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自警団長 アーヴァインは寝たまま起きなかった。
あー、誰かなんか死んだっぽいね。
しぶとい奴は流れ者 ギルバート、文学少女 セシリア、吟遊詩人 コーネリアス、見習いメイド ネリー、踊り子 キャロル、学生 ラッセル、冒険家 ナサニエル、学生 メイ、お尋ね者 クインジー、書生 ハーヴェイ、酒場の看板娘 ローズマリー、逃亡者 カミーラ の 12 にんらしい。
ただいまー…。
[げっそりとした顔で集会場にやってきて、キッチンの冷蔵庫を開く。
餡かけ素麺があるのを確認すると、顔を緩めた]
カミーラさんありがとう。
起きたら食べようっと。
[昨晩は、酒場で踊り終えるやいなや、おかんダンサーズに体育館に連れて行かれたらしい。
祭向けのダンス指導をしたあとは、お礼がどうのと宴会に引きずられ、結局一睡もしていない]
も、ダメ、死ねる…。
[ふらふらと2階の部屋に入り、かろうじて化粧だけは落とすと*言葉通りに死んだように眠った*]
[ばたばたと慌しく着替えてパンを片手に齧りながら]
ふふふふふ。
見てろよ、今日は5人前分くらい働いてやるからな……
あのおっさんに文句など言わせねぇ。
[ミルクでパンを流し込むと、ダウンジャケットを羽織って外へ出ていった。]
うー、眠…。
[目を擦りながら二階から降りてくるも、
まだ完全に目覚めておらず]
ダメだ。眠い。
[習慣のように、暖炉に薪をくべて火を大きくする。
ぱちぱちと水分の飛ぶ音がするのを聞きながら、ぼふりとソファーに倒れこみ、クッションに顔を埋めた]
みんなに喰われる夢見た。
[陽のひかりを受けて煌めく白の結晶]
[寝台の上に寝転んだ儘左の手で其れを摘み茫と眺める]
..... ... .. ...
[薄い口唇から零れる旋律に籠められるは懐旧の念か]
[暫ししてゆるゆると身を起こせば銀色の輝きは卓上に]
[立ち上がり身支度を整えようと皺の寄った服に手を掛け]
[僅かに覗くのは肌に残る古い傷痕]
―自室―
[ぼんやりとベッドの上で目を覚ます。]
………あ、もう朝か。
皆のバカ騒ぎで、かえって思い出しちゃって、弱いくせにウォッカ飲んで……。最悪の目覚めだな。
って、人のせいにするなよ。
[自分の手で目を塞ぐ]
何故俺は、彼女の手を離してしまったんだろう……?村のやつら見て、何故彼女のことを思い出すんだろう……。ばかばかしい。
[紫煙の向こうに、明るい雪景色が見える。]
嘘っぱちの明るい表情を作るくらいなら、悩んでるくらいがちょうどいいよ、………………。
それは俺も同じか…。
[煙草を灰皿に置き、服を着替える。]
さて、本格的に雪祭の準備に行くか。今日は何が見られるんだろうな。楽しみだ。
[最後に一口煙草を吸い、火をもみ消す。]
ん…くぁぁ……。
[大きく欠伸をして目の端にじんわりと涙を滲ませながら、広間へと降りてくる。
心なしか憑き物が落ちたような、すっきりとした表情で]
[広間ではソファーにハーヴェイが幸せそうに沈み込んでるだけで、暖炉の薪がはぜる音だけが響き、まるでそれ以外の時が止まってしまったような空間]
…危機感のないバカ面さらして寝てんなぁ…。
[だから喰われるとか言ってからかわれるんだぜと呟きながら、キッチンに向かう。
しかしそこに食事の用意はなく、少し当てが外れたように肩をすくめると、食材を物色し始めた]
[立派な大根を見つけると、ふむと頷き。
しばらく後には、肉味噌餡のかかったふろふき大根と五目炊き込みご飯が用意される]
こんなもんかね…。
[自分の分をしっかりと取り分けべったら漬けを添えると、テーブルでわしわしと食べ始める。
本日の仕事予定を頭の中で整理しながら、食べ終えて煎茶を淹れてずずっと飲み干し]
ぷわ…。
[満足そうに、暖かく白い息をひとつ吐くと、食器を片付け出かける支度を始め]
[寝返りを打とうとするが、上手くいかずに身じろぐ]
うー、んぁ…。
[ぱちりと目を開けた瞬間。瞳に移ったのは天井ではなく…
床、だった]
いひゃい…。
落ちてからならまだしも、
落ちる直前に目ぇ覚めるなんて詐欺…。
[強かに打ちつけた顔を抑えて起き上がる。
ソファーを背に、いつの間にか抱え込んでいたらしい
クッションを抱いて座り込む]
ご飯の残り香が…。
[すんすんと鼻を動かすと、ぐぅと体が空腹を訴えた]
うー。
[まだ眠いのか、抱いたクッションに顔を埋める。しかし、空腹にあっさりと負けると、首を小さく横に振ってから気合を入れて立ち上がる]
よし、飯。
[鼻歌交じりに匂いの元を探り当てる。
そこにあった料理にを、しばし見つめて]
なんで此処の人たちはこんな美味そうなご飯が作れんだ?
…ありがたく頂きます。
[ぽむと料理に手を合わせて、それを寄い食べ始めた]
[身支度を整え、キッチンへ。
例の品をあたためて広間に向かう。
ハーヴェイに、おはよー、と声をかけてから]
いただきます。
[両手を合わせた]
午後は学校…っても、みんな自主休校状態だったな。
[借りたマフラーをぐるぐると巻きながら考える]
んー。
おばちゃんたちにお礼のお菓子でも持っていくかな。
会場に行けば誰かいるだろ。
[再び自前の歌を口ずさみながら、祭り会場へ向かった。彼女らが酔いつぶれているとも*知らず*]
[男性陣に混じって設営なんかの力仕事をしつつ。
一仕事終えるとふへ、と大きく息を吐いて]
……くそ、疲れるな。
あのおっさんやっぱりタダじゃおかねぇ。
[新雪の上にもっふりと寝転がって埋もれながら]
あー、冷たくて気持ちいー……
[寝転がったまま空を見上げて]
……必要、か。
無いといえば無いんだろうな……
[起き上がるとふるふると頭を振って髪の毛についた雪を払い]
……今日の晩飯何にしような。
ハーヴェイがよく太るような料理つくらなきゃいけないんだよな……
[やっぱちゃんこか?と誰にともなく首を傾けた。]
[雪球がぶつかったところを擦りつつ]
おまえかよ……!!
サボってんじゃなくて休憩だ、休憩!
そっちこそサボりじゃないのかよ。
[手元で雪を丸めるとクインジーに向かって投げた]
[投げられた雪球を余裕で避けると]
バカ言え、今まで姦しいおばちゃんにガッツリ囲まれてかまくら作ってきてたんだ。
ありゃ精神にダメージがデカイ。デカすぎる。
[...はゲッソリした表情になって、白く長い溜息を吐き出す]
あ、ちきしょう、避けたな?
[手元で雪球を2つ作りながら]
いいじゃないか、中年のアイドルで。
モーガンじーさんといい、おばちゃんたちといい。
年上にモテモテだな。
[2つの雪球を時間差で投げた]
[身支度を整え寝惚け眼を擦り降りてくるも人影は無く]
…みんな準備に行っちゃったかな?
雪像作り途中だけど、準備会場どうやって行くんだろう。
[リリィ用のミルクを皿に入れ
温めずふろふき大根と五目炊き込みご飯をよそい]
毎日誰が作ってくれてるのかな…ありがとう…
[いただきます、と囁いて何時間ぶりにかまともな食事]
ん…美味しい…
同性やヒトヅマにモテても全然嬉しかねぇ!
[ひとつ目は避けたものの、ふたつ目を肩口にぶつけてしまい]
お前さんなぁ、卑怯だぜ〜。
[しかし自分はソリの上から蛍光ピンクの雪かきシャベルを取り出し、足元の雪をすくってカミーラに被せ始めた]
ぜーたく言うなよ。
モテるだけありがたいと思……ってうわっ!!
[雪の中に埋まり始めながら]
つめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
卑怯はお前だろうが!!道具使いやがって!!
[立ち上がると、手の平で雪を思いっきり掬うとクインジーの顔にぶつけた]
カミーラだって、きっと兄貴を夢見るブラザーにモテモテだぜ!
…ぶはっ!
[顔面にかかった雪を、ぷるぷると犬のように頭を振って振り払うと]
こんにゃろ。
[ちょいマジになって、今度はハンドラッセルをとりだしてカミーラの上に雪を押し集め始めた]
ここに筋肉雪像作ってやるぜ!
そーゆー意味でモテても嬉しくねぇっていうか私は兄貴じゃね……
ってうわっ!!
[押し寄せる雪に足をとられてすっ転びながら]
筋肉雪って誰のことだ誰の!!
お前なんか雪山の遭難死体にしてやる!!
[立ち上がるとおりゃー、とクインジーの腰に抱きつくようにしてタックル]
ご馳走様…
[ぱちりと手を合わせ食器をシンクへ運ぶも
ミルクだけでは物足りなそうなリリィに
昨日のビスケットを見つけて何枚か机に置いて
余ったビスケットはバスケットに詰めて]
今日は迷子にならないように気をつけないと…
[呟き頬杖ついてリリィの食事を見守り]
うるせー!お互い様だぜ!
[訳の分からないことを叫びつつ。
そしてタックルをかまされて仰向けに雪に倒れこむと、勢いでカミーラが自分を押し倒すような体勢になって…]
……初めてナノ。やさしくしてネ?
[大真面目な顔で、妙に可愛らしい口調になって]
[夢か現か解らない心地でいたが]
[ゆるりと瞬いて顔を壁に向ければ]
[時計の針は真上を疾うに過ぎていて]
……………
[くしゃりと頭を掻いて立ち上がり]
[帽子と外套を広間に置いた儘と思い出す]
[仰向けに倒れたクインジーの腹の上に座って。
妙にかわいらしいクインジーにこちらも真剣な顔で頷くと]
……その顔でチェリーか。
わかった、優しくしてやろう。
私に任せな?
[にっこりと微笑むと、周りの雪をわさわさとクインジーの上にのせて埋め始めた]
はっはっは。埋まっちまえー!
んな訳あるかー!
[がおー!とばかりに乗せられた雪を跳ね上げ、起き上がる]
俺が埋まったら、世界一カッコイイ雪像が出来上がっちまうぜ。
[またもやシャベルを手に、全力で応戦を始める。
雪かきの仕事よりも真剣かもしれない]
ん、おはよう…、メイ、…リリィも。
…おはよう、には、遅い…かな?
[メイとリリィに挨拶を返しながら]
[項に片手を遣り、首を軽く傾けて]
…ぼうっと…していたら、こんな時間、だった。
[其の儘、後髪を掻いてから手を下ろす]
[厨房に入れば、用意されていた食事を温め]
[グラスに水を注ぎ、食卓に運んで席に着く]
私は割と本気で信じたぞ?!
……ってまだ諦めてねぇのかよ!
存外しつこいな!!
[シャベルの雪をかいくぐりながらクインジーの後ろに回り]
道具を使う卑怯者はこうだ!!
[クインジーの襟首に雪を入れた]
-ビスケットを食べ終え毛繕いをしていたが
声をかけるのに一瞥して一応は髭をぴるぴる挨拶らしい-
ん、少し遅いね、寝坊しちゃったから。
[決まり悪そうにへなりと笑ってから小首を傾げ]
…良く眠れた?
ナサニエルは今日は何処でお仕事?
[青の髪が揺れるのを見守ってから]
そうだ…
雪像の製作会場って、どっちかな?
ちょ、ま、信じるのかよ!
[大きく傷ついた顔をして。
しかし首筋に冷たいものが触れると、大きな声をあげシャベルを放り投げ、つんのめる様に走り出し。
それでも雪の冷たさが消えず]
[真っ青な顔になると、半狂乱になってその場でコートなど上半身の服を脱ぎ出し、首から背中に入った雪から逃れようともがく]
[行き成り走り出して服を脱ぎ始めたクインジーに思わずぽかんとして。]
ちょ、何やってんだよお前!!
いきなりストリップするこたぁないだろうが。
ほんの小さい雪球だぜ?
大げさだっつの。
[何か様子がおかしいのに首を傾げながら近寄り]
[すっかり上半身を脱ぎ捨てて、しつこく乱暴に何度も首筋を拭い擦り…。
カミーラの声にはっとして顔を上げると、その目元からは一筋の涙のあとが光っているのが見え]
あっ、や、その…だな。
ほほほ、ほら、カミーラが胸が硬いのがどーとか、腹が弛んでこーとか、言ってたから…。
[慌ててしどろもどろになりながら、思い切り両手で雪をすくって顔に押し当て]
…わりぃ…。
変なとこ見せた…。
[へたりと雪の上に胡坐を書いてへたり込み、俯いたまま呟いた]
[髭を揺らすフェレットを目を細めて見]
[それから、青の眼差しを少女へと向けて]
眠れた…、かな。
[曖昧な答えを返し、湯気の立つ大根をはくり]
[メイの問い掛けには、ん、と少し考えて]
…決まって…ない、から…
会場、行ってから…聞く、予定。
…案内、しようか?
[今日とて帽子を深く被り眼鏡、鼻先までマフラーを巻きさながら不審者のような格好でシャベル片手にのらくらと歩き回っていたがやたらと賑やかな声にチラリと振り向き]
あの声はクインジーさんと…カミーラさんかな?
仲良きことは良いことかな〜。
[会話の内容までは聞こえず大きな声だから多分楽しそうと自分の中で結論付けると「コーネちゃーん」と遠くから聞こえる黄色いおばちゃんの声に生返事を返してそちらへと*さくさく歩いていった*]
[そっか、と青の眼差しを受け碧い瞳を僅か細め
まだ少し熱そうな大根を口に運ぶのを見つめて
片手で頬杖をつき片手でリリィを撫でながら]
…毎日違う事をしてるんだ?
雪像作りは当分かかりそうかな…
う…ん、手間でなければ連れて行って貰えると助かる。
着いた頃に日が暮れはじめてたら、何もする前に帰ってこないとだし。
[しかし俯いてさらされた首筋を冷たい風が通ると、寒さ以上のものにびくりと反応して顔を上げ]
…やべ、風邪引いちまう…。
[力なく言葉を漏らしてのろのろと立ち上がり、脱ぎ捨てた服をひとつずつ拾い雪を払って腕を通し、身につけていく。
全て着込んでしまうと、所在無げに佇んだカミーラに]
…俺、今日はもう集会所に戻る。
雪遊び楽しかった。なんか久しぶりに童心に返ったって感じだったぜ。付き合ってくれて、ありがとな。
[お詫びとばかりに、カミーラの肩と髪に付いた雪を軽く払うと]
冷えねーうちに、戻んなよ?
女はトシとると、身体冷やすもんじゃねーって言うからなぁ。
[すっかり元の調子になってニヤリと笑い、手を振って。
散乱した道具を拾い集めるとソリに戻し、曳きつつ集会所に向けて歩き出した。
訳の分からないという表情のカミーラを一人、その場に残したまま]
[うん、と頷いて、再び箸を進めつ]
荷物運びとか…雪掻きが、多いけど…
…手が、足りて…いない、なら、何処でも。
[視線は少女とフェレットの間を行来して]
[そして、窓の外を白染める雪を見やる]
雪像は…祭の華、だし…ね…
手間じゃ、ないよ。
…食べ終わったら、行こう…か。
[そう言って左の手でグラスを取れば]
[其れを呷って、こくり、喉を鳴らす]
[言葉通り、食事と片付けを終えれば]
[リリィのおやつをちゃんと用意して]
[確り乾いた帽子と外套を纏い]
[メイと共に雪を踏んで*行くだろう*]
[編み上げの白いブーツをはたりと揺らしながら
こくりと頷いて視線を追いかけ窓の外を眺める
白いケープを羽織り準備の整ったナサニエルに着いて
はらはらと白い結晶の舞う白銀の世界を歩く
白い手は矢張り遠慮がちに外套を摘んでいたかも知れない]
ありがとう、助かったよ。
ナサニエルも仕事、頑張ってね。
[目的地に辿り着けば顔を見上げふんわり微笑んで
新しい仕事を訊ねに行くナサニエルの背を見送り
作りかけの雪像をコツコツコツコツ削り始めた]
[何やら事態が飲み込めないまま戻っていったクインジーの姿を見送ると]
……。
一体何なんだ、あいつは。
ってか私が悪いのか?悪いんだよな。
泣いてたし、なぁ……
[苛めたみてえだよなー、と呟いて]
……。
誰が年寄りだ、誰が。
私が年寄りならあいつは大年寄りじゃないか。
[憮然とした顔で呟くと雪の塊を蹴り飛ばした。]
うるせー!お前も手伝えっ!
[彼女と仲良く、会場を見物に来た友人に噛み付く。
勝ち誇ったように、技とらしい笑い声を上げて去ってゆく
彼らの背中を木の上から、ただ見送って]
…あいつら。
[アーヴァインは祭りのたびにこんな事をやってたのだろうか。
真面目、というか]
……不毛だ。しかも傍迷惑。
周りまでまきこむなっての。
[祭りの魅力が理解できないまま、ただ機械的に手に持った飾りを木の枝に絡めていく。
最後まで巻き終わると、いくつかの枝を渡って地面に*飛び降りた*]
[仕事に戻る気にもなれずにぼーっとしていたが、不意に鼻がむずむずして]
へっくしっ……!!
うへ。冷えてきたな……帰って飯作るか……
飯作ってから手伝いにきてもいいしな。
結構遅くまでやってるし。
[山の斜面がオレンジ色に染まっていくのを見つめると、集会場へと戻った。]
うーん。
[集会場に戻ったはいいものの、何か釈然としない気分で。
腕を組んだままオリの中のクマよろしくうろうろして]
……。
よし、決めた。
[2Fへ行くとクインジーの部屋の扉を叩く。]
……いるか?
[遠慮がちにそーっとドアをあけて中に入ると扉を閉め]
……あー、その、あれだ。
……すまん。
[クインジーに向かって頭を下げたまま]
おまえがそんなに冷たいの嫌いだとは知らなかったんだ。
……悪気はなかった。
[部屋の中にはほんのりとキャラウェイの香りが漂い、...はベッドの端に座ってぼんやりとしていた。
入ってきたしおらしいカミーラを見ると、はははと笑って]
あーまー、気にすんな。
嫌いっつーか、ダメっつーか…トラウマってやつだ。
克服できたかと思ったんだがなぁ…。
[メイやメイのばーさんに悪いなと、心の中で呟いて]
……トラウマか。
凍死でもしかけたか?
[顔を上げるとポケットに手を突っ込み]
……そう簡単に克服できるもんじゃないだろ。
ああいうのって。
んー…。まぁ、そんなもんだ。
俺がガキんとき、雪祭りの手伝いサボって森の中で遊んでたら、吹雪いてきてな…。
心配して探しに来た親のちょうど目の前で、雪の重みで傾いだ木が俺の上に倒れ掛かってきたんだ。
二人して俺を助けようと、駆け寄ってきてね。
俺は助かったが、二人ともかわりに下敷きになった。
俺は無事だったが、ふた親とも逝っちまった。
そんだけのこった…。
[...はタンブラーに残った酒を一気に飲み干すと、過ぎた話だ、と笑った]
……そっか。
優しい両親だな。
[窓の外に視線をやるとかりかりと頭を掻いて]
まぁ、そのあれだ。
すまん。
[もう一度謝ってから、ひょいと肩を竦めて]
だがお前がチェリーだと真剣に思ったことは謝らん。
[にや、と笑った]
そうだな…。
ま、ちょっとトシいった村のモンなら誰でも知ってる話だ。
あんまりしおらしくされても困るぜ。
[しかしちょっとジト目になって]
…お前、無垢のチェリーを自分好みに育てるのがイイのか?
[いい趣味だなとニヤリ]
……私はここの生まれじゃないしな。
冬にしかこないから、知らない。
[ジト目のクインジーに呆れ顔で]
……何でそういう話になるんだよ。
私にはそんな趣味はないな。面倒だ。
大体お前はチェリーではあるかもしれないが、無垢ではなさそうだし。
そこに拘るからだろうが。
…もしかして、確かめてーのか?
[楽しげににやり]
さすがにこのトシになって無垢もへったくれもねーぜ。
10年前の俺を見せてあげたかったねぇ。
って、面倒なのが理由かよ。
[アハハと大きな声で笑って]
誰も拘ってねぇよ!!
[クインジーに近寄るとすぱんと頭を叩いて]
確かめてチェリーだったらあれだな、村中に吹聴するぞ、私は。
[それでもいいのか、と睥睨しつつ]
10年前ね。
……ロクでもなさそうなガキなのには違いないな。
いてぇ!いてぇ!
[大げさに痛がる振りをしながら]
そんなもん吹聴してみろ、完璧に公認だぜ?
俺の人生終わっちまうぜ…。
[溜息混じりに頭を振って]
うっせ。
カミーラの10年前も、可愛げなさそーだぜ。
[集められた雪の上を歩き回り、土台を固めていく。
単調な動きにすぐ飽きて、軽くタップを踏み始めた]
あ、なんかちょっとステージっぽいんじゃない?
[次第に楽しくなってきて、スカートとコートを軽くたくし上げ、ステップに夢中に]
お、と、と…。
[滑りそうになったことでようやく大人しくなって]
日暮れてきたね。
[空を見上げ呟くと、よ、っと声を出して飛び降りた]
10点満点。
[両手をあげ、ぴしっと背筋を伸ばした]
[リリィと共にオヤツを食べ終えればまた雪を削る
少しずつ痩せ細ってきた雪山はまだいびつな三角錐に近い
ひと時、手を止めて仰いだ空は夕闇が迫り始めて]
もう少ししたら帰らないとかな…
[*呟いて*]
そりゃいいな。
確かめずとも吹聴すればもーガンじーさんの寿命待たずともおまえを社会的に抹殺できるわけか。
[にたり、と笑いつつ]
……確かにかわいげがあったとは言わない。
だがクインジーよりはマシな自信はあるな?
…死なばもろともか?
小さな村のいざって時の結束力をしらねーな?
全力で俺達の結婚式が盛大に執り行われるぜ?
娯楽の無い村じゃ、結婚式も最高の楽しみだ。
[げっそりしつつ]
お前さんなぁ、セシリアのときといい、比較対照が下向きだよな…。
さっきのしおらしいカミーラは、ちっとは可愛かったぜ?
[言われて初めて自分の盛大な勘違いに気付くと頬を赤くして]
公認ってそーゆー意味か!!
てっきりおまえがチェリーなのが公認ってことかと……
おまえと心中はしたくないな。
[真顔で呟くと首を振って]
……事実を言っているまでなんだがな。
別に可愛いといわれて嬉しいわけじゃないし。
しおらしさとか可愛らしさってのはローズマリーあたりに求めてくれ。
さ・む・い〜!
[歌うように言いながら、集会場に飛び込んでくる。
暖炉にしばし手をかざして、身体が温まるとキッチンへ向かった]
紅茶がどっかにあったようななかったような。
[ごそごそと棚の中を漁り、出てきた茶葉のにおいを嗅ぐ]
腐ってはいない、と思う。
[自分に言い聞かせ、ヤカンにお湯を沸かし始めた]
[沸くのを待つ間、おもむろに]
イナ・バウアー。
[などと言いながら、足を前後に開いてつま先を180度開き、真横に滑って時間つぶし]
[ぶは、と大きく噴き出して]
何だよ、本気で勘違いかよ。
あーあー、赤くなっちゃってなぁ。
[遠慮なしに笑うと]
あのなぁ、意外性ってのがいいんじゃねぇか。
今更ローズがしおらしくても、いつものこった。
可愛いと言われたから嬉しいんじゃなくて、褒められたから嬉しいと思えばいーんだ。
[にやにやしながら、赤くなったカミーラの頬を人差し指でつんつんと突付く]
[ミルクティーをたっぷり注いだマグカップを持って、広間のテーブルへ。
おばちゃんダンサーズが「よかったら読まない?」と寄越してくれた雑誌を取り出し開くと、巻頭グラビアは水着の女の子で]
……?
[何の本なんだ?と表紙と中身を見比べ]
ハッ。
これはもしかして、好意ではなく廃棄物処理だっただけなの!?
[などと思いつつも、貧乏性なので文字のある所を探して*ページをめくっていった*]
うるせぇ!!
突くな、阿呆!!
[クインジーの人差し指をぺしりと叩いて]
……私にとってかわいいは誉め言葉に入らないんだよ!
くそ、何て醜態だ。
飯作ってくる!
[顔を赤くしたまま逃げるように部屋を出た]
[ひょっこりキッチンを覗き込み、恐る恐る]
カミーラさん、昨日のごはんありがとう。
美味しかった。
[カミーラの手元をぼんやり見ながら]
今日はどんなメニュー?
[キャロルの声にはっとして顔をあげると]
あ、すまん、気付かなかった。
キャロルの水餃子も美味かったよ。
……今日かぁ。
ハーヴェイが太るような料理を作らなきゃいかんのだが。
[ちゃんこかなー、と思うんだけど、どうよ?と首を傾げて]
[雪山削りに夢中になっているうちにすっかり日は暮れて]
あ…早く帰らないと…
[頭の上に陣取っていたリリィは早々にケープに潜り込み
慌しく片付けをはじめまた小さな雪山に削った欠片を集め
ペタペタと均せばぐるりと周囲を見回して一つ溜息]
…どっち?
[バスケットを持ってまだ明るい作業場へと足を運び
今日の仕事を終えたらしいナサニエルの姿にゆっくり瞬く
ぱたぱたとケープの裾をはためかせて駆け寄り]
お疲れ様、ナサニエル。
良かった、誰かに道、訊こうと思ってたんだ。
[幾許か言葉を交わしてふんわり微笑み頷けば
外套の裾をそっと摘んで半歩後ろを歩き始める
ランタンの光に照らされ舞い降る結晶は*ひらひら煌いた*]
[電話の呼び出し音が鳴り出して]
はいはいはい?
[足早に駆けつけて受話器を取ると、その向こうからは姦しいおばちゃんダンサーズの声]
えー、だからそれは…あー、もうわかった。
今から行くから。
[もー、と言いながら電話を切ると、キッチンにいるカミーラに]
ちょっと出かけてくるー。
[雪像やかまくらを作るのに必要な雪を集めを兼ねて]
[今日も彼の仕事はと言えば雪掻きが主なのだけれど]
[足場の組み立てもしなければならず遣る事は沢山で]
[漸く一息ついて空を見上げれば疾うに闇に覆われて]
「よーし、今日の分は終了だ!」
[リーダーの号令で皆は休憩所へどやどやと向かう]
[中に入れば空気は一気に温度を変え漂う白い湯気]
[カップを受け取り身体を温める男達を余所に]
[彼は手袋を外してランタンを用意し帰り支度を始め]
「もう帰るのか? ちっとは休んできゃいいのに。
つかナサニエル、お前、なんで何時も手袋外してくんだ?」
[カップを傾け眉を顰めながら尋ねる男の声を聞きつけたか]
[横から給仕係の中年女性が「昔からそうよね」と付け加えた]
ん…、まあね。
…手袋、すると…、余計…遠いし。
[ぽつりと呟かれた言葉は人々の声に掻き消され]
それじゃ、…御疲れ様。
[相手の返事も待たずにひらと手を振って立ち去る]
[ランタンに火を灯し、作業場へと向かえば]
[此方に駆け寄ってくる少女の姿と掛けられる声]
…メイも、御疲れ様。
いいタイミング…だった、かな。
[今日の成果を聞きながら、ゆっくり、雪降る道を歩んで]
[揺らめく焔と煌めく結晶を瞳に映しつ、集会所への道を辿り]
[ぱたぱた、慌しく出てくるキャロルと擦れ違い]
いってらっしゃい、…気を付けて。
[そう声を掛けて、肩口の雪をそっと払い]
[ランタンの灯りを消して、中へと入る]
[祭りの準備を午前中で切り上げ、午後から本来の持ち場である酒場に顔を出した...を見るなり、店の主は驚いたような声を出しながら、...を取調べの刑事のように質問攻めにする。]
[少し取り乱し過ぎ、いつものオネエ言葉にドスが効いて、更に不気味な人物と化した雇い主に、少々戸惑いながらも、...は]
ちょっと落ち着いてよ、マスター。
何で私が髪型や服装をちょっと変えただけで、そんなに驚かれなきゃいけないの?
[いつもは顔を隠すように下ろしていた曲の強い髪を小さく纏め、背景に滲んでしまいそうな色ばかり着ていた服は、白いシャツに黒のスカートとタイトに纏めた容姿で、やんわりと追求を遮り真っ直ぐ相手の瞳を見つめ微笑む...の姿に、主は「まるで誰かに恋でもしたの?」と、直球を投げる。
そんな、興味本位の質問に、...は思わず噴出しながら]
そんなこと無いわよ。
んもぅ、マスターったらすぐ惚れた腫れたなんだから…。
マスターが想像するような事は、残念ながら無いわよ。
…ただ、昨日…今一番言って欲しかった言葉を…言ってもらっただけ…。
[窓の外に広がる銀世界に視線を移しながら、ぽつりと呟いた]
うぃす、ただいまーん。
[がちゃりと集会場のドアを開け、コートを脱ぐ。
今日も力仕事の分担だったらしく、...の顔からは疲弊の色が見れる]
ふぁ…毎日しんどいわ…
おかえりー。
[具材を入れた鍋をテーブルの真ん中にどーんと置いて。
カセットコンロに火をつけながら]
おつかれさん、と。
飯、もうすぐできるよ。
[太れハーヴェイ太れハーヴェイと鍋に向かって念じながら]
[...の姿を見た主人は、ますます興味を示し、「あら、恋は小さなきっかけから生まれるものよ?」等と茶化してくる。そんな雇い主の姿に苦笑を漏らしながら]
好意と恋い慕う感情を履き違えるほど…私、子供じゃないわ…。
[緩やかに口角を上げて微笑むと、厨房へと足を進め、仕事へと*取り掛かった*]
…お帰り、ネリー。
[椅子を外套に掛けつつ、聞えた声にそう返して]
[卓上にどん、と置かれる鍋を見、幾度か瞬く]
夕飯…作って、くれてたんだ? …ありがとう。
[カミーラに礼を述べるも、念には当然気付かない]
こんばんは、キャロル。
今からお出かけ?
気をつけて行ってらっしゃい…
[集会所の前でキャロルを見送り
ナサニエルがランタンを消すのにありがとう、と外套を離し
共に広間に戻りただいま、と声をかけ
キッチンから顔を出すカミーラにふんわり微笑んで]
お腹、すいちゃった。
[ケープを椅子にかけながら気配に振り返り]
ネリーもお帰り、お疲れ様。
[ことことと煮える鍋から灰汁をすくい]
礼はいらねぇよ。
むしろ私が作る飯ですまんってくらいだな。
[ナサニエルに軽く肩を竦めてみせて]
もーすぐできるよ。
もうちょい待ってな?
[メイの前に取り皿を置きながら、鍋奉行中]
[テーブルでぐったりしながら、鍋が運ばれてくる様子を眼で追った]
あーうー。今日は鍋なんだ…、中身は?
[唸る様に声を出す]
[大丈夫かー、とネリーの前で手を振りながら]
ちゃんこ鍋だ、ちゃんこ鍋。
ハーヴェイがよく太るようにな。
[野菜の煮え具合を確かめると]
ん、そろそろいい感じかな。
…そんな事、ない…と思う、けど。
[音を立てる鍋を見遣りつ、頬杖を突いて]
作って…くれてる、人に…
直接、お礼言えてなかったし、ね。
[随分とぐったりとしているネリーに首を傾げ]
…大分、御疲れ?
うん、ありがとう、カミーラ。
[取り皿を受け取り両手で包むこむように持ったまま
料理に勤しむ鍋奉行の勇士を期待に満ちた瞳が見つめ]
ネリー、大丈夫?
今日のお仕事はハードだったのかな…
[小首を傾げるもナサニエルの言葉に]
そう言えば毎日の朝ごはんも誰が作ってくれてるんだろう?
朝は苦手だからいつも起きるとご飯だけ貰っちゃってるや。
たっだいまー。
お鍋間に合ったー!?
[駆けて来た勢いそのままに、集会場の扉を開いた]
おばちゃんダンサーズにお土産貰っちゃった。
皆さんでどうぞーって。
[ごそごそと紙袋を漁り、中華まんをごそっとテーブルに置く]
[作業場のとあるテントの中、ニコニコと微笑む眼前の相手に胡乱な目を向けて溜息をつき]
昨日もお話しましたけど…。
こういうのって僕に向いている仕事ではないと思うのですが…管理人さんなら僕の事を解ってくださると思ってたのに〜。
[微笑む相手――実行委員、と書かれた腕章をつけているアパートの管理人に文句を言い暫く睨めっこを続けていたが、諦めたように小さく頷いて]
これもご近所付き合いですか…。
そう言われると仕方が無いです…わかりました。
でも…僕の目ではそうサクサク見つけることはできませんので。
あまり期待しないでください…1人ずつ見ていくので精一杯です。
[見つかる保障もありません、と付け足すと不服そうな表情のまま渡された書類を手にテントを出た]
[テーブルにべったり頬を付け、眼をぱちくりさせる]
へえ、ちゃんこかぁ。
…太らせるって。どこかの料理店みたいだね…
いい匂いだ…
[のったりとナサニエルの方に顔を向け]
…大分お疲れです…。はい。
んー、まぁ、あれだ。
礼はいらねー。
残さず食ってくれたらそんで嬉しい。
[よし、食べごろ食べごろ、とメイの取り皿に野菜や餅巾着を入れて。
クインジーの顔を見ると]
何がグッドタイミングだ。
ハーヴェイのための料理だからな?
食い尽くすなよ、お前。
[念のため釘刺し]
[メイの疑問に、さあ、と首を僅かに傾ける]
俺も…最近は、朝、遅いから…
…皆、料理…上手いみたい、だね。
[狙ったかのようなタイミングで降りて来たクインジーに目を向け]
こんばんは、クインジー…
[勢いよく走りこんで来たキャロルに、お帰り、と声を掛けるも]
[べっちゃり、テーブルにくっついたネリーに、目を瞬かせ]
…その…様子だと、力仕事?
他のに、回して…くれれば、いいのにね…
ナサもこんばんはだ。
続々と戻ってきてるな。
鍋は大勢で囲むのが一番だぜ。
[その場の面々に挨拶しながら嬉しそうに、煮え立つ鍋の湯気を吸い込んで]
>>94
具は大量にあんだろ?
ケチケチすんじゃねーよ。
[自分の取り皿をカミーラの目の前に持っていく]
[ネリーの「どこかの料理店」という言葉に]
まずは上着をお脱ぎください。
はーい。
[コートやマフラーをハンガーにかけ、空いている席に腰掛け]
はい、鍋奉行様。
椎茸食べたいです。
[挙手した]
-食事の気配にきょろりと辺りを見回して鼻をひくつかせ-
お帰り、キャロル、お疲れ様。
美味しそうだね、いただきます。
[よそわれた取り皿を前にカミーラにふんわり微笑み
とは言え手をつける訳でもなく湯気のあがるのを眺め]
ありがとう、カミーラ。
クインジーは本当にぴったりのタイミングだね。
リリィみたいだ。
[くすくす笑ってリリィと鼻先を合わせる
ナサニエルの声にこくりと頷いて顔を覗き]
そう言えば、今日ものんびりだったね。
[途中おばちゃんに捕まり世間話と一緒に持たされた3つのりんごを抱えて集会場の扉を開け]
今日も寒い…。
こんばんは〜…あ、いい匂い。
[テーブルの端にに一つずつりんごを並べながら鍋へと目は移り]
今日は鍋ですか?
ここに来てから食生活が豊かです。
>>89
…地味にハード。
こんなにツラかったっけ?
[ぐったり。]
>>96
…んん、まぁ、祭りまでの辛抱だし。
我慢するよ。
[耐え切れるのか?と言う疑問はさて置き、へらり、と笑う]
>>キャロ
なんと言うか…水に濡れたパンみたい。
[どんな例えだ。]
>>99
む?それは違うぞ?
リリィの方が俺の真似をしているんだ!
[大真面目に]
>>101
鍋…初めてか?
一人暮らしだと楽だからちょくちょく作るがな…誰かと囲んだり取り分けてもらったりは、すげぇ久しぶりだな…。
[頬杖を付いて、皿に食材が取り分けられるのを待っている]
って、汁だけかよっ!
[恨めしげに]
[箸を持ったまま手を振るキャロルに小さく笑みを漏らし]
コラ、お行儀。
[咎めの色を含まない口調で指摘するとナサニエルにもお辞儀をしてから席につき]
いい出汁出てそうですね。
はい、僕もいただきます。
[クインジーの取り皿を見てからカミーラに嬉しそうに頷いた。テーブルの端のりんごを眺めながら]
…冷凍りんごは美味しいでしょうか…。
>>108
リリィ…デカくなるといいな…。
[メダカが大きくなったらクジラになる歌を思い出しつつ]
>>111
一人用っつーかな、鍋を一人で食うだけだ…。
汁は好きだが、肉や野菜はもっと好きだ!
[力説した]
>>112
[目の前に食べ物がやってくると、途端に相好を崩して]
うまそー。いただきます。
[神妙に両手を合わせて、ついでにナムナムと唱えてから、いつもの勢いで食べ始めた]
[意見が重なったカミーラとキャロルに頷いて]
シャーベットにすると美味しそうですね。
あとで凍らせてきます。
…リリィもりんご、食べますかね…?
[リリィをじっと見ながら食べます?と首を傾げて問いかけ]
雑炊も美味しいですし、僕はうどんを入れるのも好きです。
[カミーラから受け取ったお皿に有難く両手を合わせるとはふはふと息を吹きかけて食べ始めた。]
>>118
…何か違う納得のされ方をしてる気がするぜ…?
[しかし気にしないことにした]
>>119
何言ってんだ、いただきますの感謝のおまじないだ。
心配しねーでも、しっかり食ってやるから。
[既に皿の上のものは半分以上食べてしまっている]
>>107
まぁ、何とか頑張るさ…
…中華まん。食べていい?
>>108
アーヴァインのおっさん曰く「丈夫そうだから頑張れ、やれば出来る」だそうです…
[はぁ、とため息一つ]
>>110
…ふふ、流石にそれはイヤだ。
無茶はしてない積もりなんだけどね…
[ゆるゆると鍋の方を向き、適当に皿に盛った]
>>113キャロル
器の方を振ったら冷めちゃいますもんね。
[締まりのない笑みにつられるように笑い]
じゃあ、リリィにはリンゴかな。
[箸を置いてリリィの鼻先を人差し指で撫でると厨房へ向かい、果物ナイフ片手に戻ってくると席についてりんごの皮をシャリシャリと剥き始めた。]
皮も食べるのかな…。
[細長い皮を見つめて呟いてからネリーに視線を向け]
…今日もお疲れですか?
お勤め場所、移して貰えればいいんですけどね…。
[ぐったりした様子に苦笑を浮かべた]
>>129
[追加された魚をぱくりと口に入れ]
んー、味が沁みてるぜ。
ハーヴェイにゃダシで大量のうどんでも作ってやるといいぞ。
太らすには炭水化物が一番だ。
…いや、肉質を良くするためには野菜なんかも食わせないといねーのか?
[すっかり畜産業者の目になっている]
>>126メイ
丸ごとは食べるの苦しくないですかね…?
人でも下手したら歯ぐきから血が出ちゃいますし。
[皮を食べるリリィの表情に嬉しそうに顔を綻ばせると手馴れた様子でりんごを八等分してその一つを皿に細かくしてから皮の上に置いた]
ハーヴェイさんへの企画は続行中なんですね。
僕も便乗しておきますか。
[太ってくださいハーヴェイさん、と鍋に念を送ってから再び箸を取って食べ始めた。]
>>131
たんぱく質か…。
[レベッカの店にプロテインが置いてあったような気がするなどと考えつつ]
しかしいつの間にカミーラが、そんなに躍起になってるんだ?
[きっかけが思い当たらなくて不思議そうに]
>>134
そのカミーラへの念は、極一ヶ所に向けて放ってやれ。
[そこ大事、試験に出るぞとキャロルに耳打ちして]
>>124
じゃあ一個貰うよー。
[適当に一つ袋から取り出す、少なくともあんまんではない様子で、一口はむ。と齧りつく]
…なんだろコレ、ぶたまん?
[地味に貴重?]
>>125
まぁ、なんとかなるし…
あ、りんご一切れちょーだい。
[コーネリアスのナイフ捌きを見つめる]
>>126
やっぱりそう思うよね?
だから彼女出来ないんじゃない?あのオッサン…
>>128
ん、そーするわ…
[ゆるりと手を上げて答える]
[カミーラが蓋を閉める様子に自業自得ですね、と冷静に呟きながら皿を空にして]
ああ、そういえばなんでハーヴェイさんは
太らなければならなくなったんでしたっけ?
わからないまま便乗していましたけど。
クインジーさんが食べたいからでしたっけ?
[箸を置いて厨房へ向かいお皿と爪楊枝を持ってくると残りのリンゴを乗せて一つ一つに爪楊枝を刺していき]
>>137ネリー
あまり無理はされませんように。
明日もそんな様子でしたら僕もお願いに伺いますよ?
実行委員にお知り合いの方がいますし。
リンゴは豚まんを食べた後にしましょう。
[豚まんに齧り付く様子に笑みを漏らすと、残り2つのリンゴを持って集会場の外へと出て行った。]
>>138
…なんだ、自分でも分かってなかったのか?夢中になると周り見えなくなるだろー?
[にやにやと笑って、しかし蓋を閉められると]
おーいおい、応援してやってんじゃねーか。まだ食い足りてねーって。
[慌てて蓋を取り上げようとする]
>>139
え?そういや…。
[...は少し記憶を辿って]
ああ、思い出した。カミーラの二の腕が煮込み料理に最適だっつー話をしてたんだ。
そしたらカミーラが、ハーヴェイのほうが旨そうだって言い出した。そっからだな。
なんだ、カミーラにも理由があったじゃねーか。
[ぽんと手を叩いて]
――酒場にて――
[今日も18時の鐘がなると同時に、勤労者達がホールへと詰め掛ける。次々と上がるオーダーに、...は慣れた様子で承り、店の主へと伝える。]
[駆けつけた男達は、酒が入ると饒舌になり、その日に仕入れたばかりの情報を酒の肴に加える。]
[その不確だが目新しい話を、いつものように聞き流していた...だったが、ふとある人物の名前が話題に上がると、興味深そうに耳を傾けた]
[話の内容は、『役割放棄をした実行委員を探す為に、ついに村役場が動き調査に当たっているということ。そして実行委員のすり替えを阻止する監視員も導入されたらしいとの事』だった。]
何か…今年は随分大事になっているのね…。
やっぱり当たり年だからかしら…。
[村人達の話題にふぅと溜め息を吐きながら、...は無意識の内に耳朶で小さく揺れているピアスに触れる。白い指先で弾かれた小さなアクセサリーは、カチリと音を立てその存在を彼女自身にアピールした。]
>>144
二の腕は乳の柔らかさ…?
[初めて聞く格言(?)に、ふむと考え、昨日つついたカミーラの二の腕の具合を思い出し。
…不憫さにこっそりと涙した]
>>145
雪じゃ腹膨れねーって。
[蓋を死守するカミーラを見て、もう1回二の腕をつついてみて。
…更なる不憫さに涙した]
>>149
食べたら旨そうだという話だな。
カミーラの二の腕は煮込みに最適だが、ハーヴェイはもう少し太らせてからだ。
[真面目に説明している]
>>150
[いてっと言いつつも、蓋が開いたので皿に具を掬って入れつつ]
もう昨日1回触ってんだから、別にいいだろ〜?
バカだなぁ、哀れだなんて思うわけないじゃないか。
不憫だと思っただけだ。
[きっぱりと。しかし意味は同じだ]
>>139
そっかー。
やっぱり中華まんって独特な美味しさがあるなぁ。
[笑顔でぶたまんにはむり付く。]
>>141
…いや、別にそげな事無いよ?
あたしよりメイの方がモテそうだけどな。
>>142
あー、うん…。
力仕事も楽しいんだけどね、もしもの時はお願い。
[あははー。と気分を変えるように、豚まんを平らげ取り皿のちゃんこを食べだした]
[本日の外での準備作業を終え、疲労を抱えて集会所に戻る。]
はー……疲れた。ま、今日は準備してる村の若いヤツらと知り合えたからいいか。なんだかんだで浮き足立ってるんだよな、皆……。
[集会所の扉を開ける。]
ただいまー。
(恋の女神様、か……
そんなものがいたら、俺の手に彼女を取り戻すことは、できるのかな?それとも……)
[ある程度人が引けると、気を使ってくれているのか。店の主は満面の笑みで仕事の終わりを...に告げる。その姿を見るなり呆れたように溜め息を吐きながら]
そんなマスターが期待するような事、ありませんわよ?私には。
…他の方は、どうか判りませんけど…。
[いくつか思い当たる節があるかのような口振りで、主人の追及をやんわりとかわすと]
ではマスター、お疲れ様でした。素敵な夜を…。
[鮮やかなコートを羽織ると、寒さの増す外へと軽やかな足取りで出て行った。]
[りんごを雪に埋めて戻ってくるとカミーラが丁度クインジーに技を仕掛けているところで]
ドメス…
[思わず口に出そうになった言葉を巻き込まれたくないので押し黙ることにした。]
[真っ直ぐ暖炉へと向かい暖めるように手を翳し、キャロルの見ているテレビの方向に顔を向けるもテレビ自体はは目に入っていないようで。そのままテレビの方角を見つめながら何かを考え込むように*ぼぅっと温まっている*]
>>153
おぅ、お帰りギル。
>>155
って、ギブギブ!本気で死ねる!
……お?なんだ、結構あるじゃねーか?
[後ろ頭に当たる、カミーラの胸の感覚に]
――外――
[凍てつく寒さのお陰で夜空の星の輝きは眩しく、まるで手を伸ばせば届きそうな程で。
...は、雪明りに照らされた道のりでふと足を止め、空を見上げながら…]
綺麗な星空…。三十年前のお祭りの日も…こんな綺麗な空だったのかしら…。
[...は、白く漏れる吐息を弾ませながら]
村の言い伝えの中
偶然出会った二人は
恋をして…
今でも幸せな時を過ごしている…。
ねぇ、お父さん、お母さん。本当に女神様って居るの?言い伝え…信じてみて良いの…?
もし、本当に居るのなら…。
私が村に居られる…あと僅かな時間…。女神様に託してみたいと思うの…。
[母親から譲り受けたコート共々自分の体を一度だけ抱きしめると、...は再び集会場への道のりを歩き始めた]
>>158
[メイの返答に、やっぱ食生活が違うのか?としばし考え込み、食うのか?と首を傾げつつ]
……切ったら生えねーから、大切に食わねーとな。
太腿もいいけど、俺は骨付きカルビが好きだな。
>>160
[頭がガツッと鈍い音を立てる]
………。
[さすがにしばらく無言で頭を抱えてしゃがみ込んで]
マジで…死ぬ…。これ以上殴られたらバカになりすぎて天才になっちまう…。
つーか、誰がヘンタイだっ!俺はどこも触ってねー。カミーラが自分で押し付けたんじゃねーか。
目撃者はこんなにいるぜ!
[恨めしげにカミーラを見上げて]
[...は静かにドアを開け]
ただいま。
[と言うと同時に飛び込んできたクインジーとカミーラの仲睦まじい姿に]
殺人現場に遭遇かしら…。
[顔色一つ変えずにコートを脱ぎ、コート掛けに…。]
よ、よかったじゃないか。
そのスカスカの脳みそがようやく回転し始めるんだからよ。
フツー、当たりそうになったら遠慮するもんだろう!?
図々しく触れたままでいるあたりがヘンタイなんだよ!
[何だかよくわからない理屈をこねまわしつつ。
見上げるクインジーを睨み返して]
……あ、おかえり、ロゼ。
もうすぐ死ぬからまっててくれ。
>>153
うぃす、お帰りぃ〜
[声に反応すると後ろ手にゆるりと手を振る]
>>158
…内面ねぇ。
まぁ、メイが可愛いのは間違いないと思うよ?
あたしが保証するけど特典は無いから。
>>160
本気か。
よし、やっちまえ!
[...はカミーラを応援しています。]
>>162
…筋張って硬くない?
[いたってサラりと。]
>>164
んー…食べてみたら旨そうかなって話だからな…。
アバラは焼きだ、バーベキューだ。
>>165
…いいのか?すっげー天才になったら、カミーラとは話が合わなくなっちまうぜ?
っていうか、避けるまもなく締め上げられたんじゃねーか…。
不意打ちは卑怯だとあれほど…。
[殴られたあたりをさすりながら立ち上がると、席について鍋を食べだす]
これ食べ終わるまで死ねねぇ。
>>164 メイ
[まじまじと見てくるメイの視線に小首を傾げて]
私の顔に何か付いてるかしら?
>>165 カミーラ
あら、まだ落ちて居なかったのね。残念。
[くすくすと笑いながら]
>クインジー
生命の危機…。それは大変!でもカミーラさんの手で落ちるなら素敵なことじゃない?
[悪びれた様子も無く]
[...は、カミーラの手からするりと抜け出したクインジーを見て、酷く残念そうに息を吐くと]
私もお腹空いたわ…。お鍋、頂いてもいい?
[会話の内容から鍋奉行そうなカミーラに訊ね]
[ぼーっとしていたが思い出したように立ち上がるとテーブルについてリンゴを一つ取り]
なかなかに渋い時代劇でした。
[結局テレビを見ていたのかなんなのかリンゴを齧りながら]
今日はなんだか物騒なお話ですね。
あ、ギルバートさんとローズマリーさんお帰りなさい。
[バーベキューだのの話に苦笑いしながらギルバートとローズマリーに会釈した。]
ネリー…ひでぇ…。
[...はもぐもぐと野菜を食べながら]
>>168
いきなり言うようになったなぁ…。
どこに隠してたんだか、その尖ったしっぽ。
[にやりと笑って]
>>169
そうか。
まぁ何とか天才にはならずに済んだみてーだが。
俺の食欲は終わってないぞ!
[もぐもぐ]
>>172 メイ
[冷凍みかんとカキ氷機を持ってきたメイを見ながら]
あ、あぁ…今日は髪を纏めているからね…。久し振りに首筋出したら涼しいを通り越して寒いけどね。
[苦笑を漏らす]
>ギルバート
ありゃ。外に出るところを見られてましたか?
冷凍りんごは明日用で、今外で冷やされてます。
[これは普通のりんごです、とシャクシャクりんごを食べながら微笑み]
>ローズマリー
[豆鉄砲を食らったような表情で2回瞬きした後、手を振り返して]
こんばんは、ローズマリーさん。
…雰囲気、変わられましたね。
[素敵ですよ、と呟いてから具がなくなりつつある鍋の中を見て]
…ハーヴェイさんはお腹を空かせることになりそうですね。
[ポソリと呟いた。]
ローズマリーとギルバートがお帰り…、かな?
[普段と違うローズマリーの格好に幾度か瞬き]
[メイの問い掛けに、ん、と首を傾けて]
カキ氷。…貰おう、かな。
[未だ水気の残る髪をタオル越しに掻き上げて]
>>172
[疲れた表情から一変、まさにキラキラ眼を輝かせ]
あ!やるやる!
>>174
…自業自得でしょ?
[取り合えず言ってみたようだ]
[ローズマリーを見て]
ふうん……髪型変えたんだ。なかなかいいじゃん。
もしかして、服装のテイストも変えた?
……なんて。
彼氏でもない男につっこまれてもイヤかもしんないけどさ。
>>177キャロル
あれ…違ったんですか?
おっかしいなぁ…。
なんかヒラヒラしていたような気がしたのでてっきり。
[言い訳めいたことを返しながら特に気にした様子も無く笑顔で返し。はじめから見ていなかったようだ。]
>>181ギルバートさん
ご名答です。
カミーラさんとキャロルさんがシャーベットにすると
美味しいと言っていたので流れで埋めてきました。
夜中の間に凍ってくれるといいのですが…。
そういえば摩り下ろすのをすっかり忘れてました。
[その時はカキ氷器を借りていいんだろうかと考えながら]
>>176 メイ
[似合っていると言われ、仄かに頬を赤く染めながら]
ありがとう、メイ。嬉しいわ。
カキ氷は…ご飯食べてからにするわ。ネリーさんに勧めて?
>カミーラ
あ、取り分けてくれたのね。ありがとう。
[にっこりと微笑んで礼を言うと]
お言葉に甘えていただきます。
[手を合わせ、箸を持った。]
>>177 キャロ
ただいま。キャロは一足先に帰ってきてたのね、お疲れ様。
あ、昨日の料理ご馳走様。美味しかったわ。
あとで中華まん頂いてもいい?
[彼女達が何のテレビを見ていたかは、敢えて効かずに]
>>178 コーネ
[ぽかんとしているコーネを不思議そうに見つめながら]
そんなに変わったかな…。
[素敵ですよという言葉には、ふわりと微笑んで]
ありがとう。
[臆することなく礼を述べた]
>>179 ナサ
ただいま…だね。
髪が濡れているけど…お風呂だったの?
[瞬きをするナサニエルに、静かに問い掛け]
[...はクタクタの様相で詰め所から出て来た]
参ったなぁ。どうしても人が足りそうもないや…
[考え込んでいるので、皆に気が付かない様だ]
他にも食べたい奴がいたら、勝手に食え。
……ハーヴェイはまぁ、あれだ。
涙を呑んでもらうか。
[真顔で呟くと、あんまんにかじりついた]
>>186ローズマリー
そういった人の変化には疎い僕が気付くくらいには。
[ふわりと微笑む姿に目を細めてからどういたしまして、と言葉を返した]
>>189キャロル
ぼぶでぃ…?
確かにサムライの名前ではありませんね。
[すみません…と謝る前にうどんに目を輝かせ]
あ、うどん。
楽しみにしてました。
[再び取り皿を手に鍋の中を嬉しそうに見つめ]
あ、雑炊とうどん、いただきー♪
やっぱり鍋の締めはこれだなぁ……。
疲れた身体にしみるね。
[食事を摂りながら聞き取りノートを開き、殴り書きで書いた内容を少しは読みやすい字で書き直している。]
>>183
[そそくさとかき氷マシーンの前に移動し]
そんじゃ。Let's スタートっ!
[がしがしがし。と見る見るうちに削られて行く。]
んな、結構重い…
>>182 ギル
[ギルバートの問い掛けに、少し戸惑った様子で箸を休め]
えぇ…ちょっと気分転換に…。服は…母の物なんだけど、ずっと着れず仕舞いで…。
[彼氏でも無いのにの言葉に、慌てて否定するように]
そんなことっ…無い…と思う。少なくても私は…イヤではない…の…
>>188 ナサ
[遅い時間という言葉に、一体何時何だろうと思いながら…]
シャワーの音は、心地良いから私は別に気にしないけど…。
風邪引く前に早く乾かした方が良いわ。
――自宅――
[集会場から数軒離れた小さな家。
私と母の二人暮し。一欠けら落ちた家族絵図。
夕食を済ませ、
静かな家に漏れるのは食器を片付ける水音。]
[コートのボタンをつけて玄関へ。
台所から母がパタパタとやってくる。
濡れ手をエプロンで拭きながら、
……忘れ物よ、とマフラーを首に巻いてくれた]
[目の前に置かれた雑炊の皿を見て]
おー、やっと来たか。あんがと、旨そうだ。
しっかし、ハーヴェイはなにしてんだろうねぇ?
[箸をスプーンに持ち替えて、はふはふと食べ始める]
>>189 キャロ
うん、美味しかった。キャロもだけど、皆料理上手ね。羨ましいわ…。
あ、中華まんにはおばちゃんたちの願いが込められているのね…。
[想像して、くすくすと笑い]
>>193 コーネ
そう?コーネリアスさんって、些細な変化でもすぐ気付きそうな雰囲気があるけど…
[目を細めながら微笑む姿に、やはりつられて微笑みながら]
[キャロルの言葉を合図にしたのか一つ頷くと再度両手を合わせてからうどんを鍋から皿へと掬った。]
[カキ氷マシーンから生み出されるシャーベットを見ながら大人しくうどんを食べていたが、戻ってきていたラッセルに漸く気付き]
あ、お帰りなさいラッセルさん。
…どうかされました?
[考え込む様子に不思議そうに首を傾け]
>>201
どうした?今度は何があったのか?
[もはや何かがあったことは規定路線]
>>202
逃げるようなら、繋いどかねーとなぁ。
>>203
おー戻ったか。遅いって。
……私は、準備するだけ。
別に祭りなんか興味ない。
[母の言葉に首を横に振る。
残念そうにする母の姿は何処か悲しげで、
私に対して謝っているようで、…でもそれが私には余計に辛い]
母さんのせいじゃない……"あの人"が悪いんだ。
あの人が母さんを悲しませた事もそんな風にした神様も私はただ赦せないだけ……
[静かに閉まる扉。
真白の雪の上に小さな足跡をつけて集会場へと向かっていった]
>>204ローズマリー
[意外そうに目を瞬かせ]
あれ…そうですか…?
そう思ってくださるのはきっとローズマリーさんだけでしょう。
折角いただいた雰囲気を否定するのは勿体無いので、
有難く、そういう雰囲気だということにします。
>>214ラッセル
司会……ですか…。
そんなにやる気のある若者がいるのか…って、
風邪をひかれたのはお2人なんですか?
[男女という言葉に引っかかったのかきょとんと聞き返し]
>>211 ナサ
乾かすのは苦手って、それよく判るな。私もなのよね…。
[苦く笑いながら]
でも、風邪引かないようにね…。タオルドライ出来たなら良いけど…。
[少し心配そうに見遣って]
>>214 ラッセル
カラオケ大会の司会…?
それって必ず男女じゃなきゃいけないのかしら…。
[と、言いかけてまぁイベント自体がそう言う雰囲気だからと思い直し]
……カラオケ大会の、司会?
[麺を2〜3本くわえたまま、ラッセルに問いかける。]
なんつーか、現代的な催し物もするようになったんだな。
どうせ「ラブ」を全面に押し出した雪祭りのことだから、デュエット限定のカラオケ大会なんだろうなぁ…という無駄な想像してしまう俺がいる。
>>215 キャロ
外国語…。それはまたご苦労様でした…。
でも気合で何とかなるって、まるで悟りの世界よね…。
[...もキャロルと同じく、何処か遠い目で]
>>209
骨の髄の栄養…?それはどうやったら補完できるんだ?
[かなり真面目に聞いている]
>>214
司会…?まぁ少なくとも俺は無理だな…。
他に経験者はいねーのか?
>>215キャロル
[すぐに返事をしなければいけない気分になり、うどんをズズズと啜りながら「おいひいです」と何度も頷いてなんとか返事を返した。]
…骨の髄…。
コラーゲンとかでしょうか…。
[首を捻りながら考え。豚骨か何かと混ざっているようだ。]
>>230 ラッセル
特に強調って…。
あの人、どんなに忙しくてもそう言う思考は停止しないのね。
というか、むしろヒートアップ系かしら?
[甘々なカラオケ大会という言葉に頭を抱えて…]
[永遠なんてものはあるのかもしれない。
でも他の願いで踏み潰された永遠は何処に行けば良い――?]
雪の祭典で生まれる恋人……
でも皆恋人になるまでの事ばかり頭に回っている…
大事なのは恋人になってから…その後に何を築いていけるのかが大事な事を…忘れている。
[小雪振る中小さな想いを巡らす。
気づけば暖かな明かりが漏れる集会場。
扉を開け―――中へと入った]
>>210
[さっくさくと夢中になってハンドルを回している]
>>214
…んー?司会?
あたしには出来そうに無いけどなぁ…
[もっと適任が居ると思うよ?とかき氷機を廻しながら答えた]
今晩わ皆さん…遅くなってしまってごめんなさい。
[肩に僅かに落ちた雪を払い、会釈する。
皆の話を聞きつつ…]
……何、ここでカラオケでもやるの?
また宴会してるって怒られちゃうわよ。
よっ、おかえり♪セシリア。
さすがにカラオケなんか、ここじゃやらないよ。
雪祭の余興で、カラオケ大会やるんだってさ。
……で、司会を誰かやってくれって。男女ペアでさ。
>>233
あ、いいな、とんこつラーメン。
チャーシューは厚切りで、半熟煮卵も頼むぜ。
そしてチャーハンもセットで。
[もう明日の夕食が決まったらしい]
>>235
よ、こんばんはセシリア。
>>232キャロル
卵を一緒に入れた人も偉大ですね。
…口の横、ついてますよ?
[ちょい、とキャロルを見ながら自分の口元を指差し]
>>233カミーラ
ラーメン作りは流石に難しいんじゃないでしょうか…。
時間もかかりますし…。
>>238ギルバート
…その手がありましたか…。
[つい真顔。]
僕も司会はパスです。
柄じゃありませんし。
[作り出されたカキ氷を見ながらオレンジ色の雪…と小さく呟いた。]
>>240
[うぉっと、と小さく息をついて手を止める]
…おわ、ちょっとやりすぎた?
コラーゲンが取りたいのならこんにゃくを食べればいいじゃない。
[絶対違うと。]
さて、盛り上がっている所悪いんだけど…。
私、先に休ませていただくわ…。
なんだか今日は凄く疲れたから…。
[申し訳無さそうに微笑むと]
>カミーラ
鍋、美味しかったわ。ささやかだけど、お礼。
喉、痛めて風邪引かないようにね。
[...はカミーラに飴を手渡すと、キッチンへ行き、自分の食器を片付けると]
みなさん、おやすみなさい…。
[二階へと静かに上がって行った]
>>248
一番困る注文は「何でもいい」だぜ?
注文は多すぎるくらいがちょうどいいんだ。
[なぜか偉そうに]
…作れないのか?
>>249 ラッセル
[階段を上りかけて]
ねぇ、ラッセル君。その役割、必ずキャロルじゃなきゃだめなの…?
[言えた立場じゃないと判っていながらも、つい口を開いてしまう]
>>251カミーラ
他に食べたいものですか。
……うーん……
…うーん…
…
…カレーライス?
[ポツリと浮かんだメニューを口に出した。]
>>254キャロル
いえいえ。それだけ美味しかったということで。
[くすりと笑いを零しながらご馳走様でした、と両手を合わせた]
あ、ローズマリーさん、おやすみなさい。
明日は僕が作るべきでしょうか…。
ある意味皆さんに修行を強いることになりそうですが…。
[セシリアの意見になるほど、と同調し余ったりんごに手を伸ばしながら小さくぼやき]
ローズお休み。
>>258
俺、コロッケとかふろふき大根とか作ったぞ?
炊き込みご飯も。
>>261
気持ちがラブラブな時点で…。
[ジト目]
>>262
いいじゃないか、作ってくれても。
俺ほど旨そうに食うやつ他にいねーだろ?
>>265 ラッセル
[合う相方の言葉を聞き、自嘲気味に]
もしあれなら…私一人で向こうに行って適当に探しても良いわ…。
最悪、店の常連客から一人誘えばいい話だもの…。
まぁ、ラッセル君にも色々考えがあるでしょうから…。参考までということにしておいて?
おやすみなさい…
[ひらりと手を振ると、再び階段を*上っていった*]
>>253
あ、うん。ありがと。
[差し出された皿を受け取り、スプーンで橙色の雪を一掬い口に入れる]
…ふぁ。
[満足そうに]
>>266
何作るの?
修行って…。
[リリィにどういたしまして、と返事をするように小さく頭を下げ]
>>267ギルバート
正直な感想をありがとうございます。
[にこりと笑顔]
>>271ネリー
いえ、普通の料理ですが…。
美味しいと思ったこともないし、
美味しいと言われたこともないので。
[それは美味しいですか?とカキ氷を見つめて]
>>275カミーラ
暫く料理は作っていないので未知の領域です。
それでも良いのなら…。
あ、ジャガイモ剥きだけは得意なので、
カレーのお手伝いはできますよ?
[首を傾げる仕種に食べたいです、と子供のように嬉しそうに笑った]
>>275
…そーだな、そーだよな…。
ま、好きにラブラブしてくれや…。
作りたくねーもんを、無理に作らせることもねーよな。
[ふう、と、ひとつ息を吐いて]
鍋、旨かったぜ。
[立ち上がり自分の食器を片付けると]
俺、今日はもう寝るぜ。明日の仕事が早ぇんだ。
[お休みと広間の面々に手を振り、2階へと*消えていった*]
[パッとラッセルの首を掴んだ手を離して、
その手を軽くプラプラと振りながら]
…言動に気をつけなさいと言ったでしょうに。
……次はないと思いなさい。
[手の平にフッと軽く息を吹きかける。
最後の小さく呟いた言葉は恐ろしき宣告]
>>280セシリア
同じ要領でシチューも作れそうですね…。
あ〜、首をそろそろ…。
顔色変わってますし…?
[セシリアとラッセルの行動には突っ込むようだ。]
[ラッセルの言葉に僕はあまり堅苦しいのはちょっと…と1人で言い訳をはじめた]
クインジーさん、おやすみなさい。
[後ろ姿を視界に入れ器用に片眉をあげて首を傾げるが、ひらひらと手を振って見送り]
>>288カミーラ
楽しみにしています。
これで明日の仕事は頑張れそうです。
[頬杖を突いていた手は口許から落ち己の首に当てられて]
[暫しの間青の瞳は見開かれて瞬きもせずにいたけれど]
…………あ。
[名を呼ばれて我に返ったのか顔をメイの方へと向けて]
…ごめん、聞いてなかった…、何?
[未だに手は首筋に置いた儘にそう尋ねる]
司会の件は、やりたい人を探してこいと言う話だから、
無理強いはしないです。
個人的には、これがきっかけで…なんて考えてたんですけどね。
[流石にそう上手くはいかないよなと反省]
ちょっと涼んできます。頭を冷やさなきゃ。
[...は、テーブルに載っていた、ジュースを手に取り
ベランダへと向かった]
>>279
あ、うん。おいしーよ。
[さくさくとスプーンを往復させながら答える]
>>281
なるほど、じゃあ明日は期待してるよ。
[カレーだよね?とにこやかな笑顔で]
ふぁぁ、何だか眠くなってきたよ。
疲れたしお先に失礼。
[と、何時もの様にコートを羽織ってから後ろ手を振りつつ*二階へ*]
.oO(キャロルと、ハーヴェイじゃ、
ボケ倒しにしかならなくなるな
…それは漫才として有りなのだろうかと
真剣に考える俺であったw)
そういえばボケ担当になりそうなハーヴェイさんは
うどんを食べながら寝てしまったんでしょうか?
>>299カミーラ
チャーハンなんかもあると尚嬉しいです。
>>304ネリー
それはよかったです。
明日はカレーの後にリンゴシャーベットです。
おやすみなさい。
[ひらひらと手を振り、キャロルの腹話術に笑いを堪えるように肩を小さく震わせながら席を立ち]
さて、それでは僕も明日に備えて寝ることにします。
おやすみなさい。
[ぺこりと頭を下げると2階へとあがっていった。]
[ラッセルの姿を見送りつつ、暫く後、
追う様に上着を手にベランダへ――]
……風邪引くよ。
人にあーだこーだ言うのだったら自身の身もしっかり管理するべきじゃないの?
[片手にある上着を投げつける]
[ベランダで一息つく。昼間は祭りの準備に
奔走しているからあの事を考えずに済んでいたが、
こうして一拍置いて雪景色を見る度に
考え込まずにはいられなくなる。]
本当は、その為に帰って来たんだしな…
[白い息を吐き出しながら、自分の居場所が
本当にここにあるのかと、自問する様なそぶりで]
[自室に戻るとポケットから紙を取り出して溜息]
ん〜…どうしましょうね〜。
[欠伸を噛み殺しながら紙に目を通して*呟いた*]
[投げた上着を無様に顔にぶつける姿を見て微動だせず]
……相変わらず反射神経鈍そうね。
お変わりなく。
………何度も言うけど、自身の事は大事にしなさい。
意地になって空回りして自分を傷つけてしまう。
…貴方の悪い癖。
[ここ数日で僅かに引きずっていた彼の片足を見て]
…………。
[カクンッと船をこいで、食事中だったことに気がつく。
慌ててうどんを口に含むがそれはもうのびきっていた]
……………。
[涙々]
[みんなの感想に憮然とした表情のまま。
キッチンでチャーシューの浸かり具合を確かめると戻ってきて]
……私も寝る。
[何か納得いかなさそうな顔で、不貞腐れた顔のまま、*2Fへ。*]
……ん。メイ、行ってらっしゃい。
[ヒラヒラと手を振って見送った。]
なんかカミーラに悪い気がしてきたな。
ちょっとからかいすぎたか……。
[暗い話はいけないな。彼女を悲しい顔にさせてしまう]
大丈夫。こんな足になっても出来る事は沢山あるから。
今夜は遅いし。もう寝ようか。
セシリア、今からかえると危ないから今夜はうちに止まって行くと良い。おばさんには電話で連絡しておけば良いだろ?
それじゃ、*おやすみ*
[蒼白い月明かりに照らされて銀世界は一際冷たく映る
駆け出して直ぐ静寂の銀世界にポツンと人影を見つけ
速度を落として息を整えながらゆっくりと歩みを止め]
…ナサニエル?
[昨夜と同じ少し離れた辺りで立ち止まり
聴こえない程に小さく小さく名前を呼ぶ]
んー……まあ、ツンデレって端から見てるだけで面白いじゃん?だからフツーにツンデレっぽく会話してるだけで十分だよ……多分ね。
キャロルがツッコミ入れて、ハーヴェイがボキッて折れる。……うん。それだ!
[皿洗いしながら、何故か自信満々にサムズアップ!]
[雫となり零れる雪][朱を帯びた指先]
[俯いて][喉元を覆うように][片手を当て]
[ほんの少し][爪を立て][息を止め]
[囁くような声は聴こえたのか]
[すると手を離せば顔を上げて]
[口唇から洩れた吐息は白く染まり]
[雪の雫は首筋と指先とを僅か濡らした]
[微かに鼓膜を振るわせた声はカタチを結ばず
けれど立ち尽くしたままゆっくりと一度瞬き]
ナサニエル…
[名を呼ぶ静かな声は銀世界に溶ける前に届くか]
[少女の姿を認め一度目を閉じてから開く]
…ん、…メイ…も、雪を、見に?
[月明りの照らす銀世界では夜闇に紛れて]
[その存在は何時もよりも更に遠いか]
[ゆっくり歩み寄り碧い瞳が青の眼差しを覗き
ゆるゆると首を振れば桃色の唇は僅か微笑む]
んーん、ナサニエルを探しに来たの。
[白い手は躊躇った末にそっと外套へ伸ばされ]
…………俺を?
[その言葉を聞けば、ほんの一瞬、きょとんとして]
[視線は外套にそっと触れる少女の手へと落とされ]
…何処へも…行かない、よ…?
[僅かばかり首を傾げて、再び碧い瞳を見詰める]
[ん、と小さく呟いてこくりと頷き外套を遠慮がちに摘んで
碧い瞳を細めたのは視界の端で青い髪が揺れたからなのか]
………そうかな?
そうなら良いな…
[碧い瞳は揺れ白い結晶の如き儚い笑みを浮かべる
視線はゆっくりと僅かに濡れた首筋までおろされて]
でも、折角お風呂に入ったのに、湯冷めしちゃうよ。
[言葉を紡ぐ少女に微かに頷きを返し]
…うん。
[細められる碧い瞳にも儚い笑みにも表情は変わらず]
[けれど力を籠められれば、青の瞳はゆらり揺らめき]
そう、だね。
[視線に気付いたのか、服の袖で首筋を拭って]
[揺れる青を静かに覗いたまま]
そう、だよ。
遠くても、風邪は引いちゃうよ。
[首筋を拭うのにゆるりと瞬き]
ん…戻ろう…
[ふんわり微笑んで歩き出そうと]
……………
[雫は消えたけれど、まだ少し、赤い手]
[少し躊躇うように、宙を、彷徨って]
[外套を握る少女の白い手に、そっと触れる]
[雪に冷やされた筈の其の手はそれでも温かくて
踏み出す筈の足は止まり変わりに手が微か跳ね
見上げたまま小首を傾げ碧い瞳は青の瞳を覗く]
[開きかけた桃色の唇はけれど何も紡がない侭]
[向けられる碧い瞳から、逃れるように俯けば]
[額に掛かる前髪が、彼の顔に濃い影を落とし]
…ごめん。
[ほんの僅か口唇を震わせ、紡いだのは謝罪の言葉]
[少しだけ、と付け足された声は殊更に小さくて]
[蒼白い月明かりの落とす青い髪の影]
如何して…
[謝るの?と問い僅か手に力をこめる]
ナサニエルが謝る事は…
一つも、無いよ。
温かくて嬉しい。
凍っちゃうから哀しい。
でも、ナサニエルのせいじゃないよ。
…どうして、だろう。
[包み込む大気も、踏み締める雪も、触れた少女の手も]
[隔てた世界は遠いけれども、本当は冷たいのだろう]
凍る…凍って、いる…のかな…
[少女の言う意味と、彼の言う意味とは、異なるけれど]
[小さく小さく、その言葉を、何度か口の中で繰り返して]
…………凍るのは、哀しい?
[さくり、歩みを進めれば音が耳に届く]
…この手は…雪より冷たいよ。
[ぽつり、小さく呟いて俯き
繋がれた手の赤いのを見て]
この手は最初から凍ってる…
[問われ顔をあげて青を見る]
凍るのは優しくて哀しいよ…
[キュ、足音は少し遅れて一つ]
[少女の言葉を、黙って聞いて]
優しくて、哀しい。
[唇は言葉を繰り返して]
[青は碧を見詰め返して]
[近い筈の集会場は、何処か遠くて]
凍って、る…
[問い掛けに彼は天の月を仰ぐ]
…この村に、来る前…
…義父に、拾われる前…
…俺が、俺になる前…
[ぽつりぽつり零れ落ちる呟き]
…ずっと…、前から。
[硝子玉の如き青が光を受ける]
全部遠くて、優しい。
遠い分だけ、哀しい。
[青の視線を追いかけて
仰ぐ月も矢張り遠くて
そっか、と小さく返して
如何してとも問わずに]
この手は…冷たいけど…
この世界は…温かいよ…
ナサニエルは帰れるよ…
其処は、哀しいから――
[月光の落とす影]
[零れる白い吐息]
[伏せられる青の瞳]
帰りたくても…
…連れて…行ってくれる、人は…もう、いないから…
でも…、だから…捜してる…
[僅かばかり歪められた表情]
[それでも碧い瞳を見詰めれば]
…メイは…きっと、…あたたかい…よ…
[そう言葉を紡ぐも]
[触れた手をそっと離そうと]
やっぱり…迷子なんだね…
連れて帰れれば良いのに。
[歪む表情に瞳の青を見詰め返す碧い瞳は揺れて
続く言葉に写されたように歪む表情は泣き笑い]
本当にこの手が温かなら…
ナサニエルを温かい所に連れて帰れたのにな…
[ごめんね、と桃色の唇は小さく小さく呟いて
引き抜かれていく手を止める事は出来ないから
せめてそっと白い指先が赤い掌をなぞっていく]
…迷子…なの、かな…
[解らないというように、言葉をか細く紡ぎ]
[少女の謝罪には、ゆるゆると首を振って]
メイは…悪く、ないよ…
メイは…あたたかいと、…思う…
メイは…君は… …俺は…
[掌をなぞられれば、ぴくり、僅かに手が動いて]
[自分から離そうとしたのに何処か名残惜しげに]
[それでも、少女の手と、彼の手とは、離れ]
[声も、続きが発される事は、なくて]
[そうだよ、と囁く声は優しいのか哀しいのか
途切れ途切れに紡がれる言葉にただ青を覗き
ありがとう、と震える桃色の唇が音も無く紡ぐ]
でも、この手は、冷たいよ。
………ナサニエルの手は、温かいよ。
[離された手を一度握り己が胸元にそっと乗せ]
この心は、今は、温かいよ。
ナサニエルの心は、今は、凍ってるね。
似てるのに、反対。
同じ迷子なのにね?
[青を見上げた碧は揺れて揺れて揺らいで――]
[少女に触れた手に、其れは伝わるか]
[ゆるり、青の瞳を揺らがせ、瞬かせて]
…似てる…
[揺れる碧が近付くのを避ける事もなく]
[唯、じっと、身動き一つせずに]
あたたかい、手…
…あげられたら…、いいのに…
[けれど、呟かれたのはそんな言葉で]
[呟かれた言葉にか揺れる碧い瞳は見開かれ
泣き出しそうな顔の侭にふんわり微笑んで]
…じゃあ…今だけ貸して?
[こつ、とナサニエルの胸に額を押し当てて]
[矢張り其の表情に変化は見られないけれど]
[頭を寄せて来る少女の言葉に、小さく頷いて]
…うん。
[片方の手を、ゆるりと持ち上げれば]
[そっと、少女の頭を撫ぜ碧の髪を梳く]
[頭を撫でてくれる手は優しくて温かくて]
ごめんね、連れて行けなくて。
ナサニエルと、一緒に行ければ良いのに。
[そうと顔をあげて青を覗き]
ありがとう、やっぱりナサニエル温かい。
――大好きだよ、ナサニエル、だから、早く帰ろう?
[――メイなら、と囁く声は小さくて、続かずに]
[尋ねられる前に何でも無いというように首を振って]
…一緒に。
[その言葉を大切そうにぽつり呟いて]
[碧の瞳を見]
…………うん。
[何かを、言いたげに口唇を動かすけれど、言うべき言葉がなくて]
[唯、少女の声に目を細めて頷く様子は、*何処か子供のようで*]
[言葉の意味を碧い瞳が問うより先に首を振られ
呟く様子に青の瞳を見詰め返しふんわり微笑み]
うん…
[何も紡がずに動く口唇に桃色の唇は微か緩み
幼子のように頷く人の外套を摘んで集会所へ
温かいレモネードと冷たいレモネード
冷たいレモネードを受け取り微笑んで
片手だけ赤いのに碧い瞳は揺れたけど
ナサニエルに暖炉の前を勧めて離れる
やがてレモネードを飲み干せば片付け
洗い物を済ませ部屋に戻るのに微笑み]
おやすみ、ナサニエル。
[静かな声が囁いて見送り*部屋に戻る*]
──ゆめをみていた──
いつまでもやまない雪。
そらはうすく暗くなりかけて、
こどもたちは帰る。かぞくのまつそのいえへ。
ひろばにのこる、四にんのこども。
ひとりは、うたた寝をしながらもおやがむかえにきてくれた。
ひとりは、名まえもきかずにさよならをした。
またあしたきけるとしんじて。
もうひとりはかえらない。
「どうしたの?」
「お父さんがね、居なくなっちゃったの」
「じゃあ、ぼくがかわりにそばに居るよ」
[広場に佇む子供達の横に僕は佇んでいた。
この光景は見覚えがある…]
ああ、彼女との思い出かな?
…そう言えば俺は嘘をついた事になるんだな。
[彼女を励まそうと言った言葉に偽りは無い。
ただ、結果的に守る事はできなかった。
…それすら言い訳に過ぎないが]
少年は片足をやや引きずりながらも少女へ手を差し伸べる。
うー寒い。
[早朝の仕事を終えて集会所に向かう。
顔はマフラーで半分埋まっていて、かろうじて前を見えている状態だ。
さくさくと夜の間に再び積もったらしい雪を踏みしめる]
あ、そだ。
[ふいに道脇にしゃがみこむと真新しい雪を手に取った]
………むずかしいな。
[手の中で雪塊を作ろうとするが上手く丸まらず、
いつだかの握り飯状態になった]
丸くならーん!
[がぁと一吼えするころには集会所にたどり着いていた]
……………。
もう一個つくろ。
[玄関先にしゃがみこんで、手のひらサイズの雪の塊を
いくつも握っていく。
丸、を*目指して*]
[ふぁ、と間抜けに欠伸をするとしょぼしょぼする目をこすって。
キッチンで珈琲を入れると]
……あー寒い……
こんなに寒いと仕事する気にもならんな……
[ずず、と珈琲を啜りながら暖炉の前をだらだらと占拠]
ふぁ……。
[欠伸の呼吸も弱しげに、顔は洗ったはずなのに薄らぼんやりとした表情で部屋を出る。
瞳はどこか茫洋とした世界を見ているのか。
それでも転げ落ちないように本能的に、足は階段の段を1つずつ確かめるように動く。
後ろ頭には、寝癖が残ったまま]
…はよ…。
[ふとカミーラの姿を見つけ…小さく挨拶をしてそのままキッチンに入ってしまう。
何か食べるものはと思い、蓋を手に取った鍋の中に肉塊が浸かっているのを見て、わずかに目を見開く]
[さらにずず、と珈琲を啜りながら]
……そもそもだ。
南の生まれの私は寒さに弱いんだぞ。
なのにこんな寒い中で仕事とか阿呆か馬鹿かと……
[呟きかけたところでクインジーに気付いて]
……おはよ。
派手な寝癖だな。
[後ろ頭の跳ね具合を見つめつつ]
[静かに鍋の蓋を戻しくるりとカミーラの方を向くと、そこに見えるのはいつも通りのニヤニヤ顔で]
寒いのが苦手だ何だと言うのは、鍛え方が足りねーんだよ。
…これが今この村での流行りの髪形なんだ。
[言いつつ、撫で付けるように手で後ろ頭を触る]
[ぴくりと片眉を跳ね上げると憮然とした顔で]
私はお前と違って繊細にできてるんだよ。
お前の面の皮は厚さも寒さも感じなさそうだもんな?
[ふ、と鼻で笑うと]
……ふーん。
…………だせぇ。
[ぴこりと跳ねた赤毛を見て吹きだし]
[む、と眉を寄せると]
どこが繊細だどこが。繊細な人間は殺人技など繰り出さん。
確かに大事なところの皮下脂肪が少なすぎて筋張ったお前さんは、寒さに対抗できねーかもなぁ。
うるせー、流行りったら流行りなんだ。
俺はこの村から出たこたぁねーんだから、外の世界のことなど知らん。
[むっすりとして後ろを向くと、冷蔵庫を開けて食べ物を物色する]
死んでないから殺人技じゃないだろ。
……昨日人の胸に頭埋めて結構あるとかって喜んでたのは何処の誰だ。
[暖炉に向き直るとカップに口をつけ]
そうかそうか。
じゃあ外の世界を沢山見てきた私が教えてやる。
……ダサいと。
[...はいくつもの雪塊に赤い実と葉っぱで目と耳をつけた]
まぁ…うさぎに見えなくもないかな。
[2羽ずつペアにして、玄関先に並べる。
この寒さなら簡単に溶けることもないだろう。
扉に手をかけようとすると中から人の声が聞こえてきた]
……今入ったらいけない感じ?
っくしゅ!
[寒さに鼻を小さく鳴らして、マフラーを指で口元まで下ろすと、ゆっくりと白い息を吐き出す]
どうすっかな。
[足先についた雪を蹴って、短い散歩を*することにした*]
じゅうぶんに死ねた。
この季節に、一面のお花畑が見えたぞ。
喜んでねー。あれは…いわゆるひとつの、社交辞令だ!
[きっぱりと]
これがダサいとは…お前、今、この村の大半の人間を敵に回したぞ。
[真顔で言いながら、ベーコンと目玉焼きを焼き、レタスとともにホットサンドにすると、ふたつの皿に盛ってテーブルにやってくる。
ひとつはカミーラの前に。
そして自分の分をばくばくと食べだす]
……今なんかくしゃみ聴こえたような……
[窓の外に視線を移すと首を傾げて]
良かったじゃないか、綺麗だったろう、花畑。
次はそのど真ん中に放り込んでやるからな。
……社交辞令なんかいらんわ、阿呆。
[差し出された皿に怪訝そうな顔を向けつつ。ありがと、と呟いて受け取り]
……別に構うもんか。
どうせ春が来たら出てくんだしな。
来年の冬には忘れてるだろ。
[ぱくりとサンドイッチに齧りついて]
くしゃみ…?
[すっと窓の外を見るが、何も見つけられずに視線を戻し]
花畑ってものはな、春に見るからいいんだよ。
雪が融けて緑が芽吹いた先にあるのがいいんだ。
お前さんはそれを知らんまま出て行くからそんなことが言えるんだよ…。
[コーヒーをひと口飲むと]
そうだな、お前さんは雪が解けるとともにいなくなる。
冬季限定の雪だるまみてーなもんだ。
なのに寒さが苦手と来たか。
[はははと軽く笑って]
顔の割に詩人だな。
じゃあ次は花畑なんか見る暇もないくらい即殺してやる。
気付いたら地獄だ。
[まくまくとサンドイッチを咀嚼しながら]
誰が雪だるまだ。雪うさぎとかもうちょっと言い方があるだろ。
しょーがないだろ、ウィンタースポーツは寒いとこでしかできねぇんだし。
[祭の準備で寒いのは嫌だがウィンタースポーツで寒いのはいいらしい]
[顔の割には余計だと呟き]
どうせなら天国にしてくれ。親が悲しむ。
[コーヒーを飲み干すと、椅子の背もたれにだらりともたれかかりそのまま顔は上を向いて]
ずっと一人で生きてきたから、生活に誰かの手が必要かと言われたら…正直必要無い。
ただこんな季節は、家ん中閉じ込められて人との交流がなくなる時期もある。すると何となく人肌恋しくもなったりすることも、たまにあるんだがな…しかしそりゃ、労働力目当てにするよりずっとタチがワリぃ。
それで必要とする誰かってのは、多分、特別な特定の誰かって訳じゃねーんだろうからなぁ。
[誰に言うとも無く、独り言のようにぽつぽつと]
冬は長くて春は短いが、待てば必ずやってくる。
一足早い春なんぞを期待しちまっちゃダメだな。
[カミーラに向き直り、少し可哀想な目で]
お前さん、雪だらけのこの村しか知らねぇんだな。
……そうか。
じゃあ天国に送ってやるよ。
[ごちそうさまでした、と皿に手を合わせて]
……つまり誰でもいいから傍にいてほしいのか?おまえ。
寂しん坊か。
[真顔で呟いてから]
別に人肌寂しいんなら素直に誰かを求めりゃいいんじゃねぇの?
春だろうが冬だろうが関係ないだろ。
[憐れむような視線にむっとしながら]
それが何だってんだよ。
別にいーだろ。好きで冬にしかいないんだし。
…んな、後30分…
[そんな事を呟きながら、のっそりと薄目を開け、ベッドから手の届く所にあった置時計を引き寄せる]
…(絶句)
[もう、正午近い。]
何だろうな、俺にもわからねぇ。
まぁあれだ、たぶんきっと、病気みたいなもんなんだろ。
冬だけだ。
だから…気の迷いにしちまったほうがずっとマシだって話だな。
…いなくなるんだし。
[最後の一言は、小さく、口の中で響くだけで]
[わずかな間目を瞑ると、次に開いたときはもう悪戯っぽい光を湛え、勢いよく姿勢を戻してニッとカミーラを見ると]
そういう用途だけなら、相手に不自由してるわけじゃねーんだ。
[しれっとした顔で言い放った]
[開かれた窓の向かうに広がる銀世界]
[ベッドに半身を起こして片膝を立て]
[腕を乗せれば手には未だ朱が残るか]
Someday I want to run away
To the world of midnight
Where the darkness fill the air
Where it's icy cold...
[低く奏でられる旋律は賛美歌の如くに]
[口唇の紡ぐ言の葉は風に乗り*流れて*]
[ある程度どたつきつつも、手早く支度を整え。下に降りる]
…はぅ。おはよう。
[居間に人が居るかも確認しないまま、目を擦りつつ声を掛けた。既におはようの時間帯では無いと思うが。]
寒さで頭可笑しくなってんだろ。
気の迷いで済ませられんなら、そうしとけ。
世の中には寂しがって許される顔と許されん顔がある。
[真顔でそう言って。何か口篭もる様子に何かいったか?と首を傾げつつ]
……不自由してないか。
チェリーが大口叩いちまって……
哀れだな。
[やれやれ、と首を振って]
……不自由してないなら、そーゆーのに一冬傍にいてもらえばいいだろ。
>>403
[小さくクスリと笑い]
一冬つき合わせたら、後が厄介だ。
[わざと無責任な男のように軽い口調で言うと]
おう、ネリー。起きたか。
[広間に現れたネリーに、ちょうど話のキリがいいと立ち上がり、食器を片付ける]
これから仕事だ。じゃあな。
[さっさと外に出る身支度をすると、集会所から出て行った]
[集会所の近くをぐるりと一周して戻ってくる。
晩のような喧騒はなく、昼間なのに少し寂しい気がした]
ちわーす。
[入る前に靴に付いた雪を落として、コートを脱ぐと
所定の場所に無造作にかけて]
あれ、クインジーさんはご出勤?
[すれ違う彼を見送って、
寒っと身震いすると、暖炉に駆け寄った]
>>405
よ、今帰りか?
[入れ替わりに集会所に入っていくハーヴェイに軽く手を振る]
[そしてソリを曳きながら、雪道を一人]
…俺、一体どうしたいんだろうなぁ…?
[迷いの声は白い息に紛れ、雪に*吸い込まれて*]
…うぃす。カミーラにクインジー。
[まだ眠気の残る声を掛ける]
何か食べるのあるかな…?
[直接調理場に向かい、適当に食べ物を物色。食パンを一切れ口に咥える。]
[身支度を整え広間に顔を出せばふんわり微笑み]
おはよう、ネリー、ハーヴェイ。
あれ…
[きょろきょろとテーブルの上やキッチンを見回し]
…今日…ご飯無い?
うー、寒い。眠い。
寝たらダメだ、死んでしまうぞ。
[台所にいるらしいネリーとカミーラにおはようと声をかける。
ソファにあったブランケットをつかむと、暖炉の前に転がり]
やっぱり此処の寝心地が一番良いかも。
[ぬくぬくと火にあたりながら体を温めた]
[カラオケ大会についてアーヴァインになんとなしに尋ねると、待ってましたとばかりにステージ設営の手順をまくし立てられ]
…ホントに欲しいのはその人手なわけねー!?
[ライトの配置について軽く口を出し、昨日と同じ場所に雪像の土台作りに向かった。
作業に飽きると、おもむろに両手を横に広げて、ぼふ、と仰向けになり、雪を凹ませた]
天使の羽根ー。
[幼い頃にやっていた遊び。
おばちゃんダンサーズが、*それを見て笑った*]
[リリィにミルクを入れてやりハーヴェイに視線を移し]
そっか…
[マグカップに牛乳を注いで]
…あのコンビは仲直りしてた?
[席に座ればミルクを一口]
-置かれたミルクにこれだけ?と言った様子で小首を傾げ
其の内には諦めたのか仕方なくミルクを舐め始める-
仕方ないなー……。
俺もたいしたモンができるわけじゃないけど、なんか作るか……。
[冷蔵庫の中をあさり、適当に材料を見繕う。フライパンに刻んだ野菜と肉とうどんを入れて、焼うどんを作った。]
……たくさん作ったから、多分何人かでは食えるんじゃん?良かったらどうぞ。
ネギ類は入れてないからリリィも食えるかな?
喧嘩…じゃないかもだけど…
………スランプ?
[勿体無いと言うのにそうだね、と返し
うどんが登場するのに瞳を輝かせて]
ありがとう、ギルバート。
リリィは意外となんでも食べれるから、大丈夫。
すごい食欲だな、リリィ。そのうちでっかくなって空飛ぶんじゃないのか?……ん?
ああ。ネリーもおはよう。
メシ、一応焼うどん作ったから、良かったらネリーも食って。
[と、物色をしていたらどこからかいい匂い。
何時の間にか誰かが調理をしていたようだ。
物色を中止して居間に舞い戻る]
あ、うぃす。ギルバート。
何だー、ご飯作ってくれたんだ。
[無理に物色する必要無かったかも、と鍋焼きうどんに食指を伸ばす]
[とんとん、と一定のリズムを保って]
[階段を降りれば、広間には幾人の人の姿]
…おはよう…
[矢張り、既にそんな時間ではないのだけれど]
[外套と帽子とを背凭れに掛けて椅子に座り]
[眠りこけるハーヴェイへと視線を移して]
寝不足?
[少し湯気の収まってきた焼きうどんに手を伸ばし
注意深く取り皿によそい分けてネリーに向き直り]
おうどん、美味しそうだよ。
昨日の疲れは癒えた?
[ギルバートの言葉にリリィへと視線を移し]
空まで飛べるようになるの?
リリィの背中に乗って空を飛んだら迷子にならないかな?
[くすくす笑って]
-もっと寄越せとばかりにギルバートの手に鼻先を擦りつけ-
そうだね、早く復活すると良いな。
其の時にはパワーアップしてるかもね?
[取り皿を置いて立ち上がれば眠り始めたハーヴェイに毛布をかけ]
[焼きうどんを食べながら]
ん……あのコンビは放っておいても仲直りするんじゃない?いい大人なんだし、性格的にひねくれてそうだし。
……あの2人は、ああやって仲良くなるんだろ。
[ふっと笑ってみせた]
[気配に視線を移しふんわり微笑んで]
おはよう、ナサニエル。
さっき、歌、聴こえた。
[視線はゆっくり降りて未だ赤い掌へ注がれ碧い瞳は揺れる]
……何が言いたいんだ、あいつは。
ほんとに病気か?
[洗い物をしながらぶつぶつ。
キッチンから戻ってくると、鍋焼きうどんを見て]
……あ、悪ぃ。
皆昼間っから来るとは思ってなくて作ってなかった。
夕飯はがんばる、うん。
>>423
結構ばっちり。結構長く寝てたからねー
[自分の言葉に苦笑しつつ、うどんの皿を受け取る]
・・・あち。
[はふはふしながら鍋焼きうどんを*食べている*]
リリィが空飛んだら迷子になる?……確かに、飼い主が飼い主だからありえない話じゃないな。
[リリィにうどんをあげながら]
ああ…ナサニエル、おはよう。
そうだね…大人気ないのは何時だって大人…
[ギルバートの笑みにこくりと頷き
取り皿を持ち上げふぅふぅふぅふぅ
噂をすればカミーラが戻って来て]
別にカミーラの仕事じゃないんだし、謝ることじゃないよ。
でも、夕飯は楽しみにしてる。
ああ…、煩かった?
[ごめん、とメイにゆるりと首を傾け言葉を返し]
[碧の視線が注がれた先に、彼も目を遣るも]
[キッチンから戻って来たカミーラへと移されて]
カミーラも、おはよう…
当番とか、決まって…ないし、気にしなくても、いいと…思うけど。
[カミーラにニヤリと笑って]
さーて。誰のことだろうな?
……なんて。メシのことは気にしないで。2人で話したかったこともあるんだろ?……一度広間を覗いてみたものの、遠慮して入れなかったことなんてないからな♪
[皿を片付けて、ジャケットを着込む。]
じゃ、外行ってくる。
[ネリーにふんわり微笑んで頷き
ギルバートの言葉に僅か桃色の唇を尖らせ]
空を飛べば迷子にならないって話だよ。
飼い主は迷子でもリリィは………
[相変わらずうどんを食べるリリィを見詰め
違うよね?と縋るように小首を傾げる]
-飼い主の声に一度は振り返るも直ぐうどんに向き直り-
[問いにゆるゆると首を振り]
そんな事、無いよ。
[移る視線にまた碧い瞳は掌を見詰め]
………きちんと手当てしないと。
いってらっしゃい。
[片付けをするギルバートにそう声を掛けて]
[まだ残っていた焼うどんを、少し取り分け]
[首を振るメイには、そぅ?と小さく答えるも]
…ああ、うん、…そう、だね。
[見詰めて来る視線に曖昧に頷いて]
…………覗き見?
[カミーラの言葉に、何かあったのだろうかと]
[ドアを押し開けながらナサニエルを振り返ると]
……私とクインジーが話してるのをギルが黙って見てたんだとよ。
普通に入ってくりゃいいのに。
趣味悪ぃ。
[そう言うと、さくさくと新雪を踏みながら会場へ]
[ギルバートとカミーラを見送り]
行ってらっしゃい…
[曖昧に頷くナサニエルの様子に食事の手を止め]
………治りが遅くなっちゃうよ。
[ふぅ…と溜息をつき、カミーラへと緩やかに笑む。]
……別に、ね。
ただ話をしているだけでも、楽しそうだったから、俺が邪魔しちゃマズイだろって話。
それだけ周囲が見えなくなるのも、ある意味でとてもシアワセなんだと思うよ。カミーラ。そのうち分かるよ……そのうちにね。
[皆に向き直り、にこりと笑う]
……じゃあ皆、また夜になー♪
[*集会所を後にした*]
[カミーラに向けられる言葉を聞くとも無しに聞き]
[笑うギルバートに、ひらり、手を振って見送る]
…まあ、薬…塗っておけば、大丈夫…
[如何やら手当ては後回しにする心算らしく]
[食事を再開する少女を見れば、彼も食事を始め]
[再び食事の手を止め今度は立ち上がる
ガサガサと周囲を探し回り薬箱を持って戻り
トン、とナサニエルの傍らに置いて]
…触ると…余計酷くなっちゃうから。
[青の瞳を一瞬だけなぞって碧い瞳は伏せられ
席に戻ればまたうどんを食べはじめて]
[立ち上がる少女に、今度は彼が手を止める番で]
[置かれた薬箱に、一度、二度、ゆっくりと瞬いて]
…………うん。
…ごめん…、…ありがとう。
[謝罪の言葉と感謝の言葉を並べれば]
[食べるメイの傍らで、手当てを始め]
[ゆるりと首を振るはどちらの言葉に対してか或いは両方か]
…ごめんね…ありがとう。
[並べる同じ言の葉の意味は違うけれど掌を見て目を細める]
[薬を塗る掌は未だ赤さを残していて]
[彼の肌は冷たさを感じていると知れようが]
[彼の心は其れを感じているかは解らずに]
…ありがとう?
[唯、少女の唇から礼の言葉が紡がれるのには瞬き]
[少女の答えにも、矢張り解らないと言った様子で]
[薬を塗り終えれば、薬箱の蓋はぱたり、閉められて]
…メイが、御礼…言う事じゃ、ないと…思うよ?
[どう致しまして、と答えるのも躊躇われて]
望む事…
…駄目、だよ…望むのは、自分の為に…しないと…
[覗き込む碧い瞳に映し出される青は僅か揺れたろうか]
[不思議そうに揺れる青を見詰めて]
………自分の為だよ?
ナサニエルが傷つくの厭なのも、ナサニエルを大切にしたいのも、自分勝手な我が侭だよ?
…メイと、俺は…違う、よ?
[呟くように言って、すい、と視線は逸らされて]
[未だ半ばも料理の残った皿を手に、立ち上がる]
俺が…如何、なっても…
…………メイには、関係…ない、だろうに…
[かたり、引いた椅子が、小さく音を立てた]
そうだね、だから身勝手な我が侭。
でもね、ナサニエル。
[逸らされた視線に残り僅かな皿のうどんを見て
それから頬杖をついて立ち上がったのを見上げ]
自分より大切にしたい人が居たらいけないかな?
何より一番にナサニエルを大事にしたいのは変?
[見上げて来る碧い瞳]
[けれど彼は俯きがちにして]
…解らない。
[微かに口唇を振るわせ]
[青の瞳は伏せられ睫が影を作る]
でも、俺は…それに足る人間じゃ、ないよ。
[少女の顔を見ない儘に厨房へと足を踏み入れ]
[ナサニエルを見詰める碧い眼差しは静かで
厨房へ入っていく後姿にゆるりと瞬いてから
もう一度皿を見たけれど結局は食べ終えずに
立ち上がれば食器を持って厨房へ後を追い]
ナサニエルがナサニエルを如何思ってるかは知らない。
でもナサニエルをそんな風に言われると哀しくなるよ。
[眼を合わせるでもなく食器をシンクに置いて]
[かちゃり] [食器を置く音]
[赤らんだ手を見遣れば洗う事はせずに]
…メイが言う“ナサニエル”は…
まるで…俺じゃない、…別の誰か…みたい、だね。
[遠く感じられて][ぽつぽつと言葉を零す]
[細く息を吐く]
[顔を上げ、青の眼差しを碧い瞳に向け]
…………そぅ、かな。
[白い手を取る事はなかったけれど]
[代わりにか、碧の髪を掠めるように撫ぜて]
[指先は、少し彷徨ってから]
[其処にいるのだと確かめるように]
[少女の碧い髪を掬って、落ちる間際、頬に触れて]
…………うん。
[ゆるり首を傾げれば、青もまた、揺れる]
…ごめん…ね、メイ。
…メイの、言う事…気持ち…
解りたい、と思う…けど。
…多分、まだ…解って、いない。
[少しずつ、道を捜すように、言葉を紡いで]
…………だから、ごめん。
[紡がれる言葉にきょんとんと瞬いて
ゆるゆる首を振ればふんわり微笑み]
謝らなくて良いよ、勝手に想ってるだけだし。
解ろうとしてくれて、ありがとう、嬉しい。
[小さく、頷いて]
[口唇は微笑を象ろうとして]
[けれど、其れは上手く行かずに]
[曖昧な表情に、柔らかさを帯びた青]
…………あ。
[視線が緩やかに動いて]
…仕事…
[時計を見て、ぽつり、*呟いた*]
[表情は少し遠いけれど柔らかな青に返す砂糖菓子の微笑み]
…え?
[倣うよう時計を見上げぱちりと瞬いて向き直り小首を傾げ]
手も治って無いし、今日は休んでも怒られないよ。
少しだけ、雪像作りに行って来るね。
[連れて行って呉れると言われたかも知れないけど首を振り
ケープを羽織り大体の方向を指し示して貰いこくりと頷いて
温かくしててとふんわり微笑んでもう直ぐ暮れる*銀世界へ*]
[天に向かって雪切りを突き上げると、一拍の後、目の前をざざりと白い塊が落ちてゆく。それを何度も繰り返す。
つらら交じりの雪を落とし終えると、屋根に上って積もった雪を下ろし始める。
下ろした雪を寄せると、玄関口からの道を作って仕上げる。
汗が水蒸気となって全身から立ち上り、雪雲の空へと吸い込まれてゆく…。
冬の季節はほぼこの仕事で生活の糧を得ている。雪下ろし、雪かき、雪の季節の日常だ。
老人世帯や、手の足りない家庭からは引っ張りだこ。終われば茶と茶菓子くらいは出るし、暇なおばちゃんの家だと夕食まで食っていけと引き止められる。
途中で吹雪いてきたときなど、そのままひと晩厄介になる事もある。
ここも、そんな家のひとつ]
『あら、終わったわね。入ってらっしゃい』
[一通り終えてシャベルを雪に付き立て、そこに手と顎を乗せて一息ついているときに、ちょうどいいタイミングで声がかかった。
簡単に道具を片付けると、遠慮なしに室内に入る。
テーブルにつくと、熱い紅茶と手作りの焼き菓子が運ばれた]
相変わらず手の込んだ菓子を作るな。
[ひとつ摘まむと、珍しそうにひっくり返したりして眺め、ぽいと口の中に放り込む。ぼりぼりと咀嚼して]
旨いね。
[極簡潔に感想を述べた。相手は...の真向かいに座ると、少し肩をすくめ]
『クインが来るから腕を揮ってるんでしょ?あなたこそ、相変わらず素っ気無い感想ね』
[美味しいものを作るかいがないわと苦笑いをして]
[そして目ざとく、...の様子が沈みがちなのを見取って]
『…そろそろいつもの冬の病気?いいわよ、泊まって行く?』
[ご馳走も作るわよと言いつつ、まるで女医が投薬でもするかのように聞いてくる相手を、しばらくじっと見詰めると]
オードリーさんって、再婚相手とか、いねーの?
[ぽつりと聞く。
それを聞いたオードリーは、ぽかんと呆れたように...を見て、次いで大きく溜め息を零しすっと立ち上がると、手元のトレイを持って...の横に行き、何事かと行動を見守るその後ろ頭をすぱんと軽く一閃した]
えっ?あ?何だ?聞いちゃわりぃことだったか?
いるんなら俺の存在はさすがにマズいだろうし…。
[なぜ叩かれるのか分からない...が不思議な顔をするのを見て]
『誰かさんが乳離れしたら、考えるわ』
[そうよ、こういう男だわ。仕方ないわね…と微笑んで]
[...は仏頂面をしながらも、バツが悪そうに横を向いて]
悪かったな…俺の都合だけで…。
『はいはい、ストップ』
[...が言うのを制して]
『きっかけ作ったのはこっちのほうなんだから、それ以上は言わないのがルールよ』
[しばし、沈黙が流れる。暖炉で薪がはぜる音だけがいやに大きく耳に響き、眩暈がしそうなくらいの静寂に焦れて]
…今日は、とんこつラーメンの日なんだ…。
[ゆるりと立ち上がると、帰り支度を始める]
また積もったら、呼んでくれ。
[そう言ってソリを曳きながら去っていく後姿に、もうひとつ溜め息を吐きかけて]
『トラウマにつけこんだあげく、相手も最初っから私に「申し訳ない」って思ってちゃ、そりゃどうにもならないわよね。こっちもつい、気にしないようにってシステマチックに付き合っちゃったし。育て方間違っちゃったわね…。
それにしても、私の手料理よりもラーメンなの?あーあ』
[そんなさばさばとした苦笑いの言葉は、...には届かないまま]
[ぽつぽつと歩く道すがら、手の付いてない新雪を見つけ、思わず仰向けに倒れこむ。
ただそのまま、じっと空を見上げて]
俺って、ダメなヤツ…。
[何となくぼんやりと、そのまま雪に体温を譲りつづけて]
[何故か鍋片手にさくさくと雪を踏みしめて。
時々思いっきり雪を蹴り上げながら、嗚呼、と溜息を一つ]
……。
おばちゃんってのは参るな。
何で二言目にはうちの息子の嫁に、なんだよ。
もうちょっとマシなのを選べっての……
[はぁ、と溜息をもう一つ。]
……母親ってああいうもんなのかな。
[わかんねー、ともう一度、思い切り雪を蹴り上げて。
結構な固まりの量が、新雪の上にどさどさと落ちて跡をつけていく]
…っぷぁ…!
[雪に沈み込んだ身体の上に雪の塊が降りかかる。顔も雪で覆われ、思わず頭を振って雪を振り払うも、起き上がる気になれずそのまま]
……ったく。
この冬はどうかしてる。
早く春こねぇかな……
腑に落ちないことだらけだぜ。
[鍋を雪の上に置くと、手の平で雪球を丸めて。
新雪の中に人影があるとも知らず、思いっきり腕を振りかぶって]
この馬鹿野郎ーーーーーーーーーーっ!!
[絶叫しながら新雪の中へ全力投球。]
[せっかく振り払った顔の上に、次々と雪の球が降り注ぐ。いや降り注ぐというより、突入してくる。
さすがに息苦しくなり、上半身を起き上がらせると、その顔にも雪球がぶつかって弾けとんだ]
……ああ、こういう乱暴なことをしでかすのはお前さんしかいねーよな……。
[カミーラの姿を認めて、億劫そうに雪を払うこともせずに、納得したように溜め息をつく]
[誰も居ないと思っていたところからいきなり人が沸いて出たので若干吃驚しつつ。
声でクインジーだと知れると手にしていた雪球をおまけで投げつけて]
……何だよ、何そんなとこで埋まってんだ、お前。
自殺志願か?
凍死したいんならもっと山の上の方いけよ?
[突然むくりと起き上がる。暖炉の火で体は火照っていて、
爽やかなとした目覚めには程遠く]
…誰もいないんだ。
[そういえばこの時間はまだ働いてたっけなどと
ぼんやり考える]
喉かわいた…。
[つぶやいては見るが、立ち上がる気力は沸かず。
ふたたびぽすっと*横になった*]
[相変わらずの減らず口を聞いて、へにゃりと笑うと、そのまままたバタリと後ろに倒れこんだ]
ちょっと、逃げてきただけだ…。
[沈み込んだ雪の中から、独り言のようにぽつりと声が漏れる]
[新雪の中にさくさくと踏みいり、クインジーの傍まで行くと顔を覗き込み]
寂しさのあまり無理矢理女でも手込めにしようとして見つかったのか?
[クインジーを埋めるように雪を上からかけた。]
[カミーラの言いざまに、はははと力なく笑って]
…単なる、治療拒否だ…。
[言い返す気力も湧かないのか、もはや雪をかけられるまま]
[流石に何時ものように軽口が帰ってこないのに不安になったのか]
……お前熱でもあんの?
それとも腹でも壊したか?
[ぺちりと額を叩きながら、熱はないよな、と呟いて]
……本格的に頭がおかしくなったとか?
死に至る病、っつーもんらしいな…。
[『それは、死に至る病というものよ…』
そう言って...を誘ったオードリーの微笑みを思い出す]
良くわからんが、死んでも治らん厄介な病気らしいぜ。
[他人事のように呟いて]
……はぁ?
[ぽかんとした後、徐にクインジーの襟首を掴むと]
お前そんなところで冷えてる場合か。
さっさと病院行け!
死んでも治らんとかそんな阿呆な病気があるか!!
[二階の一室、開かれた窓]
[ゆらゆらと白の煙るマグカップ]
[椅子を窓辺に寄せ頬杖を突いて]
[解ける事の無い、雪の如き白の結晶]
[置かれた小さな雫は月光に煌めいて]
[ひかりを映す青は瞼の裏に*隠れる*]
バカは死んでも治らねぇって言うだろ?
[はぐらかすように言って。
襟首を掴むカミーラの背にふわりと自分の両腕をまわすと、カミーラごと、また雪の中に仰向けに倒れこんだ]
騙したりしてねーよ…。
[ぽつりと呟き、胸の中にカミーラの頭を抱きすくめたまま、自分はぼんやりと天を仰ぎ見…]
何してんだろうなぁ、俺…。
騙しただろ!!
病気とかいいやがって!!
心配しただけ損したじゃねぇか!!
[抗議するようにクインジーの胸を叩きながら]
何してるって見りゃわかるだろうが!!
離せ、阿呆!しまいにゃ怒るぞ!!
心配してくれたのか…。そっか…。
[ズレた返事をしながら、叩かれるのもものともせず、カミーラにかける腕の力をわずかに強め。
じっと目を瞑り]
怒るなよ…。
[落ち着いた声で、ぽつりと]
そりゃいくら私だって病気だっていわれりゃ心配の一つもするわ!
[離す様子がないのに顔を赤くして]
お、お前なぁ……!!
何か変だぞ、ほんとに。
何なんだよ、一体。ほんとに頭おかしくなったのかよ?
[ひとしきり、じっとカミーラを抱きすくめたのち。
腕を緩め、カミーラの肩に手をかけ、ゆっくりと起き上がる。
手は肩に置いたまま、寒さにではない紅を頬に湛えたカミーラの顔を、じっと見詰める…。
そして、声を振り絞るように…]
………ラーメン………。
[これは一体どうしたものかと半ば混乱しかけて。
とりあえず落ち着け、落ち着けと頭の中で呟きながら、
起き上がるクインジーを見つめ。
……そして言われた一言に、キレた。]
お前は!!本気で!!!死ねっ!!!!!
[クインジーの頭をがっしり掴むと、雪の中に思いっきり押し付け。
立ち上がると足音も荒く、鍋を拾うとすたすたと集会場への道を歩き始めた。]
――集会所自室――
[穏やかな日々下の読書――
ふと、外からの物音が気になって窓を見る]
…………
……へえ、カミーラさんも隅に置けないわね。
[大人達の戯れを遠目で眺めやれやれと肩をすくめると丁度小腹が空いた頃。
本を閉じて階下へと降りた]
[頭を雪に押し付けられて仰向けになったまま、カミーラが去っていく雪を踏む音を聞きながら]
ははは…。
[呆けたように小さく笑いを漏らす。
やがて足音が聞こえなくなると、ぽつり]
言えるか…あんなマジな場面で…。
やっぱり赤くなったカミーラは可愛いとか…なぁ…?
[すっかりと冷え切った身体に、それでもぽつりと火が灯る]
ああ、これは…。
[いのちの水だ。
...は、しばしその感覚を楽しみ。
やがて勢いをつけて起き上がると、ソリを曳き、滑るような足取りで集会場へと向かった]
[階下へ降りて台所へ。
いつも作ってもらってばかりだし――と
彼女が思い立った場所。
腕まくりをしてから台所まで考える事数分。
最終的に手っ取り早く、大勢で食べられるカレーライスに決まった]
………となるとやっぱりこれね。
[彼女が真っ先に取り出したのは
ルーと数種類のスパイスとやけに量がある唐辛子]
[もうそりゃあ触ったもの全て叩っ斬るとかそんなオーラを撒き散らしながら。
集会場のドアを蹴り開けると鍋をコンロにかけて。
取り出した麺を入れながら、漬けてあった豚肉をオーブンに入れる。]
…………。
[セシリアがいるのも視界に入ってない様子]
[何やら背後から乱暴な音が聞こえてくるかと思えば
振り返ると怒りの形相で目したまま鍋にコンロをかけるカミーラの姿があった。]
(……………まあ無理もないわね。)
[黙して語らず。作業続行]
[この時期ペンペン草は生えていないのでペンペン草も〜なんてフレーズは使えないが、心なし何かのオーラでうっすら雪解け道ができているような気がして内心首を傾げながら。見えてきた集会場の灯りに目を細めると眼鏡を外して持っていたシャベルを入り口付近の雪に突き立てて集会場の中へ入っていった。
そっと厨房を覗き込んで、小さく会釈し]
…僕の仕事は残っていますかね…?
[遅くなってしまいました、と言い訳を一言して苦笑すると厨房の端を陣取ってジャガイモを剥き始め]
…ご機嫌斜めですか?
[カミーラの後姿に問いかけ]
[どんぶりの中にラーメンを入れて、チャーシューを切りかけたところで。
コーネリアスの声にはっとして]
……う、わっ……、びっくりした。
何時の間に帰ってきたんだよ……セシリアも。
[最初から居たとはさっぱり思ってない]
……え、や、別に機嫌悪くは、な……あたっ!!
[引き攣った笑いと一緒に無い、と言おうとして。
華麗に手元を狂わせた。指をくわえながら、切った叉焼を乗せて]
[カミーラが残した足跡をなぞるように歩いてゆく。よほど乱暴に踏みしめつつ歩いたのか、くっきりと残ったその跡を見て]
怪獣の足跡だな…。
[クスリと笑い。
やがて集会場にたどり着くと、そっと中に入りカミーラの後姿を伺い…おどけたように首をすくめる。
そのまま二階に上がり、冷えた身体を温めるべくジャグジーに向かった]
[手早く材料を切り終えると大鍋に火をかけてそれらを入れ水を入れ。――やがてグツグツと鍋が音を出すとルーとスパイスを入れてまた考える]
……これじゃ足りないわね。
冬なんだから過激な位が丁度良いでしょう。
[多めの唐辛子に更に追加される唐辛子。
――やがてその全てが鍋の中に投入されて
台所から辛い匂いが立ち込めてくるようになる]
散々だ……何なんだ、今日は、厄日か。
[半熟煮卵をのっけると、伸びてもしらん、とばかりにテーブルに置き]
……嗚呼、チャーハン忘れてた。
つーか、カレー手伝う。うん。
というかその唐辛子の量は何なんだ、胃が壊れる。
[チャーハン作る準備をしながらセシリアの用意したスパイスを見て]
……見てたのか?
[にこりと、セシリアに。
人を殺しかねないオーラを纏いながら尋ねて。]
……ああ、すまん。
舐めときゃ治るよ、うん。大丈夫。
[絆創膏を貼りながら、ひらひらと手を振って。
出来たチャーハンをテーブルにおくと]
……辛いの苦手なのもいるだろうから。
ちょい辛さ控えめなのもつくるか……
[デリカシーだのの話になるとどこか居心地悪そうに目を天井へと泳がせながらスルスルと皮を剥きながらジャガイモを回し]
…あんまり、辛すぎないカレーもお願いします。
[唐辛子の話には懇願するようにお願いしておいた。]
[今日も午前中だけ手伝いに顔を出した...は、いつもとは打って変わって気だるそうに酒場のドアを開く]
おはようございます…マスター。
[明らかに違う従業員の態度に、掃除をしながら出迎えた主は、何かを悟ったように意味深な笑顔を作り、不躾な質問を...に投げ掛ける]
相変らずね、マスターって。恋煩いとか…そんなのでは無いわよ。
人間、突然方向性を変えると、それがたとえ自分の意思で行ったことでも、多少なりとも負担が掛かるのだって思い知らされただけよ…。
[呆れることも放棄した口調で返事をし、ついでに大きく伸びをし欠伸をかみ殺す。]
[そんな従業員の態度に苦笑を漏らしながらも、長い髪を左サイドに一つに纏め、白いシャツと広がりの少ないロングスカートという、やはり昨日の同じくタイトに纏めた服装を目にした主は、最上の褒め言葉を彼女に贈る」
…マスターも、たまには女性を褒めることもあるんですね…。オカマさんって女性に手厳しいから褒めないと思っていました。でも嬉しいです。ありがとう、マスター。
[憎まれ口を叩きながらも、礼を述べる...に、主は苦笑を漏らし再び掃除に取り掛かる。それに倣うように...もダスターを手に、掃除を始めた]
[二人が掃除を始めてどれ位経った頃だろうか]
ねぇ、マスター。うちの常連客で誰か司会とか出来そうな人って…知らない?
[まるで消え入ってしまいそうに呟いた...の言葉に、店の主は怪訝そうな顔をして一言「何故?」とだけ聞き返す]
…カラオケ大会の司会者が、喉を痛めて出れなくなったんだって…。それで…今集会場に集められている中から…出てくれないかって言われてるの。
でね、人前で話すのって凄い苦手なんだけど…私が一人で…出ようかなって思って…って……何でも無い。今の話は忘れて?マスター…。
[何かの電波を感じて、早めにジャグジーを切り上げて階下を覗くと、テーブルにラーメンとチャーハンがひとつ。
きょろきょろと周りを見て、他の人へのものでないらしいのを確認し、濡れたままの髪にタオルをかぶせてそっと階段を下りてゆく]
いただきますよ〜。
[聞こえないくらいの声でカミーラの背中に一応断りを入れ、席につくとずるずると食べ始めた]
…旨い…。
[少し伸び気味なのも気にせず、ちゅるんと麺を跳ね上げつつ、啜りこむ]
>>510
[なんとなく「すみません…」と思わず口をついた言葉は前者の言葉に対してのものか後者へのものか。鍋の大きさを見ながらジャガイモをもう一つ剥き始めた。]
[困ったように微笑を漏らしながら、何かを誤魔化すかのように、掃除に精を出す...を見ていた店の主は、複雑そうな溜め息を吐きながら一言、「自己犠牲は誰も救わないから。そこだけは肝に銘じておくのよ?」とだけ言うと、また何事も無かったかのように掃除に取り掛かる]
[その言葉に含まれた正しい意味を汲み取りながらも、しかし素直に受け入れられない...は、]
私だって…本当は……
でも…誰かは犠牲にならなきゃいけないの…。
私…みんなの笑顔を…奪いたくない…
[そう呟くと、再びダスターを握り締め、掃除に没頭し始めた。]
[ほぼ出来上がったカレーの味見を一つ]
……丁度良いね。
[しかしカレーと言うよりは何故かルーの色は赤く染められていたのは気のせいか]
さて、後は皆が来るのを待ちましょうか。
今盛り付けても冷めて美味しくないだろうしね。
[各自ご自由にどうぞ、と付け加え。カミーラの料理の*手伝いに回った*]
>>517
僕にまで制裁はご勘弁を。
いえ、カレーには白ご飯が好きです。
流石にチャーハンにカレーは…。
もう、作られてたみたいなので結構ですよ。
[口元に笑みを刻んだまま広間の方を一瞥すると剥いたジャガイモを調理台に置いて]
ちょっと遅すぎましたかね?
不要であればあとで揚げてフライドポテトにでもしちゃいますか。
うぃす。皆の衆…って。何か辛くない?
いや、空気が、一体全体なんかした?
[集会場に入ってくるなり鼻をひくつかせ、匂いの元を探そうとする]
>>519
[考えるようにじっとカミーラの顔を見ていたが、手を伸ばしてカミーラの両頬を摘むと]
ん…。
やっぱり笑ってた方が可愛いですよ?
早いこと仲直りしちゃってください。
[余計なお世話ですけどね、と付け加えて笑うと鍋に投入されたじゃがいもの姿に自分の仕事は終わったと安心した表情になり]
できあがるまでに一風呂浴びてきますか…。
[厨房を出てラーメンを啜っているクインジーに会釈をしてから視線で厨房を指すと*2階へとあがっていった*]
[とん、とん] [ゆっくりと階段を降りて来て]
[途中、コーネリアスと擦れ違い、会釈を一つ]
[広間に入れば、皆に挨拶をしようとして]
こんばん…
[ぱち、ぱち] [ゆっくりと瞬きを幾度かして]
[空気の辛さは、目には伝わったのかもしれない]
>カミーラ
…激辛カレー?
幾らなんでも空気まで辛くしちゃダメだと思うんだけど。
[真顔で突っ込んでみる]
>コーネ
…辛い方?
[意味が判らないので小首を傾げた]
…ああ、目が…変だと、思ったら…
[飲み物を取りにがてら、厨房の赤く染まった鍋を覗くも]
[黙るようにとのジェスチャーをするクインジーに、瞬き]
……………?
[取り合えず、無言で頷いた]
>>526
…んー。激辛越えてない?それも果てしなく。
素直にもー少し待って普通のにしよっかな。
>>クインジー
…どーしたの?
様子ちょっと変じゃない?
[ヤブヘビをつついてみる]
[すっかり暗くなった窓の外と、時計とを見遣って]
[一度自室に戻ると、外套を羽織り、灯を手に降りて来て]
…少し、会場の方、行って来る…ね。
[赤らんだ掌と手袋とを、考え込むように見ていたけれど]
[キュ、と其れを嵌めれば、外に出、ランタンに火を灯す]
[そして、夜の静寂が支配する銀世界へと*歩み出して*]
[髪を三つ編みに結い上げてサッパリとした表情で階下に降りてくるが、先程とあまり変わらない空気に少し呆れたように内心溜息。]
…ありゃ…。
[出て行くナサニエルに「いってらっしゃい」と声を掛けてからテーブルについた。]
[スープも一滴残らず飲み干して完食。
両手を合わせてご馳走さまをして、食器を片付けようとして…キッチンにカミーラがいることに改めて思い当たり、食器とキッチン方向を交互に見て、少しばかり思案顔]
日、暮れちゃったな…
[ぽつり、呟いて辺りを見回すも蒼白い月に映される銀世界
キュ、キュ、ホゥ、ホゥ、踏み出す足の迷い迷って進む先
見覚えのある其処は沢山の石が並んだまま静寂の中に佇み
ふらり、足を運んだ石の先には寒さの為に溶けぬ雪の人形
なんとなくまたぺこりとお辞儀をして石と人形を見詰める]
連れて行かないで呉れて、ありがとう、なのかな?
…ナサニエルと…一緒に行ければ良いんだけどね。
[其処で眠る人にかける言葉は誰かに届くのか静寂に溶けて]
…今日は荷物運びは免れることができましたか?
[まだ生乾きの感のある毛先を指で弾きながら、昨日よりは疲れた様子ではないネリーの方へ目を向け]
[こっちと食器を見比べるクインジーに気付くと溜息一つ。
ジャケットを手に持つと、コーネリアスに]
……カレー、出来てっから。
食いたかったら、食っていいぞ。
できれば焦げないように見ててくれると幸い。
[そういうと、集会場の外へ]
[外に出て行くカミーラを見て、ふぅ、とひとつ息をつくと。
頭のタオルを目深にかぶりなおし、食器を抱えてキッチンの中に入り、洗い物をしながら]
ラーメンもチャーハンも旨かった。
あんがとな。
[その場にいない人に向けてぽつりと。
目は、流れ落ちる水に釘づけられたまま。
無意味にスポンジの洗剤の泡をぶわぶわと立てながら]
[石と、傍らの人形は只静かに蒼白い月明かりに照らされて
先日ランタンの灯りに照らし出されていた時より寒々しく]
この手が、温かければ、良かったのにな。
[揺れる碧い瞳は持ち上げた僅か震える白い掌を見詰めた侭]
[ふわり]
[はらり]
[ひらり]
[零れ落ちる白い結晶は雪の上に音も無く降り埋もれて行く]
[瞬きをしてからカミーラへ一つ頷き]
お気をつけて。
冷え込みますので遅くなりませんよう。
[立ち上がると厨房へ入り、鍋を見つめながら]
…えーと…
焦げないようにするにはどうしたらいいんでしょう?
見るだけでいいんでしょうか?
混ぜればいいんでしょうか…。
[真剣にコンロの睨めっこしながら、安全策で火を弱火にしてみた。隣から聞こえた呟きに]
言うのがちょっと遅いんですよ〜…。
[声に非難の色を混じらせてぼやく]
>>529
あたしも多分無理…
食べたら間違いなく胃が荒れそう…
[辛い空気に少々うんざりしながら]
>>533
…うん。今日は荷物運びじゃ無かった。
積もったいらない雪運んでたよ。
[良いのか悪いのか。どうなのだろう]
>>538
ありゃ、荷物ではなく雪運びですか。
どうにもネリーさんは体力的なお仕事を
回されることが多いみたいですね?
カレー、食べますか?
[鍋の中を覗き込みながらネリーへと声を掛け]
[小さな呟きも微かな嗚咽も月光の元の白銀の静寂に溶けて]
…戻らないと。
[どれくらいそうして居たのか顔をあげくるり周囲を見回し
ぺこりと石にお辞儀一つすれば傍らに佇む雪の人形を見て]
其処も、温かいと、良いね?
[ふんわり微笑んでくるり踵を返して雪を踏み締め歩き出す]
[さくさくと雪を踏みしめて。
さっきクインジーが寝転がってたあたりまでくると]
……ほんとに何がしたかったんだ、あいつは。
私はからかわれたのか……?
……。
からかわれたんだよな?
[誰にとも無しに呟くと雪玉を丸めて、遠くへ]
>>539
…何でだろーね。そんなに力仕事の人手足りないのかな?
あ、カレー? 食べる食べるー、盛ってー。
[辛いのがこない様祈りつつ]
[一人だけの呟きをコーネリアスに聞かれてしまったようで、バツが悪い顔をしてガシガシと洗い物をさっさと終わらせてしまう]
………。
[少し考え、さっと二階に上がり部屋に入ると、すぐに紙袋を抱えて降りて来る。中には真っ赤な、小ぶりの林檎がいくつか。
良く洗って芯を抜いた林檎の穴にバター、砂糖、ラムを詰め、オーブンで焼いてシナモンをふりかけ。
出来上がった熱々の焼き林檎に、冷たいバニラアイスを添えて]
……。
[集会所の外に出ると、ぐるりと周りを見渡すが姿は見えず。
しかし下を向くと、外に向かう怪獣の足跡が点々と。
少し笑うと、その跡を辿りだす]
[キュ、キュ][ホゥ、ホゥ]
[何処を如何歩いたのかも判らないけれど]
[ゆら、ゆら][ゆら、ゆら]
[遠く灯る光が揺れるのに碧い瞳も揺れる]
…ナサニエル?
[人影はまだ揺らめく程に小さかったけれど]
[紡がれる][人の名は]
[見慣れたランタンの光にか過ぎる人の名か]
[一拍置き][駆け出す]
>>542
さて…?
見る限りではそんなに女の人に
大変な力仕事は回ってない気もしたのですが…。
僕の周りはご婦人ばかりですので参考になるか…。
僕自身もそんなに力仕事ばかりやってる訳では
ないんですけどね〜?分担が不思議です。
[クインジーが厨房を出て行くのを目で見送ると、お皿を2つ出してそれにご飯とちゃんとしたカレー色のルーを盛り付けてから鍋の火を止めた]
焦げちゃうよりかは置いておくほうがいいでしょう…。
[鍋に蓋をするとテーブルにカレー皿を置いて]
…あ、辛い方がよかったですか?
[入れなおして来ますよ?と厨房を見てから笑い]
[雪玉を丸めて、投げて、丸めて、投げて。
いい加減に飽きるとぼふ、と新雪に埋もれて]
はー。
どうしろってんだ。
何か皆萎縮してるし。
[自分のせいだという自覚はあるのか罰の悪そうな顔]
[雪明りの下、しばらく歩くと。
雪球がごろごろと転がる場所に辿りつき]
…食え。
[ざくざくと雪の中に分け入り、そこに埋まる人影にぶっきらぼうに皿を差し出す]
[一度寝返りをうつと、うーと小さく唸り声をあげた。
しばらく、伸びたまま沈黙するとふらりと起き上がり
何もない中をぼーっと眺める]
…………。
>>545
…そーなの?
もしかしてあたし"青年"扱い?
[冗談のつもりだが、自分で言ってて少々ヘコむ]
…流石にそれは無いか…。
[で、運ばれてきたカレー皿を受け取って、普通の色である事を確認すると一口]
あ、いやいや、別にいいから。
[苦笑]
>>549
…流石にそれはないと思います。
[カレーを一口、食べながらついじっとネリーを見てしまい]
籤運みたいなものがよろしくないんでしょうか…。
もしくは可愛いお嬢さんを妬んだどこかのご婦人が…と
昼にやっているドラマのような展開も考えられますが。
[苦笑するネリーに残念です、と笑みを浮かべたまま答えてもう一口]
[一つの事に捉われると、他の事が疎かになるのは昔からの治らない癖。そんな事を改めて思い知らされるように、...は酒場で尽く失敗を繰り返す。]
[見るに見かねた店の主は、...に休憩を言い渡す。それは今日の仕事はこれで終わりという合図でも有った。]
どうして私ってこう…二つ以上の事をこなせない程不器用なんだろう…。
[激しく落ち込みながらとぼとぼと帰り道を辿る...は、ふと思い立ったように詰め所へ足を運び、朝から働きっぱなしでようやく一段落着き休憩を取って居たアーヴァインに声を掛けた]
―外―
[どこかで聴いたことのあるメロディを口笛で吹き、静かにその詞を口ずさむ。]
She comes in colours ev'rywhere;
she combs her hair
She's like a rainbow,
coming, colours in the air
Oh,everywhere,she comes in colours....
>>550
…籤運、良いとも悪いとも思ったこと無いんだけどね。
昼ドラ!?その展開すっごい嫌なんだけど…
[カレーをがっつり食べ進めるが、微妙に視線に気づいて]
…あれ?何か服に付いてる?カレー?
[ひとつの人影が、下を向いて何かを話している。ギルバートは、それが聞き覚えのある声であることを理解し、そこにゆっくりと近づいていく。]
……よお、クインジー。
そんな油断しまくった格好で何で外に出てるんだ?
[遠くに居る人影に声を掛けた。]
>>555
…そっか。
[カミーラが食べるのを確認すると、そのまま回れ右をして来た道を戻ろうとして]
…よお…。
[ギルに声をかけられて、少し口ごもるも]
出前だ。
[それだけ言って、歩き出す]
――詰め所にて――
相変らず忙しそうですね。アーヴァインさん。休まなくて大丈夫ですか?
[声を掛けながら、酒場からの差し入れと軽食をバスケットから取り出し、手近なテーブルに載せ]
ちょっと…聞きたいことがあって…お邪魔したのですが、お時間宜しいですか?
この…「仕事」の事なんですが…。
[手にしていた鞄から一枚の紙を取り出し、アーヴァインに差し出した]
>>556
冗談です。
そんなあからさまに攻撃に出るご婦人は…
この村ではいないでしょう、多分。
いえ、ついてません。
[スプーンを加えたまま目を空へと一度泳がせると首を横に振った。
帰ってきたドアの音に振り向いて]
おかえりなさいキャロルさん。
AのカレーとBのカレー。
さて、キャロルさんはどちらがいいでしょうか?
[悪戯を仕掛ける口調で楽しそうに目を細め]
待てよ、クインジー。
出前にしちゃあ、ずいぶんと緊張気味じゃねえの?
張りつめた空気が痛いことこの上ねぇよ。
……それだけで終わりにしても良いのか、って俺は思うわけだ。
多分周りの皆もそう思っていると思うけど。
お前も、もういい大人なんだからさ。ガキみたいな態度取るのが必ずしもカッコイイとは限らないぜ?
[...の差し出した紙には、任命書という文字と共に、その「仕事」の内容が事細かに書かれていた]
この任命書を手渡された時は…まさか…自分が本当に動かなければならなくなるなんて…思っても居ませんでした…。
えぇ、確かに毎年不正を行う人が居ることも、村人を身代わりにする人が居ることも聞いていましたけど…。まさか自分が…身代わりにされそうな人を保護する役目を任されるなんて思っても居なくて…。
[戸惑いながら静かに言葉を紡ぎ――]
[黙々と焼き林檎を食べながら、クインジーとギルバートの会話を聞いて。
出るに出られないな、と皿を抱えたまま所在なさそうに。
空になった皿にははらはらと雪が積もっていく。]
……。
それで終わりで構わんのだがな、私は。
[雪の中に座ったまま、ぽつり]
>>558
うぃす、キャロルおっかえりー。
ご飯はカレーがあるよー、トマトカレー。
[大嘘である。勿論そんな事はおくびにも出さない]
>>561
…それならいいんだけどねー、そんなドロドロい展開は勘弁、全力で勘弁。
あ、付いてない?よかった〜
よっ、カミーラ。
「覗き見は趣味が悪い」って言われたモンだから、今度は正々堂々と正面きって来たぜ?
……なんてな。嘘だよ。
偶然通りかかった……っつーか、通り道で何やってんだよ……。
>>565キャロル
[悪戯が失敗したような、明らかに残念そうな表情になると立ち上がって]
…それじゃあBのカレーを入れてきます〜…。
[とぼとぼ、という擬音が似合いそうな歩調で厨房へと向かい、カレー色のルーの鍋を開けた。]
[あかい灯りに映され揺らめく人影は――]
ナサニエルッ!
[ひら、ひら、白いケープをはためかせて
ザッ、ザッ、粉雪を舞い上がらせ駆ける
深雪に足を取られてもつれてよろめいて
此方へと向く青の眼差しに碧い瞳は揺れ]
………こんばんは?
折角、道も教えて貰ったのに、迷っちゃって。
…帰ろう?
[ふんわり微笑み見上げた人は微か頷くか
其の手に手袋の嵌めているのを見詰めて
遠慮がちにそうと白い手を伸ばして繋ぎ
サクサク、キュキュ、集会所へと向かう]
……成る程な。
でも覗き見じゃなくても趣味がいいとは言えんぞ。
[皿を片手に立ち上がる。流石に冷えがきたらしい]
……。
何って……散歩だ。
>>562
[ギルバートの言葉に、少しだけ瞳を揺らして。
ほんのわずかに、唇を噛んで]
雪の季節は、嫌いじゃない。
ただ、気分の浮き沈みが激しすぎる。
言動が支離滅裂だ。
分かっていても、どうにもならない。
だから、春を待つ。
でも、春には居ない。
[既に、言っていることが、ばらばらのピースになってしまっている。
そしてカミーラの、終わりで構わないという言葉を聞いて]
だ、そうだ。
[かすかに笑って]
正直…初めは戸惑いました。
委員会の方には委員会の方の事情がお有りでしょうし、誰かを護るだなんて…。
幾ら仕事とは言え、私なんかが傍に居たらきっと…その方の…お邪魔に…なるだけでしょうし…
[だんだん消え入りそうな声になりながら]
>>566ネリー
トマトカレーも美味しいですよね。
入れすぎるとハヤシライスになっちゃいますけど。
逆行に立ち向かうヒロインはお好きではないですか?
自分が当事者になるのなら確かに嫌ですね…。
>>570キャロル
勝手に入れ替えちゃうこともできましたけど。
ズルをするのは僕が面白くないですし。
[笑われると不貞腐れた表情になり、何の仕返しなのか心無しキャロルの前に置かれたカレーは具が少なめな感じ]
大人のくせに、余裕がねぇな。
ま、そういうのもアリっちゃアリか。
………なあ、クインジー。
春だって、いつしかまた過ぎ去っていくだろ。
案外残酷なモンだぜ?
冬は……雪の季節は、そんなに悪いものなのか?
凍てつく吹雪があるからこそ、隣に居る人間との距離を縮めることができるだろうって。
……支離滅裂なら、少しずつ整理すればいい。
分からなくなったら、試しに隣にいる人間を頼ってみろ。
目の前にあるパズルが、実は思いのほか簡単だった…って気づくかもしれないだろ?
[自身無さ気に話す...に、アーヴァインが助け舟を出すように、「その件については何も気負いせず【あなたが本当に好きな人】を護っても良いと言ったはずだが?」と優しく問いかける。]
えぇ…。それは初めに伺いました。
でもっ…本当にそれで良いのですか?
自分のエゴの為に…他の人が…悲しむ思いをしても……?
[苦しそうに唇を噛みしめて]
散歩……か。
それにしちゃあ、また寒そうな。
悪いな、カミーラ。
あいにく俺の趣味の悪さは天下一品。
何せ、見知らぬ土地に入り込んで、人の生活を調べ上げることが俺の「稼業」なモンでね。そういうことは、言われ慣れてる。
>>574
ドロドロとしなきゃ逆境はオッケーだよ。
ほら、今のあたしの状況。軽く逆境だよ。
でも程々がいいなー。
[自分のカレーをきっちり平らげて]
うんうん、そー言えばカレーとハヤシの違いってなんだっけ?
ソースの違いだっけ?
>>576
そうそう、もう片っぽがトマトカレー。
コーネリアスったら自分がトマトカレー食べたいからそんな風に企んでたんじゃないの?
量減らない様にさー。
[真赤な嘘である。]
>>575
寒いときにはありがたい温もりも、暖かいときには邪魔な熱源にしかならないこともある。
困ったもんだよな…。
[穏やかな瞳で、ギルバートを見て呟く]
>>576キャロル
……。
暈さず文句言ってくださっていいんですよ?
自分でも大人気ないと今思いましたから。
[棒読みに頬杖つきながらカレーを見つめて自嘲気味に言い]
Aは…トマトっぽい見た目のカレーです。
具、もっと入れ直してきましょうか?
[周りでトマトカレーと名称がつけられているカレーを一人結構な勢いでモグモグと食べている娘一人]
もしかして皆甘党だったのかしら…
うん…
でも私はやっぱりこの位が丁度良いのよね冬は……
[トマトカレー完食]
おかわり。
[「君は…誰かが傷つきたくないから、自分が傷ついてもいいと言うのかい?それはあまりにも、自虐的な考えじゃないかな…」]
[葛藤の狭間で苦しむ...を見て、アーヴァインは静かに口を開く。その言葉にすっと顔を上げ]
じゃぁ、私は…どうすれば良いの…?アーヴァインさん…
[今にも泣き出しそうな瞳で、真っ直ぐアーヴァインを見つめた]
>>579ネリー
…確かに。
頑張ってらっしゃいますもんね。
[逆境の例えになるほど、と相槌を打ち]
ん〜…なんでしょう…?
ソースが甘いですよね…ハヤシは。
何がどう違うんでしょう…カレー粉が入っているか
入っていないかの違い…?
[キャロルへ諭すトマトカレーの嘘へは否定せずに微笑むだけで。
セシリアの皿をキャロルに目で指して]
あっちがトマトカレーです。
[アーヴァインは、...の質問には答えず、「君がこの仕事に任命されたのも、女神からの恩恵だと思うぞ?だから何故与えられたのか。じっくり考えてみるんだな…」とだけ言い、休憩を終え仕事場へと戻っていった]
任命されたのも…女神からの…恩恵?
[一人詰め所に残りながら、その意味を何度も考えていたが…]
ここに居たら邪魔よね…。そろそろ集会場に…戻りましょう…。
[詰め所を後にした]
[舞い上がる白と、よろめく少女の姿に瞬いて]
[こんばんは、と返した言葉は何時も通りに静か]
そっか。
…なら、会えて…、よかった、ね。
[責めるでもなく、僅かに首を傾げながらそう言い]
[白い手が伸ばされれば、彼もそっと、握り返して]
これなら、大丈夫…だから…
[呟くように言えば、ゆっくり、集会所を目指して]
[ランタンの焔が揺れるのを見詰めながら、歩んで]
>>587キャロル
[清清しいまでに叫んでくれた文句に肩を震わせて笑い]
ん…ごめんなさい。
[両手を机に置いてから小さく頭を下げるがその後の指摘に言葉に詰まり]
…………
くっ……す…鋭いっ。
[心底悔しそうに白状した。]
…ローズマリーさんに何かご用事ですか?
まだいらっしゃってませんけど…
[セシリアの言葉に気付いたのか不思議そうに首を傾け]
……じゃあ、手を離すな。
聞かせようとしない言葉は、相手には永遠に聞こえない。
ぼーっとしていたら、そのうち他の誰かに奪われることを覚悟しな。
油断と後悔は、するなよ。
ん…ありがとう…
[こくり、頷いて暫くすれば集会所の明かりが遠く見えて]
そう言えば、何か用があったの?
一緒に帰って来て良かったのかな…
[今更そんな事を思い出して焔を見詰める横顔を見上げた]
……はいはい。わっかりました。
[カミーラを見て、肩をすくめて笑ってみせた。]
んじゃお望み通り、余計な真似をする人間は消えますよっと。
後はまあ……テキトーにやるもよし、真剣にやるもよし。
コトが終わるまで、集会所の明かりは点けとくぜ。
……んじゃな。
[言葉が足りなすぎて。
ギルバートにすら、思いの意味を正しく伝えることができなかったようで。
でも、ギルバートが抱える何かを感じ、訂正するのも躊躇われて]
[ただただ、静かに佇むのみ]
>>587
お代わりで食べると良いんじゃない?
うんうん、普通のもいいよねー。
[食べ終わったお皿を流しに持って行って水に沈めた]
>>588
まぁ、好き好んで逆境に突っ込んで行く様なことはしないけど。なればなる程燃えるタイプでもないしねー。
…確かに、ハヤシライス辛くないもんね。
[納得と言った風に頷く]
Have you seen her all in gold?
Like a queen in days of old,
She shoots her colours all around like a sunset going down;
Have you seena lady fairer?
[先ほどの続きを歌いながら、集会所へと歩みを進める。]
......She comes in colours ev'eywhere......
>>597セシリア
[目を瞬かせて考えるが、セシリアの言うような気になる部分…が、思い浮かばずに相槌を打つだけに留まり]
もうすぐ帰って来られると思います。
>>599キャロル
……野生、ではなく?
[口に出てしまった失礼承知な言葉にスプーンをハードボイルド風に投げられないうちにそそくさと立ち上がると食べ終わった食器を戻しに厨房へと逃げていった]
[集会場へ向かう道を歩む間中、...はずっとアーヴァインから言われた言葉を反芻しては意味を考えていた。]
私でなくてはならなかった理由…。
恩恵…自虐的な考え…?
本当に全てが繋がるの…?
ねぇ、神様…。本当に理由があっての行動なら…
ううん…これは自分で答えを見つけなきゃ…いけないんだよね…。私なら見つけられるから…与えられたんだよね?
うん、じゃぁ私…頑張ってみる…。
だから神様…私を見守っていて…
[一歩ずつ踏み出す度に、自分に言い聞かせながら歩みを進め、...は集会場の前へと辿り着いた。]
…大した、用…じゃ、ないよ
明日の、仕事…確認…とか、だし…
[済んだから大丈夫、と少女に答えるも]
[何かを思い出すように、視線は宙へと]
…メイは、作業…進んだ?
そっか、良かった。
[宙へ逸れる視線に倣い碧い視線は微かな集会所の明かりへ
問われれば視線を彷徨わせて僅か繋いだ手にも力が篭るか]
えっと…行きに迷っちゃったから…
[今日は全然…と小さく呟きゆるゆる首を振って息を吐いて]
>>601ネリー
昼のドラマ位になると、主人公を応援するよりも
脚本家を恨みたくなる気持ちになることがありますしね〜。
…真相は僕にもわかりません。
セシリアさんの言っていることが正しいんでしょうか?
[カレー皿にお湯をかけながら首を傾げ]
>>602セシリア
…夫婦漫才的なお2人と比較されましても…。
[2人の出て行った玄関口を振り返りながら呟いた]
あ、ローズマリーさんこんばんは。
カレー、ありますよ?
[にこりと微笑み。無理に辛いカレーを薦めることはやめたようだ。]
[一度だけ振り返ると突っ立ったままのクインジーを見て]
……流石の莫迦でも風邪引いて死ぬぞ。
[そう言うと、また歩きだして]
>>607
…え。辛いハヤシライスってあるの?
ずっとその存在知らなかったよ。
[今から知る新事実]
>>608
…き、きっと辛くてトマトの味、しないんじゃない?
一口いい?
[と、キャロルの皿からトマト?カレーを一口]
………(涙)
[凄まじく辛かったようだ]
[力の籠められたのに、僅かばかり首を斜めに]
[迷ったと聞けば、そっか、と小さく呟いて]
やっぱり…案内、すればよかった…かな?。
[ごめんね、と謝罪の言葉を一つ述べて]
[歩んでいけば、明かりは徐々に近付く]
…道、覚えるの…苦手?
[ギルバートは集会所に戻ってきた。]
おーす。ただいまー。
……なんか、辛いニオイとかぐわしいニオイと中華なニオイが混在してるんですけど、これは……?
[煙草臭いお前が何を言う、というツッコミを予測しつつ周囲の空気のニオイを嗅ぐ真似をしている。]
[コートを脱ぎながら]
>>612 コーネ
ただいま〜。カレー、あるのね。じゃぁ頂こうかな?
[彼が少し前まで何かをたくらんでいた事等露知らず]
>>614 キャロ
ただいまぁ。っと、もしかして心配掛けちゃった?大丈夫、一晩寝たらすっきりよ。
[噂ってなんだったのかしら?と思いながらも]
[集会場へと去っていく二人の人影をぼんやりと眺めつつ。
軽装のまま出てきた身体に、またしんしんと冷気が沁み込んでゆくのを感じながら]
[一度だけ振り返り言葉をかけてきたその姿に、小さく白い吐息だけで答えて]
[歩き始めたものの心はどこか遠くにあり、機械のようにただ交互に足を前に運ぶだけ]
>>614キャロル
[スプーンが床に転がる音が聞こえないのでそっと広間を伺うと丁度気付いたところのようで、堪えきれなく声をあげて笑い]
勘はいいのに気付くのは遅…!
[うっかり指を指さなかったのは幸いなことです。]
ああ…辛いんですね。
[炎を噴出しそうな様子を都合よく解釈して水差しを持ってくるとキャロルとネリーのコップに並々と注いだ]
好奇心で食べちゃうから…
[ネリーの様子に眉尻を下げて笑う]
ん…
[手間をかけたくは無いけれど迷っていたのは事実で
言葉を濁して視線を逸らし言葉を探していたけれど]
ナサニエルが悪いんじゃないよ、ありがとう。
[問いには小首を傾げて浮かび始める建物を見詰め]
いつも居る所では迷わないんだけど…
なんでだろう?
…此処では何時も迷っちゃう。
>>616 セシリア
[キッチンから顔を出したセシリアに、にっこり微笑んで]
今日はセシリアと、カミーラさんの担当だったのねぇ。えーっとどっちのカレーを食べようかなぁ?
あ、二人のカレーを一緒のお皿に盛ったら駄目?
[一番無難そうな案を選択してみる]
>>618 ギル
[後からきたギルバートに気付き、軽く会釈をして]
お帰りなさい、ギルバートさん。今日も遅くまでお手伝い?
>>619ローズマリー
それではよそってきます。
[セシリアの様子を思い出してじっとローズマリーを見るが、やはり気になる雰囲気を見つけられず。今日は盛り付け係りに徹する予定のようだ。]
ギルバートさんもおかえりなさい。
メイン料理はカレーです。
Aカレー大盛りでいいですかね。
[帰ってきたギルバートにも挨拶をし。選択権は与えないようだ。厨房へと向かった。]
ん。
…俺が、勝手に…したい、だけだから…
[言ってから、少し思うところがあったのか]
[視線が揺れて、ゆるゆると、首を巡らして]
そう、なんだ…
[次いだ言葉に、同じように建物へと目を向ける]
…メイが、何時も…居るところ、って?
>>612
あるある、どんな家庭やねん!て。
やっぱりお決まりは「この泥棒猫!」?
[偏見が混じっているような気がする]
…ハヤシはハヤシだよ。
>>620
…しないね…トマト…
不思議だ…
[辛くて涙目である。]
>>625 コーネ
あ、ありがとう。お願いします。
[ギルバートに告げたAカレーとは何だろうと思いつつも、嬉しそうに微笑んで。]
>>626 セシリア
そうなの?セシリアのカレーは辛いの?
でも私、辛いのって好きなのよね…。多分大丈夫だと思うけど、折角だから半分こずつが良いな。
[最後の言葉は勿論聞こえず]
>>627 ギル
そう…。若い人達にインタビューねぇ…。
ってあれ?ギルバートさんって一体何者?
[小首を傾げながら]
[きょとんと見上げた青は揺れていたけれど]
…うん…ありがとう。
[砂糖菓子の微笑みは続く問いに直ぐ消えて
建物へと向けた碧い瞳は微か人形を想わせ]
此処より、ずっとずっと、寒いんじゃないかな。
白い結晶と、透明な氷の、凍った優しい世界。
[集会所の前に着けば青を見上げふんわり微笑み
ありがとう、と囁き名残惜しそうに手を解く]
[普通のカレーと激辛カレーを盛り付けて出てくるとローズマリーの前には普通のカレーを、ギルバートには激辛カレーを置き、ローズマリーの言葉に同調するように頷いた]
あ、それ僕も気になっていました。
[ギルバートを見る]
カミーラさん、お帰りなさい。
ハーヴェイさんはカレーのおかわりいかがですか?
[先を行く二人から随分と遅れて、集会場の中に入る。
ふらつく足取りで明らかに唇の色がおかしく、入り口から真っ直ぐに階段に向かい二階に上がろうとするが…感覚が麻痺しているのか、足がうまく上がらない様子で]
[しばしぼんやりとその場に佇み。
やがて一階のジャグジーのある場所へと歩みを変え、中に消えていった]
お、カレーいただきまーす♪
[一匙すくい、口に運ぶ。]
あ…何やらスパイシ………
!!!!!!!!!!!!
な、なんじゃこりゃぁぁぁぁっぁぁあ!!!
み、水ーーーーー!!
ゲホッ…ごほっ……
[そぅ、と碧い瞳の先に其の光景を見るようにして]
[向ける眼差しは少女とは違って懐旧を含んでいたか]
…綺麗、なんだろう、ね。
[ぽつり、零れた言葉]
どう、致しまして…
[感謝の言葉にそう答え、何時ものように雪を払って]
[扉に手を掛け、中に入れば、ランタンの灯火を消す]
ただい…
[ま、と続けようとして、聞えてきた絶叫に、ぱちぱち、瞬き]
>>632ネリー
え〜と…なんでしたっけそれ?
よく聞くセリフですよね〜。
お財布がステーキだったりするアレですか?
[戻ってきたクインジーにも声を掛けようと思ったがその前にジャグジーの方へと消えてしまい。
自分でやったことだが、ギルバートの撃沈っぷりに合掌をした。]
………うん。
[青の瞳に含まれる気配にか碧い瞳は揺れる
ナサニエルに続き広間に向かえば届く絶叫]
…どうしたの?
[挨拶より前に小首を傾げぱちぱち瞬いたり]
>>642ハーヴェイ
[ハーヴェイの言葉に同じように真剣な表情になり]
あ〜…そこは譲れないポイントがありますね…。
2日目に熟カレーを食べて3日目はカレーうどんにするのが一番の理想系です…。
ナサニエルさんとメイさん、お帰りなさい。
[ジャグジーの方に消えていったクインジーの動作がおかしいのは明らかで。
暖炉に手を翳して見送りながら]
……。
大丈夫か、あいつは。
[そのうちほんとに風邪引くんじゃないか、と呟いた]
………やべえwwwww
何がヤバイって、何故カレーに唐辛子が入ってるんだということだ!フツー入れないだろうが!!スパイス入れるとしてもガラムマサラとか、そういう回り道するような辛さのスパイスだろうがっ!!
ほら、こんなところに唐辛子の塊がっ!!!
[でっかく固まっている唐辛子をスプーンに乗せ、涙の抗議。]
>>635 ギル
大学…生さん?
論文のテーマに…この雪祭りを…?
それはまた…色々大変なものを…
[どう反応して良いかわからず、曖昧に受け答えながら]
四十年前って言えば…それはそれは盛大なお祭りだったと、私達も聞いているので…、何かの役に立つかも知れませんわね。
[ふわりと微笑んで]
>>636 ハーヴェイ
あるなら食べたいな。
[と、差し出されたみかんを受け取り一房口に放りいれ]
あっ!ハーヴェイさん、これ、凄くおいしい!一つ食べてみて?はい、あーん…
[酸っぱいみかんを一房剥き、ハーヴェイの口に放り込んだ。]
…ただいま。
[思わず途切れてしまった挨拶を、もう一度]
何か…悲惨な、事に、なってる?
[辺りを見回せば、何やらネリーも涙目で]
[ギルバートの叫びに、矢張り首を傾げる]
…心配なら覗きに行きます?
[カミーラの横になんだか「ど黒い」という表現の似合う色をしたコーヒーの入ったマグカップを置いた。]
>>637 コーネ
[差し出されるカレーににっこりして]
わぁ、美味しそう!ありがとうコーネリアスさん。
>>638 セシリア
へぇ、そうなの?皆辛いの苦手なの?勿体無いなぁ…。
[と、ギルバートが絶叫したのを聞き]
あら、辛いのが苦手な人が多いって本当みたいね…。
[呑気にカレーを食べている]
[のろのろと服を脱ぎ捨てると、掛け湯もそこそこに湯船に沈み込む。
手足の先だけでなく、全身が痛いくらいにちくちくと熱が刺さって痛み、熱いのに思わずふるりと震える。
こわばる指をゆっくりと握り締め、開く。
繰り返す]
……。
[やがて全身に血が巡る感覚が戻り、ふぅぅ、と長い息を吐き出し目を瞑る。
鼻の下ギリギリまで湯に浸かると、ジャグジーの泡に揉まれながら、何も考えずただ無心に、身体に浸透する熱だけを追いかける]
…何か甘い物…
[何かに急かされるように台所へ。そして何やら飴玉?を口に入れて戻ってきた。]
…阿鼻叫喚でのた打ち回ってる人とそれを眺めてるSな人しか居ないの…?
[ぽつりと]
[二皿目を食べ終え、ごちそうさま、と手を合わせる。
差し出された水にようやく手をつけ]
命の水って感じー。
[帰ってきた人々には、おかえりーと声をかけた]
>>655メイ
食べますか?
ちゃんと辛くないほうを持ってきますよ?
[すっかり慣れてしまった目は痛みを感じることなく、そういえば瞬きする人が多いな〜とぼんやりメイを見て考えながら]
>>657ローズマリー
どういたしまして。
ローズマリーさんは辛いものは大丈夫な方ですか?
[赤い方は平気で食べていた人が2名、両方とも女性なのでなんとなく気になったようだ。]
>>659カミーラ
…ああ、ミルク、持ってきたほうがいいんですっけ?
僕はあまりコーヒーは飲まないもので…。
[カップを見つめる様子に思い出したように呟き]
もしも中で倒れられでもしたら、
風呂でも助けにいかない訳にはいきませんけどね。
>>658 ハーヴェイ
[戸惑いながらも素直に口を開け、みかんを咀嚼するハーヴェイを見て]
あら、素直な人なのね。可愛い♪
[テーブルにひれ伏した姿を見ては、満足そうにころころと笑い、差し出されたみかんを、こちらも素直に受け取り]
あ、ホントだ。凄い甘い…。私のみかんってハズレだったのかなぁ?
[首をかしげた]
[メイの微笑みに小さな頷きで返す]
おかげ様でね。今後は気をつけるわ。
メイも良く外出るんだし。気をつけるのよ。
体壊したら遊ぶ事も出来ないからね……
[時計の針を眺め]
……さて、私はそろそろ寝ようかしら。
それじゃ皆さん。また明日…おやすみなさい。
>>651 ギル
[辛さに抗議するギルバートを見て]
だったら私のと交換しましょう?
[あっさりと皿をチェンジ]
>>665 ネリー
Sな人?
さぁ、解らないけど少なくても私は違うと思う
[きっぱりと]
>>667 コーネ
えぇ、辛いの平気なの。というかね、冷え性だから積極的に辛いのを取らないと冷えちゃうのよね…。ほら、こんな風に…
[と、コーネリアスの手に指先を触れて]
Sだなんて心外な〜…ちょっとした遊び心です…。
[言い訳をするようにポソポソと呟き]
>>662ハーヴェイ
昨日みたいに帰ってきたらスッカラカン。
なんてことになってないといいですね。
[くすくすと笑みを漏らしながら頷いた。]
>>672カミーラ
随分と手厳しいことです。
仲直り…できた様子ではありませんね。
[コーヒーにはすみません、と一言謝罪の言葉をつけて苦笑した]
[ちくちくとした刺激が収まり、緩やかな熱に満たされて。
じっと目を瞑って温かな液体に包まれると。
やがて襲い来るは睡魔。
絶妙に保たれていた微妙なバランスが、ジャグジーのひとつの泡の破裂で狂い、流れがそれを助長し]
[ずるりと、湯船の中に、全身が沈んだ]
[ベッドに埋めた顔
――その闇の中で昔の記憶がまた出てくる]
小さな自分。
女神像の前で。
父さんと。
母さんじゃない見知らぬ女の人。
「待って――行かないで―――」
小さな私は追いかける。でも。
――失ったモノは追いかけても逃げていく――
>>668 ギル
院生さんなのねぇ。じゃぁ勉強家さんね。
[子供のように微笑んで]
あ、ギルバートさんのご両親もこの村で永遠の誓いを行った人なんだ。実はうちの両親もなの。父は元々この村の人間だったけど、母は偶々観光で訪れていて…。
駆け落ちしちゃう位だから、相当の熱愛よね…
[両親の事を思い苦笑を漏らしながら]
まぁ、私にはその恩恵は…来ないみたいだけど…
[最後の言葉は、呟くように]
>>677
って、大丈夫?無理して無い?ほら、結構顔も熱くなっているし…
[無意識の内に伸ばした手は、ギルバートの頬へ]
>>675
そう、それなら良かったです…
[もう一度天井を仰ぐ]
…アレだ、あたし、もう寝るわ…
お休み。
[さも赤いカレーに負けて精根尽き果てたかのように。一口なのに。]
[少々ヨタつきつつも二階に上がってゆく]
>>675ローズマリー
女の人のほうが辛いものに強いんですね…。
[感心したように頷いていたが、指先に触れられるとびっくりした様に手を引っ込めて]
…と、…と…す、みません。
本当にちょっと冷たくて…びっくりしちゃいました。
心が温かい人は手が冷たいってよく言いますしね。
[触れられた手をプラプラと振って言い繕うようにぎこちなく笑った]
>キャロル
うん、ぽかぽか抱き枕。柔らかくて温かそうじゃない?
[ラッセルが居ないことをいい事に]
>>679 ハーヴェイ
?そうなの?
…ごめん、もしかして気分害しちゃった…よね。
ごめんね?ハーヴェイさん
[しゅんとしながら謝った]
……いや、そんなでもない。
自転車で国内一周とかバカなことやってたモンで、進級は1年ほど遅れてたりする。今の専攻だって、元々は「好きな場所に行ってアレコレ調べてくる」のが面白そうっていう理由だけで初めただけだし。あまり机にかじりついて勉強っていうのは、性に合わないタチでね。
あー…まあ、俺の両親の場合は、フツーに出会って、フツーに結婚して…って感じだから、ローズマリーの両親のように劇的なシナリオじゃないし。……ま、だから無理しなくてもフツーに生きてれば、そのうちに恩恵がまわってく……
[ローズマリーに頬を触れられ、思わず…]
………何してるんだよ。
[伸ばされた手を、はねのける。]
>>688
頑固な…。
…許す前に会えなくなっちゃうかもしれませんよ…?
それでも行かないのなら代わりに様子見てきますけど。
もしもがあったら困りますし。
[水音に眉を顰めながらカミーラを見て]
[ネリーがよたよたと2階へ向かう様子を心配そうに見送り]
セシリアさんとネリーさんもおやすみなさい。
…殺傷力抜群ですね…Aカレーは…。
[よく平気だったなぁ…とこの場に残っているキャロルを見た。]
[なんだ?息苦しいぞ?]
[と言おうとして、喉の奥から気泡が搾り出されていく。
覚醒したものの、状況が掴めない。
闇雲に手足を振り回すと、手の先がジャグジーの手すりに触り、それを手がかりに何とか湯の中から身体を引き上げる]
[ごほごほと、何度も大きく咳き込み、酸素を取り入れる]
は…ははは…はは……。
[いつの間にか咳が笑い声になり、涙声に変わり。
声を殺し、ただほろほろと涙を流していた]
>>685 ネリー
ん、おやすみ。辛さに負けちゃ駄目だよ。
[階段を上るネリーを見送り]
>>687 コーネ
[びっくりしたように手を引くコーネリアスに、はっとした様子で]
あっ…ごめんなさい…
あの私…昔から無意識に人に触ってしまう癖があって…。
それで一度…失敗してて…。
…本当に馴れ馴れしくてごめんなさい…
[コーネリアスの言葉を聞いてか聞かずか、動揺しながら]
>>695ローズマリー
いえ、構いません。
ちょっとびっくりしただけですから。
失敗を恐れていたら何も掴めませんよ〜って…
[手を開いて、握って、を繰り返していたが薄く自嘲の笑みを浮かべ]
本当に気にしてませんよ?
それに…
[手を伸ばしてローズマリーの頬を軽く摘むと微笑んで]
僕も馴れ馴れしいですし、人に触る癖がありますから。
[ね?と同意を求めるように首を傾げ]
[数度叩いても反応がないのに眉を顰めて。
入るぞ、と一応断ってからドアを開けて]
……って、死んでねぇじゃんかよ。
返事くらいしろ、莫迦。
>>696 キャロ
温かそうだよね。ってつい本音が出ちゃった…。
人恋しいって訳じゃないけど、何だかね、一人で寝るのって寒そうだなぁって思って。
[と、ギルバートに手をはねのけられ]
>>690 ギル
あっ…ごめんなさい…
その…馴れ馴れしくて…本当に…ごめんなさい…。
何か…私…
…ちょっと頭冷やしてくる…
ハーヴェイさんも、コーネリアスさんも…本当にごめんなさい…。
[食べかけの食事もそのままにすっと立ち上がると、...は集会場を出て行った。]
おばちゃんダンサーズ…。
[そういえば贔屓にしてくれるおばちゃんが「レオタード姿今度見せるわ〜」とはりきっていたなぁとか考えながら]
>>699キャロル
僕もオレンジプリンをいただきます。
あ…そういえばりんご。明日でいいか…。
[野晒しにしたままのりんごを思い出すも今日はオレンジプリンを選んだようだ。]
……………
[はね除けた手を見て、はっと我に返る。]
いや。
………すまない。
[集会所の外へと逃げていくローズマリーの姿を目で追うことなく、その場に立ちつくしている。]
[何かの気配を感じて、ふと俯いていた顔を上げる。
赤い目に映る顔が、涙で歪んで網膜に伝わり、しばし判別に戸惑う。
しかし大粒の涙がぽろりと落ちると、輪郭が浮かび上がり。
そして声が聞こえ]
………カミーラ………。
―うえ。―
[どさ。と背中からベッドに倒れこむ。]
まぁ…祭りまでもう少し。
頑張れ、あたし。
[コートのまま、泥の様に眠りに*入った*]
[とりあえずまじまじと見るのも悪い気がするので背中を向けようとして。
お湯以外の何かで顔が濡れてるのに気付くと眉間の皺を深くして]
……泣いてんのか、お前。
今度は何だ。
お前ほんと何かおかしいぞ?
どうしたんだよ、一体。
[足音を耳にするも、ローズマリーが出ていった方向とは逆向きの窓の外をじっとみつめている。]
………だから何だって言うんだ。
[微かに漏れる声。溜息がそれに続く。]
>>713キャロル
春頃に発掘予定、ですかね?
[くすくすと笑いを零し]
>>714ナサニエル
…。
どんな、仕事だと面白い回答になるでしょう。
[はぐらかすように曖昧に笑い]
[ギルバートとハーヴェイを見てからふむ…と小さく息をつき]
ちょっと冷凍りんごを発掘してきます。
[上着を羽織らずに集会場の外へ出て、目を細めて辺りを見渡した]
[視界に、己がくわえている煙草の煙が入る。
慣れ親しんだ、癖のあるニオイを――確かめるように、何度も吸い込んでいる。]
……………。
[ローズマリーに触れられた場所を、ジャケットの袖でぐいと力を込めて拭う。]
――外――
[集会場を飛び出して向かった先は、村はずれにある展望台。そこは...にとって小さい頃からのなじみの場所だった]
あっ…慌てて出てきちゃったから…コート…着てくるの忘れちゃった…。
[急激に侵食してくる寒さに、体は震えを来たし、指先は氷のように冷たさを増していく]
しかし学習能力無いのかな…私って…。
同じ失敗を繰り返してる…。
自分が求めるほど…相手は心を許しては居ないのに…。
私が男の人を苦手と思うようになったきっかけだって…。全て私がいけなかったのに…。
[風を除ける様に展望台の中へ入っていくと、鮮やかに記憶が蘇る。思い出したくもなかった、十数年前の記憶が。]
>>716
[泣いてる、と言われ、はっとなって下を向き。
次いでそのまま、ぶくぶくと湯の中に自ら沈んでしまう]
[しばらくして浮かび上がると]
わかんねぇ…。
[引きつった笑みを見せた]
り〜ん〜ご〜…。
ん〜…りんご〜…?
[寒さを紛らすように小声で呟きながらさくさくと歩みを進め、視線の先はりんごの埋まっている雪ではなく暗い闇の中で。]
…上着の有難さをここで実感することになるとは…。
――……………。
[唇の内側で、何かを呟く。そして…]
………別に、フツーのことだ。
これくらい、フツーのこと。
俺がそこまで不幸かって言ったら、そいつは違う。
ごくありふれた、できごとだ。
[ティーポットに紅茶を注いで運んでくると、席に座り]
なんで、こんな寒空にコートも着ずに出て行くの!
[ぶつくさ言いながらカップに注ぐ]
>ハヴェ君
大丈夫だとも。
そういえば…あの時も…雪祭りが近くて…。
村が賑わってたっけ…。
なつかしーなぁ…。
クラスメイトの男の子の事が好きで…
でもどう表現して良いかわからなくて…
そんな自分がもどかしくて…
ふとした瞬間に…馴れ馴れしく触っちゃったんだっけ…
懐かしい…。
あの時も今と同じくコートを羽織らずに出てきちゃって…プチ遭難…。
…大変だったなぁ…。
だから今度はいっその事…このまま…誰にも見つからなきゃ良いのに…
私には…愛してくれる人も待つ人も…誰も居ないんだから…
[サクサクと人影へ歩み進め、ローズマリーだと確信すると安心したように白い息を吐き]
…ローズマリーさん。
帰りましょ?
[明るい声を背中へ掛けて。
それとも誰かをお待ちですか?と首を傾げ]
[...は、ふと急激に眠気に襲われ]
このまま眠ったら…ねぇ…幸せになれる?
何にも傷つかず…誰も傷つけずに…
[うとうとしながら、床に座り込み…]
>>736
[カミーラの言葉を、じっと黙って聞いていたが]
…始まる前に終わっちまうのと、終わるのが嫌で始めないのと。
どっちがいいと思う?
[意味の掴めない、全く違う話題をぽつりと呟く。
そしてわずかに目を伏せて]
抱きしめられて、慰められても、何も変わらない。
変わらなかった。
そして多分、傷つけた。
もう、たくさんだよな…。
[最後は、自分に向けて]
[やわらかな月明かりの下、ギルバートは雪の上でサクサクという音を立てて歩みを進める。]
……どうすればいいんだろう……な。
[触れられた場所に当たる凍てついた風が、何故か厳しいものとは感じられなかった。]
俺は、ここに何をしに来た?
恋をしに来たのか?失恋の痕を忘れに来たのか?
……いや、違う。
俺は、ここに「雪祭りの調査」をしに来たんだ。
だから俺は、触れられたくなかったんだ。
何で「違う手」に触れられたのかなんて……考えちゃいけないんだ。だから、俺に「その他大勢」みたく触れるのは……やめてくれよ。
[紫煙まじりの視界、その真ん中に月が見える。]
>>740 コーネ
[と、遠退きかけた意識に投げ掛けられる声に気付き…]
コーネ…リアスさん?
何故…ここに?
[驚いたように目を見開いて]
[月を見上げて、呟く。]
……幸せになりたきゃ、好きに幸せになればいいさ。
お前らのシアワセなんざ、俺には無関係だ。
俺はここの住人じゃあない。
だから巻き込むのはやめてくれよ。
……心なんか、揺れてない。
俺は、ここの人間じゃないんだ。
[携帯灰皿に煙草の先を押しつける。]
>コーネ
あ、もしかして
運悪く「ローズマリー救出隊」に任命されちゃったんですか…?
……ご愁傷様です。
[ケラケラと笑いながら呟くと、同情したように頭を下げた]
>>744ローズマリー
[寒さのせいかぎこちない笑みを浮かべ]
ありゃ…間一髪、ですか…?
上着なしは…さっむいですね〜。
[ローズマリーの前でしゃがみ込んで]
「りんごを探しに。」と「あなたを探しに。」
ローズマリーさんは、どちらがいいでしょう?
[試すようにじっとローズマリーの目を見て]
…無条件で心配になったのでちょっと貴方を探しに。
ついでにりんごも発掘してしまうかってところです。
コートも羽織らずに出て行ってしまうものですから。
[眉尻を下げて少し困ったように笑い]
[コツ、と冷えた手を握ったままローズマリーのおでこに押し当てて、ムッとした表情を作り]
心配かけた人が笑うんじゃありません〜。
風邪引いちゃうから戻りましょう?
このままだと僕まで道連れです。
それとも、誰か他の方が来るのをお待ちですか?
[触れられた場所を指でなぞる。]
………まだ、大丈夫。
何も、揺れてはいない。
[ふっと笑みを浮かべて、いつしか大声でゲラゲラと笑い出す。]
………っはっはっはっはっは!!
あーもう、まったくやってられねえよ!!
奇妙にオドオドしてるわ、突然男に挑発的になるわ、無差別に人に触れまくるわ……そのくせ拒絶すると、私が悪うございましたと言わんばかりに逃げやがる!!
ふざけてんじゃねえよ!!
こっちの腹ん中で心配してやって損したってんだよ!!
悲劇のヒロイン気取りたければ、よそでやれよ!!
[足下の雪を大きく蹴り上げる。パウダースノーが、乱暴な一撃で飛沫となって舞い上がった。]
>>749 コーネ
[上着無しで現れたコーネリアスに、にっこりと微笑み、二択の問題には少し考えてから…]
幾らりんご探しだからって、上着無しだと寒いでしょう?
[見つめられる視線から瞳を逸らさずに]
>>751
怒った顔も綺麗ね…コーネリアスさんって…。
何か私には勿体無い…。
[道連れという言葉には、一瞬眉をピクリと動かし]
じゃぁ…コーネリアスさんは…私と一緒に死ねる?
[挑発的な視線を一瞬だけ送ると、ふっと緩めて、にっこり微笑み]
なんて、嘘です。こんな綺麗な人を道連れにしたら、大変!
[大げさに首を振り、迎えに来てくれる人との言葉には]
迎えに来る人なんて…居るの?こんな私に…。
[雪を蹴り上げたギルバートは、大きく息をしている。]
………なんなんだよ。
お前、わけわかんねぇよ。
誰かに助けて欲しいのか、そこら辺を挑発して歩きたいのか、ハッキリしろよ……
助けて欲しいなら、手を差し出すよ。
ひとりで抱え込むのなんか、ツライだろうから。
挑発したいなら、おとなしく見ていてやるよ。
飽きたら一所に落ち着けばいいさ。
……お前はいったい、何なんだよ……!
>>755ローズマリー
ええ、寒いんです。りんご探しでも。
あまり長居したくないんで戻りましょう?
このまま集会場に戻ると、部屋の有難さを噛み締めれそうです。
[ぽふ、とローズマリーの冷えた頭に冷たくなった手を乗せて笑い]
5年くらい前の僕なら、そのお誘いに乗ったんでしょうけど…
残念です。今の僕はどうやら死ぬにはまだ早いだろう、
と考えているクチなようでして。
僕は死神じゃありませんけど一応迎えの候補です。
死は共に選べませんけど、一緒に帰ることはできませんか?
それとも、友達が迎えにくることはそんなに罪なことでしょうか…?
[目を細めて辺りを見渡し]
どうやら僕は昼だけでなく夜の目も弱い方なので…
もろとも本当に遭難しない内になんとかあなたを連れ出したいのですが。
>>758
[頭を投げられ湯に沈み、次いでざばりと立ち上がると]
根性無しか。そりゃいいや。
[ぽたぽたと雫を落としながら、クスリと笑うと]
嫌われた。呆れられた。愛想付かされた。
いいとこ無しだ。
もう、無くすもんもねーか…。
[そう言うと、ざばざばと湯をかき分けてカミーラに近づき。
身を避けるよりも早くその腕を掴むと、自分のほうに引き寄せ、倒れ掛かるところを肩にもたれかけさせて抱え上げ。
そのままばざりと湯の中に引き込んだ]
[ふう…と溜息をつき、ギルバートは歩き出した。真新しい2つの足跡を見つけ、それを辿る。]
………まさか………?
いや、2つの足跡って、また出歯亀になりかねないけど…
……行くか。
[足跡を辿り、展望台へとたどり着いた。]
>>760 コーネ
[頭に乗せられた冷たい手に、びくりと体を震わし]
あ…ごめんなさい…コーネリアスさん…。
つい…自分の事ばかりで…。
[本当に申し訳無さそうに頭を下げ、友達という言葉には、ふっと力を抜き]
いいえ、むしろ有り難い存在です…。
こんな自分勝手な友達でも…まだ…傍にいてくれますか…?
[今度は不安そうに瞳を覗きこみ]
何して……っ!!
[ばしゃん、と頭から湯に突っ込んで。
こぽこぽと沈んでから物凄い勢いで湯から飛び出すと]
何しやがる!!
人を殺す気か、お前はっ!!!!!
>>765ローズマリー
いいえ、ガンガン迷惑は掛けてくれていいんですよ?
でも、それを申し訳ないと思うんだったら
オススメはできません。
辛いのはローズマリーさんですからね?
[体を震わせる様子に一寸手を止めるが、構わずに撫で続け]
愚問です。
嫌だったらここにもいませんし、連れて帰ろうと粘りませんよ〜。
寒いですし。
[安心させるように微笑んでから、一つ盛大にくしゃみをした。]
[展望台に入ると、人影が2つ視界に入る。それが見知った人影であることを、ギルバートはすぐに察知した。]
ふうん……ローズマリーにコーネリアス。
お揃いのところ、どうもご愁傷様。
邪魔して悪いね。
[アーマージッポで照らし出されたギルバートが、2人へと近づいていく。]
>メイ、キャロ
んじゃ、行こうか。
[外に出ると冷たい空気が身を包んで]
寒っ!
コート着ないで2人無事なわけ?
[はぁーと白い息を吐き出した]
[ハーヴェイの誘いに一つ頷いて]
[食べ終えた食器を片付ければ、何時ものように外套と帽子]
[それから手袋も嵌めて、ランタンを片手に集会所の外へ]
>>769 コーネ
[コーネリアスの言葉を聞きながら、自然と流れ落ちるは涙。自分の意思とは関係なく零れ落ちる雫を、...は無造作に手で拭うと]
どうして良いか判らないの…。
迷惑を掛けたくないって思えば思うほど…空回りして…
[と、更に撫で回される頭の感触に心地良さを覚え]
コーネリアスさん…ありがとう…。
寒いから…一緒に帰ろう?
[と、言うなり盛大にくしゃみをしたコーネリアスに近付き…]
大変っ…早く帰らないと風邪引いちゃ…
[と、そこでギルバートの姿に気付き…]
コーネリアスさんを…お借りしてました。
[真顔で呟いた。]
みんな大丈夫かな…
[白銀の世界で呟くも吐く息は染まらず
ナサニエルの顔を見上げて小首を傾げ
暫く躊躇った後に白い手をそうっと伸ばし]
>>766
[飛び出してきたカミーラの肩を掴み、ジャグジーの内壁に背中を押し当て、上からのしかかるような体勢になり顔を覗き込み]
良く聞け。多分理解しがたい内容だろうが、とにかく聞け。
俺はな、雪が降るとダメになるんだ。どうしても、どうにもならなくなるんだ。だから、根治治療の方法がわかんねーから、対症療法に頼った。冬の間、俺の都合のいいときに都合のいいように相手してくれる人を作った。
[少しだけ、肩を押さえる手の力が緩み。視線が下がり]
暖かくなって雪が融けると、嘘みたいに症状がなくなる。あんなに必要としていた相手なのに、全然見向きもしなくなる。
その繰り返しだ。
彼女は、そんな俺に何にも見返りは求めなかったけどな…。いつまでも続けていい関係じゃねぇ…。
だから、治療拒否した。一方的にだ。サイテーな男だろ?
……俺はな、カミーラ。
俺はお前を、その二代目にしちまうんじゃねーかと。そう、危惧し続けているわけなんだよ…。
>>770 ギルバート
邪魔…?
[不思議そうに首を傾げたが、ふと思い直って]
コーネリアスさんを、お願いできますか?
彼…弱視そうなので…。
俺のことは置いて、お前たちは早く…!
[昼間、休憩時間に見た漫画の一節を諳んじ]
や、ごめん、これは厳しい。
あとは頼む…。
[ずずずず、と後ずさり]
ふーん……
ま、別に俺はコーネリアスを所有したつもりはないし、これからもそれは無い。もちろんローズマリー、お前もね。
別にそこに居たければそうしていればいいし、そうでなかったらしばらく2人でひっついてなよ。俺は邪魔するつもりはない。
そうやってお前は男を捕まえるんだな?ローズマリー。気弱なフリして男に甘えて、挑発して、触れて手の内に入れようとして……そして網に掛かった男に可憐な涙とやらを見せる。それがお前のやり口か?ローズマリー。
そんなお前に一瞬でも同情した俺はとんでもない大馬鹿者だったというわけか。それをお前は腹ん中で笑っていた。違うか?
……汚いやり方しやがって。
[見下すような視線でローズマリーを見やる。]
>>774ローズマリー
[ありゃりゃ、と零れ落ちる涙にあたふたと慌て、袖を手で摘むと布の端をローズマリーの目元に当てて]
もっと遠慮せず甘えちゃいましょう。
世の人達はあなたが思う以上に寛容ですよ。
甘えは迷惑にはなりません。
[帰ろうという言葉に頷きながら空いた手で鼻を押さえて立ち上がり]
あ、ギルバートさん。
助かりました、残念なことにまだ死んでいないので
ご愁傷ではありません。
[ライターの火に僅かに目を細め、ギルバートへのローズマリーの言葉にきょとんとし]
…急いで帰りましょう。
ローズマリーさんは何やらお風邪を召されたようです。
[真顔で略]
[再びランタンに火を灯せば、ぼうと辺りが照らされて]
[ハーヴェイとキャロルの叫びように、ぱちぱち、瞬く]
…それなら、急がないと…かな…?
[天に鏤められた星を見上げ、それからメイの顔を見て]
大丈夫…だと、思うけど…
[手が伸ばされれば、其れをそっと握る]
[コートを脱ぎ、乱暴に2人に投げつける。]
……知るか。
そいつを使ってろ。助けはそのうち来るかもしれないし、来ないかもしれない。最悪、そいつをかぶっていれば凍え死ぬことはないだろ。
……。
[突然のギルバートの言葉に少し考えあぐねたが、呆れた表情を隠そうともせずにギルバートを見て]
…それで、満足ですか?
そうやって、自分の怒りを人に押し付けるのは。
[声色を抑えて低く呟き]
コートは有難くいただきますが。
僕らは凍えそうですし。
さあね。
お前らのことも、俺の感情も、あいにく俺のコントロールの外だ。だが俺はこうして今ここにいる。それだけだ。開き直りと言うなら、好きに言えばいい。
人の傷跡に、無神経に、土足で踏み込むヤツに同情するつもりはない。だが、そいつに目の前で凍死されるのは気分が悪い。
……それだけだ。
>>779 ギル
[ギルバートの言葉を、黙って聞いていた...は、すっと目を開け、ギルバートを見返すと]
同情なんて…頼んだ覚えが無いわ。
それに、私がどんなやり方で男を落とそうが、あなたには関係ないんじゃない…。
あなたから見たら私の行動は、さぞかし男を誘っているように見えるでしょうね。
でもそれは、【あなたから見た私】であって、本当の私自身じゃないわ。
――私の事を何一つ知らない癖に…知ろうともしないくせに…知ったような口を利かないでよ!
[唇をきゅっと噛みしめた]
[はふ、と小さく溜息をつくとギルバートの
脱ぎ捨てたコートをローズマリーに被せ]
さて…僕は遭難しようがどうしようがとりあえずここから進んで帰る予定なのですが…。
…続きは、集会場でにしませんか?
周りの皆に迷惑を掛けていることをお忘れなく。
嫌ならお引止めはしませんが…。
>>787
[一瞬情けなさそうな目をして、自嘲的に笑みを漏らし]
不要になったんなら、こんなに支離滅裂状態でいるわきゃねーだろうが…。
ずっと相手の気持ちも事情も無視したまんま、利用できるだけ利用できりゃ、それに越した事はねーんだよ…。
[下ろしていた目線を上げ、カミーラをじっと見詰めて]
お前さん、ズ太そうだよな。
像が踏んでも壊れそうにないよな。
>>780 コーネ
寛容なのは…むしろ希少じゃないかしら?
普通なら…彼みたいな反応をするものよ?
[ギルバートを見て]
>>783 ギル
私を貶すのは構わないわ。でも、コーネリアスさんにまで当たるのは止して頂戴。
[投げつけられた上着はコーネリアスに渡し]
どうやら私が居るのが目障りみたいだから…消えますわ。
コーネリアスさん、ご好意、とても嬉しかった。ありがとう…。
[にっこり微笑んで立ち上がった]
うるせえよ!
じゃあお前がそうやって甘えるの甘えないのでフラフラしてるのは何なんだ!
俺にだって、触れられたくないモンがあるんだよ!無神経に触っておいて、自分勝手に逃げ出して、ひとりでメソメソ泣いてるんじゃねーよ!
なんで俺が怒ったかも探ろうとしないお前がどの口で「本当の私を知らない」って言いやがるんだよ!知ろうとしてないのは、お前だって同じだろ!
[ハーヴェイが歩き出すのを見れば、後を追うも]
[あくまでも、メイの足取りに合わせた歩みで]
…準備、ばかり…だった、から…
こっちの方…来るのは…久し振り、かも…
[呟いて、視線をめぐらせる]
………ふざけるなよ。
お前が無理してんじゃないかって心配までした俺を、バカにするなよ……!
[消え入りそうな声で、呟いた。]
[リリィを首にまいたまま、テーブルに置きざりにしていたティーカップなどを片付けると、ぼふ、とソファーに座り込む]
びよーん。
[膝の上に乗せたリリィを持ち上げて伸ばしている]
ああ言われたけど、ひとりにするのもなー。
っていうか、独り占めだねリリィちゃん。
[嬉しそうに撫でながら、リリィのあたたかさを感じているうちに、*やがてうとうとと船を漕いだ*]
[ギルバートから投げ掛けられた言葉に、ふと立ち去ろうとしたのを止め]
私…あなたの触れられたくないものを…触れてしまったのね。ごめんなさい…。
無神経で…本当に…ごめんなさい…
[静かに頭を下げた]
[どうするか、と首を傾げて考えていたがその場にしゃがみ込み]
……あれ、れ…?
[片手で頭を押さえて突然遠ざかる意識を捕まえようとするが叶わず。その姿勢のまま*ぎゅっと強く目を閉じた。*]
あと…馬鹿になんか…してないっ…
する訳無いじゃない…
それと…心配したとか…素直に言わないと…私、判らない人間なの…
だって今まで…心配されたことなんてなかったから…
[一生懸命堪えていたが、涙が零れだし]
悔しいっ…なんで泣かなきゃいけないのよ…
泣いたら泣いたでまた罵られるだけなのにっ…
[溢れ出す涙を指で拭いながら]
[くるりと振り返り、ローズマリーとコーネリアスに背を向けた。]
………もう、いい。
どうせ、全てくだらないことだから。
[展望台の出口へと向かう。]
……集会所、あっちだったよな。
[その方向へと、歩き出した。]
>>804
[睨みつけられた目を、真っ直ぐに見詰め返すと]
嫌だ。
[きっぱりと]
抱きしめて慰めてくれるんじゃなかったのか?
[余裕のある、そんな調子の...本来の表情で、ニヤリと笑って]
……お前たちは、皆に助けてもらえ。
俺はひとりで勝手に帰る。
[その時、コーネリアスが倒れる音がした。]
おい!コーネリアス!
大丈夫か!?
……ったく、上着もなしに無理しやがって……!
[2人がいる方向へと駆け寄った。]
[と、突然蹲ったコーネリアスに気付き]
コッコーネリアスさん…?
大丈夫?顔色…悪い…
っ…ギルバートさん、コーネリアスさんを運びたいの、手伝って!
……泣くと涙が凍るぞ。
ハンカチなんか持ってないし、これでも使えば?
汗臭いかもしれないけど。
[自分がつけていたバンダナを外し、ローズマリーに投げてよこした。]
チッ……しょうがねえな。
本当なら動かない方が良いんだろうけど、こんな緊急事態じゃ話は別だ。
[コーネリアスを担ぎ、出口へと歩き出す。]
……あれ?
なんか、人が………
[視界に、見慣れた人影が入った。]
あっ…ありがとう…
[ギルバートからバンダナを受け取り、そっと涙を拭く]
タバコくさっ…
[文句を言いながら、ギルバートから受け取った上着でコーネリアスの体を包み]
早く戻らないと…
>>815
[カミーラのやりように、不満げに鼻を鳴らし]
いくつだよ、お前さん。
つーかな。
そもそも、俺だけ全裸なのは、不公平だとは思わねーか?
[どうなんだと、唇を尖らせて目を眇めて]
お、当ったりー。
[丘を登りきると、そこにあった人影に声を出す]
コート持って来ましたよー…って、コーネリアスさん!??
[様子がおかしいことに気がついて慌てて駆け寄る]
な、なに。どうしたんですか。
別にタバコ臭いの…嫌いじゃないもん…
慣れたら…良いんでしょう?
[と、いうとシャツの襟元を広げバンダナを首に巻き]
ごめん、寒さしのぎにちょっと貸して…。
このままじゃ私まで…倒れそう…
ローズマリーを追いかけて来たコーネリアスが寒さで倒れた。
……詳しい話は、集会所に戻ってからするぞ。急げ。
ローズマリー!コート持ってきてもらったみたいだぞ!コーネリアスのと合わせて、二重にして着てろ!
[コーネリアスを担ぎ、集会所へと向かった。]
>>822
[呆れたように笑って]
俺が風呂に入ってんのを分かってて、乱入してきたのはお前さんのほうだろ?
ナニされても文句言えねーと思うぜ?
[身体を押しのけようとするカミーラの両手を、片手で掴んであっさりと無力化し、そのまま腕ごと胸の中に抱きすくめると。
その耳元に、小さく囁く]
カミーラは頑丈そうだから、俺が全力でぶつかっても壊れねーと思った。
後になって俺があっさり見捨てても、気にしねーで逆に踏みつけて行くくらいの根性があると思った。
そして…。
春になっても、やっぱりそばにいて欲しいと、そう思えるかもしれねーと、期待した。
まだ他に、理由が必要か?
[自分本位な理由だけ述べて、更に抱きしめる腕に力をこめる]
[メイとナサニエルとハーヴェイの姿を見かけ]
…凄く大げさになっちゃってごめんっ
[勢いよく頭を下げ、コーネリアスの分と二人分のコートを羽織ると、]
ごめん、コーネリアスさんが倒れちゃったの。
急いで戻りましょう?
[ハーヴェイ達に軽く説明を入れた]
寒さでって。
[慌てながらもローズに持ってきたコートを着せて]
コーネリアスさんのも着て下さい。
ローズさんも顔色悪いですよ。
[自分のコートを脱ぐと、コーネリアスに重ねて着せて]
ええと、メイはナサニエルさんとゆっくり戻っておいで。
ローズさんも、急ぐの辛かったらそうして。
あー寒いっ!!!
[それだけ言うと、ギルが彼を担いで集会所に向かうのを追いかけた]
[メイの問い掛けに答える前に、事態は急転していて]
[コーネリアスを担いだ儘、駆け抜けるギルバートの姿]
…ん。解った。
[ローズマリーの謝罪と説明にも、小さくそう答えるのみで]
[急いで駆けて行くハーヴェイを、きょとりとしつつも見送り]
ローズマリー、…歩ける?
[ギルバートとローズマリーの言葉にぱちぱち瞬き
担がれたコーネリアスを見て嗚呼と溜息を漏らし]
…うん。
もっと早く来れば良かった、ごめんね。
[ハーヴェイの声に視線を移し]
…判った、コーネリアス、よろしく。
[ハーヴェイからコートを受け取り]
大丈夫、というかこれ以上外に居たら、間違いなくあの世に逝けるわ。
死神さんが…お花畑が見えるの…
[幻覚が見え出したらしい]
メイとナサニエルさんは、ゆっくり来て良いわよ?風邪。引かないようにね。
[言えた立場じゃなかったが、口癖のようなものだろう]
[ナサニエルの言葉に、くるりと振り向き]
多分大丈夫。感覚無いから怪しいけど…。
[冗談とも思えないようなことを口にした]
>>833
…そうだな、春になったらこの村からは居なくなる。
でもな、そん時ゃ、俺が追っかけりゃいーんだ。
そんだけのことじゃねーか…。
この村以外のことは何にもしらねーけど、身体だけは頑丈なんだ。何とかなるだろ?
[腕を緩め、顔を正面に見て]
『もう離れたくない!私がこの村に住むことにするわ!』
ってなことになってるかもしれねーしな。
[ニヤリと]
[メイの申し出をやんわり制して]
大丈夫よ、これでも二人分のコートを着込んでいるし…。
ありがとう。気持ちだけでも嬉しい…。
[ふわりと微笑んだ]
[ナサニエルの申し出に、ありがとうと呟きながら]
でも、また誰かさんに誤解されても困るし…。
私は大丈夫よ?
>>839 ハーヴェイ
ハーヴェイさん、私と一緒に歩いたらあなたが風邪引いちゃうわよ?
私は大丈夫だから…先に…
[と言いかけて、ふと立ち止まり。]
足……?大丈夫だよね、もう少しだし…。
[言い聞かせるように再び歩き出す]
>>842 ナサニエル
ううん、なんでもない。気にしないで…。
[と、前方に明かりが見え始め、その明かりは次第に大きくなっていく。]
あ、着いたようね…集会場に…。
[ほっとしたように呟き]
[一足先に集会所に戻って来た。コーネリアスを暖炉前のソファに下ろし、脈をはかる。]
……良かった……生きてる……
[言い終えるのが早いか否か、ギルバートは雪まみれの身体をそのままに、その場に*崩れ落ちた*]
>>843 ハーヴェイ
一応優先順位は考えているつもりよ?
足…ううん、大丈夫。ほら、もうすぐ集会場だし…。
[前方を指差し]
>>841
[嬉しそうにニヤリと笑うと]
そうだ、愛される村の便利屋さんを引き抜いちゃぁ、村全体から恨まれちまうよなぁ…。
それを気にするってことは……って、ぐふっ……。
[鳩尾に素晴らしい一撃を貰って、しばらくうずくまるものの]
…素直じゃねーな…。
[よせばいいのに、そんなことを言って、もう一度しっかりと抱き寄せる。
そのまま湯船に浸かり]
あー、上半身湯から出してたから、冷えちまった。
しばらくあったまろうぜ。
[集会所にたどり着き。暖かな空気にほっと息を吐く]
寒かったぁーーってギルさんまで!?
[慌てて駆け寄り]
倒れるなら部屋のベットまで行ってくださいっ!
[無茶な注文を言いながらもギルバートを抱えあげる]
おーもーいー。
>>848
分かった、そういうことにしといてやろう。
[カミーラの言うことなどどこ吹く風で]
…なんだ、脱ぎたかったのか?
[真顔で]
[ローズマリーにこくりと頷いて
前方に集会所の明かりを見て瞬き]
なんとか帰ってこれたね…
[扉の前まで来れば繋いだ手と青の瞳を交互に見詰め
ありがとう、と囁いてそうっと手を解く]
ギルバート、コーネリアスは…
[先に入ったハーヴェイの声を聴いて瞬き
取り敢えずブランケットを数枚抱えてきて]
遭難者、続出。
[コーネリアスにブランケットをかけ暖炉前から離れ]
[集会場に辿り着くなりコートを脱ぎ捨て、ソファで横たわるコーネリアスにコートを掛け、包み込むように裾を体の下に入れる]
いきなり温めちゃうと大変なことになっちゃうから…。
[額に手をあて熱を測ろうとも、悴んだ手は言うことを聞かず…]
[と、そこでギルバートを抱き上げるハーヴェイを見つけ]
大丈夫?
[何時ものペースで、彼は集会所の中へと入って]
[解かれた手に、ん、と小さく、一つ頷き]
[何時もとは違う集会所内の様子に、目を瞬かせ]
手伝うよ。
[重そうにギルバートを抱えるハーヴェイに声を掛け]
大丈夫じゃないけど大丈夫ですー。
とりあえず床はまずかろうと…。
[そこでナサニエルの助けが入り]
ありがとうございます。
とりあえず部屋に連れて行ったほうがいいのかな?
[キャロルの膝からリリィを呼び戻して]
…ギルバートと、コーネリアスと、キャロルを、部屋に運ぶのかな?
此処で寝かせておく訳にもいかないだろうし…
[手伝える事が少ない、と呟いて]
…そう、だね。
[ハーヴェイの言葉に、一つ頷いて]
ん…と、濡れてる…から、タオル…とか、要ると思う…
…お湯…沸かした、方がいいかな…。
[ハーヴェイから返ってきた答えに、複雑な表情を浮かべたが、丁度入ってきたナサニエルが手を貸してくれたのを見て、ほっとしたように胸を撫で下ろし]
ギルバートさんは…部屋の方が良いと思うわ…。
それでね…ハーヴェイさん…あのっ優先順位が違うと思うんだけど…ギルバートさんが目覚めるまで…、コーネリアスさんの事…頼んでも良いかしら…?
そのっ…ギルバートさんが目を覚ますまで私…
傍に…居たいの…
[駄目かしら?と、小さな声で問いかける]
>>859
[カミーラの言葉に、逆に驚いて。
それ以上に、頬を紅くしたカミーラにどきりとして]
え?あ?…お、お前……そーか、そーだろ?
後ろ向いた途端に、殴って逃げるつもりだな?
騙されねー。
[ぎゅ、と、抱きしめる]
[心配そうなローズマリーに、ゆるり、首を傾けて]
…うん、運ぶのは、俺とハーヴェイで…出来る、から…
その間、休んでて…それが、今の…ローズマリーの役目…
世話…したいなら、まずは、自分の方、何とか…しないと。
それから、ね。
[それから、ギルバートを運ぶのを手伝い、二階へと]
>>864
[...はかなり悩んでいる]
[...はとても悩んでいる]
[...は大いに悩んでいる]
[...は悩みすぎて、ぷしゅ〜…]
[...はのぼせた]
[...は…ぶくぶくぶく……]
[ナサニエルの言葉に、ふるふると首を振り]
起きたらきっと…拒絶されちゃうから…
だから、せめて目が覚めるまでの間は…傍に居たいの…。
私は大丈夫だから…
[と、哀願するように語りかけ]
[ギルバートを運び込んで、寝台に寝かせれば]
[メイの持って来たタオルを受け取り簡単に拭い]
[一度階下に戻ったところに、ローズマリーの声]
…ん、それじゃ…運びは、したから…
ローズマリーも、ちゃんと…暖かくして…
…飲み物…持って行くから、それも、ちゃんと、飲んで…ね。
[ギルバートとコーネリアスの部屋にタオルを置いて]
ローズマリー、ギルバートをよろしく。
自分もお大事にね?
[今度はハーヴェイが暖炉の前で伸びているのを見て
キャロルとハーヴェイに纏めて一枚のブランケットをかけ]
さっきコーネリアスに一枚かけちゃったから、一枚しかないけど…
…二人は今夜は此処で良いかな?
[先に戻ってきたハーヴェイの言葉に、こくりと頷き]
何かあったら…お願いね…
[呟き]
[ギルバートを運んで戻ってきたナサニエルに声を掛けられれば、ありがとうと漏らしながら深く頭を下げ]
わがまま言って…ごめんなさい…
[消え入りそうな声を落とすと、静かに二階の部屋へと向かった]
[ナサニエルの言葉に小首を傾げ]
でも、ハーヴェイなんて、何時も此処で寝てるよ?
先に、温かい飲み物、いれたら如何かな?
ナサニエルも、温まった方が良いよ。
>>872
[ジャグジーの外に引きずり出され、冷たいタイルの上。
しばらくすると、うっすらぼんやりと目を開き。
段々と状況が飲み込めて来たらしく。
そこでカミーラと目が合って。
ぽつり]
…えっち。
[ハーヴェイなんて、との言葉には一つ頷いて]
[暖炉前のコーネリアスも暖まってからがいいかと]
ローズマリーにも、持って行く、って言ったしね…
[そう言うと、厨房に入り湯を沸かし始めて]
[暖かい飲み物は、レモネードを用意するも]
…メイは、他のの方が…いい?
>>877
ぷは!
[水を掛けられて、ぶるりと震え、頭を振って水滴を飛ばすと。
「粗品」のタオルを見つけて、ちょっと恨めしそうにカミーラを軽く睨み]
…カミーラもな。
服が濡れてるから、すぐに部屋に戻って着替えろな。
……引きずり込んで悪かったな…。
[起き上がり立ち上がると、のろのろと脱衣所に戻る]
――二階 ギルバートの部屋――
ごめんね、お邪魔するよ…。
[返事が無いことを判りきりながらも、そっと部屋に入る。主は静かに寝息を立てるばかりで、その規則正しい呼吸に、...は僅かに安堵の溜め息を漏らす]
心配だからって傍に居たいだなんて…こんな態度も…あなたからみたら、手汚い手段…なのかな?
[そっとベッドサイドに近付くも、寝具にすら触れようとはせず]
もし…先に目が覚めて邪魔だと思ったら…追い出しても良いから…。
だから少しだけ…傍に…いさせて?
[首に巻いていた彼のバンダナをするりと解き、大事そうに握り締めると、ベッド近くの壁に寄りかかった]
>>880
[呼び止められ抱きしめられ背中を叩かれるのを、不思議な表情で、なすがままにされて]
……。
[脱衣所で一人取り残されたら。
一気に真っ赤になって]
ややや、やべ。なんか鼻血出そうだ…。
[両手で頬をべちべち叩いてクールダウンさせようと、でも早く服を着なければと、その前に身体を拭かなければと。
ぐるぐるしてたら、思いっきり滑りコケて頭を打って]
バカじゃん、俺、バカすぎじゃん…。
[やっと落ち着くと、身支度を整えて脱衣所を出て行った]
ん、…解った。
[先にローズマリーの分を作り終えれば]
[新しいタオル等と共に、ニ階の部屋へと]
[中には入らずに、扉の外から声をかける]
…ローズマリー、置いておく…ね。
他に、何か…必要だったら、言って…。
[そう言い残し、その場を離れて階段を降りる]
[それから再び、厨房に入れば]
[自分用にはホットを、メイ用にはコールドを]
お待たせ、…どうぞ。
[広間に戻り、ことり、少女の前に置いて]
[彼も椅子に座って、湯気の立つカップを手に]
[クインジーが出ていったようなので脱衣所で濡れた服を脱いで。
ぎゅ、としぼりながら、ふぇくしっ、と数回くしゃみをすると]
……あの阿呆、風邪引いたら鼻水料理ん中に入れてやる……!!
[親の敵のようにぎゅううううううう、と服をもう一回しぼって。
水滴が出ないのを確認すると、仕方なしにその服をもう一回着て。
のたのたとくしゃみしつつ2Fへ*戻っていった。*]
[声に振り返り一拍の間を置いてふんわり微笑み
隣に腰掛ければありがとう、とカップを受け取り]
お疲れ様…
[こくり、レモネードを一口]
…メイ?
[窓際に立つ少女の名を呼びはしたけれど]
[微笑を浮かべるのを見ればどう致しまして、と小さく]
俺に、出来る事…少ない、から。
[暖炉の前に寝かされたコーネリアスを、ちらり、見て]
[ドア越しに声を掛けれ、開ければ新しいタオルと、ホットレモネードと真新しいタオル]
ありがとう…ナサニエルさん…
[小さく礼を言って再び部屋に戻り]
大丈夫…触れないから…
[タオルをサイドボードの上に置き、壁に寄りかかってカップを口許に寄せれば立ち上がる甘酸っぱい香りに頬を綻ばせて一口啜り]
あったかい…。何で好意って…こんなに温かいんだろう?
[カップに入った液体を飲み干せば、緊張が解れ。...は、煙草の臭いに包まれながら静かに*瞳を閉じた*]
灯りを持ってみんなを探しに行って、ハーヴェイとギルバートを運んで、みんなにレモネードをいれて、ナサニエルはいっぱい出来る事あるよ。
[指折り数えてそう言って青を覗いてまた微笑む
視線を追ってコーネリアスを見詰め睫毛が震え]
明日には回復してると良いけど…
[居間に人影を見かけたものの、気付かれないようにそっと通り抜け二階へ。
部屋に戻ると、ベッドに腰掛けて濡れた髪を新しいタオルで思いっきりグシャグシャにかき回すようにして、ひとしきり。
そして、つと手を止めると、タオルをかぶったまま、呆けたように宙の一点を見て]
………。
…………。
……………。
俺、今晩、眠れるのか?
[ぽつりと呟き。
冴えた目のまま、ばたりとベッドに身を*放り出して*]
…そう、かな。
[メイの言葉を聞きながら、カップを傾け、一口]
[心配そうな様子には、うん、と頷いて]
どう…、したのかな、三人とも…。
[三人が出て行った時の事を思い返しながら]
[レモネードを一口飲み青の瞳に向き直り]
うん、心が、痛むんだよ。
身体の表面と違って、見えないけど、心も怪我をするから。
…酷い怪我をすれば古傷も痛むしね。
[此方を見詰める碧い瞳]
[こくん、と、再び、喉を鳴らして]
心も…、か。
[呟けば、彼の視線は、少女から窓の向こうへとずれる]
…うん。
[視線を追って窓の外へ]
人が凍死しちゃう時はね、最初は寒いけど最後は寒くないんだって。
寒くて、寒くて、寒過ぎて、寒いのを忘れて眠るんだって。
心もきっと一緒…
痛くて、痛くて、痛過ぎたら、痛いのを忘れて眠るんじゃないかな。
[広がるのは一面の銀世界]
[人々の眠る時間、雪は新たに降り積もり]
[穢れを消して、世界を、白く白く塗り潰していく]
うん、…そう…だね。
…そう、だったと…思う…。
[口唇を震わせ呟けば、カップを卓上に置いて]
[外套と手袋は脱いでいたけれど、被った儘だった帽子を取る]
[水滴の伝う窓硝子の向こうはらはら舞う白い結晶を見て]
…そっか。
[動く気配に視線は再び傍らに戻り取られた帽子を見詰め
こくり、一口飲めば視線は青の瞳へと移り静かに覗いて]
………起きないの?
…起き…ようとは、した…けど…
三年前…其処から、ずっと…止まってる…
[視線は落とされて、指先は羽根を弄ぶ]
…多分、…怖い…って、思っているんじゃ…ないかな…
[自分の事の筈なのに、其の言葉は他人事めいて]
起こして呉れる人が、居なくなっちゃったんだね。
[視界の端で揺れる羽根にゆっくりと瞬き]
ん…怖くないよ…
此処は、温かい。
[溶けちゃいそうなくらい、と小さく呟いて]
如何すれば…伝わるのかな…
[問うよりも呟きこくり、とまた一口
青の眼差しに覗かれて碧い瞳は瞬く]
うん…温かいと…溶けちゃう…
カキ氷と、一緒。
んーん、ナサニエルが悪いんじゃないよ。
[ゆるりと首を振りふんわり微笑んで
続く言葉にまた瞬いて小首を傾げる]
…展望台?
[鸚鵡返しに問い]
冬に、良く行ってたんだっけ?
[青の瞳を見詰めたまま机にぺたりと頬寄せて]
…うん。
[両肘を卓上に乗せ、腕を組むようにして]
[視線は机に向けられていたけれど、見ていたのは其処ではなく]
俺が…何時も、雪を見ていた…から、なんだと思う…
…雪は、全てを…覆い尽くして、くれて…隠してくれて…
でも、触れると、直ぐに…解けてしまう…
[彼にしては雄弁に言葉を紡ぎながらも、其れは独り言のように]
…其れは、俺の手が、あたたかいからで…
自分が、此処に…“在る”んだ…って、思える、気がして…
[言葉の途中、ああ、と溜息が洩れて]
[青の眼差しは漸く、少女へと向けられる]
…うん、だから…雪は…、 好き… なのかも、しれない…
感じられる、から…
だから、よく…行って…いたのかな、って…思う。
[只黙して紡がれる言葉を聴きながら
横顔を見詰める碧い瞳はゆらゆら揺れ
零れる溜息にゆっくりと一度、瞬いて
青の眼差しを受け止め僅かに細める]
うん…カキ氷も…お気に召してた…
[ゆらり、と身を起こしてまた瞬いて]
ナサニエルは、此処に居るよ。
ナサニエルの手は、あたたかいよ。
[とても嬉しそうにふんわり微笑んで]
ナサニエルの好きなもの、一つ、見つかったね。
[緩やかな少女の動作を、じっと、見詰めて]
[微笑む様子に、青の瞳は、揺らぎを見せて]
…………うん。
[呟いた声と表情は、普段と大差ないながらも、
ほんの少し、柔らかくて、嬉しそうだっただろうか]
ありがとう。
[幾つか言葉を探したけれど、それしか言えなくて]
[もう一度、口唇を僅か開くも、音は紡がれずに]
[逡巡の後、冷め始めたレモネードを飲み干し]
[椅子から立ち上がると、暖炉の方を見遣って]
…コーネリアス、…運ばないと、ね。
[カップを片付ければ、少女にお休みと挨拶をして]
[青年を部屋へと運んだ後に、*自室へと戻るだろう*]
[揺らぐ青と微か普段より柔らかな雰囲気]
ん、ありがとう。
[開きかけた口唇に一拍は言葉を待つも紡がれず]
…言葉にならない、のかな?
無理に、言葉にしようとしなくても、良いよ。
また、好きなもの見つけたら、教えて?
ん、コーネリアス、よろしく。
おやすみ、ナサニエル、素敵な夢を。
[後姿を見送ればグラスを手に窓際へ
降り止まぬ白の結晶を眺め一口飲み]
[静寂に揺らぐ碧]
[小さく息を吐いてゆるゆる首を振り
暫くはそうして窓の外を眺めてから]
寝ないと…
[呟き*部屋に戻った*]
[ぼうっとした、明らかに寝不足の目を擦りながら...は部屋を出てきた。
危なっかしい足取りで階段を降り…後数段のところで足を滑らせ、転びはしなかったものの、段に座り込むように尻餅をつく]
…今日、仕事が入ってなくて良かったぜ…。
[ぽつりと呟き。のろのろと立ち上がると、暖炉の前に移動する。
特等席に緩く胡坐をかいて座り込むと、薪を幾つかくべ、舞い上がる火の粉をぼんやりと眺め…やがて。
今になってまぶたが落ちてきて。
ごろり、と床に崩れこみ、寝息を*立て始めた*]
[やけに深い眠りから目を覚ます。自室の天井が真っ先に視界に入った。]
あれ…どうやって帰って来たんだっけ?……っていうかコーネリアスは無事か!?
[慌てて跳ね起きると、壁際で眠るローズマリーの姿があった。]
……ローズマリー?なんでこんな所に?ちゃんとベッドで寝ないと風邪ひくぞ。
[ふうと溜息をつく。部屋が分からない相手を起こさないように、自分のベッドにそっと寝かせた。]
――集会所 自室――
あーあ……
[鏡に映された、赤くなっている目覚め眼見てため息交じりの一言]
今までこんなに感情を表に出してしまう事があっただろうか――自分に問いかけたくなりたくなるものの。
さすがにこのままで表には出れないので冷水で冷やしつつ眼鏡をかけて隠しておく。
まだ若干残っているがこれならわからないだろう。
多分。
――早く祭が終わりますように。
――早く雪が解けて春が来ますように。
そんな事をいつも祈っている。
でも………
なんで昨日はあんなことを。
まるで俺が全部悪いみたいじゃないか。
[机に向かい、鞄からノート類を取り出した。ミミズが踊るような字で書かれたメモと、背中の向こうで眠るローズマリーの姿を交互に見やる。]
……いや。全部俺が悪い。
[煙草に火をつけ一服すると、机に肘をつき頭を抱えた。]
……どうやって謝りゃいいんだよ……
[紫煙は昇り、溜息は地を這う。]
[階下を降りる――と。]
……あらあら。大きな熊さんがオネムだわ。
[暖炉前の床に転がって寝息を立てて気持ちよさそうに眠っているクインジーをつんつん突付いてみる。――反応なし。よく眠っているようだ。]
[暫し考えた後。毛布を顔ごと体に被せてあげた。]
……一見すると殺人現場で
シートを被せられた遺体みたいだ。
[ポツリと縁起でもない事を呟きつつ]
[床に転がり安らかに眠るクインジーを見届けると空いた特等席に腰を下ろして祭りの装飾品作りの続きを始める。一つ…一つ……]
………誰?
[扉から現れた来訪者――アーヴァインだった]
[アーヴァインの話を要約すると昨日のマリーの様子が少し心配で、それに家にも帰ってないみたいだったから様子はどうだったか――が知りたかったらしく]
……別に、元気そうだったけれど。
帰ってこないのは…逢引なんじゃないの?
こんな時期だし。
[振り向きもせず、さらりと冗談なのか本気なのかわからない言葉を返しながら手を動かして]
―ノートのメモ―
「永遠に幸せになれる」という言い伝え(スノーキャンドルを女神に捧げる)
【女神】村人にとっては「祭りだけ」の存在ではなく、普段から信仰の対象。
⇒山岳信仰の形式のうちのひとつか?
【言い伝えの内容】
《女神となった女性像》
・村娘→想い人と結婚して幸せになった説/結ばれなかった説
・「キャンドルを燈すと白鳥が人間の娘になった」
・村娘=年端のいかない少女説
それにしても「祭りの起源」の部分が曖昧なんだよな…。言い伝えとかも皆バラバラのこと言うし。……何なんだ「白鳥が人間の娘になった」説って。昔話か?
……ま、よくある話か。
あとでここにいる村の人にも聞いてみるかな。
[煙草をふかしながら、ぼんやりと天井を見上げる。]
……「永遠にシアワセになれる」ねぇ。観光スポットならともかく、村の祭りだ。しかもそれが人の生活にも深く関わってる。「祭りで結ばれる」のが、この村ではごく当たり前で……
俺の両親もそう。
……ローズマリーの両親も、そうだって言ってたな。
[ベッドで眠るローズマリーをちらりと見た。]
[ゴホン、一つ咳き込むアーヴァインに一人黙々と作業を続ける彼女――暫しの静寂の後]
[お前はどうなのか―?早くしないと俺の恋人候補になってしまうかもしれないぞ?
……などと少々冗談めいた感じで言われれば]
…ならアーヴァインさんは晴れて
村公認のロリコンになるわね。
[容赦なく人の冗談を叩き返して
――また訪れてしまった静寂の間]
……ねえ。アーヴァインさん。
[今度口を先に開いたのは彼女だった]
……この祭りで結ばれた人は永遠に幸せになる、
…そう言い伝えられているよね。
……ん…?
[何処か重い自身の体と覚めきらない意識に頭の中で疑問符を浮かべて目を薄らと開くと飛び込んできた眩しさに目を眇め。額に手を置いて状況把握しようと思考を巡らせ]
……えーと…?
どっからが夢で、一体いつから僕は惰眠を貪っていたのでしょう…?
[灰皿を手に取り、椅子から立ち上がる。]
「スノーキャンドル・ベイビー」とは、よく言ったモンだよなぁ……。雪祭りで結ばれたカップルの子ども達が再び、雪祭りで結ばれて家庭を築き、子どもを授かる。その流れは、延々と受け継がれてゆく。
俺はマトモに雪も降らない、味気無い都会育ちで、この村には今まで滅多に来なかったけれど……雪祭りのことは知ってたし、俺が「スノーキャンドル・ベイビー」であることは耳にタコができるほど聞いた。
……だから、この祭りのことを知りたかった。これは、俺のルーツだから。
……私の父さんと母さんは10年に一度の日に結ばれた。母さんはいつもそれを嬉しそうに私に話していた。けれど……続かなかった。
…父さんが他の人と願いを叶えてしまったから?
………ならば私達は、何処へ行けば良いの?
[アーヴァインは、只黙って聞いていた]
永遠って何なの……?
[プツリと]
[作っていた装飾の紐が切れ、
パラパラと床へ転がり落ちる]
[落ちたビーズを静かに拾う――]
[やがて、アーヴァインも去り。
彼女も装飾品を一通り作り終えると、明日の夜まで外で用事があるから、と告げて*出かけて行った*]
……だがなぁ。
「永遠の愛」ってモンも維持するのには意外と大変でな。夫婦喧嘩は絶えないわ、子どもをどう育てるかでモメるわ、生活するには金が要るわ……ま、俺の場合は親父が俳優だか作家だかを目指してたから、稼ぎもなくて輪を掛けて貧乏だったワケだけど……。
……ったく、愛情を維持するのなんか、結局人間の力と意思と少々の惰性なんだって、大人になってしみじみ感じさせられるよなぁ………っははっ。
[微かにケラケラと笑って一口煙草を吸うと、その火をもみ消した。]
[意識が覚醒するにつれ思い出す記憶の断片に今度は違った意味で頭を抱え]
………あちゃ〜…。
これはもしや僕は一番やってはいけない迷惑を掛けたんじゃ…。
…風邪、引かれてないといいんですが。
[体を起こして手を握ってから開き、僅かに節が痛むが問題なく動くことを確認すると鏡の前に開かれたままの紙切れに気付き]
…部屋に入る時に誰かに見られたかな…
別に今日は見られても差し当たりない内容ではありますけど。
…行きますか〜。
[立ち上がって紙に書かれた内容を一瞥するといつもよりかなり厚めに服を着込み、紙をポケットに突っ込んでよろよろと*外へと出掛けていった*]
[浅い眠りから覚めれば、広間へと降りて来て]
[暖炉の前の巨大な毛布の塊に、ニ、三度、瞬き]
……………?
[首を傾げつつも、厨房に入りコーヒーを淹れる]
[ギルバートはゆっくりとした歩みでベッドに近付き、ローズマリーの眠るベッドサイドに座る。]
……だからな、ローズマリー。
「永遠の愛」ってヤツを無邪気に信じるだけじゃダメなんだよ。
そいつを掴まえて、一生離さないくらいの意地と根性を手に入れてからじゃないと、せっかく手に入れた「永遠の愛」が、お前を不幸にしてしまうだろう……。
[そっと彼女の顔の上に手をかざす。]
だからお前が何処の手に繋がろうとも、お前が強く求めなくちゃダメなんだ。「永遠の愛」なんて曖昧なモンじゃなくて……「欲しい相手」と、そいつと永遠に共に居て、理解しようという強い意思をね。
ふあ…………
……なんて、それは……俺も同じ、か………
[眠気が襲ってきたのか、ローズマリーの足元に折り重なるようにベッドに倒れ込み、そのまま*眠ってしまった*]
[広間に戻り椅子に腰掛ければ]
[聞えるのは薪の爆ぜる音ばかり]
[白いカップの中の、闇色を見て]
[砂糖は入れず、ミルクだけを注ぐ]
[闇の中に混じり込む白]
[スプーンで緩やかに掻き回せば]
[渦模様を描いて溶け込んでゆく]
[泥のような二度寝からの覚醒。
が、なぜか視界は黒く。
二、三度目をしばたかせて、頭から毛布をすっぽりと被せられている感覚に気付き、安堵の息をつく。
毛布を跳ね除け起き上がり辺りを見回すと、いつものように寝こけるハーヴェイに、カップを見詰めるナサニエル]
いよぅ。
[軽く挨拶して立ち上がると、毛布はハーヴェイの上に頭の上からばさりとかけて。
空腹を感じ、キッチンへと向かう]
[...は、くたびれた表情で、詰め所から出て来た
昨夜から一睡もしていない様だ]
はぁ、叔父さん俺を缶詰にするのは勘弁してくれよ…
今は何時だかも分からないよ。
[意識が朦朧としてる中で集会場に入る
何か食べ物が無いかテーブルを見るが片付けられた状態]
食堂に行けば何かあるかな…
[食堂にて昨夜の晩ご飯らしき鍋を発見]
片方は、カレー。もう片方は……赤い…ハヤシかな?
[いい加減落ちてしまいそうな中、よく分からないが
辛いのは苦手だったので、ハヤシライス(の様な物体)を選択]
[お皿に盛りつけ、電子レンジで温めて、無心のまま口に一口]
[キッチンでは、朝に何かを作った形跡はなく。
そこにあるふたつの鍋の蓋を順に開けてみると、ひとつはカレー、もうひとつは赤いナニカ。
冷えているにもかかわらず立ち上がる刺激臭に、慌てて蓋を戻す]
ありゃ…?
[昨夜の騒動のことなど知らない...は、首をひねって。
とりあえず食べるものの用意を始める]
カミーラはまだ起きてねーのか…。
大丈夫か…?
[自分も頭が微妙に痛いものの、風邪の前兆なんだか頭をぶつけた後遺症なんだか良く分からない。
まぁ放っておけば治るだろと、お気楽に]
…おはよう?
[クインジーの声に、我に返る]
[厨房に消えて行くのを見送り]
[残念ながら、ラッセルを止める事は出来なかった]
[目覚めて身支度を整えれば広間へ顔を出し]
おはよう…
[寝惚け眼を擦ってきょろり]
…ご飯…今日も無い?
[諦めてキッチンで其の侭食べれそうなものを探し]
[とりあえずラッセルをひょいと肩に抱えあげると]
ちょっくら部屋に戻してくるぜ。
ナサは何か食うか?
カレーがあるようだから、ドリアにでもしようかと思うんだが。
[やってきたメイにも、挨拶をして聞く]
[降りて来たメイにも、おはようと挨拶をして]
…カレーの…残り、あったけど…
何か、…他に…用意しておけば、よかったね。
[クインジーの言葉には、ん、と頷いて]
…貰おう、かな。ありがとう。
[カップに視線を落とせば]
[闇は失せて淡い色へと変わっていて]
[ゆらゆらと立っていた湯気も薄まり]
[片肘を突き、頬に手を当て斜めに傾け]
[伏せた青の瞳を窓の外に茫と向けながら]
[カップを持ち上げて、コーヒーを啜る]
[クインジーに担がれるラッセルの様子にぱちぱち瞬き]
えっと、ラッセル、大丈夫?
ドリア…
[ちらりと鍋を見遣り]
…出来れば…あんまり辛く無いのが良いな。
[ナサニエルの言葉にゆるゆる首を振り]
んーん、クインジーが、ドリア作ってくれるみたいだし。
…あとはリリィのご飯だけだけ。
[ミルクと何をあげようかと探し]
[ナサニエルの返事を聞き、ちょっくら待てと言って二階へ。
ラッセルをベッドに寝かせて乱暴に布団をかけると、広間に戻ろうとして…ふと、カミーラの部屋の前で立ち止る]
[しばし逡巡したものの]
…食うもん用意しねーとな…。
[一階へ戻り、キッチンで三つの耐熱皿にご飯を盛り、温めたカレーをかけてとろけるチーズをふりかけ。
オーブンに放り込むと、もう二品。
ミニサラダとコンソメスープを作り、出来上がったドリアとともにテーブルに並べる]
どーぞ。
[熱々のドリアとメイの姿をちらと見て、あ、と思うものの。
もはや細かいことなど気にしていなかった...だが、とりあえずメイのコンソメのカップには氷をふたつ、浮かべて]
[氷の浮いたコンソメとクインジーの顔を交互に見て瞬き
一拍の間を置いてふんわり微笑み]
………ありがとう、クインジー。
ありがとう…
[二度、感謝の言葉を繰り返して]
[メイに礼を言われて、むずがゆい表情になって頬をぽりぽりと掻いて。
そっぽを向きがちに、自分のドリアに向かうとひと匙口に入れ]
あち…。
[少し慌てつつ、咀嚼して飲み込む。
ナサニエルには]
気にすんな。
一人分作るも皆の分作るも、手間は変わらん。
冷めたらマズいもんを作り置きする気はねーけどな…。
[リリィ用にはクラッカーを見つけミルクの隣に置いて
コンソメのカップを見詰めて碧い瞳はゆらゆら揺れる
クインジーの声に顔をあげぱちぱち瞬き]
…大丈夫?
[視線を感じてナサニエルへと顔を向け小首を傾げる]
-一目散にミルクとクラッカーをガツガツマフマフ-
[舌の先をちろりと唇の外に出し、外気に当てて微妙に冷やしつつ]
あー大丈夫だ。
見ての通り熱いから、メイはじゅうぶんに気をつけて食え。
俺の犠牲を無駄にするな。
[大げさに真面目な顔で]
[神妙な顔でこくこく頷いて冷めてきたコンソメを一口]
…クインジーの屍を踏み越えて行くね。
そしてカ・レー・ドリアに見事打ち勝ってお宝を持ち帰るよ。
[スプーンでドリアをひと匙掬ってふぅふぅふぅふぅ]
[クインジーの言葉に一応頷きつつも]
…それでも、ありがたいのには…変わりない、よ。
俺は…つい、サボるし…
…気を抜くと、食べるの…忘れる。
[カップを置けば、ドリアに手を付ける]
[熱いのを、さして気にしたふうもなく]
[小首を傾げるメイには、何でもないよと]
[浅い眠りの中で見る夢は、必ずしも歓迎されるものばかりではなく。現に今も...は、目を逸らしたい思い出が映す夢に苦しめられていた]
お母さん…わたし…ここに居ちゃ…いけない子なの…?
お母さんが…この村に来たのも…おばあ様が…お父さんを嫌うのも…みんな…わたしの…せい…ごめんなさい…ごめんなさい…
[小さく開かれた唇は、無意識に謝罪の言葉を口にし、閉じられた瞳からは一筋の雫が零れ落ち]
[ふぅふぅふぅふぅ冷ましてぱくり
ナサニエルの様子にぱちぱち瞬いて]
…熱いから、気をつけて。
[何でもないらしいのでこくりと頷き
ひと匙掬ったドリアを暫く見詰めてまたふぅふぅ]
>>949
食べるの忘れるって…そんなんじゃ働けねーだろ?
食わねーで済むってことは、働いてねーって証だぜ〜。
[しかし...は食い過ぎだ]
[見開かれた瞳に映し出された天井に、少し違和感を感じ、鼻腔を擽る僅かな刺激臭に瞬きをし]
タバコ…くさ…
ここは…?えっと…昨日…最後に…ギルバートさんの部屋で…休んでて…ってギルバートさん!
[勢いよく起き上がろうとしたが、圧し掛かる重さに跳ね飛ばされ、這い出るように起き上がり…]
ギル…バー…ト…さん?
[折り重なるように圧し掛かり、静かな寝息を立てていたギルバートに気付く]
どうして…入れ替わっているの…?
[と、眠るギルバートの額へ手を伸ばしかけて]
って…ごめん…私…学習能力無い…
[はっとして手を引っ込める]
[くしゃみをしつつ降りてきたカミーラを見つけると、立ち上がり寄っていって額に手を当て]
…大丈夫か?風邪ひいてねーか?
何か食うか?
[食欲あるならドリア作るし、無いようならお粥でもと呟いて]
熱とか…無いのかな…。部屋は…暖かいみたいだけど…昨日寒い思いをしたから…体冷やしたら、熱が上がっちゃうかも…。
[手を引きながらも、心配そうに顔を覗き込み]
毛布、掛けてあげなきゃ…
[体を引き上げるように動かすが、その途中足に鋭い痛みが走り]
痛っ――
[思わず声を上げてしまい、...は急いで口を塞ぐ]
[メイの言葉に瞬いて]
……クインジーがお姫さまと結婚?
とんだ王子様だな……
[キッチンで紅茶を入れると額に手を当てるクインジーの頭を叩いて]
……誰のせいだと思ってんだ。
[今何か言ったか?とメイに視線を向けて]
[叩かれた頭をさすりながら]
俺のせいだ。
責任取ろうか?
[きっぱり言うとニヤリと笑って。
紅茶だけで済ませようとするのを見て、冷蔵庫から卵を取り出し、手早く甘いフレンチトーストを作ると、カミーラの前に置いて]
もしかして…あの時…痛めたのかしら…
[痛みが走った左足を、もう一度ゆっくり動かしてみる。途端に走る激痛に顔を歪めて]
確定…だわ…。
[大きく溜め息を吐いた]
[メイのカボチャパンツ発言に咽ながら]
……ほー。
どういう風に責任とってくれんだかなぁ?
[置かれたフレンチトーストに、ありがと、と呟いて。
はむりと齧り始める。]
…今日もお休みなんだ?
戻って来て直ぐ準備に借り出されてたんだし、少しくらいのんびりしても良いと思うよ。
[ふぅふぅふぅふぅはむり相変わらず減るのは遅い
赤みの残る掌を見詰め碧い瞳は揺れる]
ん…
[そうだなぁと考える風をして]
濃密な看病とか?
[何が濃密なんだか。
フレンチトーストを齧るのを確認して、自分も食事を再開し]
[...は、布団の中で痛み続ける左足に一瞥を投げると、再び溜め息を吐きながら天井を見上げ]
ばれないように…処置しないと…
[呟くと、痛みを堪えながらベッドを抜け出し、眠るギルバートに、そっと毛布を掛けながら]
辛い思いをさせて…ごめんなさい…
[消え入りそうな声で謝ると、足を引き摺りながら出入り口へと向かう]
[途中、投げ出されるように置かれたノートに気付き、彼がこの雪祭りにまつわる言い伝えについて調べている事を思い出し]
この村の言い伝えって、案外ロマンチックなものばかりでは…ないのかも知れないわよ…。
そう…残酷さには目隠しをした…御伽噺のようにね…
[最後の言葉は自分自身に言い聞かせるように呟くと、...はギルバートの部屋を出て、自室へと*戻った*]
[揺れる碧にゆると首を傾けながらも]
休み…、というか…
[再び手は止まり、くるり、スプーンを回す]
…準備は、こっちで出来る…から…
お前は、いい加減…家の方、何とかしろ、って…。
[昨日、会場まで報告しに行った時]
[彼が言われたのはそんな事らしく]
[怪訝な顔をするクインジーにゆるゆる首を振り
ナサニエルが首を傾げる様子にはゆっくり瞬いて]
家は、ずっと置いた侭、なのかな?
…家も生き物に似てるから、手入れしてあげないとね。
[まわるスプーンをちらと見て小首を傾げ]
…手伝おうか?
…ほぼ、三年…放りっ放し、かも。
義父の友人…が、少しは…やってくれた、…らしいけど。
[偶に戻って来ても、使う事は少なくて]
[メイの申し出に、ん、と声を洩らす]
…相当、汚い…と思う、よ?
[少し冷めたらしいドリアを口へと運ぶ]
[コンソメを一口食べまたドリアをふぅふぅ]
…そうなんだ。
[続く言葉にふんわり微笑んで]
綺麗な家は、掃除の必要無いよ?
一人が良ければ、邪魔はしないけど、ナサニエルが構わないなら、手伝わせて?
>>976
心の声が聞こえた。
[真顔で。
もはや頭部への衝撃には耐性ができているらしく、飄々として
どういたしましてと呟いて]
[キッチンでカップと皿を洗って片付けるとクインジーの言葉にほう?と片眉を上げ。
クインジーの首にするりと腕を絡ませると間近で顔を覗き込み]
じゃあテレパスさんよ、私が今どうしたいかわかるかね?
[少し首を傾げて]
[一人で、という言葉には、一度、首を振って]
…別に、そんな事、ないよ。
寧ろ…………
[思い出してしまうからと、続く声は小さく]
[やがて食べ終えれば食器を重ね立ち上がり]
だから、…助かる。
[両手を頬に当てて、大げさに可愛い子ぶって]
そんなこと…恥ずかしくって、男の俺の口からは…言えねえ…っ!
[わざとらしく恥ずかしげな表情をして]
そうかそうか。
[笑顔で。
そりゃもういい笑顔で。
クインジーの鼻っ面にヘッドバッド]
……男ってのはこれを恥ずかしがるんだな。
[真顔で手を離すと、暖かい場所に戻って]
何か、悪い事、言った?
[カミーラに小首を傾げ
ナサニエルの言葉にゆっくりと瞬き]
そっか、じゃあ一緒に。
[食器を片付ける様子にそろそろ出かけるのだろうかと
少し急いで冷めた残りを食べ終わり厨房に食器を置いて]
[...は、鼻を押さえて思わずテーブルに突っ伏して]
………。
[しばらく沈黙すると]
……そりゃ、笑顔で自分にヘッドバッドかますよな女を…(ゴニョゴニョ)……だなんて……。
[恥ずかしいというよりも、むしろなぜあんな乱暴女を…という自問自答で葛藤状態]
…慌て…なくても、平気だよ。
[急いだ様子のメイには、そう声を掛けて]
[戻って来ればテーブルに突っ伏す男の姿]
…………何か、大変…そう?
[横目に見ながら、左手に薬を塗って]
ん…ありがとう…
でも、もう食べ終わったから、何時でも良いよ。
[ふんわり微笑んで毛繕いしていたリリィを肩に乗せ
左手に薬を塗るのを眺めて居たがクインジーに視線を移し]
…ふぁいと。
[小さく声援を送ったとか]
[早朝いつもの時間に目覚めて、コーネリアスが部屋に運び込まれているのに気がつくと部屋に戻った]
全然看病とかしてないじゃん。
ダメだな。
[呟きながら階段を降りた]
おそよ。
[ちらりとカミーラを見て]
……ちゃんと言って欲しいのか…?
[真面目な顔で呟いて。
くしゃみをするのを見ると、残りの食事をガツガツと口の中に詰め込みキッチンに向かい。
とりあえず食器を水につけると、温かな卵酒を作ってカミーラの横に行き、手渡しつつ自分も座って]
飲め。早く治せ。
[クインジーを応援しているらしいメイに頷いて]
[部屋に行き、外套や荷物を取って戻って来ると]
…それじゃ、少し…休憩…してから、行こうか。
[ハーヴェイにおはよう?と挨拶し窓辺を視線を]
[既に太陽は地に近付き落ちかけて]
[空は青から色を変え始めていたが]
[冷たい夜が来るには*未だ早い時間*]
[メイに微笑み返すと]
夜のお散歩以外何も出来なかったけどね。
コーネリアスさんの事、ナサニエルさんが運んでくれたんだよね。
ありがとうございます。
[あふっと欠伸をしながらもコートを着込んで、
マフラーを巻くと]
夫婦漫才に巻き込まれると困るからー。
僕は出かけるのさー♪
男の子もなかなか繊細だからお手柔らかにね。
[カミーラにケラケラと笑いながら言って]
んじゃ、いってきます。
[今日も寒いなーと呟いて、集会場を*後にした*]
>>988
[しばらく考えて]
……そうだな、春になったら、言うかもしれない。
[ぽつりと。
そして、凄く嬉しそうな、柔らかな表情をして]
つまりそりゃ、俺に食事を作ってくれるってことだよな?
[鼻水くらいじゃ俺の腹は壊れん、と笑って]
[ナサニエルにこくりと頷いて暖炉から遠いソファに座り
ふんわり微笑んで編み上げのブーツをぱたりぱたり揺らす]
そうだね、少し、食休み。
[ハーヴェイの言葉に頷いて二階へ続く階段へ視線を移し]
明け方には、雪も乾いてたから、今日は元気だと良いけど。
風邪、流行ってるみたいだから、ハーヴェイも気をつけて。
[自室に戻るなり、ベッドに腰掛け靴を脱ぐと、案の定、左足首は熱を帯びながら腫れ上がっていて。そっと手で触れると冷たさが心地良く感じた]
ヴィンセント先生の所に…行った方が良いわね…
[そう言って立ち上がると、シャワーを浴び身支度を整える。ふと視線の先に、ベッドに置きっぱなしだったギルバートのバンダナが目に入る]
洗濯位…しても構わないわよね…
[まるで言い訳をするように呟き、洗面所で軽く洗い、皺を伸ばし部屋に置かれているイスの背もたれにそっと掛け]
…バンダナ返す理由があれば…、無視…出来ないわよね…彼も…
[自嘲気味に微笑むと、痛む足をブーツに滑り込ませコートを着込むと、...はゆっくりと歩み集会場を後にした]
>>993
[頬杖を付いて宙をナナメに見て、少し憮然として]
繊細じゃなかったら、妙なことにゃならねー。
…ああ、出てもいいが、言いたくなったら地の果てまでも追っかける。
それが嫌なら、春になるたびに女をポイ捨てする薄情男であることを祈るんだな。
[にこりと笑うと]
やめとけ。
他のヤツが腹壊したらシャレんならんだろ?
全部俺が食ってやる。
[真顔で。
単に食い意地がはっているだけなのかもしれないが]
[暫くは膝の上のリリィを撫でたり周囲の者と話したり
やがて窓の外で日は傾き始める頃だろうか]
あんまり遅くならないうちに、行こっか?
[ナサニエルに小首を傾げケープを羽織り
残る者たちに行ってきます、とふんわり微笑んで
手袋をした手を暫く見詰めてからそうっと手を繋ぎ
この時間帯だけは銀から茜色に染まる世界を*並んで歩く*]
[村唯一の診療所のドアを開けると、暖かな空気と共に薬品の臭いが鼻先を擽る。ふと待合室に視線を送ると、この時期なのにか?それともこの時期だからか。患者の姿は殆どなく、...はあっさりと診察室へと案内された]
[痛めた左足は予想通り捻挫と診断され、若い看護師の慣れた手つきによって、...の足はすぐさま包帯に包まれる。]
先生?この足で酒場に出たら…やっぱり駄目…ですよね?
[暫くは最低限の行動以外を全て禁じられ、当たり前だと思いながらも確認を取ると、予想通りの答えが返ってくる。判っているとは言えこの忙しい時期にと考えると、...の気持ちは暗く落ち込んでいく]
『まぁ、今が一番忙しい時期だから君の気持ちも判るけどねぇ…今は安静が必要だねぇ』
[同情を込められた言葉に、自分の不甲斐なさを改めて痛感させられて、泣きそうになる]
どうしても…?お祭りの準備も手伝ったら駄目…?
[忙しい時期に一人だけ何もせずに過ごす事が、性に合わないのだろう。思いつめたように尋ねてくる...に、ヴィンセントは、「あぁ!」と思い出したように手を叩き]
『何でしたら、子供達の遊び相手になってくれませんか?何でも親が準備に忙しくてうちで預からせて頂いているんですが、私共も本業がありますし、どうも人手不足でね。良かったら見守っているだけでもお願いできないですかねぇ?』
[提案された仕事に、パッと顔を上げ、二つ返事で答えると]
すぐそこの公園で遊んでいます。
夕方には帰ってきますから。
[ひょこひょこと足を引きずりながら、公園へと向かった]
>>997
繊細だと病気にもなり易いんだ。知らねーのかよ。
……そうか、傷つくか。
んじゃ、そうならないように努力しよう。
…どんな努力すりゃいいかなんざ、さっぱり分からんが。
[もう、あんまり先のこと考えるのはヤメだ、と呟いて]
俺の料理だけ、特製だな。
[ナサニエルとメイが出て行くのを見て、広間に二人だけになったのを確認すると]
……投薬時間だ…。
[腕を回し、カミーラを胸の中に抱き寄せて]
[急いで公園へ向かうと、子供達は柔らかい雪の中、思い思いの遊びを楽しんでいた。雪だるまを作る子、また雪合戦を楽しむ子。中にはスノーキャンドルのイベントを真似て遊ぶ子も居て、...は思わず苦笑を漏らす。]
[喧嘩をするわけでもなく楽しく過ごしている子供達に、...は自然と目を細めると、日の当たる木製のベンチに腰掛け、彼らの行動を見守り]
温かいなぁ…。みんな忙しく働いているのに、こうして一人のんびりするのは心苦しいけど…これも立派な仕事…なんだよね。
[苦笑を漏らし、青く広がる空を見上げた]
>>1003
見た目で判断するのは良くねーぜ?
人間、中身が問題だ。
…少なくとも冬の間は、手放すつもりなんぞ無い。
[都合のいい事を言いつつも、抱きしめる腕に力を込めて]
俺の頭は、世界平和の象徴なんだ。
[症状の軽いうちに、ちまちま治しとくほうが身のためだぞと呟きつつ。
首元に唇を埋めて]
『ねぇねぇ、お姉ちゃん。お姉ちゃんも一緒に遊ぼう?』
[ぼーっと空を眺めていると、...の存在に気付いた女の子が近付き、参加を促す]
ごめんね、私、今足を痛めていて…一緒に遊べないの…。
[申し訳無さそうに謝ると、その女の子は少し考えた様子を見せ、]
『じゃぁ、お姉ちゃんが動かなくても良いような遊びをすれば良いんだね!』
[にっこりと微笑んだかと思うと、女の子は周りの子たちに声を掛け、...の事情を簡単に説明すると]
『お姉ちゃんが寒そうだから、まずは押し競饅頭をしてあったまろう!あ、でもお姉ちゃんを足が痛いから、男子はお姉ちゃんを守ること!』
[言うか早いか、...を取り囲んで押し競饅頭をし始めた]
>>1006
自己主張は大切なんだ。
俺みたいなのがたくさん居る世界。
最高だろ?
[押し当てた唇の先に触れる肌を、きつく吸い。
そこに紅い印が浮かぶのを満足げに見て、ぺろりと舐めると。
…嫌な予感はするものの、尋ねる言葉は口をつき]
…投薬料…?
>>1008
[なんだ、ぐーぱんちひとつで済むのか、と肩をすくめ]
マーキングは男の本能だ。
[開き直って居直って、緩く抱きしめ、無骨な手で髪を撫でて]
[どれ位押し競饅頭を行ったのだろうか。誰かの休憩の声でようやく終りを告げた遊びは、子供達だけでなく...の体も何時しか暖かみを帯びていた]
みんな、汗掻いたんじゃない?大丈夫?
[声を掛けながら、近くに居た男の子の額にふと手を伸ばして、戸惑う。その様子を見ていた一人の女の子が、...の手を取り男の子の額へと導く]
『お姉ちゃん、僕に触るの嫌い?』
[男の子が口を開く。周りの子達も不思議そうに...を見上げる]
ううん、そうじゃなくて…。私が…触れても良いかなって思って…。
[昨夜の拒絶が蘇り、しどろもどろに答える...を、子供達は更に不思議そうに見つめる]
『どうしてぇ?だってお姉ちゃんと一緒に遊んだから、僕たちもう仲良しだよ?仲良しなのに触っちゃいけないってあるのー?』
[と、言うか早いか男の子は...に抱きついてくる。それを見た他の子達も、「ぼくもわたしも」と、次々と抱きついてくる。子供に抱きつかれて嬉しいながらも、苦い記憶を思い出し]
でもね…、大人はね…むやみやたらに触っちゃいけないのよ?たとえ…相手の身を案じて伸ばしたとしても…ね…
>>1015
[ぐーぱんちを受けながらも、顔はにやにやとして]
あーやっぱ俺、おかしいぜ。
きっと殴られすぎて狂っちまったんだろうな。
きっとそうだ。
でなきゃ、よもやこんな……。
[...の漏らした言葉に、子供達は不思議そうに首をかしげ]
『そんなのおかしーよー?大人になったら、心配しても触れちゃ駄目なのー?』
『えー、そんなのおかしいよー。だってパパとママは、いっつも顔とか触りあってるよー』
『そうだよねー、この前もお兄ちゃんがお姉ちゃんのほっぺを触っているのも見たしー』
[次々と上げられる声に、...は苦笑を漏らしつつも]
それは、お互いがお互いを愛しているから…許されるんじゃないかな?
[やんわりと訂正を入れると、今度は子供達から]
『きっと違うよー!お姉ちゃんは好きな人にだけしか触れないのー?だったら僕の事愛してるの?』
[と、言われてしまう。思いがけない質問に返す言葉を見失っていると、一人の女の子が...にそっと近付き]
『ねぇ、お姉ちゃん。その触っちゃいけない人に手を伸ばした時、お姉ちゃんはどういう気持ちだった?もしかしたら…お姉ちゃん…その人に勘違いされたのかもよ?』
[ふわりと微笑んで言葉を投げ掛けた。]
>>1017
[にやにやしたまま鳩尾の拳をやんわりと掴んで制して]
何でもねー。
…で、とっても大切な話があるんだが。
[急に真面目な顔になってカミーラの顔を真っ直ぐに見ると]
………晩メシ、何?
[茜色の空が暮れ始めるのにはたと顔をあげ]
一寸、待ってて。
[繋いでいた手をそっと解き
ぱたぱたと深雪に足を踏み入れ
ふわり、雪原にしゃがみ込む]
勘違い…?
[少女の言葉に、首を傾げると]
『解らないけど…。でも、お友達として触れるのと、好きだから触れるのでは意味が違うんだって。…大人の世界って難しいね』
[くすくすと笑いながら大人顔負けの事を言ってのける少女に、...は面を食らっていると、タイミングよく17時を告げる鐘の音が、公園内に鳴り響く]
…あ、もう17時だから…みんな、ヴィンセント先生の所へ行きましょうね。帰ったらちゃんと着替えをするのよ?
[救いの鐘の音に胸をほっと撫で下ろすと、...は子供達を診療所へ連れて行き、集会場への道のりをゆっくりと歩き始める]
友達として触れるのと…好きだから触れるのでは意味合いが違う……
[集会場へ向かう帰り道、...は先程少女に言われた言葉を、口の中で反芻しながらふぅっと溜め息を吐く]
意味なんて…そんな事…考えてなかった…。
でも…、ハーヴェイさんとみかんを取り替えっこしたり、コーネリアスさんの手を触れたりしたのは…集会場で顔を合わせていて…親近感が湧いた故の…行動で…。
でも…ギルバートさんには…?
――彼に拒まれてショックが大きかったのは…何故…?
――展望台で…コーネリアスさんの質問に…間髪居れずに答えられたのは…何故?
[自問自答を繰り返していくうちに、やがて一つの答えに辿り着く。と、得る同時に...はその場に蹲り]
――どうしよう…。私…ギルバートさんの事…好きに…なった…みたい…
[困惑したように淡く染まっていく頬を、両手で*包み込んだ*]
[炊き出しのおしるこをつまみながら、建物の中できゃいきゃい言っているマダム達の手元を覗き込み]
なーに作ってるのー?って、首いたー!!
[右手で首を押さえた]
寝違え…?
[半日経って漸く気付く自分にショックを受けている]
[昨日テレビでやってたのよ〜!と楽しげな、けれど半端な説明をされ]
すごいねー。
薔薇の形の蝋燭なんて作れるんだ。本物みたい。
[祭に関係なくない?という思いは胸にしまい込む]
ジェーンさん、そんな真っ黒の薔薇はどうかと…。イカスミでも入れたの?
[祭が無事に開催されるのか*一抹の不安を覚えた*]
「家の掃除ィ?
…漸くする気になったか、そりゃ感心な事だね。オレが何遍言っても、しやしなかった癖して。どういう風の吹き回しだ」
[家の道具自体埃を被っているからと]
[義父の友である墓守の元を尋ねれば]
[先ず言われたのは、そんな台詞で]
ん、…まぁ、…色々と、ね…。
[曖昧な言葉を紡ぐ彼を見遣って]
[男は長い前髪をくしゃりと掻く]
「…まァいいか。用具はそっち。雪下ろしくらいはしてあるが、中は殆どノータッチだからな、覚悟しとけ」
[立てた親指を小屋の脇に向けて言う男]
[其れに礼をし、また後で、と言い残して]
[夜の帳の下り始めた道を少女と*共に歩く*]
[ごそごそと冷蔵庫を漁りながら]
……何だ、予備あるじゃないか。
[チーズの袋を見つつ]
……でもクインジーに食わせる分はないからいらないよな。
[笑顔で袋を冷蔵庫に戻した。]
[とあるテントの中、自分の作戦について熱く語る相手の話をどこか上の空のまま相槌を打ち、目を吊り上げる相手に緩く笑みを作り]
ああ…はいはい。
聞いてますよ?ベンジャミンさん。
しかし内部抗争だのなんだの、話が誇張している気も…。
そういうのは本の中だけのお話でお腹いっぱいです。
[コートを探って紙切れを差し出し]
この方は真面目に働いていらっしゃるみたいです。
僕が見る限りでは、ですが。
そもそも実行委員の名簿を作ってないってなんなんですか〜…。
調べるこちらの身にもなってください…。
[ぶつくさと文句を言うも相手は聞いている様子はなく、ニコニコと笑ったまま新たな見知った名前の書かれた紙を渡されると諦めたように溜息をついた]
[テントを出る前に2度、連続でくしゃみをし。
「大丈夫か?」気遣うように訊いてくる相手に振り返り]
ん〜…大丈夫です。
ちゃちゃっと帰ってちゃちゃっと寝ちゃいますし。
風邪は引くのも引かれるのも慣れてますから。
[しんみりと言葉を紡ぐ相手に頷き]
はい。もうすぐです。
今年で5年…ですね。
長いようであっと言う間です。
[笑みを浮かべて呟くと会釈をしてテントを出た。すっかり暗くなった空を見上げて白い息を吐き出し]
……。
[白い息を暫し見つめた後、熱さと寒さが入り混じる感覚に小さく体を震わせるが緩くぼやける頭を小さく振り]
少し散歩でもしますか…。
[さくさくと集会場とは別の方向へと*歩き出した*]
[チーズを乗せたハンバーグとテリヤキにしたのを皿に載せて。
ポテトグラタンと野菜のグラッセを添えるとテーブルに置いて]
……帰ってこないほうが有難い気はする。
[首筋を擦りつつ。コーンスープもテーブルに置いて。]
[周囲の家々に明かりが灯り]
[家族が団欒の時を過ごす頃]
[彼と少女の辿り着いた家はしんとして]
[生活の気配も無く静かに其処に佇んで]
…いらっしゃい、になる…のかな?
何も無い、けど…ね。
[小さな囁き声で言えば、一度荷物を置いて]
[懐から取り出した其れは鈍い銀に煌めく]
[鍵穴に差し込む様子には躊躇いがあったか]
[それでもゆっくりと回せば] [カチ] [微かな音]
[一歩に足を踏み入れ灯を点ければ]
[ぼんやりとした光が室内を照らす]
…………ただいま。
[そう呟くも返って来る声をは当然無くて]
[まるで時が止まり][眠っているかの如く]
[家の中は静寂に包まれていて]
[至る所には薄らと積もった埃]
[家自体は他と何等変わりはないけれども]
[義父と子の二人が暮すには少々広いか]
[青の瞳を伏せて、彼は細く長く息を吐く]
[其の横顔に浮かぶのは、懐旧か落胆か]
ん…、取り敢えず、換気かな…。
[けれど目を開いた時には何時もの表情に戻り]
そっちが、居間で…、台所は奥…だから、用具は其処に置こう、か。
…足下、気をつけて。
[少女に振り向けば中へと招き入れ]
[淡々とした口調で我が家の*案内を*]
[テーブルの上にハンバーグが用意されると、餌を与えられた犬っころのように一直線にやってきて。
後ろからぎゅっとカミーラを抱きしめると]
…特別料金。
[ニヤリと笑うと、席について]
いっただきまスッ!
[ばしん!と大きな音を立てて両手を合わせると、素晴らしい勢いで食べ始めた]
[餌を与えられた犬でももう少し行儀いいんじゃねぇかと思いつつ。
抱き締められるのに、一つ溜息をついてスープを入れたカップを持つと]
到底足りんわ、阿呆。
[入れ違いに暖炉の前へ]
[暖炉に向かうカミーラを不思議そうに見て、口の中のハンバーグをごくりと飲み込み。
呟きを耳にして立ち上がると、カミーラの正面に移動し再び抱きしめ]
足りん分はまた後で。
っつーか、どうして食わねーんだ?
一人の食卓は……。
[淋しーじゃないかと言おうとして口ごもり、かわりに出てきた言葉は]
とにかくちゃんと食わねーと、胸に脂肪がつかねーぞ?
[正面にやってきたクインジーにぽかんとして。
次の行動に拳を振り上げながら]
そういう意味じゃねぇよっ!!
……誰の胸に脂肪がねぇんだよ。
[がす、と振り下ろして]
……寂しいならそういえばいいじゃねぇかよ、寂しん坊。
食い終わるくらいまでは付き合ってやる。
[どれ位その場に蹲っていただろうか。ひらひら舞い落ちてきた雪に、ようやく我に返り顔を上げ空を見上げる]
[いつの間にか日は暮れ、変わりに白い花びらが空一面を彩っている。...はそっと手を前に差し出し、ひとひら手の中に収める。布で包まれた掌に乗せられた結晶は、暫く溶けることなく留まっている。]
雪…降って来ちゃった…。この大きさなら…長く降らないと思うけど…。早く帰らないと――
[憂鬱そうに前を見つる。しかし今自分の帰るべき場所はその場所でしかなく――。...は痛む足を庇うように、集会場へと静かに歩み始めた]
[...はカミーラの返事に、沈んだ表情になって]
…具合悪いんじゃねーんだな…?
[しつこく念を押し、ローズに向いて「よお」と一言]
お前に心配される程悪くない。
[ローズマリーの様子に首を傾げつつ。
椅子に座って]
しけた面さらしてるとハンバーグ取り上げるぞ。
……そうか。
[短くそれだけ返して、少し安堵して。
しかしそれは、自分とは食べたくないと言っているのと同義であることに目を伏せて]
[大人しくテーブルに戻ると、もくもくとハンバーグを食べ始める。
しかし先ほどの浮かれた表情はどこにもなく。
ローズの様子の違いにまで、気が向くはずもなく]
…お邪魔します、かな?
[躊躇いがちに差し込まれた鍵の回る微かな音は鼓膜に残る
――ただいま
返される声は当然無くて静まり返った室内に吸い込まれて]
[青の瞳が伏せられた横顔を見上げて碧い瞳はゆらゆら揺れ
何時もの表情と声音で紡がれる言葉に頷いて静かな室内へ]
…ん…ありがとう。
[薄っすらと埃の積もった廊下を歩けば雪の上を歩くようで
転々と真新しい足跡の作られた床を箒で丁寧に*掃き始め*]
――二階 自室にて――
[部屋に入りドアを閉めるなり、...はその場に座り込みブーツを脱ぎ捨て、足を擦る]
痛っー…。入り口からここまでの僅かな距離なのに…こんなに負担が掛かるなんて…。
[目に涙を浮かべては唇を噛みしめ、足を何度も擦る。手に伝わる熱っぽさに、そのまま這うような形で洗面所へ向かい、タイツを脱ぎ包帯を巻き取る。]
早いなぁ…。湿布、もう効き目がなくなってる…。
[洗面器にぬるめのお湯を張り足浴を行うと、再び這うような形でベッドへと向かい、新しい湿布を張り包帯を巻く。そしてそのまま横たわるように倒れ]
――どうして…私の事を嫌いな人を…好きになっちゃったんだろう…。もしかして私…マゾヒストなの…?
[痛みと疲れで少々おかしな事を呟きながら、何時しか意識は遠退いて行き、夢の中へ――]
[時々くしゃみしながらカップに口をつけて。
半分くらいまで飲んだところで静かにテーブルに戻して]
……。
味がわかんねぇんだよ、鼻が詰まってて。
[だから飯くっても美味くねぇの、と呟いて。
そういやぁ適当につくったけど料理の中に何か大失敗したものがありゃしないかと、クインジーの表情を伺い]
[カミーラの言葉を聞いて、一瞬ぽかんとして。
わずかに泣き笑いのような、何ともいえない顔をすると]
そ、そりゃ…災難だったな。
しかしなんだ、丈夫と言いつつ結構弱いじゃねーか。
俺なんか凍死しかけても溺死しかけてもカミーラに撲殺されても、ひと晩寝たら全快だぜ?
[正確には、ほぼ一睡もできていなかったのではあるが。
ハンバーグを口に運ぶピッチが、わずかに早くなる]
うぃす。ただいま。
[ぱんぱんとコートの雪を払いながら中を見回す]
…あれ?結構皆まだ準備仕事中って奴?
[微妙に普段と空気の違う集会場に小首をかしげつつ]
災難って……お前のせいだろうがっ!!!!!
お前の頑丈さが人並み外れてるだけだ。
っていうか殺されたんなら大人しく死んでろよ。
[ずず、と残りのスープを啜りながら。]
……あ、お帰りネリー。
よお、お帰りネリー。
さっきローズは戻ってきてたし、ラッセルは無残な姿になって転がってるが、他のヤツラは戻ってねーはず。
[ハンバーグうめーぜとテーブルに招きながら]
[ギルバートは、静かにまどろんでいる。]
[遠くの方で、声が聞こえる。活発で明るい女の声。日焼けした肌が、そっと触れる。]
ああ、………………。
なんだよ?いきなり俺の頬なんかつねりやがって。何?イタズラのつもり?
[くすくすと笑う声。その声の主の頭をくしゃくしゃと撫でると、無邪気な笑い声が響く。]
なんだよお前!笑い過ぎだよ!
[死んだら、涙のひとつも零してくれるんだろうかと、関白宣言のようなことをふと思いつつ]
旨いメシがある限り死ねん。
[ちいさな人参のグラッセを、三つも四つもぐさぐさとフォークに刺していくと、ぱくりとひと口で口の中に入れ、満足そうに咀嚼して]
―自室―
[目が覚めると、そこは自室の天井。ベッドで一人眠っていたことに気付き、勢い良く跳ね起きた。]
………あれ。
何?………夜?
しまった!今日作業に参加すんの忘れてた!
[しばしの後、ベッドの上にローズマリーが居ないことに気付く。そして、机の上のノートが開きっ放しであったことも――]
あれ?ローズマリーは……?
って、ああっ!!なんでノート開きっ放しなんだよ俺!!
[机の上のノートを手に取る。]
………なんだ。起源のページだったのか。良かった……。見られた気配もないし、まあ大丈夫だろ……。インタビューのページは見せられないし……。
ましてやもう1つのノートを見られてたら、最悪だった……
[安堵の表情を浮かべ、机に顔を伏せた。]
>>1051
…どーにかしたの?そんな剣幕で。
[何か不思議な物を見るような顔で]
>>1052
…やっぱり結構戻ってないんだね。
まだ準備忙しいのかなー?
[先程から雪が降り出してきた窓の外を眺めながら]
…あたしの分もある?ハンバーグ。
[埃を舞い上がらせないように静かに居間の床を掃いていく
床と同じく微か埃の積もったチェストの上に眼を止め瞬く
そっと伸ばした白い指先は伏せられた写真立てを持ち上げ
今より幾らか若い其の人の写真に桃色の唇はふんわり綻ぶ]
[塵一つ着いていない写真立ての表を白い指は静かになぞり
暫く思案した後にくっきりと埃の後がついたチェストの上
写真立てを立てかけ思い出した様子でまた*床を掃き始め*]
[ノートがある位置を確認する。どうやら乱された様子は無いらしい。]
……良かった。
あー、やべ。早いとこ皆に作業さぼってすまないって謝ってこなくちゃ。
それから、コーネリアスと……ローズマリーにも。
[自室を出て、広間へと向かった。]
[カミーラの問いを聞いてから、ハンバーグをフォークの先で切り取り、伸びるチーズを絡めて口の中に放り込み。
じんわりと奥歯で噛んで、口の中に広がる肉汁を味わい、嚥下すると]
……餓死するかもなぁ…。
[嬉しいか?と]
[ネリーにつられるように窓の外に目をやり]
降り出したのか?吹雪かなきゃいいが…。
ハンバーグはカミーラに用意してもらえな。
[玄関からではなく、二階への階段から広間に現れたギルを見て、あれ?という顔をして]
なんだ、お前さんいたのか?
[あんまりな言い草ではあるが、昨日の出来事など一切知らないので仕方が無い]
[そして。
嬉しくないと言う言葉とともに頭に降ってきた衝撃に、にんまりと笑って返し、さらに肉片を口に運ぶ]
[広間に下りてきた。]
あ……皆すまん。
今日はあまりの眠さに寝過ごしちゃってさ、雪祭りの作業さぼってしまった……。
昨日迷惑かけた分を含めて、マジでごめん。
[いつにない神妙な面持ちでそう告げた。]
[喉の渇きに気付き、目を覚ます。どれ位眠ったのだろうかと時計を見ると、大して時間は過ぎていなく]
お茶…のみたい…。ホール…行かないと…。
[ゆるゆると起き上がっては慎重に床に足を着き。そこに厚みのある柔らかいルームシューズに足を通すと、目に入ったバンダナ。]
あ…、これも返さないと…。
[ひょこひょことイスに近付き、乾いていることを確認して丁寧に折りたたむ。手近に有った紙袋に収めてから小脇に抱えると、...は大きく深呼吸をして、覚悟を決めたようにドアノブに手を掛けた。]
[チラチラと降ってきた雪に目を細め。
歩調に合わせて幼い頃母に手を引かれながら歌っていた童歌を口ずさみ、サクサクと雪の中を歩む音を伴奏に進む。
歌も終盤に差し掛かったところで歩を止め…最後は2人で雪の中に大の字に飛び込む、というのが終わり方なのだが暫し考え]
…今飛び込んだら昨日と同じことになっちゃいますね。
助けてくれる人は今度はいませんし。
[歌いきってしまうと雲に包まれた灰色掛かった暗いの空を見上げ、両手を空に伸ばして親指と人差し指で小窓を作り]
……遠いなぁ……。
[ポツリ、と呟いた。]
[キルバートの言う、作業をサボったはともかく、何の迷惑を掛けたのかに思い当たらず]
……ま、気にすんな。
[それでも、ギルバートのことだから大したこっちゃなかろと、無責任に声を掛けて]
……いや、冗談抜きですまん。
[煙草をくわえ、アーマージッポで火をつけようとする。]
あ……れ。火ィつかないや。
最近妙にごきげん斜めだな、お前……。
[溜息をつき、ポケットに煙草とジッポをしまった。バンダナを付けていない額を掌で押さえるように、机に肘をついた。]
[はて自分が昨日大迷惑をこうむったのはクインジーだし。
ギルバートが謝る理由が思いつかないのでとりあえず適当にハンバーグを焼いてくるとテーブルに置き]
……チーズかテリヤキかは適当に選んで食ってくれ。
うに、カミーラあんがと。
[前に出てきたハンバーグの皿に眼を輝かせ、早速食べ始める。と。ふと降りてきたギルバートの方に振り向く]
…どうしたの?
こんばんは…。
ネリーさんはお帰り…よね?
[周囲をくるりと見渡し、食事中のネリーに微笑んで。自分の歩き方に不自然さが無いか、何度も気にしながら歩みを進め、ギルバートに近付き]
昨日は…迷惑を掛けてごめんなさい…。
これ…お返しします。ありがとう…。
[紙袋に入れたバンダナを手渡した]
ああ……
[カミーラの申し出に微かに笑う。]
チーズがいいかな。できればゴルゴンゾーラのやつ。普段はブルーチーズって全くダメなんだけど、ハンバーグにかけて食うのは何故か好きなんだよね。
よぉ、ローズ。
[広間に入ってきたローズに手を振る。
先ほどは感じなかった、わずかな違和感を感じるものの、ひとつ、首を捻るだけで、言及せず]
[キッチンに消えていく後姿を、ハンバーグをもぐもぐしながら目だけで追いかけて]
>>1073
[カミーラの言葉を耳聡く聞きつけて、わが意を得たりとばかりに]
どーだ?俺なんか可愛いもんだろ?
[と笑うも、小さなくしゃみに、少し表情を翳らせて]
ああ、いや……なんでもないよ、ネリー。
昨日、ちょっとね……。
カミーラ。たまには俺がワガママ大将になっても良くない?いっつもクインジーがぶっちぎりでトップだから、たまには首位交替しないとな。
[その時、ローズマリーからバンダナの入った紙袋を手渡された。]
………ああ、どうも。
[それを、水の入ったグラスの横に置いた。*]
[手で作った小窓から空を覗いていたが一つ大きなくしゃみをし]
…はぁ…寒い…。
[ズズ、と鼻を啜ると両手をコートのポケットにしまい。熱っぽい息が何時もよりも白い息に変わるのを目で愉しみながら集会場へと向かった]
[居間と廊下を掃き終わり箒を持って書斎へと足を踏み入れ
棚に並ぶ書物にぱちぱち瞳を瞬かせて箒を抱えて歩み寄る]
凄い…いっぱいある…
[箒を持った侭一冊を抜き出しぱらぱら項を繰り小首を傾げ
どうやら哲学書か何かだったらしくさっぱり理解出来ない]
>>1078
俺が我侭言ってねーと、どこかおかしいんじゃねーかと思って心配になるだろ?
俺はだなぁ、カミーラに心配させたくないだけなんだよなぁ。
[ギルバートの「我侭大将」の言葉に少しむっとするものの。
我侭大将というよりもむしろ減らず口大王]
[サーバーとドリッパーを温めながら豆を挽き、ペーパーを掛け挽いた豆を入れると、ドリッパーにセットし、沸騰前のお湯を注いで蒸らす。小さな声で30数えたら、再びお湯を注いで静かに抽出されるのを待ち、温めたカップに注いで]
いただきます。
[冷蔵庫に体を預けるような体勢を取り、カップに口を付けた]
うぃす、ただいまローズマリー。
[はぐ、と次から次にハンバーグを口に運ぶが、ふとその手が止まる]
…色々あるんだねぇ。
[何か考え事をした結果に呟き、また手を動かす]
>>1082
…いーじゃねーか。
俺が本気を出したら、こんなもんじゃねーぞ?
[無意味な脅し文句を出して]
[たっぷりの食事をすっかり平らげると、ごちそうさまをして、食器を片手にキッチンへ向かう。
洗おうとして、冷蔵庫に懐いてるローズを見つけ、呆れた顔で]
そんなところで何してんだ?
広間で飲みゃいいじゃねーか。
>>1083 ネリー
[ハンバーグを口に運びながら手を挙げるネリーににっこり微笑んで]
お帰り。そしてお疲れ様。今日も重労働だったのかな…。
>>1084 クイン
[夫婦漫才のようなやり取りをしながらキッチンに訪れた、クインジーの呆れ顔に困ったように微笑み]
コーヒー飲んでいたの。
職業病って言うのかな?どうしてもこっちの方が落ち着いちゃって…。
あ、クインジーさんも何か飲む?ってカミーラさんが居るか。
[我儘大将の好みを、到底把握出来ないと言う様に]
っくし!
さむい〜…。
あ、こんばんは〜。
[扉を開けた途端に感じる暖かさに安堵の溜息を漏らして小さくお辞儀をし。コートを羽織ったまま暖炉へと直行した]
[三年という月日は、長くも短くもあるようで]
[我が家を歩めば、過去の記憶は鮮明に蘇るのだけれども]
[それと同時に其処に積もった埃は時の経過を感じさせる]
…結構、時間…かかりそう、かも…
[台所の壁に掛けられた時計は、動きを止めていたけれど]
[窓の外を見遣れば、天は闇と灰色の雲に覆われていた]
…………食事とか…、どうしよう。
[当然、食材なんて残されている筈もない]
[ぱん、と濡れた雑巾を干せば、如何したものかと]
[難しい本は元に戻し視線より少し高い別の段からまた一冊
今度も頭の上にクエスチョンマークを並べて元の場所に戻し
本棚の片隅に視線を移せば背表紙の素材が若干変わった其れ
小首を傾げ箒を立てかけて其方へと歩み寄り一冊を引き抜く
開いた中にはまだ幼い其の人の思い出が詰まっていて――]
[すっかり掃除を忘れて本棚に寄りかかり項を繰り始めるか]
[目が覚めると何回か見た天井だった。起き上がり回りを確認する。自分の部屋だ。誰かが運んでくれたのだろうか?]
…! 頭が!
[何か夢を見ていた筈だが思い出せない]
大きな背中…なんだったのだろう、あの夢…
[...は、起き上がり居間へと降りて行った]
>>1086
[職業病かよ、と肩をすくめて洗い物を始めると]
食ったばかりだし、飲みもんは今んとこいいや。
それより、足どうした?
[食器を洗いつつ視線も向けず、さらりとなんでもないことのように。
誰にも聞こえないように、小さな声で]
なんかおなかが減ったなぁ
すみません、夜食に軽い者でも食べたいのだけど、
何かあります?
[台所を覗くと、クインジーが洗い物をしていて少々驚く]
[台所と居間くらいなら、人が居られない状況ではないし]
[電気やガスも通っているから、材料さえあれば作れるが]
[集会所に戻った方が好いだろうか、とも思案して]
[電灯の仄かな光が照らす廊下へと出て]
[歩を進めれば静寂に微かな足音が響く]
[ラッセルに気付いて、驚いた表情をしているのに怪訝な顔をするも]
軽いものねぇ?
カミーラがハンバーグ作ってくれてるんだが、それじゃダメか?
[どれくらいそうして居たかふいにアルバムから視線を上げ
窓の外を見ればもうとっぷりと日は暮れて静寂の闇が佇み]
あ…掃除…
[先程までは掃除の音が届いていたが静かな家に足音が響き
アルバムの一冊を抱えたまま廊下をひょっこりと顔を覗かせ]
…如何したの?
[視線を彷徨わせつつ、廊下をゆっくりと歩めば]
[部屋の中からひょっこりと覗いた碧に視線を向け]
ああ、…もう、遅いから…
食事とか、どうしようかと…思って。
[それから、少女の持っている物に気付いて、瞬き]
…何か、面白い…ものでも、あった?
[洗い物の傍ら、ラッセルの分のハンバーグをフライパンで焼きつつ、どっちにするか聞き忘れたので]
ま、いっか。
[どちらも使っててりやきチーズハンバーグにしてしまい、テーブルで待つラッセルの前に持っていくと、またキッチンに戻る]
>>1091 クイン
[苦笑する姿に、ほっと胸を撫で下ろし]
お腹いっぱいで幸せそうね。
[にっこりと微笑むが、その後に続いた言葉に顔色を一変させ――]
なっ…何のことかしら?
[青の瞳が此方に向くのにゆっくりと瞬いてこくりと頷いて]
そっか、ご飯、忘れてた。
あ、ご飯は無いけど…
[居間に置いたバスケットを取りに行こうと書斎から出れば
問われ手に持ったままのアルバムに気付きふんわり微笑み]
ナサニエルの、想い出。
勝手に見ちゃって、ごめんね。
[クインジーからハンバーグを受け取り、暖炉の前まで小走りで駆け込む]
今晩は、マリーさん、カミーラさん、コーネリアスさん、ネリーさん、ギルバートさん。
何時になっても寒いままですね。早く春になって欲しいですよ。
あ、祭りが終わらないと無理か。
それにしてもクインジーさんって意外な才能があったんですね。過去にそんな経験でもあるんですか?
[ハンバーグの焼き具合に感心しながら]
俺は、大丈夫…だけど…
…メイは…空いてないかな…、って。
[少女が書斎から出てくる様子を視線で追って]
[次いだ言葉に手に持った其れへと目を落とす]
ああ。…残って、たんだ…ね。
気にしないで…でも、見ても、面白くない…と思う、よ?
[言いながら再び廊下を歩んで、居間へ向かう]
>>1099
まーな、腹が膨れるとそれだけで、悩み事の1/3は吹っ飛ぶもんだぜ。
睡眠が足りたら、1/3。
しかし残りの1/3がなかなか大変だ。
[そしてローズが顔色を変えるのを見て、やっぱりかと溜め息をついて]
カマかけただけなんだがな…。
自分で言ってんだろが、職業病だってな。
ローズは酒場の仕事で重いもん持って運ぶことが多いから、姿勢が後ろに反り気味になってんだ。
なのに今は、全体が微妙に前のめりだ。
おかしいだろ?
[俺の姿勢フェチを忘れたか、と]
>>1103 クイン
ということは、今のクインは2/3近くは満たされているってことなのかしら…。
[大変な部分も、カミーラと一緒なら少しは満たされているのだろうと思いながらも、溜め息を吐く姿には瞳を伏せて]
姿勢フェチって…嫌な嗜好ね…。
まさかこんなに早くばれるとは思わなかったわ…。これでも細心の注意を払っていたのにね…。
[何処か投げやりに口を開き]
昨日…足を挫いたの。ただ…それだけよ?
[視線を合わせると、優雅に微笑んだ。]
[んー?と思案気にくるりと碧い瞳は回ってへなりと微笑み]
言われたら少し空いてきたかな?
アルバムに夢中で、お腹、忘れてた。
ナサニエルがいっぱいで、面白いよ?
面白いより、嬉しい、かな?
[ふんわり微笑んで青を見上げ足音を響かせ居間へと戻って
アルバムを抱えてバスケットを開ければガサゴソと中を探り
立ち上がり差し出された白い掌には小さくてまあるい桃色]
お婆ちゃんに教えて貰ったSnowDropだよ。
…お腹の足しにはならないだろうけどね。
[ビスケットもあるけど食べる?と小首を傾げて青を覗いた]
>>1105
掛けてねぇって…。
俺は6歳の頃から一人暮らしだ。
一人暮らし暦じゃ、ちょっとしたもんだぜ?
[呆れた顔で苦笑いしながら]
>>1106
そうだな、今は結構いい気分だぜ。
普段のローズの姿勢まで見たことないヤツにゃ気付かれねぇだろうよ。
なかなかうまく誤魔化していたな。
[しかし優雅な微笑みも...には通じるわけも無く]
ただ足を挫いただけなら、そこまで必死になって隠す必要もねーよなぁ。
[にやりと]
>>1105 ラッセル
[ラッセルの言葉に首をかしげて]
あら、私が怪我なんてするわけ無いじゃない…。
いやだわ、ラッセル君まで姿勢フェチ?
[くすくすと笑いながら姿勢を正して手をひらひらさせた]
…そう?
[移り変わるメイの表情に、緩やかに首を傾げる]
[アルバムの中の彼は、今と違うのは年ばかりで]
[きっと曖昧な表情を浮かべていたと思うのだけれど]
…義父が、「心に残らないなら形に残そう」って。
よく、写真…撮っていた、から…。
[時を取り戻した居間へと戻れば、卓上を片付けて]
[白い手の上の小さな桃色へと青の眼差しを向ける]
…ん、貰おうかな…
メイの…お婆さんは、物知り…?
[ラッセルに毛布を渡されて、不思議に思って広間を覗くと、カミーラがソファーでうとうとしているのを見つけて、困った顔をして]
風邪引きかけてるっつーに、何やってんだか…。
[ラッセルに、ローズの足のことは追求するなと釘を刺しておいて。
広間のソファーからカミーラを抱えあげると、二階のカミーラの部屋に運んでいき、ベッドに横たえた]
しっかり寝ろよ?
[肩が出ないようにきっちりと布団をかけると、また一階のキッチンに戻ってきた]
…うん。
其れに、色んな季節があって、其処は面白かった。
雪に埋もれてない景色も、綺麗だね。
[写真の中の其の人も矢張り何処か遠かったけど嬉しそうに]
そっか…
ナサニエルのお義父さんに、感謝しないと。
いっぱい残してくれて、ありがとうって。
[片付けられた卓上にビスケットの袋と抱えたアルバムを置き
問いに小首を傾げ掌のまあるい桃色を見て碧はぱちぱち瞬き]
…どうだろう?
長生きだから、色々知ってるのかも。
>>1108 クイン
[結構いい気分だと話すクインジーに、無言で飴玉を投げつけ]
酒場の常連だったってこと…すっかり忘れていたわ…。
[自分の失念さに頭を抱えながらも、クインジーの追求には首を傾げ]
今朝方、階段から滑って転んだだけよ?
隠していたのは皆に心配をかけたくなかっただけ…。いけない?
[ハンバーグをやっとこさ食べ終わると、食べ終えた食器を流しに。]
…何時の間にか結構皆揃ってるね。うぃす。
[食事は集中するタイプのようだ]
[そのまま暖炉の前でぬくぬくしている]
>>1112 ラッセル
[片足が悪いので…という言葉を聞き、再び頭を抱え]
そうよね。あなたも…患足を引き摺って歩くから…判るのよね。
――でもお願いだから…他の人には内緒にしてて?お願い…。
[...はラッセルにそっと囁いた]
長生き…、そうなんだ。
[どうぞ、とメイに椅子を勧めてから自分も座り]
[頬杖を突けば、嬉しそうに語る少女を眺めて]
…メイは…雪以外、見た事…ない?
[前々から抱いていた疑問を、ぽつりと投げかけて]
[置かれたアルバムを手元に寄せて、ぱらり、捲る]
[幼い少年は、此方に硝子の如き青の眼差しをじっと向けていて]
[誰かに撮って貰ったのか、義父と共に写っているものもあった]
[ローズマリーが、足の怪我の事を隠したい様なので、それ以上触れない様に気を使いつつ]
ごちそうさまでした。チーズハンバーグ、美味しかったですよ。
[食器を台所へと運び、クインジーに一礼]
>>1114
[投げつけられた飴玉を片手でキャッチして、ぽいと口の中に放り込むと]
心配かけたくない…ねぇ……。
[目を眇めて、顎の辺りを撫でながら]
雪相手の仕事は、ちょっとしたことが命取りになる。自分だけじゃなく、他人をも巻き込む。身体状態を伝え合うのは、礼儀だ。
それを知らんローズでもなかろうしなぁ…。
そうか、ということは、この会場内にそれを知られたくない人間がいるわけだな。
[うーんと首を傾げ、何かなかったか?と考え]
…ギルか?
[意味不明なお詫びを言っていた人間の名前を思い出し、口にする]
[ん、とこくり頷いて促されるまま席に着いて
問いに碧い瞳は束の間揺れ浮かぶ笑みは曖昧]
あそこは何時も、雪と氷に覆われてるからね。
[ビスケットの小袋を開きリリィの鼻先に置いてやり
アルバムを覗き幼い其の人の傍らに立つ人を指し示し]
この人が、お義父さん?
>>1119 クイン
そんなに…探らなくたって良いじゃない…
[あれこれ呟きながら考え込むクインジーの思考を止めようと口を出すが、その制止は僅かに間に合わず、彼の口から次いで出たギルバートの名に、思わず飲んでいたコーヒーにむせ返り]
っ…けほっ…、何で…そこでギルバートさんの名前が…?
>>1118
[おう、と一言。ラッセルから食器を受け取ると、洗い始める]
>>1121
[またもやローズの反応を見て]
図星かよ…。お前さん、腹芸のできねーヤツだなぁ。
[くすくすと笑って]
ローズはな、隠し事をしては嘘で固めて問題を大きくして、困ったタイミングでバレてあらまぁどうしましょう、ってタイプだ。
ヘタに自分を繕うもんじゃねーよ。
それができるタマじゃねー。
[早々に食事を終え、周囲との距離を取り、少しはマトモな字でノートを書き直している。]
ん……
やっぱり分からないや……
[周囲から自分の名が出たのに気付き、顔を上げる。]
>>1122 クイン
正確には…ギルバートさんと、コーネリアスさん、ハーヴェイさん、ナサニエルさんとメイには知られたくないだけよ。
[咽たお陰で僅かに涙目になりながら、唇を尖らせて]
別にっ…取り繕ってないもの…。
それに私の嘘を簡単に見抜くのって…クインジーさん位じゃない…。
[ぶーたれながら冷えたコーヒーを啜り]
…そっか。
[曖昧な笑みに、ゆるり、小さく、頷いて]
…メイの、言う…場所とは、違う…んだろう、けど。
俺が…此処に来た時も、…一面の、銀世界だった。
[彼が視線を向けていた先と、白い指の示す先へとは同じで]
[短い黒髪に少し角張った顎、柔和な笑みを浮かべた壮年の男]
…………うん。
[彼と男は似ても似つかなかったけれども]
[寄り添う少年は確りと男の服を掴んでいた]
[もそ、とベッドの上で体を起こして、数回瞬くと]
……。
私は広間にいたんじゃなかったのか?
……あれか。
夢遊病か。
[窓の外を見ながら、遠い目]
>>1124
[次々と名前が出てくるのに呆れて]
だけ、って。そんだけいりゃぁ、じゅうぶんだぜ…。
[何があったんだよ、と考えながらも]
取り繕ってない…か…?
ローズは昔っから、行動に意味をくっつけねーと動けないやつだったからなぁ。
「○○だから、△△しても大丈夫よね?」ってやつだ。
[肩をすくめて]
まぁ、後悔しねーようにな。
たまには俺みたいに、「○○したいから○○するんだ!」ってやってみちゃどーだ?
[...のは、やりすぎだが]
…あそこで人は…生きていけないから。
今みたいな季節に、此処に来たんだ?
[青を覗き写真へと視線を戻せば紳士の服を掴む幼い其の人]
ナサニエルの、迷子の心。
お義父さんが、手を繋いでくれてたんだね。
[...は、立ち上がり大きく伸びを一つすると]
さて、僕はそろそろベッドに入りますね。
本当はコーネリアスさんを部屋に運んだ方が良いのでしょうけど、僕じゃコーネリアスさんを運べないですし。
起こすのも可哀想なので、そのままにしておいて下さい。
クインジーさん。あまり詮索されたくない事は、ほじくらない方が良いですよ。これもおせっかいですけどね(苦笑)
[皆に挨拶をすると二階へ上って行く]
>>1127 クイン
[クインジーの言葉に、妙に納得したように頷き]
だから…皆には知られたくないのよ…。
それに、取り繕って無いわよ、多分…。
行動に理由を付けないと動けないのは……
[カップに視線を落とし]
なんでもないっ。
あと…クインジーさんの考えって、出来ない私からしたら…とても羨ましいわ…。
[残っていたコーヒーを飲み干し、カップを洗う]
来た…、のかな…
…どう、なんだろう…よく、覚えてない。
唯…白が、目の前に、ずっとずっと…広がって、いた。
[曖昧に答えれば、頬杖を突いたまま首を傾けて]
[其れに合わせ青い髪は微かに揺れ、瞳も揺れる]
…そう。
手を差し伸べて…連れて来て、くれて…名前を、くれて…
…此処で、沢山の時を…過ごした。
[視線は少女に向けられるも、見るのは遠き過去の想い出で]
>>1129
[ラッセルにはニヤリと笑って、お休みと手を振り]
まぁ、その辺りは適当にな、切り上げるぜ。
>>1130
ま、ローズにはローズのやり方ってもんがあるんだろうがな、それをわざわざ選択して行ってる割に、幸せそうに見えねーってのはな。
[自分も、人のことをそう言えた義理ではないのだが]
じゃ、俺はちょっと二階行って来るぜ。
[洗い物を済ませると、水差しとコップと咳止めを持って二階のカミーラの部屋へ向かい。一応小さく形式的にノックをし、しかし返事を待たずに扉を開けて中に入り]
あー、なんだ、起きてたのか?
ちょうどいい、薬あったから飲んどけ。
[ベッドの中で起き上がっているカミーラをみつけ、サイドテーブルにコップを置いて水を入れ、咳止めを渡して]
[階段を上り自分の部屋へ入ろうとした時、ふと思い出した様にかどの部屋に扉に目を向けて]
セシリア。叔父さんから聞いたよ。お父さんが行方知れずだってね。何て言うか…ごめん。
? 自分で何を言ってるのだろうね。
何か謝っておきたい気分に駆られちゃって…
ええと、お父さんは何か都合があって2人の前に行けないんじゃないのかな? 分かる訳じゃないけど、何となく、そんな感じがして…大したことを言えなくてごめん。
じゃ、おやすみ。
[...は自分の部屋へと足を踏み入れた]
…うん。
[揺れる青を見詰め碧い瞳は其処へ想いを馳せるか]
ナサニエルは、お義父さんが、好きなんだね。
此処で、お義父さんと、沢山、温かい時を過ごしたんだ?
[遠く想い馳せる青を覗いたままふんわり微笑んで]
>>1132 クイン
私には私のやり方…ってあるのかな?判らない…。
でも、幸せそうに見えないのなら…きっとそれは間違った選択なのかな…。
[だからと言って選択肢を増やすことは難しいのだろうけど、と呟き]
あ、カミーラさんの所へ行くのね…。
お大事にって言っておいて…
[後姿を見送り]
ギルバートさんにはバンダナ返しちゃったし、コーネリアスさんも寝たみたいだし…。
私も…部屋に戻ろうかな…。
[ホールへとゆっくりと歩き出した]
[ぱちぱち、と木の爆ぜる音だけやけにはっきりと耳に入ってくる
その代りなのか回りの話し声はあまり耳に入らず]
…何だろ、この空気。
[ただ、感じた事を呟く]
[...は、ベッドに入り込んで眠ろうと務めた。
失われた記憶がここへ来て蘇りそうな…そんな興奮が彼を包み込んでいた]
[目を閉じると、優しい声が聞こえて来る気がする…]
「大丈夫か? 心配しなくても良い。もう安心だ」
[誰の声かは分からないけど、安堵の表情をして*眠りにつく*
[好き、という言葉に、青の瞳を幾度か瞬かせ]
…………ああ。
うん…、そう…だった、んだと思う…。
[頬杖を突いていた手を外し、両の手を組んで口許に]
[揺れる青を伏せ、顔を僅かばかり俯かせれば影が下り]
…でも、解らなくて…気付けなくて…、言えなかった…。
[少女の微笑とは対照的に、青の瞳は翳りを帯びて]
[机を見詰める様は、懺悔をするかの如くにも見えたか]
…ごめん。
[呟かれた言葉は、何に対しての謝罪か]
掃除、再開するにも…遅いし…、食事も、足りないだろうし…
…………帰ろうか?
[帰るべき家は此処である筈なのに敢えてそう言って]
[ぱたり] [アルバムを閉じる]
>>1135
[「ギルバートにはバンダナ返したし」という言葉を背後で聞いて。
バンダナが無けりゃ会いに行けねーのかと、小さく呟き]
>>1139
起きてるとは思わんかったんだ。
だからノックも控えめだったろ?
[...からすれば控えめなのかもしれないが、それなりに]
…早く良くなれよな。
カミーラがしおらしいと、こっちも調子が出ねー。
[勝手にベッドに腰掛けて、ぐいとカミーラを引き寄せて。
互いの額をくっつける。
…やがて離して]
熱はねーみたいだな。
………空気?
[ネリーの戸惑いに耳を傾け、ふと自嘲気味の笑みを浮かべる。]
そうかもな……。
確かに、何かが変だ。
俺のせいかもしんないけど。
[翳る横顔を見詰めて碧い瞳はゆっくりと瞬く]
そっか…
沢山の時を一緒に過ごしたなら、言葉に出来なかった事も、少しは伝わっていると思うよ。
何時かナサニエルが、誰かを好きだって気付いたら、今度は言葉にして伝えれると良いね。
[謝罪に小首を傾げ碧い瞳は不思議そうに問う
続く言葉に頷けばもう一度ゆっくりと瞬いて]
ナサニエルの家は、此処じゃないの?
待つ人が居なくなっちゃったから、此処は帰る場所じゃないの?
[アルバムを閉じられるも青を覗いたままに]
[ホールに入るなりクインジーに言われた言葉が蘇ってきて、一瞬だけギルバートの方を見るが]
バンダナ返したし…謝ったから…。用は無いものね…。
[そっと呟き、指摘された姿勢にも気を配りながら、何事も無かったかのように通り過ぎ、慎重に階段を上り始めた。]
ただいまー。
[へろへろと帰ってくると、
コートも脱がずに暖炉前にぱたりと倒れ]
そうだ、お土産。
[ごそごそとコートのポケットをあさって。
小さな袋に入ったホワイトチョコを取り出した]
[パチンと薪が大きくはじけた音に驚いたように身を起こし、飛び込んでくる眩しさに痛そうに一度強く目を瞑り]
………ん〜…?
[慣れてきた目をゆっくりと開けると掛けられたブランケットを手繰り寄せて、何時の間にか寝ていた自分に対して呆れるようにため息をついた。]
>>1143
いつの間にかって…俺が運んだんじゃねーか。
…お姫様抱っこで。
[いい笑顔でニヤリと]
全く、病気してても態度が変わんねーんなら、元気なほうがいいに決まってるぜ。
ほら、くしゃみ出た。
肩冷やしてんじゃねぇよ…。
[腕の中にすっぽりと抱き込んで]
素直じゃねーなぁ…。
[階段を一段上る度に込み上げてくる痛みに顔を歪めながらも、あたかも怪我などして居ないように静かに上っていく]
階段が…こんなに辛いものだなんて、今まで思わなかったわ…。
ラッセル君って…いつもこんな思いをしているのかしら…。
[クインジー以外に指摘を受けたラッセルの言葉をふと思い出し、...は、ふぅっと溜め息を吐く。人の痛みは自ら体験しないと、本当に理解したとは言えない。いや、たとえ同じ痛みを味わったとしても。理解しあえることなんて、到底出来ないのだろうけども。]
やっと…上った…。
[最後の段をしっかりと踏むと、...は人気が無いことを確認し]
誰にも…気づかれないわよね…。
[痛めた足を庇うように歩き始めた。]
[テーブルに手を突いて、身体を支える]
[けれど見詰めてくる碧に、彼の動きは止まり]
…うん、そう…だね。
[前半の言葉には、一度、目を閉じて緩々と頷き]
[再び青を覗かせれば、眼差しを碧へと向ける]
俺の、家は…此処、だよ。
…義父が…、いなく…なっても、其れは、変わらない。
でも…此処に、居たら…動けなく、なって…しまいそうだから…。
[椅子を引いてゆっくりと立ち上がり、時計を見遣る]
[其れは、何時のか時を指した儘に、止まっていて]
あ、ハーヴェイおかえり。
チョコってそんな風にブン投げるモンだったっけ?
コーネリアスもおはよう。
2人とも……昨日は迷惑かけてすまなかった。
[ふっと安心させるような笑みを作り、ぺこりと頭を下げた。]
>>1151
寝るんならちゃんと寝たほうが、良くなるだろ?
起こしたほうが良かったのか?
カミーラがカミーラなら、どっちでも構わん。
カミーラがそうしたいようにすればいい。
[そうできないローズの姿を脳裏に浮かべ]
確かに、温めるためには布団に押し込むっつー手もある。
しかしだ、俺はこうやってカミーラを温めたい。
だからそうしてる。
文句あるか?
[わずかに腕に力をこめて]
[青の眼差しを碧い瞳は静かに受け止めて]
まだ…哀しみは癒えないんだね…
[視線を逸らせばビスケットとDropを仕舞い
椅子を引いて立ち上がり視線を追い時計を見上げる]
何時か此処に…帰って来て…
そうしてまた時が、動き始めると良いね。
[リリィを肩に呼んでケープを羽織り]
…戻ろうか?
[覚醒しきってない目が誰かを探すように広間の中をゆっくりと見渡し、ギルバートに謝られると其処に視線を留めて暫くその意を考えていたが、思い当たったのか慌てて正座をしてギルバートに頭を下げ]
い、いえいえいえ!
僕の方こそ恐らくはとんでもないご迷惑をおかけしているので!
すみませんでした。ありがとうございます。
…もう、大丈夫です?
[誰にも見られることなく自室へと戻り、そのまま倒れこむようにベッドへ横になるが、無理の祟った足の痛みは引く事は無く。むしろ痛覚を鋭くし続けていく。我慢しても一向に改善しない痛みに、ついに痺れを切らした...は、ゆるゆると起き上がり]
痛…っ…。これじゃぁ痛くて…眠れないわ…。
確かホールの薬箱に…鎮痛剤があったわよね…。
貰ってこなきゃ…。
[痛みを堪えながら、再び自室を後にした]
…哀しい、の…かなぁ…。
[零れ落ちた言葉は、何処かぼんやりとしていて]
[視線を碧い瞳へと向ければ、口端が微かに上がるか]
メイには…何時も、変な…話、してばかりだね。
…向き合える…ように、ならないと…いけない、んだろうけど…。
[“戻ろう”、と声を返して]
[外套を纏い、手袋を嵌め、帽子を被って]
[青の眼差しを少女から外し、ゆっくりと、室内に巡らせる]
>>1157
俺の手くらい、煩わせるとか考えるな。
つかな、カミーラは酷い病気したことあるか?俺は一切無いんだよな。だから一人でも生きてこれた。
病気をして、付きっ切りで看病してもらって、そんな経験がありゃ少しは考えも変わったんだろうけどな…。
だからな、いっそのこともっと悪化してくれてもいいんだぜ?俺のこと、必要だと再認識できるかもしれねーしな。
[ふふと笑って]
そうだな、特別にしおらしいので頼むぜ。
まー、病人相手にそれ以外の目的までは求めねーよ。
…文句ねーなら、しばらく抱かれとけ。
[うっすらと汗をかいた額にはりついた一筋の前髪を、そっと整えて]
[階段を下りて再びホールへと向かうと、目を覚ましたコーネリアスの姿が目に入り、...はゆっくりと彼に近付き]
おはよう…コーネリアスさん…。
あのっ…昨日は本当に…ごめんなさい。
体調は大丈夫…?風邪は…引かなかった?
[深々と頭を下げた]
[ぼんやりと暖炉に当たっていると、何故か後ろで謝罪合戦が行われ。]
[昨日のことなど知る由も無い...は訳の分からない顔で振り向き、4人を見やる]
[ハーヴェイの姿に小さく笑みを零し]
室内もコートのままですか?
って、僕も脱ぐのを忘れていました。
[思い出したようにコートのボタンをはずし]
チョコレート分けてください。
[見逃さない。]
[返される言葉の輪郭は曖昧で心は掴めない]
連れて行って、欲しかったんじゃないの?
居なくなっちゃって、寂しくて、哀しいのかと思った。
[青い眼差しを受け止めたまま口元が浮かべる――]
変な話なの?
ナサニエルの話、聞くの好きだよ。
…向き合って、時が動き出すなら、其れも良いのかもね。
[ふんわり微笑んで視線の逸れるのにバスケットを持って
部屋を出る前に振り返り室内を見回す様子に小首を傾げ]
[いつもの表情に戻った]
ああ、ハーヴェイ。
俺にもチョコちょうだい?
ただ、リリィにだけはやるなよ?フェレットはチョコ食ったら即死ぬらしいから。
[ふと聞こえる新しい声に、再びギルバートの声が緊張の色を帯びる。]
ローズマリー………
[降りてきたローズマリーにもお辞儀をして]
いえ、ローズマリーさんは大丈夫でしたか?
でかい荷物を作ってしまって本当にすみませんでした…。
ええ、風邪は
[大丈夫ですと答えようとしたところで馬鹿正直にくしゃみが出て]
……薬飲んで寝ればすぐに治ります。
[取り繕うように苦笑を浮かべた]
[...は、周りの人間にチョコレートをぶん投げているハーヴェイにも近付き、昨日のお詫びと礼を述べながら]
ねぇ、ハーヴェイさん。私もチョコレート欲しいな…。
[強請っていると、後ろから名前を呼ばれ。]
[...は、その声の主へとゆっくりと振り返った]
[ギルバートの言葉に瞬きし]
…「僕は」、言われた記憶がないので。
だから、僕には謝らないでください。
[目を細めてしれっと言うとチョコが溶けないうちに口の中へ放り込んだ]
大丈夫か?コーネリアス……
だいたい、外出るのにコート無しで出るなっての。
風邪ひくの当たり前だろ……
まあ、俺のせいでもあるけど……
[最後の一言は、溜息混じりになる。]
>>1170 コーネ
ううん…、元はと言えば…私がコート無しで外に出て行ったのがいけないんだし…。
コーネリアスさんは…悪く無いわ…。
[と、そこでくしゃみをしたコーネリアスに]
やっぱり風邪…引いちゃったんですね…。
本当にごめんなさいっ…。熱とか…無いですか?
[良く見れば熱っぽそうな表情に、...は思わず手を差し出してしまう]
…うん…、どう、なの…かな…
居なくなって…何をして、いいか…解らなくて…
埋もれるのは…いけない、って…思って…
…解らない儘に、此処を…出た、から…。
[記憶の糸を手繰り寄せるように、ぽつぽつと、零して]
[微笑と共に少女の唇から紡がれた言葉にゆっくり瞬き]
うん、…それなら、よかった…。
…こういう、事…誰かに、話すの…初めて、だから…
メイの…話も、聞きたい…よ。
[小首を傾げる様子に、首を振って]
[メイに手を差し出して]
[居間を出、廊下を歩いて、玄関へと]
っ…あぁっ…ごめんっ…なさい…。
[途中までコーネリアスに差し出した手に、慌てて引っ込めながら]
本当に私って駄目よね…。
何度同じ失敗を繰り返せばって感じで…
[スカートを握り締めながら、頭を下げた]
[名前を呼んだ相手――ローズマリーが振り返る。予想通りではありながら、ギルバートは目を見開いてしまう。手にした煙草の灰が落ちるのにも気付かず、しばしぼんやりと眺めている。]
[やがて彼の口から出た言葉は、]
………大丈夫か?
[という、ひどく単純なものだけだった。]
[ギルバートとローズマリーに風邪のことを言われると罰が悪そうに苦笑し]
すみませんでした。
以後気を付けます。
…母がね、風邪で亡くなっているもので。
つい、上着なしで出ていったローズマリーさんを放って置けなくて。
[眉を吊り上げてローズマリーに気を付けてください、と強い語調で言い。手を差し伸べられると動揺の色を浮かべてから緩く何度も首を横に振り]
…大人しく、寝ます。
[力なく笑うと立ち上がった]
>>1166
借りとか貸しとか、そういうのは無しだ。俺だって色々と我侭聞いてもらってる。遠慮するな、俺だってするつもりは毛頭ねぇ。
…そうか、カミーラもねーのか…。
[髪を撫でて。
顎に手をあて上を向かせ、顔を間近に寄せて。
瞳を覗き込むようにして]
当たり前だ。
健康な男女がひとところにいて、何もねーなんかありえねー。
[手を離し、再び胸の中に抱き込んで]
…カミーラがずっと病気のままだと、きっと俺も、俺の病気が悪化するぜ?
どうかしたの?ギルバートさん…。
[名前を呼ばれればゆっくりと振り返りながら、柔らかく微笑んで。それがぎこちない笑みかは本人すら判らない]
ギル…バートさん?
[ぼんやりと眺められれば、呼ばれたこと自体が不思議に思えてきて、...は声を掛ける。]
[と、返ってきたのは何かを案ずる短い言葉。その言葉の真意を見出せないまま]
……えぇ、大丈夫です。
ギルバートさんこそ…お体は大丈夫で?
[当たり障りの無い答えを返した]
何をしても、良いんじゃないかな?
ナサニエルのしたい事、ナサニエルの望む事、すれば良いと思う。
………ナサニエルは、何を求めて、何を望むんだろう?
[ふんわり微笑み小首を傾げ続く言葉にぱちぱち瞬いて
差し出された手にそうっと遠慮がちに白い手を伸ばし繋ぎ]
…何を話せば良いんだろう?
何時も居る所の話はしたね…お婆ちゃんの話も…あとは…
[歩きながらもゆらり、碧い瞳は揺れて]
…お母さんは…眠ってる。
もう起きないんだって、お婆ちゃんは言ってた。
起こしたら涙に溺れて消えてしまうから、起こしちゃいけないんだって。
[話しながらも碧い瞳は何処か遠くを見詰め]
>>1178 コーネ
[明かされた彼自身の過去に、...は酷く申し訳ない気分になりながら]
ごめんなさい…そんな事があったとは知らなくて…。次からは…気をつけます…。
[眉を吊り上げて語尾を強めるコーネリアスに、再び頭を下げ、差し出した手に首を振られれば苦笑しながら手を引き]
おやすみなさい…。悪化させないように…。
[短い言葉を掛け、見送った]
ああ……まあ、身体は全然問題無いし。
ただ、その。
昨日は……
[その時、手にした煙草の火が、紙に巻かれた葉を焼きつくし、フィルターへと侵食していることに気付いた。]
……熱っ。
[慌ててその火を灰皿の上でもみ消した。]
そう…。あなたにまで体調を崩されたらどうしようかと思ったわ…。
[ギルバートから帰ってきた答えに、ほっとした表情を浮かべながら]
昨日の事は…謝らないで。
だって、あれは私が…
[と、言いかけたその時、煙草の火で火傷しかけたギルバートの声が聞こえ]
あっ…だっ大丈っ痛っ――
[思わず駆け寄ろうとしてバランスを崩し、痛めていた左足に体重を掛けてしまう]
[ローズマリーに否定の方向へ首を振り笑みを見せ]
いいえ。よくある話ですから。
[コートを片手に掛けながら視線は無意識に捜し物をするように広間の中を彷徨い、最終的には玄関で留まり]
………、おやすみなさい。
[何かを紡ごうと開いた口は無言のまま閉ざされ。挨拶するとそのまま階段へと向かい]
あ、ローズマリーさんはお忘れ物ですか?
こちらに降りられてきたのは。
[思い出したように一度振り向いて首を傾け。*2回へとあがっていった*]
>>1184
そうだな、今までの積み重ねてきたモンは、すぐにどうにかなるもんじゃねーよな…。
まぁ、お互いに、ボチボチやってこうぜ。
…あんときは俺は気絶してたじゃねーか。
あんなのカウントに入らん。
[思い出したくなかったのか、少し憮然とした表情になって]
俺も別に泣きたいわけじゃねー。
…だから、早く良くなれ。
俺は…………
[少女の問い掛けに、彼方此方、視線は彷徨うけれど]
[なんだろうねと、誤魔化すように、付け足された言葉]
眠って、る…?
[手を繋いだ儘にゆっくりと歩みを進めつ、繰り返す]
…起きては…いけない…消えてしまう…
其れは…とても、…寂しい…事、…だね…。
[明かりを消して、灯を燈して、外へと出る]
[扉の向こうには、夜の闇に舞う、白の花弁]
…今日も、積もる…かな。
[鍵を掛ければ] [カチャ] [錠の落ちる音]
[居間の卓上に、*想い出は置かれた儘*]
[目の前でよろけるローズマリーの姿を見て、反射的に身体が動く。]
ちょっ………!何だ?
[手を伸ばして、転びかかったローズマリーの身体を受け止める。]
ローズマリー……お前、足怪我してるんじゃないのか!?なんで立ったままでいるんだよ。
……座るか?無理なら、部屋で休め。
[...はコーネリアスの言葉に何か言いた気に口を開いたが]
…おやすみなさい…いい夢を…。
[忘れ物の問い掛けには、曖昧に微笑んで]
えぇ、忘れ物といえば…そうかも知れないわ…。
[二階へと上がっていくコーネリアスの姿を見送った]
[ギルバートが受け止めたのを見るとほっと息を吐き]
怪我してるなら、ちゃーんと手当てをして休まないと
いけませんねー。
[立ち上がったついでに、部屋の片隅から救急箱を
取りに行き]
確か痛み止めも入ってたような?
[あまり詳しくはないので曖昧ではあったが。
それをギルバートの脇に置いて]
>>1192
10年か…。俺は20年だ。年季が違うな。
…そんなもん、競ってもどうにもならんが。
[むすりとして]
脱ぐのは構わんが、粗品言うな。立派なモンだろ?
[バランスを崩した体は、床ではなくギルバートの手に支えられ。...は一瞬の安堵の後に訪れた感情に任せ、手を振り解き]
ごっ…ごめんなさいっ!無神経に触れちゃって…。
あのっ…別にこれは…誘っている訳では無くて…
本当にごめんなさいっ。足は大丈夫だから…あのっ…本当に…
[パニックに陥りながら床にへたり込んで]
>>1190 ハーヴェイ
ハーヴェイさんも…ごめん…心配かけて…。
大丈夫だから…。
[立ち上がりかけた姿を制し]
ああ、ハーヴェイ。痛み止めありがと。
[片手で薬を取り、ローズマリーに渡す。]
……なんでそんなになってるのに一人で歩いてたんだよ。とりあえず薬飲め。
ハーヴェイ、悪いけど水持ってきて。ローズマリーが一人でどっか歩き出したら大変だから、俺はここにいる。
手当ては不器用なんでギルさんにまかせていいですよね?
[軽い調子で言うと]
あー…。お腹すいた。
[言いながら、台所へ。何か作る気だ]
うぃーっす。帰ったぞ〜。
[酔っ払いが集会場の扉を開く。
寒かったので、髪の毛を下ろして防寒していたりで、頭の上からつま先まで雪まみれ。
扉を手早くしめてから、飛び上がったりはたいたりして雪を落とす]
[彷徨う視線と取ってつけられたような言葉に一度だけ瞬き
其れ以上は問うでもなくただ青を見詰め碧い瞳が揺れるか
続く言葉には緩緩と首を振り小首を傾げふんわりと微笑み]
…寂しいのかな?
最初から、ずっと眠ってるから。
[良く判らないや、と小さく小さく呟く声音は抑揚が無くて]
お婆ちゃんは、お母さんが大切だから、消えてしまう前に眠らせて、お母さんは、お婆ちゃんが哀しまないように、眠ってるんだと思う。
でもお婆ちゃんは、お母さんを傷つけた人間を、今でも嫌ってる。
失う事を厭うばかりに、痛みを見続けて、傷は癒えない。
[はらはら舞う白い結晶を見詰める碧い瞳は硝子球のようで
鍵のかかる音に空を仰げばさかしまの眩暈に睫毛が震える]
…そうだね。
>>1196
そっか…。
[唸って首を振るカミーラを、じとーっとした目で見ると]
…だったらそういうことにしといてやろう。
粗末な胸の相手には、ちょうどいいだろう?
おかえり、キャロルー……って、うわっ!酒くせえ!どれだけ飲んできたんだよ。
だいたい、酒飲んでから極寒の山ん中歩くだなんて無茶な真似するなっての!
[ハーヴェイが持ってきてくれた救急箱から、ギルバートが鎮痛剤を取り出すのを黙って見ながら]
…やっぱりクインジーさんの言ってた通りだったわ…。最悪…。
[誰にも聞こえないように呟き]
だって…みんなに…心配掛けたくなかったから…。それに…知られたくなかったし…。
[手渡された薬を握り締め、痛みを堪えながら立ち上がり]
あと、ここには薬を取りに来ただけだから…。もう一人で大丈…夫…
[...はキャロルが酔っ払って帰ってきたのに驚きながらも、ギルバートの監視からすり抜け]
お帰りキャロ…悪いけど、ギルバートさんの相手、お願いしてもいい?
[にっこりと微笑むと出口へ向かった]
>>1203
[枕をぶつけられ、こんにゃろとばかりにカミーラの肩を掴んでベッドに押し付けると]
このバカ、襲うぞ!
我慢してるっつーに。
[ぺちりと軽く頬を叩いて]
………手当て?俺が?
[きょとんとした目で、ローズマリーの顔と彼女の足首、そしてハーヴェイを見る。]
………できるかっての。
[ぶっきらぼうに救急箱を置き、包帯を手にする。]
何やってんだよ!……ったく!
[包帯を床に投げ、ローズマリーの肩を掴む。しばしの思考の後、]
……これ、持ってろ。
[ノート2冊と筆記用具、バンダナの入った紙袋をローズマリーに放り投げた。]
悪い。手が塞がるモンで。
[そう言うと、ローズマリーの身体を両腕で抱え上げる。自分の肩の位置にローズマリーの顔があるのを見て、]
俺に腹立ったなら、ビンタは後な。
お前の部屋に連れてくまでは我慢してろ。
>>1209 キャロ
やだっって…。
んもぅ、少し位頼まれてくれたって良いじゃない。いけずね。
[プリプリ怒りながら]
>>1210
[ひとしきり乾いた笑いを漏らして]
やれるもんならと来たか。
[そのままずるずるとカミーラの胸元に崩れ落ち]
病人相手にやる気はねーと言ったろ…。
[顔を伏せたまま、ぽつりと]
[キャロルを囮に、ギルバートからすり抜けようとしたが、逆にそれが仇となって捕まってしまった...は、僅かな沈黙の後、突然放り投げられたギルバートの荷物を条件反射で受け取ると]
なっ…なにこれっ…きゃっ…
[文句を言おうとした相手から抱かかえられ、思わず小さな悲鳴を上げる]
ちょっ……一人で歩けるから…下ろして…怖いの…お願い…
[ギルバートとローズマリーの様子を横目に、暖炉の前に移動。
手ぐしでかきあげて、髪をアップにしはじめた]
>ローズ
何お願いされてるのかわかんないんだもーん。
[居間での喧騒をさておき。
腕をまくると材料をがざごそとあさって]
…チャーハンって何入ってるんだ。
ごはんと、卵と……。
[うーんと考えながら、野菜を選んでいく]
「怖い」?……何が。
俺が怖いのか?
安心しろ。襲ったりはしないさ。
だいたい、足くじいてコケる人間が階段歩くなよ。運ぶまで大人しくしてろっての。
……部屋はどこだ。
[ローズマリーに投げて渡したノートを見て]
ああ、それは俺の調査ノートだ。見るなよ?
>>1216
…そうだな、俺に襲うだけの度量なんぞないし、無理強いしてでもって訳でもねーんだ。
[しかしカミーラの笑いが、まるでどこか遠くて響く警鐘のように。
頭の片隅でチリチリとした何か焦りのようなものを感じながら。
しかし、そんなものを振り払うかのように、頭をぶんぶんと振って]
……いくら確認しても、サイズは増えそうにも無いな……。
やっぱ、揉むしかねーか。
[わざとおどけた様な口調で、顔をあげるとニヤリと笑う]
ギルバートさんが怖いんじゃなくて…その…足が付かないのが怖くて…。
[ギルバートから預かった荷物ごと自分の体を抱きしめて、大人しくしてろの声にはしゅんとしながら素直に従ったまま]
部屋は…登りきって右の…三番目…
[部屋の場所を口にし、ノートの件に関しては]
見ないわよ…。私…そんな人間じゃ…ないもの…。
>>1223 キャロ
[キャロルのマイペースさに、...は涙を滲ませながら]
ありがとう、キャロ。あなたのそんなマイペースさが、堪らなく好きだわ。
ええと。
他になんか入ってたっけ。
あとは…肉…?
なに使ってんだ豚……かな。
[冷蔵庫を漁るが、牛肉と豚肉の区別がつかず]
いっそ、魚を。
[鮭フレークを手に取り、真剣に考えている]
>>1229 キャロ
[火傷じゃないのかと思いつつ]
だってキャロって…魅力的なんだもん…。
[ギルに抱かかえられながら問題発言]
登りきって右の3番目……
[階段を登りながら呟く。]
だいたい、今の状態じゃ両足が地についても危ないだろ。無理とかすんな。困った時は1人でくよくよしないで助けを求めろっての。
[指定した部屋の前にたどり着き、足でそっとドアを蹴り開ける。]
[柔らかな微笑を、透明な碧の瞳を、静かに眺めて]
[桃色の唇から紡がれる声音を、黙した儘に聴いて]
そっ、か。
…解らない、んだね。
[嗚呼、と吐息が零れ、大気は僅か白く色付く]
眠りは…、閉じた…世界にいれば…何も知らずに、済むから…
…失えば、還らない。其れは、…怖くて。
でも…、それじゃ…前には、進めないのに…ね…。
…………進めば、癒えるのかな…。
[脈絡の無いような言葉は、ゆっくり、零れ落ちてゆく]
[少女に言っているようで、自身に言っているようで]
全てを、包んで…しまうん、だろう、な。
[天から降りる白へと青の眼差しを向ければ、呟いて]
[ギルバートの言葉に、少しだけムキになって]
だっ…大丈夫だったもの…。階段だって、雪道だって平気だったし…。
それに…助けを求めたら…迷惑でしょう?
[誰がとは言わず]
もう…ここまで来れば大丈夫だから…、お願い…降ろして?でないと私…
[器用に足でドアを開けたのを確認して]
[...は炒めはじめた。その目は真剣だ]
……………出来た。
[完成したものを皿に盛り付けるとテーブルに運んで]
出来ましたよー。
…はれ、二人はもう戻っちゃったんですか?
[一応あと二人分あるんだけど、と階段のあるほう見た]
…うん…ただ哀しい。
ずっと哀しいまま眠ってるのかなって思うと――哀しい。
[嗚呼、と同じように零す溜息はけれど大気を染めず]
感じなくても、見なくても、ずっと心に哀しみを宿して…
其れは、哀しくないの?
絶対に癒えるかなんて、判らない。
でも心も、身体と一緒で、成長するんじゃないかな?
[舞い降る白い結晶にゆらゆら揺れる碧い瞳]
…そうだね。
優しくて、哀しい。
[倣うように再び空を仰いで眼を細め、呟いて]
「でないと私」……その先は何だ?
だいたい、その足であちこち歩き回るのは無茶だろって。何度言わせれば分かるんだよ。
………ほら。
おうちに帰るまでが遠足。
[ローズマリーの身体をベッドに下ろし、彼女の身体に毛布を掛ける。]
まさか着替えまで手伝うわけにはいかないし、その先は自分でやれよ。
>>1238
うわ、ギブギブ。
[半分笑って半分マジで、ベッドの上をばんばん叩く]
しかし断る。
そのうちきっちり触ってやるから楽しみにしとけ。
……なんでも無い…。きっと口にしたら…
[あっという間に部屋に着き、毛布を掛けられながら、そっと呟くと]
ギルバートさん…あのっ…運んでくれてありがとう。これ、お返しします。
[預かっていた荷物を手渡し]
服位は自分で着替えますよ。幾らあなたから見た私がだらしない女だとしても、そこまでは頼みませんし…
[くすくすと笑みを零した]
>>1245
[ぐぇ、とカエルがひき潰されるような声をあげて、ごほごほと荒く呼吸を繰り返し]
…俺の死因は撲殺か絞殺の二択になりそうだな…。
[何かを悟ったような穏やかな表情になり]
…粗末だが、カミーラの胸なんだよなぁ…。
[ぽつり、溜め息]
[何時の間にか歩みは止まって、先へと進めずに]
…哀しみを、知らなければ…、何も、感じなければ…
哀しいとは…、思わない…、思えない、んじゃ、ない…かな。
…少なくとも、其の人は。
[青の髪には、降り注ぐ白の結晶がちらついて]
[手にしたランタンの揺らめく焔に映し出される]
全てを、塗り潰して…覆い隠して…くれる、ね…
…でも、…決して…消えは、しない。消せは…、しない。
[ほんの僅か、繋いだ手に力は籠められて]
[ローズマリーから荷物を受け取りながら]
……あっそ。
普段はめちゃくちゃオドオドしてんのに、そうやってたまに人をバカにした態度取るのが腹立つんだよ。お前というヤツはつくづく分かんねーな。
大の男がベッドに女を置いといて、何にも手ぇ出さなかったことに感謝しろよな……ったく!
>>1251
老衰死を追加してくれ。
何なら腹上死でも構わん。
[結構マジで]
…その体勢は、一番無防備だと思うんだがな…。
[遠慮なく、抱きしめて]
[止まる歩みに一歩進んで気付けばくるりと振り返り]
…本当に知らなければ、感じないんだと思う。
お母さんの事も、寂しいのか判らないもの。
でも、知っていたものを、押し込めて留めているのは、同じかな?
[はらはら舞う白に彩られる青から青の瞳へ視線を移し]
…うん…消えないね。
雪は、春には解けて、其処には、また新しい命が芽吹くよ。
[微か繋いだ手に力を籠められるのにゆっくりと瞬いて
そうっと白い手は其の手を握り返して瞳の青を見詰め]
>>1256
……耳が悪いのか?
そうか、俺の言葉がうまく伝わらないのは、カミーラの耳のせいか…。
困ったもんだな。
またで悪かったな。
…冷えてねーか?
[ギルバートが腹を立てた様子を見て]
これで…良いのよね…。私なんかに関わったら…彼まで不幸にしてしまうから…
[言い聞かせるように呟くと、視線を上げすっと目を細めて]
別に馬鹿にはして居ないんだけど…。
そう聞こえたらごめんなさいね。
でも、あなたは…私には手を出せないでしょう?
[わざと逆撫でするような態度を取り]
>>1262
悪口は良く聞こえるくせに、褒め言葉は曲解する耳だ。
性能がいいとは思えないなぁ。
そうか、じゃあ布団の中に入るか。
[掛け布団の中に、抱きしめたままのカミーラを自分ごと押し込み]
[振り向く少女の姿に、握った白い手に、そして碧の瞳に]
[向けられるのは、彼の眼差し]
[湛えた色は、ゆらり、揺らめいて]
…春は…来るかな。
[独り言のように、ぽつり呟くけれど、小さく首を振り]
きっと、来る、ね…
…………どんな、ところにも。
[ローズマリーが放った言葉の後、ギルバートはベッドに横たわる相手に覆い被さるような態勢を取った。
月明りの下、僅かに照らされるローズマリーの瞳を、息がかかるほどの至近距離で見つめて言い放つ。]
……そうやって人を傷つけることで、弱っちい自分のココロを必死で守ろうとするヤツなんか相手にする暇なんか無いね。
悔しかったら、強くなれよ。
俺に正面切って自分の意思を叩き付けられるくらいにな。それができたら、男としていくらでも相手してやるよ。
[身体を起こし、再びベッドサイドに立った。]
>>1268
捨てちまえ、そんな無意味なフィルターは。
[ぎゅっ、と抱いて、ぴったりと身体を密着させて]
添い寝。
温かくていいだろ?
[目を瞑って、すっかり寝に入る体勢に入り]
[揺れる眼差しの湛えた青を見詰めたままふんわり微笑んで]
来るよ、ナサニエルの所にも、春は、来る。
だってナサニエルの手は、温かいもの。
[白の結晶は白い頬にも舞い落ちるけれど解ける事も無く
名を呼ばれるのに碧い瞳はゆっくりと瞬いて小首を傾げ]
…ん?
[突然覆い被さるような体勢を取られ、息を呑む...の瞳を覗きこむように見つめられながら言い放たれた言葉に、...はただ黙って唇を噛みしめながら上体を起し、身体を起し離れていくギルバートの姿を視線で追う。]
[何か言おうとして開かれた口許は、次の瞬間、躊躇われたように息を呑みながら閉じられる]
欲しいと、手を伸ばすより…諦めてしまった方が…。楽…だから…。
[誰に言う訳でもなく零した言葉は、月明かりに照らされた室内に転がり落ちる。]
[諦めてしまったら何も変わらないことを痛いほど理解していても。結局は何ひとつ変えようとしないまま、...は諦める選択肢を選んでいた]
>>1272
へそ曲がり。天邪鬼。
[目を瞑ったまま、ぽつぽつと呟いて。
身じろぐカミーラに、ほんの少しだけ腕の力を緩めると、おさまりの良い位置に身体を誘導して、また抱きしめる]
…うん。
メイの…心は…、あたたかいよ…
[口唇は、小さく、そう言葉を紡ぐけれども]
[少女の頬に解けない白を認めれば、瞳は僅かに細められる]
…メイと、手、繋ぐの…触れるの…好き、なんだと思う。
近くに…感じられる、から…傍に…在るって、思えるから。
[緩やかに首を傾ければ、青が揺れると同時、白が零れて]
それから、…うん、…なんだろう…上手く、言えない…けど。
…………ありがとう。
[扉に手をかけ、呟く。]
それと………
昨日は、すまなかったな。
………言い過ぎた。
[振り返らず、扉を静かに閉め、ギルバートはローズマリーの部屋を後にした。]
>>1277
カミーラ以外の誰がいる?
[目を開くと、抱きすくめたカミーラの後ろ頭に向かって話しかける]
ほら、つむじまで曲がってるぜ。
…うつせ。
どんどんうつせ。
……もっと積極的にうつしても構わんぞ?
[片手でカミーラを抱きしめたまま、もう片手で顎を持ち上げてこちらを向かせ、指先で唇をなぞり]
[ん、と短く答え浮かぶ微笑みは儚い雪の結晶を想わせ
僅か細められる青にゆっくりと瞬けば目蓋の白が零れ]
此処に、居るよ。
ナサニエルの、傍に、居るよ。
また一つ、好きなもの解って、良かった。
[青から零れる白に碧い瞳は揺れて
紡がれる言葉に緩緩と首を振れば
碧い髪からも白い頬からも白が零れ]
んーん、どういたしまして、かな?
でも、此処に居たいから、居るだけだよ。
其れに…
[桃色の唇を噤み泣き出しそうな表情]
春は、暖かくて、解けちゃうから。
…ずっと手を繋いでたいけど…一緒に行けないの。
―自室―
[ベッドの上に荷物と自分の身体をドサリと放り込む。先ほどまで探りもしなかった紙袋の中から、自分のバンダナを引きずり出した。]
……あれ?煙草くさくないし。
なんでだろ?いいニオイがする……
[バンダナを握り締め、不思議な心地を覚えながら、ギルバートはベッドの上でいつしか静かに寝息を立てはじめた……*]
>>1283
だから、カミーラ以外の誰がいる?
[楽しげに微笑んで]
ああ、俺は頑丈だからな、風邪なんざヘでもねー。
[しかし指先を舐められると、ぴくりと表情が固まって。
つきりと、身体の芯に小さなトゲが刺さり、ちくちくとした衝撃を与えだす]
お前さん……俺を煽りたいのか…?
[険しい顔になって余裕がわずかに薄れ]
[静かに紡がれるギルバートの謝罪を聞きながら、...はただ成す術も無く黙って見送る]
[パタンと、ドアの閉まる音を耳にするなり、今まで堪えていた感情が一気に溢れ出てくるのを、敢えて止めようとはせず]
言える訳…無いじゃない…。自分の意思なんて…。
言えてたら、ちゃんと向かい合って自分の意思を言える人間だったら!――私だってこんなに苦しい思いなんてしないっ……してなんか居ないわよ……。
それに…変わろうとしたって、気持ちをぶつけると逃げて行くじゃない…。
皆そうよ…。勝手なことばかり言って心を乱して、そして逃げられるなんて…もう沢山…。お願いだからもう…私を苦しめるのは…止めてよ…
[溢れ出る涙をそのままに、枕に顔を埋めながら泣き叫ぶ。本当は誰かに聞いて貰いたかった本音。誰にも言えない苦しさが、窓から差し込む月明かりに吐露されていく。]
…………うん。
[揺らめく灯に照らされる彼の表情は、矢張り曖昧だけれど]
[少女の語る言葉を聞くうちに、ほんの少し、柔らかくなり、
それから泣きそうな表情を見れば、一瞬、歪められただろうか]
…きっと、そう、…なんだろうな、って…思って、いた。
[一度手を離して、少女に降りた白を拭うように触れ、
碧い髪を、眦を、頬を、そうっと、指の先で撫ぜる]
[温もりを伝える事は躊躇われたのか、手袋の儘に]
だから、…………今だけでも。
[そうして、再び、少女へと*手を差し出して*]
>>1289
[脇腹のダメージなど全く気にならない様子で、じっとカミーラを見詰めて]
……。
圧倒的な立場の有意差を利用すんのは、いじめだぜ?あんまり格好のいいもんじゃねー。
…どっちだ?
試してる?それとも、バカにしてる?
それに…強くなれって…。私がぶつけた感情から、あなたが逃げないって保証が無いのに…。
どうして私が感情をぶつけられるのよ…。
…私の気持ちを受け入れなくてもいい。
だからせめて…ぶつけた感情から逃げないと誓ってよ…ギルバートさん…
ちゃんと向き合ってくれるなら…一度だけ…素直に…なる…から…
[張詰めていた緊張が解けた反動で、急激に襲ってきた眠気に、...は抵抗する術は持ち合わせてなく。枕に顔を埋めたまま、何時しか意識は*遠退いていった*]
>>1295
[じっと、その言い分を聞いて、そして]
…そうか。
[ぽつりと呟き。
腕の力を抜くと、カミーラの身体を置き去りにしてするりとベッドから抜け出し]
お休み。
[無表情のままそれだけ言うと、部屋を出て行った。
ぱたりと扉が閉まる小さな音を残して]
[ゆらゆら揺れる碧い瞳に一瞬だけ歪む表情が写り込む]
[解かれる手に白い手は迷子の不安を覚えて微か戦慄き
降りてくる指先に僅か眼を細めて白い結晶が零れ落ち]
[差し伸べられた手と青の眼差しを見比べて暫くは躊躇い
泣き出しそうな表情のままに白い手をそうっと伸ばして
手袋越しにでも微か温かい手を繋いで青の眼差しを覗き]
[桃色の唇は音も無く紡ぐ謝罪は未来へと投げかけたのか]
[自分の部屋に戻り、崩れ落ちるようにベッドに倒れこむ]
俺は。
一人で踊ってるだけの。
道化師なのか?
[一瞬で頭の中が白く塗りつぶされ、気が付いたらカミーラの部屋を抜け出していた]
なんだ?何が、どうなってるんだ?
[急激に現実感が失われ、自分の手足がどこにあるのか、分からなくなる。
恐怖に慌てて立ち上がろうとし、ベッドから滑り落ち。
床に倒れこみ。
頬に当たる冷たさに、なぜか安堵を覚え]
[そのまま、引きずり込まれるように、*暗闇の中へと*]
[隣に温もりがあった分、それが無くなれば寒さと孤独感は増すわけで。
ぼんやりと、静けさの戻った部屋の中。
砂が零れる音にも似た静寂の音。
じっと帰りを待った小さい自分――]
……。
寝よ。
[ふるふると首を振るとすっぽりと布団の中に埋まって。
静かに*寝息を立て始めた。*]
[何時もと同じに温かいレモネードと冷たいレモネード
並んで飲んで一息吐けば幾らか落ち着いたのかも知れず
片づけを終え部屋に戻るナサニエルにふんわり微笑み]
おやすみ、ナサニエル。
また、明日。
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