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− 樹那森林公園 テント前 −
[アーチャーかバーサーカーが尋ねてくるのを待ちながら、少し不安になり始めていた。
バーサーカーというクラスは狂化によって戦闘が始まると敵味方区別つかなく暴れ出すだろう。
さらに自分が目にしたアーチャーも戦闘中正気を保っているように見えなかった。]
アーチャーとバーサーカーが同時にこの場に来たらまずいかも…
― 樹那森林公園 ―
[ランサーは公園内に入ると、レイラインを辿りながら、久子の元に歩いてゆく。もう一度だけ話をしてみるつもり、だった。
程なく、見慣れたテントが視界に入った。]
全くだよ。
アーチャーとバーサーカー。
どちらかといえば、バーサーカーの方が理性はあると思えるのが興味深いというか厄介というか……
此処に未だ居たとはね。
さっさと逃げた方が安全だよ、ヒサコ。
[商店街から駅前、噴水付近までを捜して歩く。都合よく見つかる、と言うわけもなく、やがて噴水傍のベンチへと腰を下ろした]
今の時間、マンションにいるとは考えにくい。彼らは情報を欲していた。なら、情報がつかめるように動くだろう。
他のマスターやサーヴァントに接触するか、それとも……。
来たね。
いわれなくても危なくなったら逃げるよ。
さっき沖田敬一郎と話した。
彼とあなたの望み…気持…理解できないものじゃない。
でも、私はあなた達の望みを実現させるわけにいかない。
―公園へ向かう道―
[気持ちが逸る。]
あぁ、おい。
最高じゃねぇか。
[歩くにつれ、両腕の震えを抑えられなくなっていく。
戦いへ向かう、引き金を引ける場所へ向かう感覚。]
あぁ、もう、おれ、なにもかんがえられねぇよぉ。
[露葉の先導に任せて歩く。
ろくに前も見ていない。
このクソ女までが戦闘を許すなら、きっと存分に楽しめる。
そう思うと、もう、]
望みか……。
[久子を突き抜けて、遥か遠くを見るように。]
良いだろう。ヒサコ。
生きるものとして、それは必然の望みだ。
[ランサーは槍を具現化させると、石突を久子に向けた。]
少しの間、眠っていてもらう。
[ランサーは、久子に向かって疾駆した!
久子が"避けよう"とするには、間に合わない距離。]
あぁあああ。
まだかよ。
まだなのかよ。
はやく、してくれよぉ。
[露葉の言葉は、もう聞こえていない。
脳髄が、引き金を引く快楽への期待感に、支配されている。]
[身をかわすリアクションを取りながら、令呪に意識を集中する。
ランサーの突然の行動にも咄嗟に行動できたのは、あらかじめそのように令呪を使用するつもりだったからだ。
令呪に向かって強く意識を集中して命じた。]
「マスターの許可なく攻撃することを禁じる!」
[令呪が光りその一画が消える。]
―公園、入り口前―
さぁて。
どうすりゃ、いいんだ?
ここなんだろ?
[少し、戦闘の空気を感じる。]
あぁ、もう。
[がまんできそうに、ねぇ。
左手を上げ、中指で眼鏡をつり上げて、降ろす。
次の瞬間には、両手に銃が握られている。]
さぁ、楽しもうぜ。
俺の愛すべき同類達よ。
[ランサーは笑う]
予想通りか――。
それで次は、協力者からの攻撃と言う事かな。
――ヒサコ。
[悔しがる素振りすらなく、爽やかに問う。
繰り出された動きは途中より失速。久子の鳩尾に命中する筈だった石突は、軽やかにかわされた。
体が重くて仕方ない。予想外だったのは、令呪の威力だった。]
[情報を得ようとして彼らは人に頼ろうとした。けれど、自分たちでも調べているはず。その上でわからない部分を聞こうとしていたはずだ]
ということは、人でなければ、書物?
[自分がどうやって情報を得ようとしたか、それを考えると答えは明白だった]
本屋か、図書館、かな。
でも、本屋も覗いてみたけど、姿は見えなかった。
[突然の令呪の拘束により明らかに鈍った槍をギリギリのところでかわす。]
!!
わかってるじゃない!!
[そんなもの居はしないが少しでも自分への意識をそらそう嘯く。
同時に接近するの気配を感じサーヴァント公園の入り口の方向の罠の林に飛び込む。]
(潜在能力か、死を回避したいという強い意思の所為か。)
[公園入り口でサーヴァントの反応がある。
アーチャーかバーサーカーか。
キャスターであれば、もっと魔力反応が大きい。]
討伐すべき敵の到着――。
……。
次は外さない。
[ランサーは久子に向き直る。
次は石突ではなく、穂先を久子に向けた。
罠がある事は既に承知だが、此処で引き下がる訳にはいかない。ランサーは足止めの為に、チャクラ(戦輪)を左手に持つと、ふくらはぎ程の高さで投げた。その後、入り口方面の林に踏み入った。]
あぅ!!
[ふくらはぎを浅く鋭く切り裂かれながらも、何とか自ら仕掛けた罠を起動するのは避けられた。
林を抜けるとリュックから手榴弾を取り出しピンを抜き罠の林に投げ込む。]
ズン!!ズン!!ズズーーン!!
[仕掛けられたいくつかの手榴弾の有爆する。
それらの衝撃により林の中で無数の罠が乱れ飛ぶ。
丸太、鉄の矢、無数の岩石、テレビ、ケロヨン人形、牛乳。]
[立ち上がり、図書館の方へと歩き出す]
聖杯、か。
[沖田敬一郎の言葉を思い出す。地球によって、彼は人類の滅亡を託されたのだと言う。ではもし。本当に滅亡してしまったら。
今、ここに生きている人間はどうなるのであろう。そして、彼自身はどうなるのか。
人類が滅亡するのが、避けられない運命だとするなら、恐らく自分は何も言わない。けれど、避けられるものならば避けなければ、と思った。少なくとも、今は]
[結果を確認することなくサーヴァントの気配に向かって走り出す。]
いた!
[アーチャーの姿を確認して声を上げる。]
ランサーはあっちだよ!!
[自分の背後を指差す。]
っち。
[何故、向かってこない。
戦闘の空気は、ある。
あの愛すべき槍使いは、俺以外の誰かと戦っているのか。
だが、サーヴァント同士にしてはあまりにその空気が希薄だ。]
何を、してやがんだ。
[公園に足を踏み入れる。]
俺に、気付いてねぇのか?
…っは。
「彼」じゃあるまいし。
[付近の林の中で、爆発が起こる。
深く溜息をつく。]
こんなのより、俺の方が、もっとずっと楽しませられるのに。
[ランサーは眉を顰めた。
丸太、鉄の矢、無数の岩石、テレビ……
向かってくる、あの白い液体は何だ。
何よりも、液体に危険を感じ、ランサーは深追いを一旦止める。
両側から襲い来る丸太を、跳躍→倒立して避け、空を切る鉄の矢を槍で弾き、網で一塊となっていた岩石の礫の中を走りぬけ、人形の前で逆方向に跳躍した。
久子は追えなかったが、白い液体は回避出来たようだ。]
何だ、お前。
あいつの、マスターか?
喧嘩でもしてんのかよ。
早いとこ、仲直りしてくれよ。
でないと、思う存分楽しめないだろ?
[忌々しげに、呟くように、言う。]
だが、お前も、骨のありそうな奴だな?
いつか機会があったら、穴だらけにしてやるよ。
楽しみに待っとけ。
クハッ。
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