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ああ、見返り、と言うのはおかしい言い方でしたね。
たとえば、私が身に合わないような願い事をしたとき、そのしわ寄せがどこかに来るのでしょうか?
今、沖田さんは「何かを得る代わりに何かを失うかもしれない」と仰った、その意味を知りたいのです。
私はいまだに願い事を決められない。そして聖杯への願いの件で、いえ、それだけではないのかもしれませんが、マリア、アサシンとの信頼関係というものが崩れかけています。
だから、私は聖杯がどういうものか、文献だけではなく知りたかった。願うことの意味を。
[キャスターは目の前に出された昼食に礼を言うと食べ始めた。]
ああ。
乗り越えるということは捨てたり忘れるという事じゃない。
何かを乗り越える度にそれを背負って、ゆっくりと進めばいい。
間違ったり悔やんだりする事もある、それは当然だ。
人間は未完成の象徴みたいなものなんだから。
だから、ゆっくり進みながら先を目指す。
そう未完成故に…人は先へと手を伸ばそうとするんだ。
別に例を言われるほどの事じゃないさ。
俺も、また創った立場だからな。
なんとなく言いたい事は分かるさ。
ならば君に聞こう。
もし、目の前に自分の知人が複数人いて、その全ての人間の命の灯火が消えかかっているとする。
聖杯は、君の願いを叶えるだろう。だが助かるのはただ一人だ。
誰を助ける?
……それは、とても意地悪な質問ですね。
全員は助けられない、と言うことですか。
いや、つまりは、そういうことを言いたいのですね?
聖杯は魔法の世界。人を助けることはたやすいはず。そうではなくて、何かを求めれば、何かを失ってしまうと。
過ぎたる願いならば、それがより顕著に現れる。
私がもし、世界の平和を願ったとしたなら。
……人類が滅びることになるのでしょうか。
そりゃ、そうだ。
完成ってのは、デッドエンドだ。
成長の余地がない、それじゃ生きていてもすることがない。
[同じく、昼食を食む。
…一緒に何かを食べたり飲んだりすることが、多いな。]
意思を、貫き通すのは、思いのほか難しい…。
[人の意思、と言っても。
それは、本当は、エゴでしかないのだ。
人それぞれのエゴを貫き通した先に、未来があるなら。
銃は、悪い武器じゃない。
僕の生んだものの方向性は間違っていたかもしれない。
だが、人の意思もて全てを貫く、銃そのものを否定はできない。
それくらいなら、最初からあんなものを作ろうとはしなかっただろう。
「彼」を少し、尊敬する。]
君にとっての平和とは何だ?
それは人間にとっての平和か、それとも君単体の平和か。
それとも・・・・・・ 僕の言うガイアにとっての平和か。
平和という概念は人それぞれだ。
君も魔術師ならば人間の歴史を学んだだろう。
戦争の繰り返しばかりだっただろうが、そこに善も悪もありはしない。お互いに手に入れたい平和の為に戦い、勝った方が史実において正しいと定義されただけだ。
つまり、君の平和という概念は他の人間にとって混沌でしかないかも知れない。その溝は決して埋まらない。
もし聖杯に平和などという漠然たる願いを伝えたらどうなるか。少しは予想がついたかい。
貫き通すのは難しい。
でも…折れなければ何度でもまた挑戦できる。
大事なのは貫き通す事じゃなく、折らない事さ。
そうすれば…きっといつか壁の向こう側まで穴が開く。
[そう言って食事を終えると、キャスターは席を立った]
思ったより長話してしちゃったな。
そろそろ帰る事にするか。
[沖田敬一郎の答えは、今朝の問答と同じ答えにしかならなかった。それでも、シャルロットは、理想を追い求めるのだろうか、と思う]
そんなことは、わかっているのです。だからこそ、聖杯への願いがどうなるのか、知りたかった。
わかりました、沖田さん。
その答えをいただいたことで、私の願いが決まった気がします。
でも、それでも、聖杯にすがりたいと、少しばかり思っていたのですけど。
ありがとうございました。
彼を病院に運ばなければなりませんので、これで失礼いたします。
[沖田敬一郎へと頭を下げる]
分かっている、か。
[彼女の口ぶりからすると、多分誰かと似たような話をしたのだろう。そうでないと今の会話からその言葉は出ない。おして、彼女が一点において理解出来ていない事があるのも分かった]
それでも、かなえたい願いがあるんだよ。
君にとっては愚かな事かもしれないが、本人にとってはかけがえのない・・・・・・ 全てを犠牲にしてでも手に入れたい、たった一つの願いが。
君には、それが無いんだな。だから理解出来ないのさ。
[そう言い残すと、教会の奥へと消えた]
あぁ、色々と情報も整理できたし、助かった。
次に会う時は敵かもしれないけどね。
「彼」は、きっとあなたと戦うのを楽しみにしているだろう。
僕は、傍観するだけだろうけど。
そのためにも、人類が滅びないことを願ってる。
…もう、「僕」とあなたとは会えないかもしれないな。
それじゃ。
[握手は求めない。
短い別れの挨拶をする。]
ああ、俺も面白い話が出来て楽しかった。
次会う時は容赦はしないぞ?
[そうして、キャスターは扉まで歩くと振り返る。]
お前が銃を作ったように…俺は世界を創った。
――この身は創世の英雄。
だからこそ、お前と同じように…
人が世界すらを超える日が来るのか…見てみたいんだ。
[笑ってそれだけ告げると、キャスターは*去っていった*]
[いつだったか、誰かの言葉を聴いた。その人はとても平和主義者で、けれども願うことは平和ではなく、「わが子の健やかなる未来」だった。それが、彼にとって譲れない願いだったのだろう]
私にはそれがない。それは確かです。だからこそ、私の願いはその人のために使う、と、決めたのです。
彼女は願いの結果を見ることなく座に戻るのでしょう。それがその結果がどうなるのかまだわかりません。
聖杯の事を聞いた今でも、希望は残っていると思う。思いたい。
けれど、そうでなかったときのために。
私は願うのです。
彼女の目指した形に近いものを。
[姿を消したのも構わず、自分に語りかけるように口にする。願いは、誰かのために。
そして、教会に背を向けると、病院に向かって*歩き出した*]
世界を――
神と魔法、か。
いいね。
人は、強い。
信じよう。
ガトリング砲でも、滅ぼすには足りない。
世界が自らの意思に反するなら、撃ち貫く。
それで、いいのかもしれない…。
少なくとも、人類の滅亡を願おうなんて連中が目前にいる、今は。
[「彼」は、その象徴だ。
そして、その先に未来があることを、*僕は祈る。*]
― 病院 ―
[うっすらと目を開けると、見知らぬ天井が目に入る。
自分が目を覚ましたことを知り、自身の名前を口に出してみる。]
ケネス・グランド……
[どうやらまだ、意識はあるらしい。
ホッとしたのもつかの間、令呪が消えたのを思い出す。]
……終わった…か……。
[令呪のあった部分に、何も無いのを確認し、ケネスはそうつぶやいた。]
[壁にかかった時計を見ると、倒れてからそう時間は経っていないようだ。
体を起こすと全身に鈍い痛みが走る。
だが、先ほどより大分ましになっているようだ。]
癒しの呪文が効いているのかね。
[おそらく、ここに運んでくれたのはソフィーである事を予想し、ケネスは心の中で感謝する。
体を見ると包帯が巻かれており、入院患者用の服を着せられているようだ。
ベットの脇にある棚を見ると、自分の服が目にとまる。
運が良いのか、今なら周りに誰もいないようだ。
ケネスはこっそりと病室を抜け出す事にした。]
― 中央ブロック・駅前 ―
[体の痛みにやや顔をしかめながら、ケネスは歩く。
時折、意識と共に風景が明滅し、記憶が曖昧になる。
その瞬きは、ケネス自身に消滅を予感させるに充分だった。]
もってあと半日ってとこか……
[もはや何をするにも遅すぎる。
だが病院のベッドの上で、ただ天井を見つめたまま消えたくは無かった。
とはいえ、やるべき事も思いつかず、ケネスはただ、あてども無く*歩みを進めている。*]
[医者の話を聞いてから、病室へと戻ってくる。けれどそこはもぬけの殻だった]
いない。あんなケガでどこに……。
[すぐに後を追う。廊下や入り口でケネスの特徴を話すと、すぐに思いついてくれるらしく、病院の外へと向かった、ということだった]
[外に向かい、走り出す。それほど遠くには行っていない、はずだった。魔力探知がそれほど得意でないことを後悔する]
何故、私は走ってるのだろう。
[人の死を哀れむとも、再会を喜ぶことも、怒りをぶつけられてそれに何も感じないことも、無いというのに。不思議な感覚が、身体を包んでいるのがわかる]
[ウィークリーマンションの方へと行ってみたが、戻ってないようで、そこを後にする。溜息を一つつき、駅前までの道を歩き始めた]
令呪も、消えていた。教会で保護をして貰うために向かった、というのも考えにくい。
なら、どこに。
[病院で、身元などを示すものがないか探したときに、免許証が一枚でてきたのを思い出す。そこに書かれていたのは、バーサーカーが呼んでいた名前だった。
その本籍まで戻ったのだろうか、とも思ったが、彼は「滝田真」であることを否定していたように思う。その彼がその本籍に向かうとは考えにくかった]
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