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牧童 トビー に 1人が投票した
雑貨屋 レベッカ に 2人が投票した
のんだくれ ケネス に 1人が投票した
学生 メイ に 1人が投票した
未亡人 オードリー に 3人が投票した
藪医者 ビンセント に 1人が投票した
未亡人 オードリー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、雑貨屋 レベッカ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、牧童 トビー、双子 ウェンディ、文学少女 セシリア、のんだくれ ケネス、隠者 モーガン、学生 メイ、藪医者 ビンセントの7名。
―現実世界/北東部-機内―
[ガタガタ震える手。恐怖ではない怒り。]
そうかいそうかい。テメェほど掴めねェヤツも
FUCKIN' RAREなんじゃァねェかな。
[青白いビットは老人の周囲に浮遊。]
じゃァ、いつんなったら会えるんだい。
仕方ねェから、アポとっとくぜ。このボケが。
Death Maiden……死の乙女。ってことか。
よくわかんないから放置しよ。少なくとも犯人じゃないわけだし。
おじいちゃんに聞けば判るかもしれないし。
うん。
[無理やり納得して、扉をくぐる]
―Utopia/Closed Morgan's Space―
[足を踏み入れると、以前と同じ光景]
おじいちゃーん。
ちょっと聞きたいことあるんだけど、いい?
[警戒は緩めずに、声をかける]
ハンッ!なかなか滑稽でくそったれなこと
言いやがるぜェ。腹抱えて笑いてェな。
[暗闇の中、老人のヴィジョンだけが
月明かりのように輝いている。
オカルティズムに満ちた神秘の光。]
俺様は、自分の脚で立てねェのが嫌いなんだ。
こんな人から無理矢理立たされているとか、
FUCKIN' チンカス以外の何者でもねェ。
それにだ。
[月明かりが、目の前の彼に差し込む。]
そんな簡単に、この俺のタマァ取れるとでも?
指揮者じゃァなくて芸人にでもなりゃァいいんじゃねェか。
ジジイのファックの方が、まだ凄味があるぜェ!
[かっかっか、と老人は笑う。]
―電脳世界/Closed Morgan's Space―
あァ?俺ァ乳臭ェメスガキなんて呼んでねェぞ。
[以前に会ったときとは明らかに違う、
野蛮な口調で、怪訝そうに眺める。]
デリバリーヘルスなら、チェンジと
高らかに叫んでいるところだぜェ。
そういきりたつな。
貴様の体を分解<ば>らした事を怒る程、愚かではない筈だ。
自らの弱さは命取りになるとあの結成の日に我々は知っていた筈。――だろう?
[Morganの光はトビーが居る所までは届かない]
[闇の中、身を起こす]
―― 現実世界/中央部 ――
≪――マスター。上空に光点の反応です≫
[脳内にIR(赤外線)通信で"Celia"の声。目ばたきと共に“地図”を確認]
……"Death Maiden"。
[視線を上へ向ける。だが崩壊した電波塔に人影は無い]
な、空……?
― 電脳世界<Utopia>/Under:遊園地 - ゲームコーナー ―
<<< ヴィーッ!! >>>
[その時だった。突如天井に設えた警告灯が赤く点滅する。]
《なにがあった――!?》
[双子に回線を繋ぎながら、目の前に半透明に表示される情報コンソールを操作した。]
《あ〜だりー ――じゃなくて。えっと……大惨事です》
<<< ドドドドドド >>>
[ナイアガラの滝の瀑布のように、雪崩をうって崩壊してゆくカテドラル・オメガ。
爆破のような、周辺に拡散する運動エネルギーによるものではない。]
《――どういうことだ?》
《少し前の映像ログを取得します。》
[目の前に、軌跡を描き大聖堂へと落下する緋色の惑星の姿が浮かび上がった。]
なんだこれは――!?
[その時、また新たな光が一筋、天空を横切る。]
《今度は東部です――!》
<<< ――ゴォオォ――ッ―― >>>
[大地が崩れ奈落へ吸い込まれてゆくような、不気味な響き。
しばし茫然と身を震わせていた。]
ここでこうしてはいられないな――
[想像もつかなかった異変が次々と、現実を押し流してゆく。
俺はせきたてられるような感情に駆られ、
位相を書き換えた――**]
なんだ、いるんじゃない。
しかも、まるで別人みたいになってるし。
それと。誰がデリヘル嬢なのよ!
だ ・ れ ・ が !!
じじいの癖にそんなお盛んでどーすんのよ。
ま、それはいいんだけど。
さっきまでここに、女の子いなかった?
死の乙女って名前がついた。
どんな子なのか良く知らないけど。
その子が、東部区域をやっちゃったみたいだから。
―現実世界/北東部機内―
わかり切ったことをクドクド言うヤツだ。
テメェにこうして、再会しなけりゃァ
こうもドタマに来なかったろうなァ。
[フンッと鼻を鳴らして、トライデントの構えを解く。]
まァいいや。でだ、テメェは何かまた
面白いことでも企んでるんか?
何か目的がなくて、テメェがこんなところに
現れるなんて考えられねェからよ。
―電脳世界/Closed Morgan's Space―
チッ…面倒なメスガキだ……。
[顔面を、左手でゴキゴキと組みかえる。
骨のヴィジョンが飛び出し、汁が漏れ出しを
繰り返した後、手を離すと穏やかな顔。]
ああ…あの娘さんのことかね。
私に、束の間の快楽と人間味を思い出させてくれたよ。
それが、どうかしたのかね?
[黒髪/黒眼]
[背は伸び][シルクオーガンディのブラウスが悲鳴を上げる]
――。
[音もなく歩み寄り通りすぎると互いに背を向けあう形]
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