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次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、学生 ラッセル、吟遊詩人 コーネリアス、冒険家 ナサニエル、流れ者 ギルバート、書生 ハーヴェイ、のんだくれ ケネス、農夫 グレン、お尋ね者 クインジー の 8 名。
[目が覚める]
[朝の部屋]
・・・まぶしい
[ソファから起きあがる]
[顔をしかめ]
久々に夢を見たな。
・・・・・・嗚呼、仕方ねーか
[水の音]
[顔を洗って部屋の外へ]
ん? あ。お前ら数が減った?
[使用人を見て]
嗚呼、見合い会場ってすぐわかる場所じゃないのか
アーヴァインがすでに行って・・・
俺は見合いに来たんじゃねえよ。
パンもらうぜ
中庭は*暖かそうだしな*
[...は自室で天蓋付きベッドのカバーとお揃いの、ピンクのレースがたっぷり付いたネグリジュ姿で枕を抱きしめていた。
しかも透け透けだ]
すご〜くロマンチックな歌、できちゃった。
プロのコーネリアスさんだって泣いて「負けましたーっ」て言うぞ。
うふふ・・・
[口の中でむにゃむにゃと幸せそうな寝言を呟いて、夢の中でお嬢さんを口説くために紙に書いた最高傑作の歌を両手に掲げた…つもりで寝返りを打ったので、寝着の裾がまくれてえらい事に――]
[――ならなかった。
ネグリジュの着方をわかっていないため、パジャマの上から着ているのだ。セーフだった。
しかし...にとって、セーフでない事態は既にすぐそこに・・・
否、鼻息のかかるほどに近く迫っていた。
アーヴァインである]
『フフフフフフ・・・・・・』
う、うーん・・・
『フフフフフフフフ・・・・・・・』
う〜んん・・・・
『グフフフフフフフフ・・・・・・・・』
うるさいぃ・・・僕の眠りを覚ます者は、誰だあー・・・
[目を開ければ、そこにアーヴァイン]
『俺だーーーッ』
[幸せな夢から覚めた時――
毛穴全開、どす黒い中年肌。
真ん中で繋がっている感じの、ゲジゲジとしたごん太眉。
刺されそうな鉤鼻に、ねめっと脂で濡れているような唇。
ぐりぐりしている縮れた髪からは、整髪油の匂い激しく漂う。
それ以上に臭う口でもって、ギョロリと剥き出しの目を爛々と輝かせた男が、もはやちょっとした風のように感じられるほどに鼻息が顔面にかかる至近距離で、涎も垂らさんばかりに笑いかけていたなら、どうするのが本当は良かったんだろうか]
・・・・・・。
[とりあえず...の脳は気絶を選んだ]
[――さて、そのようにして、早朝の...の部屋よりとりあえずは一つの脅威が去った。
次なる被害者は誰だったのか、あるいは...の前に既に被害に遭っていたか。口頭で伝えられたか、手紙で知らされたのか。
はたまた運良く見つけられる前にアーヴァインが会場へ足を運ぶ時間となり顔を会わせることは避けられ、使用人の口から聞く事になったのか、事情を知った獲物仲間達から教えて貰う事になるか。
そういった事は定かではないが、ともかく今日より悪夢は*始まる*]
[目が覚める]
[咳を幾度かと、ひゅぅ、と喉が鳴る独特の音]
(あー…… まずい。昨日、はしゃぎ過ぎたかなあ。
そりゃ、そっか……)
[身体は息苦しさを訴えるのに、思考は案外と暢気なもので]
(……大人しくしてよ)
[ごろりと寝返りを打ち、仰向けになって、天井、もとい天蓋を見やる。
布団は信じられないくらいに柔らかくて、苦しみを和らげてくれる気がした]
(まるで天国、みたいだよなあ……)
[開きかけていた目蓋を、再びゆっくりと下ろせば黒が隠れた。
眠りを誘うには程遠いが、それでも、意識は夢と現の境にある]
[――その頃、別の部屋では地獄の使いよりも恐ろしいナニカが光臨していて、哀れな犠牲者が形容し難い悲鳴をあげて気絶を選んだ事だとか、恐ろしい真相が告げられる事だとか、目覚めてからが本当の悪夢だとか、色々あるが]
[とりあえず。]
[*少年がそれを知るのは、もう少し先の事*]
此処らへんだったか?
[昨日、グレンがいたあたり。]
[幾度か足を踏みならす]
・・・・・・此処じゃあないか。
この近辺だろうが
[当然、屋敷の中の悪夢は知らず]
探すか
[*ためいき*]
[やたらと長い廊下に、それなりに広い間隔を保って並ぶ、しかし幾つあるのか分からない扉。
いきなりススっと壁の一部がスライドして、中から召使の一人がリネン類の山を持って現れた。そのまま召使はてくてくと廊下を歩いて、近くの扉へと入っていく。
しばらく後。
召使が出てきたのと同じ隠し扉がまた開き、今度は長身の人影がすべり出てきた。
人影は軽く周囲を見回した後に、内ポケットから紙片を出してそれと見比べている。
言わずと知れたクインジーその人である。
長めの髪を紐で束ね、黒装束でこそ無いものの、動き易い服装に着替えている。]
これは思った以上だな・・・。
[少々、うんざりしている、かも知れない。]
[昨日のコーネリアスの提案、そして鋭く突っ込んできたナサニエル>>323のことを思い出す。]
早々のんびりもして居られんしな。そろそろアーヴァインの奴も動く頃合だろうし・・・。
[『それまでに逃走経路を確保しておきたいしな』とこれは声に出さずに。]
そう言えば。
あいつらはアーヴァインには娘は居ないって知らんようだったな。
[ラッセルの意気込みを回想し、思い出し笑い。]
[更に、事の真相を知って驚愕する様を想像して、思わず爆笑しそうになり、口と腹を押さえて耐える。
廊下の壁に額をつけ肩を震わせていると、取り替えたシーツやタオルを持った、怪訝な顔の召使がその後ろを通り過ぎていく。
・・・・・・我に返って笑いを止めた。
その頃既に屋敷の一室で、件のラッセルが世にも恐ろしいその「真相」に直面していたとは*露知らず。*]
[結局まともに眠れないままで朝を迎える。
今更に零れる欠伸と共に浴室へ]
[手早く済ませ、髪をタオルで拭きながら寝台の横まで戻り。
少しだけ其処に眠る人物を見詰め、溜息]
…酒、貰ってこねぇとな。
[空にしたスキットルを手に、頭にはタオルを被ったまま。
がちゃり、扉を開けば]
[目の前には肖像画の男]
[いや、肖像画は余程苦心して描かれたのだろう。
肖像画の其れよりもかなりアレな人間が其処に居た]
[完全に言葉を失っている...の様子など気にした風もなく至極楽しげなこの屋敷の当主が...の頬を撫ぜようとして。
咄嗟に一歩後退することで其れを避ける。
避けたのは本能的に危険を感じたからだろうか]
[其れでもアーヴァインが楽しげなのは、...の後ろにある寝台が見えたからなのかもしれない。
機嫌を損ねた風もなく悪夢のような真実を告げ。
時間が迫っているのか早々に部屋を去っていった]
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