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天使の羽根みたいだなと思ってさ。
[ニィと嗤うと、手にした鍵をナサニエルに向かって放り投げた。]
──悪かったな。アンタがあんまり必死なんでつい揶揄いたくなったのさ。
―車内→アンゼリカ―
ネリー、悪いな。
ソフィーが熱が出ているものだから、先にアンゼリカに寄らせてもらっていいか?
[彼女に断りを入れて、アンゼリカへと車を巡らせる。ハーヴェイの両脇にはソフィーとネリー。両手に花だな、と私は笑いかけたが彼は眠ったままのようだ。
やれやれ、と私は思う。みんな満身創痍じゃないか。
理不尽にもルーサーを恨めしく思った頃、アンゼリカについていた。
だが、そこで見たものは、雑貨店で見たもの以上に私にとって*衝撃的なものだった*]
[ギルバートから鍵を投げ返され、男はそれを手で受け止める。鍵が手元に戻った安堵で、男はふと溜息をついた。]
[そして、背中に刻まれた羽根のタトゥーの話に及ぶと、唇を歪めて言葉を放った。]
「天使みたい」じゃなくて、本当に「天使」だ……と言ったら?
……天使?
[おどけてわざとらしく目を丸くして見せる。笑いが止まらないというように]
アンタはどう見たってせいぜい草臥れた堕天使ってところだろ。
………まあな。
[ポケットに鍵を押し込み、煙草を手に取る。火のついていない煙草を口に咥え、さらに言葉を続けた。]
ま、俺は別にキリストやらブッダやらの使い走りじゃねぇし。そういうお偉方の元で働くのは、性に合わねぇしなァ……。そういうんじゃなくて……だ。
[さらに、テーブルの上に置いてあったライターで火を付け…]
っと。ここから先はちぃとばかし込み入った話だ。アンタが心寂しくないなり、俺に興味を持ってないってんなら、この先を話す必要は無いんだが……どうする?
―車内―
はい、ヒューバートさん。
私がお世話になってるんですもの。
[ネリーは促されてヒューバートの自動車に体を滑りこませた。隣ではハーヴェイが、そのまた隣は私を助けてくれたソフィーが静かに息をしている。
それにしてもニーナの執拗とも言える私への視線はなんだったのだろう。]
どういう意味だそれは。
まあ興味はあるさ。でなきゃ拾ってここまで連れて来ないだろ。
で? どんな話だ。
[テーブルの上の灰皿を引き寄せ、煙草をもみ消す。]
……不味いなこれ。自分の持ってくりゃ良かった。
他人の吸っておいて「不味い」はねぇだろ、おい……。
[不快そうにくしゃりと髪を掻き、窓際に寄り掛かる。]
ま、アレだ。あんたの言う「草臥れた堕天使」ってのは、案外言い得て妙かもしれねぇけど。俺は「相手の好きなように抱かれる」という使命を持った「天使」って寸法さ。
満たされない人間の元に現れては、そいつが満たされるように身体を捧げる。そいつの「失った相手」や「手に届かない相手」の変わりになってみせたり、或いは俺の中に「自分の理想」を投影するも好きにすればいいわけだ。そいつの欲求を満たすための「契約」を結んで、俺は相手の好きな通りに抱かれるなり抱くなりするわけだ。
俺が殺されたり身体切り取られたり改造されなけりゃ、何やっても文句も言わねえし、俺は相手が満たされるように「何者にだってなってみせる」。そういうモンだ。
勿論、金は要らねえよ。そこら辺のがめつい売春婦とは違うからな。天使は奉仕作業を常とするわけだ。……ま、金を払いたいってんなら話は別だけどな。
―車内→アンゼリカ―
ネリーはいい娘だなあ。うちにもネリーみたいなかわいくていい娘が手伝いに来てくれてたら助かるんだが、なにしろうちの家政婦ときたら……
[それなりの年数勤めてはいるものの、一向に物覚えのよくない我が家の家政婦を思い出して苦笑いした。
ネリーが離職した時に我が家で雇い入れたかったものの、ノーマンと我が家の縁戚関係を考えると角が立ちそうで遠慮した経緯を思い出す。今の主人がよい主人なら、それにこしたことはないのだが。
そこで、ニーナのボブへの先程の反応を思い出し僅かに表情が曇った。
ソフィーを運び入れやすいように、アンゼリカの玄関側に一時車を停める。その音は通常なら中にも聞こえたことだろう]
ギルは居るかな。
おーい、ローズ……
[ステップを上がり、扉から中を覗き込んだ]
[ステラの懇願にローズマリーは自分の下腹部が暑くなるのを覚えた。
ステラの胸の頂きをそっとつまんだり全体をやわやわ揉みしだいたりとステラに柔らかな刺激を与え続ける]
ステラ…ここじゃ…。
[店を覗き込んだヒューバートには二人の背中が見えただろうか]
そんな、やですよ。
誉められても軽い夕食ぐらいしか出ませんよ。
[ネリーはヒューバートやシャーロットと明るい会話を交わした。
ややもすればアンゼリカが見えてくる。ヒューバートが先に降り、ネリーは車から降りた所でアンゼリカの方を見た。]
それが「天使のお仕事」ってヤツか?
[椅子を引き寄せて座ると、ククク、と愉しそうな嗤い声を上げた。]
……奇遇だな。俺も似たような仕事をしてンのさ。
ただし俺は天使じゃないけどな……。
『なな、なななっ なんだーっ!?』
[ローズに向けかけた声は発せられる間もなく、尻つぼみに消えた。扉の中がチラリと見えた刹那、慌てて扉を閉める。
扉を背にしながら、そのまま中の人物に気づかれないよう、じりじりとカニ歩きで扉を離れようとする]
ふぅん……
ま、世の中には似たようなことを考えるヤツはごまんといるわけだ。
[紫煙を吐き出しながら、喉の奥から搾るような声を上げてわらう、琥珀色の男の目をじぃっと見つめた。]
[きっと怪訝な表情を向けているであろうそこの皆に、苦笑いした。なんと説明したものか。
(おとりこみ中だ)と唇は形作ったかもしれない]
『ステラとローズが……』
[それだけでも充分に衝撃だったが、ステラの体は私の知らぬ紋様で彩られていた。
ステラはあのように刺青を体に彫るような女性だっただろうか。
私は改めて、彼女のことを何も知らないのだと、悟った]
[椅子の背もたれに両手を乗せ、座面を跨ぐようにして座り、ナサニエルの視線を真っ向から受け止める。]
どうしようか……
生憎と俺には特に叶えて欲しい願望はない。「会いたい相手」も居ないじゃないが、アンタじゃそれは役不足だ。
──俺はそれより、アンタ自身が欲しいな。
[琥珀色の瞳の奥に、黄金の光輝が瞬いた。]
[ローズの細くしなやかな指が、わたしの素肌を行き来する。
それは何かを奏でるかのように弾いたり宥めたり。形を変えしかし止まる事無く繰り返される。]
[夢にまで見たローズの手管。嗚呼何度契約の内容に組み込もうかと考えた事だろう。でも出来なかったのは、ナサニエルが幾ら常軌を逸脱していたとしても、この村の人間である事には変わりが無い事が、どうしても引っ掛かったからだった。]
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