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・・・・・・
[すっ、と掌を久子の顔に向けて突き出す。
すると彼の悪夢が、彼女の脳裏に映り始める。
ひび割れた大地。自然どころか視界内に草すら見当たらない。
人間が建設した建造物は全て廃墟となり、空は赤く染まっていた]
これが僕の見た未来だ。
僕も人としてこの世界で生きてきた。数十年間も。
だから分かる。この世界は”今はまだ”美しい。
だが、君は君たちの子孫に僕が見せた世界を生きろというのか?
[掌を下ろす]
君の母はそう言っただろうが、ガイアは違う。
それでもガイアは生み出した人間等を最後まで愛した。
だが、ガイアが死しても醜い戦いは終わらなかった。
・・・・・・ そして。
[普段から感情を顔に出さない男が、ほんの僅かだけ紅潮していた]
そんな大地に生まれ、ガイアのみならず世界の全てに否定された命を持った存在はただ泣けばいいのか。自らの命を守るために戦った結果が神殺しという不名誉な勲章。
そんな我々の様な忌子を生み出した醜い生命が、今更自分達の幸せなどというエゴを!!よく言えたものだ!!
もう一度言おう!お前達は今の自分達の幸せを優先した事で、未来の子孫に生き地獄しか残さないのだ!!
それでもなお自身の幸せを願うのか!!
ガイアは確かに俺をこの地に呼び、そして全ての知的生命の殲滅を命じた。
だが、それ以上にこれは俺自身の強い意志で成り立っている!!
・・・・・・ 何のつもりでこんな話を振ったかは知らない。だが残念ながら君の説得にも似た論述は全くもって無意味だ。
君たちのもつその自分に対しての甘い考えこそが、俺がもっとも忌み嫌うエゴでしかない。僕はもっと広義での平和の為にこの聖杯を使う。
しかし人類滅亡大作戦を発動するとは、確かに危険なインド人でありましたな。
美貴殿の慧眼にはこの宗冬、感服致すところです。
[大きく頷く宗冬。そしてマンゴーチーズケーキを一口。]
美貴殿は人類が滅亡したらどうなされますか。
やはりそれがしも公園に行った方が宜しいでございますかな。
[沖田敬一郎の見せたその未来の景色は、彼女の想像する世界の終わり以上に凄惨で…そこで生き続けること自体が苦痛…
母なる地球に存在を否定され…戦う目的すら定かでなく…]
…でも、それはきっと悲しい誤解なんだ。
どんなに過酷な環境にでも、そこに適応して逞しく生き続けて何が悪いの?
あまりにも異形のその存在にガイアがあなた達を恐怖して誤解しただけ。
そこに生き続けるものがいる限り星は死んでいない。
あなたは何も悪くない!!消える必要もない!!
私だってそんな未来は望まないその力、私達と力をあわせてもっと幸せな未来のためにどうして使えないの!?
・・・・・・ 地球は死んだよ。僕のいた時代では。事実さ。
話はここまでにしよう。きっと君はこれ以上僕の話は理解出来ないだろうし、僕も君の話を受け入れることは出来ない。
君の身に何かあったらランサーに弊害が出る。僕の考えに賛同は出来ないだろうが、体にだけは気をつけてくれ。
[教会の扉を閉めようとする]
あなたの目的はわかった。
あなたが悪意から人類の滅亡を願っていないということも。
…私があなたの意に従うつもりか聞きたければ今日のランサーの戦闘の現場に来なさい。
はっきり聞かせてあげるわ。
[そういうと久子はその場を走り去った。]
[扉を完全に閉め終わり]
挑発のつもりか。若い子だ。
[今の発言から、多分おびき寄せようとしているのだろうと容易に推測は出来た。
だがそれ以上に彼女がランサーを放棄する事を決めているのだという事も推測された。
ならば彼女の手の中にある令呪3画。その使い道にも若干なりとも興味があった]
―自室―
っく、く。
くははっ。
[露葉の目の前に、自らの右手を広げてかざす。
視界を遮るように、
言葉を止めるように。
左手の中指で眼鏡をつり上げ、抑えきれないという風に笑う。
楽しげな目。]
なぁ、おい。
お前の言う通りなのが、気に入らねぇがよ。
そんな情報が俺に、どんな関係があるってんだ?
あるとすれば、どうやら俺に戦いの機会があるらしいってことだけじゃねぇか。
他のことをくっちゃべってる時間が勿体無ぇ。
俺はその沖田って男のことなんざ知らねぇが、
きっと穴だらけにしてやるよ。
あの宗冬って男と戦うのは楽しかったぜ?
一撃、一撃に、相手を完膚なきまでに破壊してやるという強い意思を感じたよ。
次は止めを刺してやる。
あのランサーは強かったよ。
ちょっとつまらねぇ戦い方をする奴だったがな。
だからきっともっと力を出させて、その上で体中ぶち抜いてやる。
次は必ず、殺してやる。
[宗冬の言葉に頷く。]
ええ、まったくもって危険なインド人ですわ。
インド人と言えば暗算。
ここだけの話、アタシ、あのインド人の宝具は“暗算”ではないかと思いますの。
全ての動きを暗算で正確に計算して敵を倒すサーヴァント、……恐ろしいですわ。
[怯える表情を浮かべて宗冬の手を握る。]
人類が滅亡したら……、とても静かになりますわね。
アタシは宗冬様さえ居てくだされば、それだけでいいのですけど。
宗冬様が公園に行くならアタシもご一緒しますわっ。
[きゅっと手に力が入った。]
− 樹那森林公園 テント前 −
[敬一郎の見せた光景、言葉…考えたが、彼女の決心は変わらなかった。
むしろその決意は強くなる。]
あいつとランサーを止めてやらなくちゃ…
[注意深くランサーへ流れる魔力の様子を探りながら状況が動くのを待つ。]
他だって同じだ。
キャスターか。
いいじゃねぇか。
是非、銃でもって穴だらけにしてやりてぇよ。
神と魔法の時代と人が決別するべくして生まれたのが「俺」を含む銃達だ。
愛しいだろ?
…俺は、俺の意思で引き金を引く。
それが、銃を愛し、銃に愛される唯一の条件だ。
意志が弱けりゃ、銃を使えねぇ。
他人の意思で引き金を引けば、銃に喰われるのがオチだ。
[人々は「俺達」を嫌悪するが…
嫌悪する前に、使いこなして見せて欲しいもんだ。]
暗算をするサーヴァントとはまた恐ろしい。
ただ暗算ならば桁数の多い計算は難しいはず。算盤を持ってすれば勝利は間違いないであろう。
[宗冬は両手で美貴の手を優しく包み込む。]
たとえ人類が滅亡しても美貴殿だけは守りましょうぞ。
されば美貴殿を守る為、公園に行きましょうぞ。攻めるが勝ちであります。
[こう言うと宗冬も少し、ほんの少し手に力を込めた。その嫋やかなる美しい指が壊れないように、深く感じ合えるように。]
宗冬様……、相手の弱点を即座に見抜いて対策を思い付くなんて、さすがですわ。
[感心しつつ、続く言葉にうっとりと聞き惚れる。]
宗冬様、アタシ嬉しい……。
ええ、参りましょう。
二人の輝かしい未来のために。
[目をキラキラとさせて立ち上がった。]
いやいや、敵の宝具を暗算と見抜いた美貴殿こそが称賛されるべきもの。その知性たるや金剛石の如く煌めいております。
では、算盤を買ってから参りましょう。二人の栄光の未来のために。
[宗冬もあらん限りの輝きをもって立ち上がった。支払いを済ませ美貴の手を引いて店から出ていった。]
宗冬様、こちらですわ。
[宗冬の手を引いて文房具屋に入る。
気分は新婚の家具選び。
――二人で一つの算盤を弾く甘い一時を夢見る。]
−商店街−
[歩きながら、目的の場所がないことに気づく。伝えに着たけれど、どこにいるのかがわからない]
あのマンションに行けば、会えるのだろうか。
[宗冬は算盤を手に入れた。それは美貴の選んだ算盤である。その事実は宗冬にとっては愛そのものである。つまり今の宗冬の歩みを止められるものは何もないということ。こうして宗冬と美貴は公園に向かったのだった。]
だから、何と言おうと、俺は俺がやりたいようにしかやらない。
さぁ、行こうぜ?
公園に行けば、俺は戦えるのか?
俺に撃たせろよ。
それが俺の存在意義だ。
そのために、俺はここにこうしている。
それさえ貫けるなら、結果がどうなろうと、構わねぇ。
「彼」がどうかは、知らんがな。
クハッ。
[笑う。
俺は俺の、意思を貫き通して見せる。]
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