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[部屋に戻る途中に前方の通路を横切るギルバートを見かけたけれど、声を発することもなく、ただ少し腫れていた頬を見て瞬く。]
まぁ、いいけど。
[忠告はした。
当の本人が気にしないのであればとやかく言うことでもない。]
腹は減ってない――でも、喉は渇くな。
[自室に戻り、水を取り出してそれを半分ほど飲み、蓋を開けたままにテーブルに置けばベッドに座り、少しの休息時間を*得る*]
[中核部へ向かう間に幾人かと擦れ違い――其の中にはナサニエルも居た様だが、足音も無く夢遊病者の如く歩いていた当人は気付かなかっただろう――もし、担当部署では指令通りの任務をこなすも、度重なる問題を念頭に置いた念の為の調査が主な指令だったらしく、さしたる問題もなく直ぐに手持ち無沙汰と成り、規則的な――まるで心電図の様な――稼働状況を映し出す盤面を見詰め緩やかに瞬く]
方舟は――…乗船者を選ぶ。
[タッチパネルの盤面に骨ばった指を滑らせながら、噂話と共に投げかけられる問い掛けに答えるも全く理解の及ばないらしき表情を横目に、暫くの間――盤面上の作業が終わるまでの時間――を置いてから口を開く]
状況把握も悪くないが、現状維持も重要。
今後も必要事項は船長から放送があるだろうし、動揺は不要な混乱を招く分だけ帰還の可能性を下げるばかりで、現状に於いて何ら生産的な意味を持たない。
[映し出される情報に異常の無いのを確認し、傍らに立ち尽くす人物へと向き直り――頬杖をついた為に僅かに腫れの残る頬に手が触れたが無表情は変わらず――緩やかに瞬き相手を見詰める]
人殺しに成りたく無ければ大人しくしていると好い。
[盤面の映し出す規則的な光に横顔は照らされ、眼前の人物が何と云ったのか再び緩やかに瞬き、ひたと静かに相手を見据え]
殺す事は同時に――…殺される事。
[闇と光、と小さく呟く声も相手には届かなかっただろうけれど気に留める事も無く、指令任務の終了を個人端末から上層部へと報告し、席を立ち呆然とする相手の傍らを*通り過ぎた*]
[ベッドに寝転がり、眠っていたわけでもなくただ目を閉じて体を休め。うっすらと目を開ければ天井が見えて。]
………。
[寝転んだ姿勢そのままに体をひねり、窓の外を眺めて星々を追う。]
――宇宙空間そのものじゃないか。
[その景色に頭をよぎったのは彼が口にした言葉か。
窓から視線を外し、飲みかけの水が視界に入る。
小さな容器に入る透き通った液体をしばし眺めて。]
[ゆっくりと起き上がって水を一口飲み、蓋をしてそのまま部屋を出ようとして、ロックし忘れていたことに気づく。
……とはいえそれは日常であり、あまり鍵の必要性を感じていなかったためで。]
これからは必要かな……?
[船内の空気を思い呟いてみるも、次の瞬間には別のことを考えていて。そのまま部屋を出てしまう。]
[全ての脱出艇の使用状況は把握できた。連絡の文面を考えながらオペレーションルームに戻る]
……不用意で、自分勝手で、どうしようもない人たち。
[溜息とともに呟きが零れる。オペレーションルームの定位置におさまり、わざわざ窮屈そうな態勢で端末を開く]
[カタカタ][タイピングの音が静かな空間に響いて]
To:副船長
Subject:脱出艇使用状況について
脱出艇の使用状況確認完了。全10機の内、2機が使用済み。
脱出艇の積載限界は6人。最悪でも12人のクルーが既に脱出ポッドを使って船外へ脱出を試みたと思われる。
各部署に問い合わせ、不在の者の確認を急ぐ必要あり。食料庫のようなことにならないために、各責任者のみに通達がベストと思われる。
P.S 件のオペレータとは未だ連絡つかず。
[enter][イザベラの個人端末にメールを送信し*た*]
―自室―
[ロックを掛けると水を一杯飲み干し一息吐く。水も有限である以上はこれからは控えねばならない―]
本に書いてあった…塩かレモン汁があれば楽。
[水を飲む前にそれらを一舐めして唾液で水分を補えば限りある水を長持ちさせられると特殊部隊員を主役とした小説にあったのだが―食堂の調味料類も今頃は食料保管庫に入れられているだろう]
…最低2週間持たせる―出来る?
[そう自分に問い―直後苦笑する。
出来るか出来ないかではない―やらねばならないのだ]
[通路ですれ違う人間は部屋に戻る前と変わらず、今自分に出来ることは不安感を広げないような振る舞いをするくらいで。]
……大丈夫?
[ちょうどバイオームがあった付近に顔色の悪い女性作業員を見つければ問いかけ、医務室へ連れて行く。
この事態における精神的なものか常から体が強くないのかはわからないけれど、]
口つけた後で悪いけど。
[と言って迷うこともなく水を渡す。
落ち着いた?と問えば小さくうなづいたのを見て頭をくしゃっと撫でれば医務室まで送り届けて。]
本当に体調が悪いやつが埋もれないようにしないと、か。
[扉が閉まってからそんなことを呟きまた歩く。]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
―中核部→通路―
[足音も無く常の歩調で何処か騒然とした気配の漂う通路を進み、少し広いポイントに出ると――普段から良く其処で宇宙空間を眺めているので、そんな姿を見かける者もあったかも知れない――闇を映し込む透明な板へと歩み寄り、骨ばった両手を突いたところで、初めて其処に映り込む背後のナサニエルの姿に気付き、挨拶の心算か映る彼の髪の辺りを指先でなぞる]
気配が、減ってる。
[自身の指先を眺めながら肌で感じる船の現状を呟き、其れ以上はナサニエルに言葉をかけるでもなく、透明な板の向こう側に広がる闇と其処に輝く数多の光へと視線を移し、闇を映し込み紫苑に煌く双眸は瞬き一つせず揺らめいた]
[暫く。佇んでいるとギルバートが歩いて来るのが見えて、けれど気づかずに外を見始めたのをただ黙って見守り、声をかけられればガラス越しに顔を見て]
減ってる……?
[言葉の意味を少し考えれば瞬いて、何か思い当たったのか深く息をついた。]
[背後で息吐く気配に合わせ緩やかに瞬き]
――止まらない…
[ゆっくりと振り返り透明な板に寄り掛かり、闇を映し込んでいた静かな紫苑の眼差しは、漸く壁に寄り掛かるナサニエル本人を捉え、何を思ってか首を傾けるのに褐色の髪が揺れる]
[視線が窓から自分へと移動するのに合わせて、こちらもガラス越しから本人をとらえる視線に変えて]
……かもな。
[無表情に紡ぐ。
相手が首を傾げるのに瞬き一つを返すだろうか。]
[ナサニエルの瞬くのに彼の視線は束の間途切れ、其の間に紫苑の眼差しは彼から逸れ、天井の機械的な照明へと向いているだろう]
絶望の闇と、希望の光。
どちらも、目が眩む。
[僅か目を細め半ば独り言の如き呟いた後に、再び彼へと視線を戻し常の足取りで音も無く歩み始め、無言の儘に彼から数歩の所まで到達して漸く足を止める]
違いは、何?
[静かに彼の挙動を眺め、呟きに視線は口元へ。
その後距離を縮めて前回と同じ問い。]
違いか……違い、ね。
意味合いで言えば根本的に真逆だが――
[おそらく彼が求めるのはそういう答えではなくて。]
確かに過ぎればどちらも目がくらむ。
それでも人は光を選んで自ら近寄るのは何故だろうな。
闇は畏怖の対象であると同時に安らぎをくれるのに。
[壁に背を預けたまま、一拍考えて]
難しいな。考えとくっつったのに悪い。
漠然と宇宙みたいだと思っただけで、進まない。
[ナサニエルが言葉を紡ぐ間中瞬きもせず――或いは透明な板の向こう側に広がる闇と光を見詰めている時の如く、紫苑の双眸は揺れていたかも知れない――静かに見詰め、置かれた間の後に紡がれた言の葉に、口唇だけがウチュウと其の単語をなぞり]
――…
[其れ以上は口唇が震えるだけで音に――恐らくは本人の中でも言葉にすら――成らず、緩やかに瞬き添えられた謝罪に対してか被りを振り、其の侭先程まで立っていた方へ首を捻り、彼の指摘した宇宙を見詰める]
闇と光。
[幾度も口にした言葉を確認するかの如くまた小さく呟き]
還るべき星は――…
[ゆっくりとナサニエルへと向き直ると、其処には珍しく――元より目つきが悪い訳でもないが、殆ど感情の表れる事も無い――微か目許の和らいだ表情があるだろう]
ナサニエルの、瞳の色に似てる。
[真っ向から見つめられて、けれど視線を外すことはなく]
そ、宇宙。
[揺れる瞳に僅か瞬き、呟きには肯定を。
彼が視線を外へ向ければ同じく闇の中に点在する光を眺め、紡がれる言葉―闇と光―に視線を彼に戻す。]
還るべき星……地球の色?
[首を傾けて問う。
常にない色を浮かべた彼の目に楽しげな目線を返し、幾分かこちらの表情も和らいで、]
似てる……か。
ギルがそう思うなら、そうなんだろう。
[手が届く程度に近寄れば、いつもするようにくしゃりと*撫でて*]
[地球の色かとの問い掛けには常と同じく瞬き一つで肯定を示し、自身の表情の変化に気付いていないのか楽しげなナサニエルの眼差しに不思議そうに、和らぐ表情は見て取れどナサニエルの表情の理由も判っては居ない様で]
如何かな。
[更に一拍だけ彼の瞳を見詰めまた闇と光へと視線を向け、気配を感じ伸ばされる手を視界の端に捉えるも抗う素振りも無く、褐色の髪は彼の手に緋色の煌きを零し擦り抜けて行くだろう]
本当の色は――…
[判らない、と撫でられる獣の如く目を細め口唇だけが微か囁くけれど、幾度かそうしていた様にナサニエルがまた口唇を見ていれば、音の無い呟きも読み取れたの*かも知れない*]
[仮眠から目覚めベッドに腰掛けたまま自室に残った僅かなレーションをほんの一口齧る]
…父は言った。心頭を滅却すれば火も又涼し。
[大真面目にのたまった。自分は満腹だと言う自己暗示でも掛けるつもりなのだろうか]
[如何かな、という言葉にガラスに反射する自分の瞳を見たけれど、闇に映り込む姿に色まで正確には読みとれず]
本当の色……
[彼が話し始めると口を見る癖がついてきている自分に微かに笑い、判らない、と認識すれば瞬き一つ]
……俺にも判らない。
[と短く答えると、軽く首をまわして挨拶の代わりに頭をぽん、と叩き*再び歩き出した*]
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