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―村の酒場にて―
[いつもどおりの喧騒の中、雪祭りの準備を行っている青年達がドヤドヤと入ってきた。]
『おーい、マスター!広い席空いてる?』
[何人もの若い男達の中に、ギルバートの姿があった。]
『ギルバート、堅苦しい話は抜きで。まずは飲もう!』
ちょ……!論文用の話を聞かせてくれるんじゃないの!?だいたい、酔っ払ってたら何を話したか分からなく……
『いいって、いいって。マスター、なんか適当に持って来て!』
[赤いノートを手にしたギルバートは、ズルズルと引き摺られるように連れ込まれ、席につく。ほどなくして、そのテーブルに酒と料理が並んだ。]
『じゃ、今日の作業おつかれー!カンパーイ!』
[乾杯の合図が飛び交う中、ギルバートはジョッキに入ったビールをじっと見つめている。]
(やばい。酒は嫌いじゃないけど……ええい!こうなりゃヤケだ!)
[ジョッキのビールを勢いよく喉の奥に流し込んだ。]
[気泡が立つ湯船に鼻の下までどっぷりと浸かりこみ、口からぶくぶくと息を吐き出す。滑り込まないように、入り口の手すりに片腕を絡ませて、全身脱力状態で湯の流れに漂う]
[この場所で、カミーラを引きずり込んで抱きしめた。それが、あまりに遠い日の出来事になったようで、ふるりと身震いをする]
[ちりちりとした焦りが、腹の底をくすぐってやまない。どうすれば良かったんだろう?そんなことばかり考えて]
……あ……?
[ふと、ローズの顔が泡に浮かんで弾けとんだ。
そして思いつく。
……自分は彼女に、何と言ったか?]
[ジャグジーを飛び出ると、濡れたままバスタオル一枚だけ腰に巻きつけ、広間へとって返し。カミーラに向かい]
一緒、風呂入ろうぜ。
[ビールは喉を軽やかに通り、身体の奥へと抜けて行く。ひとつ息をつく瞬間にこの上ない心地良さを覚える。]
『おーし。いけるな?じゃーもう1杯!』
[ギルバートに有無を言わせぬ勢いで、ジョッキにビールが注がれてゆく。彼の仲間達はジョッキに何本ものビール瓶の先端を突き立て、ジョッキから溢れるまでビールを満たした。]
うーっし。来るなら来やがれ。いくらでも戦ってやろうじゃねーか!
[手元の赤いノートを開いたまま2杯目のジョッキを迎え撃つギルバートの頭の中は、急激に昂揚してゆく。胸の奥に吐き気を覚えながら、ギルバートは逡巡する。]
(……俺の身体のアルコール許容量、たった3分で越えた……これからどうなるんだ?俺が酔い潰れて終了じゃ、インタビューにならねぇな……)
[――ギルバートは、見た目にそぐわず下戸だった。]
>>178
お前が[人差し指でカミーラを指差して]俺と[自分を指差して]一緒に風呂に入るんだ[ジャグジーの方を指差す]。
寒いんだから、急ぐぞ。
[返事など聞かずに、さくっと抱きかかえあげると、すたすたと来た道をとって返す]
>>181
そ う し た い か ら だ !
こ の 俺 が !
[きっぱりはっきりと言い切ると、カミーラを抱えたまま湯船の中にざぶん]
>>183
流れ的にそうなっただけだ。たまたまだ。
[言いつつも、脱がそうとはしないで。
湯船の中でカミーラを抱きかかえて、気分良さそうに]
「ふむ。そうか。まあ、三年分の埃だし…、仕方ないな。ちゃんとやれよ。
…それに…」
[担当の男は話を聞いた後、彼と少女とを交互に見て]
[何を思ったのか深く頷くと彼の肩をぽん、と叩いた]
「お前さんも、漸くそっち側になったみたいだしな。
作業は任せろ、うんうん。そういう事なら、仕方ない」
…………そっち側?
[きょとり] [何かを納得した様子の相手に彼は疑問の声を返したけれど]
[皆まで言うなと言わんばかり、一度首を振った後に頷きを繰り返す]
[結局、訳が解らない儘に頑張れと、差し入れまで持たされて]
[メイのバスケットには、サンドイッチが幾つか入れられていた]
…取り敢えず、行こうか? 買い物の…手間、省けた、ね。
[首を傾げながらも、そう声をかけて]
[手を繋いだ二つの影は*夜道を歩く*]
『祭りなんかなんぼのもんだっての!』
『そうだそうだ!良く言った!』
『結局カップルのために俺達がこき使われるだけじゃねーか!』
『伝統なんかクソくらえってんだよ!』
『俺なんか3年も彼女いねーんだぞ!だから毎回祭りの準備に回されるんだよ!』
[酒場の一角で、男達がギャーギャーとわめいている。半ば呆れ顔でギルバートはフラついた手つきでメモを取る。]
そうそう!そうなんだよ!
ブルースのルールなんて、燃やして捨てちまえ!
[――本人にとって「過剰な酔い」が回っているせいか、言っていることが支離滅裂にはなるが。]
[シュプレヒコールの中、一人の青年がぽつりと呟いた。]
『だけどなー……恋がしたいよなぁ……』
[一瞬にして、卓の上に沈黙が走る。]
>>188
[小さく肩をすくめて、改めてカミーラを抱きしめると]
全く、余計なこと考えるから、ワケ分かんなくなるんだよな…。どうすりゃカミーラを傷つけずに済むかとか、嫌われずに済むかとか。
もう少しで知恵熱出るところだったぜ。
[むくれた顔でぶつぶつ言いながら]
そもそも、俺だけが一方的に必要としてると思い込んじまったのがマズかった。何だよ、カミーラは俺に惚れてんじゃねーか。
>>191
[ふふん、と。ニヤけた顔で]
わりーが、今回のことで俺はさすがに学習した。
ことカミーラに対しては、俺はもっと、自惚れてもいい!
[紅くなったのを見逃さずに、湯に沈めた顔に手を添えて上を向かせ]
ほら、かわいーとこ、もっとたくさん見せろ。
でねーと、春になってポイ捨てされちまうぜ?
[意地悪げにその顔を覗き込んで、軽く口付ける]
[二つの足跡の残る純白の道に並んだ影が長く伸びて揺れる
昨日と同じ家に着いて鍵のまわる音は矢張り静寂に響いて]
…昨日の続き、書斎から掃除を始めるね。
[生活空間としての機能を取り戻し始めた居間に荷物を置き
自室の掃除へ向かうナサニエルと別れて書斎を掃き始める]
――診療所――
[...がここに訪れてからどれ位の時間がたったのだろうか。気付けば外は夕闇に包まれ、医者は話の腰を折らないようにさり気無く明かりを点し、若き看護師は絶妙なタイミングで温かい飲み物を二人に差し出す。誰も彼女の邪魔などしない我儘な時間。...は、何度も感謝と謝罪の言葉を繰り返していた。]
[どれ位の時間を要しただろうか。]
先生…?――遅くまで私の話に付き合ってくださってありがとう。
[...の口から自然とその言葉が出る頃には、すっかり夜は更けていたが、時間を書けた分、...の表情は見違えるほど穏やかなものになっていた。]
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