情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[自分だけの望みを押し付けていた不安を一蹴され。
同じ言葉を聞けたことに安堵し]
――じゃぁ…ずっと溺れてください…私に…
[誘うように微笑を浮かべれば]
[柔らかい重圧と共に絡められる熱]
私も貴方に…溺れ続けますので――
[背筋に伸ばした手は…するりと滑り落ちて…]
[ギルの手を借りてベッドから起き上がる。流石に恥ずかしさがあるのか、長く握ろうとはしなかったけれども。身支度を整えると、ギルとともに部屋を出る]
…あ、忘れてた…。
すまん、俺の部屋よってもいいか?別にいらないものばかりだけど、少し荷物があるんだ。邪魔だとはわかってるんだがどうしても持って行きたいものだけ、取りに行きたい。
ああああっ
[そうかと思えば苦しそうに咳き込むグレンに、手をわきわきさせながら近寄って唇まで近づけているアレ]
グレンさんから離れーー!!
[怖い顔で睨んでいるはずの...の顔はやっぱり泣きそうであり、それでも声の大きさでアーヴァインの動きよ止まれと――
・・・いや、腕を振り回しながら突進開始]
・・・大声を出すな。耳が痛くなる。
[乱入したラッセルに気を取られた警備兵が、次にその大声でクインジーの方を振り返ったと同時に殴り倒されていた。
次の瞬間には既にアーヴァインの背後に回って、腕を捻り上げている。]
[...は少し寄り道をして殆ど使うことのなかった自分の部屋へ。他の部屋よりも簡素なそこはとても落ち着いた色彩でまとめられている]
あった。これ、もっていきたかったんだ。
[...が手に取ったのは「星の王子様」よほど読み込んだのか、拍子は擦り切れて古ぼけていたけども。...は苦笑しながら]
…大の大人が、こんなもん読むなんておかしいだろ?でも小さいころからずっと読んでいて、どこに行くにも持っていくようになってた。
ぼこぼこぼこぼこ。
[目をぎゅっと瞑りながら振り回す腕がやけに当たりまくる]
ぼこぼこぼこぼこ。
・・・ちらり。
[恐る恐る目を開けてみれば、全く無関係な既に倒されている警備兵の腹を殴っていた]
・・・あっ。
[更に気付けば、拘束されていたはずのクインジーがアレの背後に回り、腕を捻り上げている]
・・・やった!
ああ。
ずっと……
[笑みを浮かべ。]
愛してる
[囁いて、]
[落ちた手を、そっと掴んで、口付けて]
[首筋を飾る紅い花を、もう一つ。]
[漸く呼吸を正常に取り戻して顔を上げれば、既に事は終わっていて。
警備兵を打ち倒したラッセルに、何時の間にかアレを捕らえているクインジー]
…………あ、あれ?
[...はギルと広間への道を歩きながら更に続ける]
王子様とキツネの話、知ってる?
お互い最初は他の何万ものキツネ、人間と同じ存在だったのに、一緒にいると離れられない存在になるってやつ。
冒険やってるとさ、結構他の冒険者の訃報とか、聞いたりもするんだよな。一日でも一緒に語ったりした奴だったりもするんだけど。
一日でも一緒に過ごせば俺の中では楽しい大事な思い出になるのに、知らないうちにそいつらは死んでいくんだよな。ホント、やるせねぇよ。
最初ここに来た時、不覚にもここにいたいという感情が出てきた。お前らとだったらもっと話していたいって。
あ、忘れてた。
[大した量でもなく、広げた様子もない荷物をひょいと取る。
そのままナサニエルの後を追い、初めて其の部屋に入って]
…うっわ、俺も改装してもらうんだった。
[慣れた色彩ばかりが満ちる内装にぽつり]
[ナサニエルの手に納まった一冊の本。
そのタイトルに少し驚きはしたけれど]
…こっから出たら、読ませて貰ってもいいか?
昔読んだっきりで全部忘れちまったよ。
[囁かれた言葉に、今はただ頷いて]
[首筋に走る僅かな痛みに息を呑めば、反動で漏れる吐息は甘く転がり落ちて]
私も――愛してます…。貴方を…
[取られた手に施された唇の余韻に浸りながらも…]
[僅かにざわめく屋内の様子に耳を傾け――]
名残惜しいですけど…そろそろタイムアップ…と言う所でしょうかね…?
[至極残念そうに微笑んで]
[アーヴァインに向かい]
ここの鍵は、素人を捕まえとくには十分だろうが、プロにとっちゃ赤子の手を捻るようなもんだ。
俺を捕まえておきたかったら、裸にして縛り上げて24時間監視をつけとくんだな。ボディチェックだけじゃぬる過ぎる。
もっとも、あんたたちに見張られてる状態で枷を外して、牢の鍵を開けに行くのは無理だったんでね・・・この子達に感謝、だ。
大丈夫!?怪我とかない?苦しそうだけど・・・
[...は急ぎグレンの元へ駆け寄る。
顔を上げた彼の視線をなぞってクインジーを見れば、もう大丈夫とばかりに不敵に笑う姿に、ニヤリと返す]
耳が痛くなる以上の効果はあったってわけだね!
[グレンを支えて助け起こそうとしながら]
どういう手品使ったんだろうね・・・クインジーさんてばあそこに拘束されてたはずなのに。
・・・アレがあんまり気持ち悪いから、椅子サンも協力して離してくれたのかな?どちらにしろ・・・
[アーヴァインに向かってプロを捕まえておくための講義など始めたクインジーを、不安な気持ちの取り払われた表情で眩しそうに見つつ]
きっと僕たち助かるよ!
そう、だな。
[火のついた体が、本当はそんな簡単に、]
[落ち着くわけはないのだけれど]
……そろそろ、脱出、かね?
[身体を離して、]
続きは、また?
[残念そうな様子に笑って、立ち上がる。]
[脱ぎ捨てた衣服を、二人分、拾い上げて]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新