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黒の後方で 皹は広がり 崖となる. .. .
皹の向こう側の電脳世界がみえなくなってゆく
........ 何も みえない
他と分断されるという異状は
Upperだけではなく Under Public Closed........
全ての領域においてだった
やがて 空気が固化するごとく PublicとUpperは
..... 身動きままならぬ領域となろう *
[Upperの端の研究所が崖となり、分断され、見えなくなっていく]
[電脳世界<Utopia>が消える恐怖]
[0と1が煌き陣を描く]
[帰還(逆召喚)]
[次の瞬間、黒の姿は*魔窟にあった*]
≪生きとし生ける者、常に満足体でいるとは
限らないだろう。私はそれには興味がない。≫
[トビーに向けて、電気信号が流れる。]
≪君はそれに興味津々なのかね?
病に伏せるという生ける者なら当然の反応が、
そんなに珍しいシロモノなのかね?≫
─ 現世<Mundane> / Hotel・上層階の一室 ―
[荷物を置く。]
[部屋のセキュリティーのチェックを行い、レベッカは"主"である少年を見た。]
[彼はベッドに腰掛け、窓の外を眺めている。]
「レベッカ。誰かから接触は?」
特にはございません。
坊ちゃんがここに居ることを知る他人は、存在していません。
[繋いだままの世界/Utopia]
[何一つめぼしい情報は入ってきていない。]
どこかへ行かれますか?
電波塔と呼ばれる場所があちらですね。
他の地域には、
[幾つかの有名な施設を口にした。]
さて――。
[ある程度調査を終えると、ホログラムに視線を向ける。頭部を彩る花々は、生花ではないのか萎れない。]
僕の手紙にはこう書かれている。
来たるべき時、斯様な業を為す――と。
[双眸を細め(まるで癖のようだ)目尻を吊り上げ、直接、電脳に話しかけてきた声に興味を覚えたようだ。]
参ったな。
Levelを下げすぎていたか?
[呟き、ゆっくりと歩き出す。]
藪医者 ビンセントがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(藪医者 ビンセントは村を出ました)
医師 ヴィンセント が参加しました。
― 現実世界<Mundane>/北部区域:Kosha Cybernetics :少し前―
「ああ、ディレクター。お願いですから、机の上、もうちょっと整理してください。」
[いつものようにデスクの上に積まれたまま散らかっている書類をつまみあげてみただけでパーティションから出ようとした俺を呼び止めたのは、エイプリルだった。]
承認が必要な資料は、全部電子化されてるってぇばさ。
どうせ紙で回されてくるものなんて、どこかの団体の要望書だとかちらしの山なのよ。ちらし寿司なら食べたいけンども。
[なに言ってるんですか、とあきれてエイプリルは眉を寄せた。]
「プロジェクトの次回選抜メンバーの履歴をデータシートで送ったから、早く確認してくれって連絡を受けたばかりです。」
あ、あ。それ、俺も聞いた。
届くの今日だっけか。ダッカハイジャック事件。
[エイプリルはまた眉を蹙める。エイプリルはかわいくて仕事もできるとてもいい子なのだが、この手のダジャレが大嫌いなのだけが玉に瑕だ。
そんなわけで、せっつかれるように書類の整理をはじめた俺だったのだが、データシートは早々に見つかった。オンラインでのデータの受け渡しはセキュリティ上問題があり、取り扱いに注意を要するものは直接このようなかたちで受け渡されることがしばしばだ。
どのような仕事でも情報には気を遣うが、ことに俺たちのような情報産業に関わる職種ではそうだろう。もっとも、デスクの書類の山の中にゴミと一緒に埋もれている状態がセキュリティ上問題がないとはとても言えないのだが。ははは。]
[北部区域に聳え立つ、金属製の巨大なガーキン(ピクルスに使うキュウリ)。全面鏡面張りの超高層ビルが、巨大企業Kosha Cyberneticsの本社ビルだ。
義体の開発を中核に、バイオ、ナノテクノロジー。人工知能や各種ソフトウェアの制作。あらゆる部門の技術を結集させて、ここではヒトガタを生み出している。
――俺が所属しているのは、その中でも少々特殊な部門にあたる。
“プロジェクト”とは、日系のプロデューサーと組んで立ち上げたハヨープロジェクトという芸能プロダクションだ。
俺は、ショービジネスに義体ビジネスの新しい可能性を模索しているのだった。]
んん――
[ジャケットから取り出した半透明のバイオ原料プラスチック製のsonosheet。ピラピラとして薄く頼りないチープな感触だが、旧世界の紙の“本”とやらをすべて収めても余りあるほどの容量がある。
目の前にかざし、義体の瞳孔に仕組まれたレーザー読み取り装置でスキャニングを終えると、シュレッダーにつっこむ。sonosheetは粉塵となって消えた。]
終わった終わった。
[仕事を終えたとばかりにデスクの前から去ろうとした俺は、なにかが気にかかって足を止める。書類の中に、一通の封書が紛れ込んでいた。]
誰からだ?
[私信がこのようなかたちで届けられることは、比較的稀なことだ。オールドファッションに血だまりのように赤い封蝋がしてある真っ白な封筒。裏返してみれば、差出人は書かれてはいない。
俺は首を傾げながらパーティションから出て、エイプリルに声をかけた。]
ねえねエイプリルちゃん。こいつ、誰から来たか知んない? ジンナイタカノリっつって。
[知りませんよ、とエイプリルは言う。社員への配達物は一度保安部を通し、安全確認がなされる。だから、爆弾のような物理的なトラップは紛れ込まないはずですよ――そういうエイプリルの言葉に、とりあえず持ち歩く分には害はないだろうと納得する。
電磁シールドの張られた窓の向こうに、つややかな光を反射させながら着陸するシャトルが見えた。]
いい身分だな、ヴィンセント君。
のんびりと油を売っている場合かね?
[その時、後ろから声をかけてくるヤツがいた。
――あいつだった。
俺はジャケットのポケットに封筒をつっこみ、たっぷりと時間をかけて振り返った。**]
「まずは、休んでからだ」
かしこまりました、坊ちゃん。
落ち着く飲み物でも、作って参りますね。
「――それより」
[部屋の中に備え付けられた調理スペースへ向かいかけた足が止まった。]
「歌え」
――かしこまりました。
[レベッカは、考える/演算する。]
[やがて発せられたのは、A/安らぎの安定した音だった。]
[それは、まだ何一つ異常のない時間。]
≪ククククク。ちょっとこの老いぼれと
お喋りでもしないかね。悪いようにはしない。≫
[ノイズ混じりの電気信号。]
≪そのときは、君は私に”どっちの顔”で
話しかけてくるんだね?≫
――UTOPIA Public-Space/STREET――
[AIの持つメモリのうち、教団――――とはいえ、宗教の概念自体が曖昧になって等しい。長い歴史の中で習合を繰り返すうちに、何を拝むのか、誰が指示を出すのかが分からなくなった。それでも宗教自体は依然として在りつづけていた。――――からの指示を受け取るような場所へ、着信。MAILの形式であった。
そもそもがセキュリティにあまり優れていないタイプのAIである。Virus散布のための足がかりとして利用されることも少なくは無い。
だがAIはそれでも、現状では届いたMAILを開く以外の選択肢を持っていない。]
[元より言われずとも、
資料管理部の方へ向かっているようだ。]
≪あなたに相応しい貌で≫
[緑の眸が資料管理部前の扉を捉え、眼前に立つ。]
[音を(歌を)止めたのは、どれほど経った後か。]
[許可を受け、レベッカは料理を始めた。]
[望まれたゆえに付属した機能。]
――?
[かすかな音を捉えた。]
[だが"主"の危険を知らせる音と、レベッカは捉えなかった。]
[銀色のタクトを取り出すと、]
[―――ヒュン]
[と、振るう。視覚素子には、無数の矩形window。
閉鎖を意味する記号と色彩とcode。]
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