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「ごめんなさい」
[牧師の言葉に俯きいてしまえば紡ぐ謝罪の言葉も見えないか、其れ以上は諦めたのか首輪を外そうともせず、床に座り込んだまま項垂れてところどころ僅かあかく染まるとシーツを肩までたくし上げる]
セ、シ―――
[呼ぼうとして、言葉をとめる。
まるで動物みたいに。名前をつけられた首輪。
彼女が否定しているのは何?
わからない。
言葉の疎通が出来ないだけで、こんなにも歯痒い。
どうしたら彼女は、さっきみたいな微笑みを見せてくれる?]
何が欲しい?どうして欲しい?
わたしは何て言ったらいい?
ねぇ……
[相手の声に音がないことは気づいているのに
問いかけるそれもまた、残酷なことかもしれない]
[少女の声の調子に困惑して顔をあげるも、問い掛けに答える声も無ければ、喋れたとしても答えられる言葉すら見つからなくて、申し訳無さそうに小さく首を振り]
「ごめんね」
[唇が紡ぐのははそんな言葉だけで、傍らに寄る牧師にかけられた言葉にまた怯え、瞳を見開いてナイフを見詰めるも、抗いようも無いと気付いたのか頷いたまま俯けば、抵抗の意志が無いのを示す]
[実際少女の首を切るのは容易いだろうな、と思いつつ。
傷つけないよう慎重にナイフを動かして、首輪を切り落とす。]
……はい、終わりましたよ。
[落下した首輪をセシリアの手に。
ナイフをポケットへと仕舞うとシャーロットに苦笑を向け]
別に殺そうってわけじゃないですから。
いくら貴方が悪い人でも、ね。
>>100
[じっと少女の仕草や唇から、その思いを読み取ろうと。
少しの間の後、ふるふると首を横に振る]
ううん。わたしもごめんね。
ごめんね。でも大丈夫。だいじょうぶだよ。
[根拠なんてなかった。
唯、彼女が怯える様子は見たくなくて。]
>>101
[ルーサーの手際の良いナイフ捌きに
感嘆。思わずぺちぺちと拍手をしていた。
牧師がこんなにもナイフに扱いに慣れているのだろうか――?
そんな疑問が一瞬過ぎるが、頭を振って打ち消す。
彼は今、“良い行い”をしてくれたことに間違いは無いのだから]
ルーサーさん、ありがとう。
これできっとセシリア、楽になります。良かった。
[えへへ。と小さく笑う。
続く言葉にふっと失笑するが、こくり、頷き]
……うん。人を切っちゃ――
だめ、ですよね。
[全身を縛られていた拘束具を解かれても得られなかった解放感に、思わず安堵の溜息が漏れ、牧師を見上げ唇は幾度目かの礼を紡ぐも、渡されたプレートへと感情の浮かばない紫水晶の視線を落とし、細い指が名を彫られたプレートをちらと裏返せばさる名家の家紋が彫られていて――この名家の子息がつい最近殺害され世間を賑わせたが、犯人は未成年故に名前も顔も公開はされなかった――壁に向かい投げつけようと腕を振り上げ――]
[――振り上げた手を力無く下ろしベットの上に座り込んだ侭に項垂れて、声にゆらりと顔を上げ少女を捉えれば瞳は漸く色を取り戻し、其の言葉をかけてくれる優しさにか感謝し]
「大丈夫」
[少女の言葉を大切な言葉だとでも言うように唇はなぞり、少女を見詰め微笑む]
[流石に修道服では可哀想かと自分の私服である黒のタートルネックとジーンズを持ってくる]
選ぶのに手間取ってしまいましたわ。
…と。
傷が増えてますわね?
[セシリアの首についた傷。そこにあったプレートがなくなっている事にやや首を傾げて]
着替えは包帯を巻いてからですね。
[振り上げた其の腕に僅かに目を見開くも
続く行動を見れば。ふっと。安堵。
[大丈夫。]
[繰り返す彼女の唇。
その単語が理解出来ただけでも嬉しかった。
微笑み返す。]
[彼女への問いかけ。彼女が答えられるのは。
YESかNOならば。]
じゃあ。
首を縦に振るか横に振るかで、答えて?
えっとね。なんだろ。……あ、そうだ。
セシリアって呼んでもいい?
いやなら別の呼び方。考えるよ。
[どうかな?と小首を傾げてみせた。]
[セシリアが包まっているシーツの裾をまたハサミで切り、傷口をそれで巻く]
それじゃあ、これを着て下さいな。
サイズが合わないかもしれないけど、我慢して下さいね。
[持って来た服をセシリアに差し出した]
ううん。
ルーサーさんのお陰で、きっと、楽になったのだと思うから。
やっぱり、ありがとう、です。
[いまだしゃがんだまま。弱い微笑みをルーサーに向ける]
人を切ってはいけない――
人を切ったら罪――
人を切るのは悪い人――
そう。だから。宜しくない。
[訥々と言葉はいつもと少し違い、感情が希薄がち。]
[自身に待っているようにと告げた修道女が現れれば顔をあげ、かけられる言葉に手に持った服と顔を交互に見詰め頷いて]
「ごめんなさい、ありがとう」
[謝罪と感謝の言葉を並べて紡ぎよろけながらも立ち上がり、少女の声に向き直れば紡がれる名に静かに睫毛を下ろし、申し訳無さそうに首を振りプレートを握り直す]
[俯く様子に興味を失ったようにセシリアから視線を外し。
ステラが服を差し出した服を意外そうに見つめながら]
……お手間おかけしまして。
[着替えの邪魔かと広間へと歩みながら、シャーロットの言葉に呟く]
――罪か否かは所詮人の秤だよ、フロイライン。
[シニカルな笑みは帽子の影に隠れ。]
[僅か顎を持ち上げて首筋に包帯を巻かれるのを待ち、差し出される服と修道女を交互に見遣り、逡巡の後に遠慮がちに伸ばした手が受け取り、修道女の顔色を窺い前髪の奥から紫水晶は微か脅えた色を滲ませ]
「ありがとう」
[震える手を引き寄せ胸元に服を抱いて深々と頭を下げ、視界の端に映る少女の雰囲気が変わるのに、また脅えた視線を投げる]
[少女の返答はNo.
こうしてやりとりが出来るだけでも何処か嬉しい。
――其の名は否。
名前が嫌いなのだろうか、と、思案する。
けれど新しいあだ名なんかをつけるほど
少女の語彙は豊富ではなかった。]
そうだなぁ。
名前が無いのも困っちゃうね。
でもいっか。
名前はなくても、
“貴女”は、“あなた”だよ。
[へら、と笑う。]
ヒトの、天秤――
でも人を切ることは……
神様だってお許しにならないんじゃ、ないですか?
[不思議そうに、距離を置く牧師を目で追った。]
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