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――ん。
ああ。
[尋ねられたことに一瞬意識を戻して意味を考え、
漸く自分が火もつけてなかったことに気づいて]
くわえてるだけでも小さな安定がなくはない。
[などと言いつつ盤を眺め、黒の駒を動かす。
そうして火を点けるものの、吸うことを止めて手元で溶けていくばかり。]
そう。
[漂い始める煙草の香りと白い煙に――或いは彼の手元で煙草が燃えていく微かな音も聴こえただろうか――緩やかに瞬き、火はつけたけれど今度は咥えても居ない様子に首を傾げるも、ナサニエルの駒が動くのを見守り、更に何手目か骨ばった指は静かに盤面をなぞる]
――…チェックメイト。
[盤面から顔を上げナサニエルを見詰めた]
[いつから負けは見えていたのか、宣言と共に漸く吸わぬままに少し短くなった煙草に口を付け、ふぅー、と真上に一息つけば紫煙は広がり。
見つめる目を見つめ返し聊か納得し難い面もちで]
どこで覚えた、ああいう手。
[仲間内でもチェスはよくしていたし、苦手な相手はそれなりにいるも自信はあった方で、相手の力量をはかるのも出来たはず――けれどこの状態が理解出来ないのはあのつかみ所のない一手のせいもあり、解せない表情のまま。]
ま、負けは負けだけど。
[興味は勝敗の方よりも過程らしく、初手から脳内で思い出しつつ考え込み、髪を掻き上げて紫煙を*吐き出した*]
[恐らく最後の一瞬まで自身の勝利は見えて居なかっただろうけれど、白い煙の向こう側に納得のいかないらしき面持ちを捉え、続く問い掛けに不思議そうにナサニエルを見詰めた儘に瞬き]
さっき。
[思い付いた、と語る口調は何時も通りに、負けは負けと零しながら髪を掻き揚げる仕草を静かに見守り、吐き出される白い煙の向こう側へと手を伸ばし、何を思ったのか何時かと同じく彼の髪を梳き]
冷たくない。
[指の間を零れていく髪の感触にか僅か目を細め、離れた手は漸く咥えられた煙草の直ぐ傍で止まり、視線だけが口許の其れを取っても良いかと*問うだろう*]
教師 イザベラが村を出て行きました。
――そっか。
さっきか。
[何時も通りな様子に思考をやめて、小さく笑みをもらす。
そうして煙の先から彼の手が伸びてきたのに僅か瞬き大人しく髪を梳かれ、]
風呂上りでもないし、ちゃんと乾かすしな。
[当たり前のコメントを返して移動するギルバートの手を目で追い、煙草の傍で止まった様子に彼を見れば何となく意味は読み取れて。
言葉を返す代わりに軽く顎を上げて取りやすいような体勢に。]
[ナサニエルの笑みを見ても面持ちは変わらず瞬き一つで肯定を示し、彼が顎を上げるのに乾いた髪が微かに指先に触れ僅か目を細める。
如何やら取って良いらしき煙草を親指と人差し指で挟み、ナサニエルの口許から抜き自身の目線の高さに持って、白い煙の揺らめき昇っていく様子を暫く眺めて、煙の向こうの彼へちらと視線を戻し]
チェスは、楽しい?
[また煙草へ注意を向け様々な角度から眺め回し、ナサニエルのしていた様に口に咥えて、一息吸い――…]
ゲホッ…
[暫くは俯き盛大に咳き込み息吐く間も無さそうで、漸く貌をあげると僅か潤んだ眼差しが手元の煙草とナサニエルを見比べた]
[煙草が口から離れ、其の行く末をなんとなしに眺め、ギルバートが煙草の観察をして煙の先から声が聞こえれば]
そ、だな。
いつもより楽しかったかもしれない。
[終わった後に手順を考えるとかはあまりしない性質だから。勝ちは勝ち、負けは負け。力量差から生まれる結果を受け入れるが常。]
……――、言わんこっちゃない。
[煙草の観察が再会され、彼がそれを口に咥えるのに あ、と息をもらしたけれど遅く、盛大に咳き込んでいるのを心配と苦笑が入り混じった表情で見つめ、漸く落ち着いたらしい様子に]
待ってろ、水持ってくるから。
[見比べられ、軽く首を傾げてみるもストックしてあった水をコップにいれてギルバートの前に置く。]
…そう。
[ナサニエルの声にも表情にも殆ど注意を払う余裕も無さそうで、首を傾げる様子にもニコチンに侵食され軽い眩暈を覚えてか幾度か瞬き緩やかに被りを振り、何時の間にか目の前に置かれるコップに気付き、手にした煙草をナサニエルの口許へと差し出し]
苦い。
[摘んでいた煙草が手から離れればコップへ伸ばし、ゆっくりと一口喉を上下させて飲み、珍しく安堵の溜息にも似た息を零し、煙草を咥えていた口許を拭う為か親指を寄せると仄か煙草の香り]
――…
[口唇は微か震え結局は拭う事無く手を下ろし]
安定?
[何する余裕もなさそうな様子に自分が初めて煙草を吸った時のことをぼんやりと思い出し――確か盛大にむせて二度と吸わないだとか思ったような気がするけど――感想と共に煙草を返されれば一つ瞬いてまた咥え、水を飲む様子に頭をぽんぽんと叩いて。]
だから前に、やめた方がいいって言ったろ?
[言いつつ髪を撫で続けて]
俺は安定するよ。
ただ……こんなもので安定は、本当ならしない方がいい。
[伸ばされた手に頭を軽く叩かれ癖のある褐色の髪が揺れ、前髪を撫でられ拓ける視界に上目にナサニエルを見詰め、紡がれる言の葉の意味をはかりかね思案気に緩やかに瞬く]
煙草が無いと――…
[緋色の煌きが彼の手を滑り落ち視界の幾らかは遮られ]
不安定?
[手の動きの邪魔に成らない程度にゆっくりと首を傾げた]
[柔らかな髪の感触で遊ぶように絡ませて、上目遣いの視線を色のない表情で眺めて、質問にはふいと視線を僅かそらし]
かもな。
[セシリアの嫌いそうな曖昧な答えを返す。]
煙草は依存性・中毒性が高いから。
[視線を戻して笑いながら最後はわしゃっと撫でて離れる。]
[ナサニエルの指に絡まり褐色の髪が踊るのも厭う素振りも無く、色の無い瞳――透明でいっそ純粋なくらい鮮やかに色彩だけは映るのだろうか――が逸れても真っ直ぐ其の瞳を見詰めた儘に、曖昧な答えに漸く緩やかな瞬き一つを返す]
黒は闇に――…
[似てる、とは聴き取れる音に成らず口唇だけが囁き、乱雑に撫でられ若干乱れた髪に幾らか勢い良く左右に被りを振り、頬に落ちる褐色の髪のひと房に僅か目を細め天井を仰ぐ]
[一つ返された瞬き。紡がれた言葉。]
なら、白は光?
[恐らくは煙のことを言ったのだろうけど、自分が発した言葉の意味も自分でよくわかってもいない。対比として言っただけ。]
もう大丈夫?
[天井を仰ぐ姿に問いかけて先ほど口元を拭うのをやめた仕草が気になっていたのか思い出してか]
部屋、平気か?
[いつも煙草を吸ってる空間だから、気分が悪くなってはいないかと心配もして。医務室――に、行くようなことでもなく。
もし部屋を出るというならそのように従うだろう。]
[白い煙、とまた口唇だけが囁く其れは恐らく肯定]
回ってる。
[天井の照明を見詰めた眼差しを細め答えるのは、ニコチン摂取に依り眩暈を起こしている自身の視界の話で、とは云え気分の悪い様子も無くゆっくりとナサニエルに向き直り]
匂いは、別に。
[借りる、と断りベットに視線を向けると、許可を待つ事無く覚束無い足取りで一旦立ち上がり、其の侭ぽふりと――眩暈ゆえに歩く事を諦めたらしい――足を床に下ろした状態で仰向けに倒れ込む]
侵食された。
[微か愉しげな響きを孕む呟きと共に目許に腕を置き、表情までは見えないだろうけれど、其の口許は確かに薄らと笑みを引いた]
[回ってる、と答えられれば幾度か瞬き、やれやれと息を吐く。]
匂いが気にならないのなら構わないけど。
無理すんなよ?
[ベッドに歩んでいく姿を眺め、倒れ込む姿に僅か目を細める。]
――……。
[侵食された
その呟きに常と違う感覚を覚えて顔を見ようとしたけれど
目許は隠れ、口許に笑みがひかれるのを見れば不思議そうに]
闇に?
[「侵食」という言葉のイメージでしかないけれど。
呟けば歩き出し、ギルバートが寝転んでる位置の隣くらいの床に腰下ろしてベッドに背をもたせかけて宙を見る。]
[自室はこまごまとした地球産の雑貨―それも20世紀の―ばかりそこここに飾られている。その内の一つが掛けている眼鏡だった。外して向こうを透かしてみる。何の変りもない景色。伊達なので歪みすらない]
補給衛星見つかったかな…。
[掛けなおして、起き上がる。軽く身なりを整えると部屋を出てオペレーションルームに向かった]
[無理は全くしていない――人のベットに半ば無断で寝転んでおいて無理も何も無い――だろうけれど、ナサニエルの動く衣擦れの音に意識は其方へと向くも、口許に引かれた薄い笑みは直ぐに消え去る事無く、掌で解ける雪の如く緩やかに解ける。
短い問い掛けの声と傍らに落ち着くらしき気配に、目許から腕を退け緩やかに瞼を下ろし、おろした腕ははたりと傍のナサニエルの方へ倒れ込み、其処に彼の在るのを確認する如く指先は軽く其の頬をなぞりおりる]
――…
[何か紡ぎかけた口唇は音を発する事無く、若し更なる説明を求められたとしても、返るのは規則正しい静かな寝息と、幼子の如きあどけない*寝顔だけで*]
また減った…。
[ぽつり]
[ひとけのない通路で零す。ほどなくオペレーションルームに到着し―ここもひとけがない―]
無責任で不用意。
…そんな人もともとこの船には必要ない。
[低重力の室内で、揺れるおさげ。シートに腰をおろしてモニタを正面に見据える。ログを辿っても補給衛星までの距離・日数が出た様子はない]
還れるの…?
[今いる場所と体勢からでは相手の顔をうかがい知ることは出来ないけれど、問いの答えを待つ間はずっと宙を見つめていて、けれどふいに何かが頬に触れたのに視線をそちらを向けると、そこにあるのは指。]
……ギル?
[立ち上がり、彼の顔を覗いてみたけれど、紡がれなかった言葉を読み取るには至らず、あどけない寝顔を見つめて溜息一つ。]
こんな半端な体勢で……ったく。
[そう言って、きちんとベッドに乗せてからブランケットの一つもかけて頭を一撫で。
別段熱があるとか、身体に異常があるというわけでなさそうなのを確かめると、その表情を再び見て暫し考える素振りをしてから、テーブルに水とコップを置いたまま部屋を後にする。]
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