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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が6人、人狼が2人含まれているようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
絶望を知ってるから何?
それってすごいこと?
希望の価値は、絶望を知っているのと知らないのとではそうかもしれない。だから、絶望を知って、そこから這い上がり乗り越え、希望の重みを知ったのなら私は尊敬するわ。
でも、そういうことを軽々しく口に出来るってことは、あなたは乗り越えてなく、私にそう言う視線を向ける権利はないわね。
[冷笑するかのようなネリーの視線を、静かに受け止め答えた]
[軽い衝撃にも、あるいは感動にも似た感覚。
勿論それは錯覚。
反射的に生まれた自我の防衛反応だった。
めまいを覚えながら私はなんとか口にする]
……すごいですね。
……そんなことばをいえるなんて。
……絶望している相手に対して。
……絶望していると分からないのかしら。
無知は罪って、言葉の意味。
いまとてもよくわかりました。
ありがとうございました。
―自室―
>>0:1319
[ざわめきにも似た重い分子が肌に付着したと感じる。けれどその感覚よりも、私の胸のうちに生まれた暗渠は深く、昏く、虚ろで――それ以上の言葉を私に続けさせることを阻んだ]
…………有難うございました。
【他人が理解できないのなら、それこそが絶望なのだ。】
[絶望とは、きわめて個人的な経験でしかない――その事実に私は思い至った。嘆息も出ないまま、ただ無言でソフィーの胸元辺りを見つめる。昨夜と同じシャツ。もう一人の教官の漂わせる香りまでが感じられそうな錯覚に陥った]
【この世界は私を必要としていないのだ。】
[その想念は、彼女が部屋を出て行った後も消える事は*無かった*]
[ネリーに感じたものは、頑なな鎧。でも確かに彼女は最後に悲鳴をあげたのだ。しかしそれを知るまでに、なんと時間のかかったことか]
だってネリー。
あなたが絶望と感じるほどの何かがあるのなら、それを言ってくれなきゃ、伝わらないわ。確かに肩書きは立派だけど、ね。それだけしかないもの。先生だから察しろなんて、無理なのよ。
[ただただ嘆息。]
でも私、ちゃんと訊いたわよ?
あなたはどうしたいの? どう感じてるの?って。
[彼に宛がわれた、彼の部屋。
彼の正面には壁に掛けられたブリッスルボード。
中心から地面まで173cm。スローイングラインまで237cm]
……終端の王(Endia)。
[スティールチップのダーツ。握れば先端に僅か重み。
二本の指で支え、緩やかに顔を上げれば揺れる髪の赤]
継ぎ接ぎされて、調整されて、改竄されていく可能性。
其の中に在るのが、僕等――か。
[アドレス、テイクバック、リリース、フォロースルー。
一連の、流れる様なスローイング。然し何処か機械的に]
[放たれた矢は狙い違わず。ヒット。IN-BULL]
[作られた子供達。選ばれた者だけが生き残る。
年月を経る毎に一人一人と消えていく収容者、去る教官達]
[ 好んだ者も厭った者も、
何の感情を抱こうが、
居なくなった。]
[未来の為に、残されるべき存在では無かったから。
彼に生命科学の基礎を教えて呉れた先生も、もう居ない。
あれは誰だったろうか――朧に霞む記憶。不要なのだから]
[二投目。真っ直ぐ中心を射抜く。IN-BULL]
[君は残る為にならば、何でもするのかな]
[昨晩、問い掛けた言葉。
彼等だけではなく、
世界にも、
そして自らにも、
同様に。
然し、結局辿る道は二つに一つ。
変わる事など、有りはしない]
[三投目、――僅かに逸れる。OUT-BULL。
Three In The Blackには届かない。完璧には遠い]
[試験後の数日、規定の授業は無い。希望して講義を受けるものもいるが、自分はもちろんそんなタイプでは無かった。
いつものよう朝寝坊してゆっくりと朝食を取り、室内運動場へと向かう。
トレーニングウェアに着替えると、訓練器機を使いゆっくりと体を動かした。
腕に重力をかけながら押し上げると、昨日の争いが頭を過る。
重みを押し返す腕に力がこもった。
喧嘩の最中によそ見をしたのは失敗だったし、体勢を立て直す事をしなかった事も失敗だ。
何よりも、手を出した事、引かなかった事が失敗だ]
全くどうかしてるわ……。
[吐息と共に呟いて、重力の設定を元に戻すと腕の力を抜く。
感情を押さえる事。
いつも教師達から注意されてきた事だ。
彼らの言葉を正直に聞くつもりは無いけれど、感情を爆発させる度、困るのは自分である事も最近は理解している。
それが出来なかったのはやはり、去って行った少女の件で苛々していたからだ。
何故、残ってるのか。彼らにぶつけた問いは自分に向けられたものでもあり]
あたしは、ここにいたいのかな。
[呟いて、床にごろりと*寝そべった*]
……ふう。
[小気味いい音と共に、生命工学の教科書が閉じられる。]
やはり『足りない』か。
[時間だけではない。モノも、知識も、経験も。]
……やるしかない、か。
『試験』を。
[刻一刻と、期限は迫っていた。
どうしたものか。
残った収容者達のカルテをファイルから取り出し、*考える。*]
……お疲れ様でした。
[最後の教官を見送る。これで、とうとう残っているのは自分とヒューバートだけになった。それに伴い、最終選抜に残った収容者も決まった。]
いよいよね。
[とうとうこの日が来たか。
...が収容者に願っていることは唯一つ。悔いのないように生きて欲しい。明日をも知れないからこそ。それだけだった。
昨夜、ネリーに言えなかった本心。ソフィ自身が感じている絶望感や悲哀。しかし、それを言ってどうなるというのだろう?
...の願いはただ、たとえネリーにどんな結末が待っていようと、ネリーにも少しはいい人生だったと思って欲しいだけであるのだから、彼女に言った以外のことを、...は言えただろうか。]
[昨日の話。
ライスボールがとれたのには驚いたが…実はこれは幸ある事故だったのだが…それ以上に、ありがとうと言われた事に驚いた。そして嬉しくて、照れて笑ってしまっていた。
ナサニエルに差し出された手をとって立ち上がればお礼を言って、すぐに書き途中の絵があると部屋へ戻った。]
…がんばんなきゃ。
[書き途中の絵なんて、
あとはニスを塗るだけのとっておきの一枚以外なくて。
そしてそのとっておきはまだ描き終えるつもりでない。
ベッドの下から引っ張りだしたのは1キロのダンベル2つ。
ちょっとでも強くなるのだ。
始めたのは少し遅かったけれど。
結局すぐにバテて、すぐに眠ってしまったらしいが。]
[過去に於いて、ヒトがヒトを作る事は禁忌だった。
――生命(いのち)とは尊いもの。
神の与え給うたものなのだ。
人の手で弄ぶ事は赦されない。
文明は進めどもヒトの手の及ばない、聖域。
然し人類滅亡の危機が迫った時、容易に破られる。
ヒトは遺伝子を操作して新たな命を生み出そうとした。
完全なる人間を、完璧なる人間を、種を存続させる為に]
[だが、其れは叶わなかった。
遺伝子レベルでの問題が無くとも、
実際に“稼動”させてみると欠損(エラー)が生じた。
データ的な問題は無いのにと科学者達は頭を悩ませた。
刻一刻と、近付くタイムリミット。
軈て、彼等は立ち返る。
ヒトがヒトを育むという、至って原始的な方法に。
然うして作られたのが彼等であり、此処の様な収容所。
其れが彼が“誰か”から聞いた話。真実か否かは知らないが]
[ダンベル2個を乗せたベッドの上で飛び跳ねるが
特に問題がない様子にうんと頷き]
…あー!!
[ベッドの下に絵を入れていた事を今思い出した。
引っ張りだせばとくに問題はない様子で、
ほっとしてまた元の位置に戻しておいた。]
…。
[静かだった。
ばたんと部屋の扉を開ければ、
あたりをキョロキョロと見回しながら休憩室へ向かう。]
誰か居ないかな
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