死ねたら、とっくに死んでるわ。
[シートの背凭れに体を預けてモニタから目を離す。その視線は宙を彷徨って何も捉えず]
[部屋で流石に煙草を吸う気にもなれず、今は体力の温存も大事だから睡眠の邪魔をしないよう出てみたものの]
えーっと?
とりあえず出たけど、どうしようかな。
[などとさして興味もなさそうに呟いてみる。
減った人間を考えるよりも居る人間を認識した方がもはや早いくらいにはなっていて、ふと煙草嫌いな同僚はまだいるだろうか――いるだろう――と、時折遊びに行くオペレーションルームに足を運んで。
減った人通りを考えつつ、部屋の前までくると何の確認もなしに入り、彼女を見つければ一言。]
退屈そうだな。
[どのくらいの間、宙を見上げていたろうか。気づけば同僚がシートの後ろに立っていて。首を反らし見上げるように]
…見て分かるでしょ。すること、ないの。
そっちも暇ね。ここが暇なんだから。
[すん、と鼻を鳴らし、元の姿勢に戻る。今度は振り返って]
―――煙草臭い。
まーな。
こっちが暇なら俺が暇なのも当たり前か。
[ふー、と息を吐いて、紡がれた言葉に]
ああ、さっきまで吸ってたから。
[悪びれた様子もなくしれっと。]
そう、当たり前。
[眼鏡のブリッジを持ち上げながらやや上目遣いに軽く睨み]
非常識だって、言わなかった?
食料と同じでいつ空気清浄機が壊れるかわからないのに、無駄に空気を汚すなんて。あなたが排出したケムリまみれの空気を清浄にするのにどれだけの時間とエネルギーがかかるか、今度計算してみたら良い。
それと、依存性・体に及ぼす影響は多大。呼吸器系に問題が出たら宇宙(そと)に出られなくなるのはあなた。もっと自分の仕事に対して、責任と管理意識を持つべき。
[淡々と言葉を紡ぐ。淀みなく言い放って視線をそらした]
[上目遣いに睨まれても平然と相手を見据えて]
非常識だって、言われたな。
でも生憎と常識なんてのはその場の環境が作るものであって
喫煙スペースや個人の部屋があるという時点で俺が吸うことに一応の正義はあるわけだ。
吸ってはならない区画で吸ったこともないし。
――計算なんて面倒くさい。
[別段怒った様子も何もなく、理屈を並べて返す。
続いた言葉には僅かに瞳の色が揺れて]
依存性……わかってて吸い始めたんだから仕方ないだろう。
ニコチンがきれたらそれこそきっと手元が狂うかもな。
仕事が出来なくなったら――その時はその時。
どのみちもう、そんなにたくさん残ってないんだけどさ。
[長い長い旅の復路。
彼の部屋の棚がすかすかなのは殆ど煙草だったのかもしれない。]
[軽く伸びをして、もしかしたら更なる反論もあったかもしれないけれど、其の件でお互いに理解しあうことは不可能だろうから、適当に返事をするか軽く流して]
まあなんだ。
俺が退屈なことは船にとっては良いことだけど……
こっちが良い意味で退屈じゃなくなるといいな。
[そうしていつものように頭に手をぽん、と一度だけ置いてから後ろ手に手を振って――とはいえ正面を見て座ったままでは見えないだろうけど――部屋を後にする。]
この船に喫煙スペースが在ること自体非常識。
有限な資源である空気を何だと思ってるのかしら。
……面倒なら今度計算してあげる。
[真っ直ぐにモニタを見つめる。眼鏡にはモニタの光が映りこむ]
手元が狂った時のフォローには限りがあるんだから、自己管理意識を持って、と言ったの。
それに、信頼できる船外活動員は今のところナサ一人。他はアテにならない。技術はいいんだからもったいない。ナサのオペレーションをできなくなる日が来ないことを願うわ。
[ぽん、と頭に置かれた手はあたたかかった]
……―――そうね。
その時用にそっちも準備だけはしておいて。
[振り返らず、気配が去っていくのを感じていた]
[眠った儘に伸ばした手は何かを探す様にふらりと彷徨い、重力装置のスイッチを手に取ると――常の癖なのか――電源をオフにし、一度だけゆっくりと息を吐くと宙に漂うスイッチを気に留める事も無く、何事も無かったかの様に変わらぬ規則正しい*寝息を立て*]
[去り際の声を頭で反芻しつつ、少し瞳は楽しげで。]
煙草がある方が効率上がるってヤツも多いけど
最初から吸わなければそうでもなかったかな――?
[呟きは静かな通路に溶けて。
以降の言葉は妙に頭に残って、ふぅ、と溜息。
彼女の頭に置いた手を一拍見つめてから部屋に戻る。]
……――ただい……ま?
[部屋に戻った直後の自分は多分今までにないくらいにきょとん顔で、彼が起きていたならまた不思議そうにか見つめられたかもしれないけれど、数度瞬いて違和感に気付く。]
[船外活動が仕事の主なせいか、船内ではなるべく重力が在る空間にいるため、船内で無重力空間にいることは極々稀。だから部屋の違和感の原因に一瞬気付かなかったけれど、浮遊する感覚に一瞬顔を顰めて]
もしかして、いつもこういう空間で寝てるのか?
[小さく呟きギルバートを見るけれど。部屋を出る前と変わらぬ顔で寝息を立てているものだから、仕方がないかと息をつく。
煙草のせいで具合を悪くさせたのなら病人――ではないけれど――に合わせる意思はあるらしく。]
俺も寝るか……。
[することがないのだからじっとしているのが本来は得策なのだろうから。素直に眠ろうとするけれど。浮遊感が落ち着かなくて、ギルバートがいるのも気に留めず、己がベッドにふわりと横になり、暫くは目を開けていたけれど、徐々に眠りに*落ちて*]
[無意識ながらも人の気配を察知はしたのだろうけれど、身の危険を感じ無い事は本能的に判っているのか目を覚ます事は無く、気を遣い起こさずおいて貰ったとも――寧ろ当人は眠いから眠っただけで煙草のせいで寝た訳でも無いだろう――知らない。
ブランケットを手繰ろうと伸ばした骨ばった手は傍らで眠るナサニエルを掴み、宙に舞うブランケットの変わりに抱き寄せて、感触の違いにゆっくりと――瞬きの続きをする如く――目蓋を持ち上げ、暫くは腕の中に納まる彼の寝顔を不思議そうに見詰めるひと時もあるか]
――…
[口唇は微か何かを囁くけれど眠る相手を前に声にはせず、緩やかに瞬くも消える事も無く矢張り其処でナサニエルは眠っているから、彼をベットに押し付け――無重力状態ではさしたる負荷もかからなかっただろう――ふわりと床に降り立つ]
おやすみ。
[囁く声は小さく殆ど空気を振るわせる事も無く、漂うブランケットをナサニエルにかけて、無重力状態にも慣れた様子で扉へと向かい、殆ど物音も立てず静かに部屋を出た]
―保管庫→廊下―
[中身は減って行く一方だと云うのに警備は日増しに厳重に成っている気がする程に、一種殺気立った雰囲気さえ醸す保管庫へと足を運び、配給担当の船員に自身のコードを告げる]
レーションも他の携帯食も要らない。
水と、塩を少し多目に欲しい。
[保管物が減り閑散としだした中を覗いて告げ、驚く船員の様子を気に留める様子も無く、差し出される配給品――ボトルの水と塩だけだが――を受け取り、塩の包みは胸元のポケットに仕舞い、水のボトルを三本程片手に持って保管庫を後にする]
――…
[通路の所々にある闇を移し込む透明な板の向こう側を眺めて、不意に足を止め思案気に首を傾げた]
低重力障害でも起しそう…。
還ったら……還れたら、身体検査、しなきゃ。
[相変わらず動きの無いモニタを眺めるのを諦めて伸びをする。還れる見込みは果たしてどれほどあるのだろうか]
…砂粒ほど、ね。
[そのようにも思える。見込みは無いに等しく、自分の命さえ危ういというのに、のんびりとシートを離れ食堂へ向かおうか]
[その途中。通路にギルバートの姿を認めて]
ギル。………何を見ているの?
それとも、何を見ようとしないの?
[普段なら声を掛けもしなかった筈だが気が向いたとでも言うべきか]
[気配の近づいて来るのに緩やかに視線は移り]
居た。
[殆ど口唇だけが呟きセシリアへと歩み寄り]
セシリア。
[呼び掛けと云うよりは寧ろ挨拶に近い声音で声をかけ、漸く彼女の問い掛けに対する回答を探すべく思案気に首を傾げ、先程まで見ていた透明な板の向こう側へと視線を戻し]
色を――…
[探してた、と何時かラッセルにも告げた言の葉を小さく囁き]
将棋、知ってる?
[身体ごと向き直り唐突に問い掛けた]
…した?
[生憎読唇術には長けていない。誤解をしたまま名を呼ばれて頷く。数歩の距離まで歩み寄って]
いろ…?宇宙の色?…紺、黒、あるいは漆黒。
じゃなくて?
[嗚呼、と溜息をつく。唐突な問い掛けに、こういう同僚だったんだと検めて思い知らされてこめかみに指を当てる]
基本的なルールくらいは、知ってる。
どうして?
[船首での作業を終えるとリモートコンソールは相変わらず小脇に抱えてぐうっと大きく上に伸びをひとつ。
うっかり勢いをつけすぎてこの軽重力空間で上に発射してしまわぬよう気をつけながら、シートを軸にくるりと足を来た方へとむける。
ふんふんと小気味よい鼻歌はこの非常事態にもかかわらずのんびりとした雰囲気をまとい、そして通路の先にニコルとセシリアを見つけて、おや、と小さく呟いただろうか]
セシリアを、探そうと思ってた。
[誤解を訂正する心算なのか一応は添えて頷く様子を見守り、宇宙の色に明確な答えをあげていく言葉の一つ一つを無言で聴いて、問い掛けに緩やかに被りを振り別物だと――其れだけで意味合いが伝わるかは不明だが――告げる]
プログラムを、組む。
[将棋の、と暫くの間の後に小さく添えたのは、こめかみに指を添える様子を見詰め一応は彼女に伝えようと試みらしく、首を傾げ]
教えて貰える?
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