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>>+13
[肩を竦めて]
スカートをカップルというだけで咎めるのは
ちょっと惜しくて気が引けまして。
…これでも男ですからね…。
ダンスも祭りの催し事の一つです。
その練習をすることも、お祭りの準備です。
私欲なんかじゃないと思いますよ?
イザベラさんは会う度にあなたの話もしてましたし。
若い子からエネルギーを吸い取って〜とか、物騒なこと言ってましたけど。
…大丈夫、ですか…?
[膝に頭を乗せて心配そうにキャロルの顔を覗き、指摘されるとポケットから紙を取り出して広げた]
ありゃ。持ってきちゃってたんですね…。
そう、ですね…もうゴミのようなものです。
役立たずの烙印を押されてしまいましたから。
[苦笑すると、紙に書かれた名前を指でなぞった。]
>>+15
[すぐには否定できずに言葉を詰まらせるが、拗ねた表情で紙を弄り]
……そんな、誰彼構わずスカートの女の人がいいって
言ってるわけでもないですよ〜…だ。
[手を掴まれると驚いたようにキャロルを見たが、観念したように紙面を見せ『ギルバート ○、クインジー ○、ナサニエル 』
と、簡素に書かれた内容に付け加えるように]
実行委員という名の期間限定の権力を使って
サボったり、他の人に仕事を押し付けたりする人を
探すのが僕のお仕事でした。見つからなかったんですけどね。
[立ち上がってキャロルの手をクイ、と軽く引っ張り]
…折角だからお祭りを利用しちゃいましょう?
お祭りでは難しいことは考えっこなしなんですから。
と、言う訳で…ちょっと気分転換でおサボりしませんか?
缶詰も疲れて散歩したい気分なんです。
キャロルさんが宜しければ、ですが。
[周囲の人影を窺うように辺りを見渡した]
[ハーヴェイのお土産のあんまんを食べ終わればまた雪削り]
[ガリガリ]
[ゴリゴリ]
[ガリガリ]
[ゴリゴリ]
[暗がりに浮かぶ雪像は自身より大きな*人型のシルエット*]
[身体が求めるままに微睡むと、太陽は西に傾きかけていて。窓から差し込む柔らかくも眩しい光に、目を擦りながら...はゆっくりと起き上がる。]
んっ……久し振りに…寝すぎちゃった…。
――久し振りに…温かい布団で、…眠れたからかな…。
[人影の薄れたベッドを眺め、まだぼんやりとする頭で昨夜の事を振り返る。
ギルバートの思いを確認できた事。淡い口付け。そして人助けという言い訳で引き入れたベッドでのたわむれと優しいぬくもり。]
[記憶というには、まだ真新しすぎるそれらを一つひとつ大事に味わっては、...はたおやかな笑みを浮かべる。僅かな色香を漂わせながら。]
>>+17
…。
あの人は転ばずとも自分で捲って見せてきそうですね…。
[瞬きをしてから真顔で]
ベンジャミンさんのほぼ指示通りに動きましたので。
いなければいいなって僕も思いますよ。
居てもそこまで重要な問題なのかは疑問ですが…。
[紙を丸めてポケットの中に突っ込み]
アーヴァインさんにもし見つかったら
魔法の言葉を使っちゃいましょう。
[手を引いたままさく、と音をたてて雪を踏み]
さて、行き先は未定なのでご期待に添えるか。
努力はします。
[振り返って笑うと辺りの目を盗むようにそっと詰め所を出た]
[大根や牛すじなんかを煮込みつつ]
……ん、そろそろ食べごろか。
にしても……
[ちらりと広間を振り返って]
……人が居なくなったもんだなぁ……
何かまだ…信じられないけど…、でも…不安に思ったら、今までと何も変わらないわよね…。
[過去に負けそうになる気持ちを、苦く笑って包み込む。
『もう、苦しまないで』
自らに言い聞かせるように――]
さて、と。動かないのに寝てばかりいたら、さすがに身体が鈍っちゃうわよね…。
今日からまた、お祭りの準備に行こうかなぁ。店の方はまだ…無理っぽそうだしね。
[一頻り感傷に浸ると、まるで何かを吹っ切るかのように明るく言い放ち、床に左足を軽く下ろし、トントンと軽く着いてみる。多少の痛みはあったが、歩けないほどではなく。
...は、両足を着けたまま勢い良く立ち上がり、シャワールームへと向かう。]
[途中、机に載せられていた紙に気付き、立ち止まって手に取る。
そこには、既に立ち去ってしまった相手が、確かに昨晩一緒に居た証と思える文章が綴られており、...は一通り目を通すとくすりと微笑みながら]
可愛い…人…。
[ただ一言。小さく呟き、紙に軽い口付けを施し浴室のドアを静かに開けた。]
[軽快な水音と、香り白百合の匂いを漂わせたシャワールームを出ると、...はまだ少し不自由さを味わいながらも身支度を整える。
手近な椅子に腰掛け靴を履いていると、ふと僅かな違和感を感じて立ち上がる。
その微かな感覚を頼りにある一方へ向かうと、...はすっとしゃがみこみ]
――覗きなんて…悪趣味…。
[誰に言う訳でもなく呟くと、溜め息を一つ吐いて集会場を後にした。]
[どれくらい、ぼんやりとしていただろうか。
ちびちびと飲んでいたはずのアクアヴィットの減りを見て]
やべ…。飲みすぎたぜ…。
…カミーラのおでんが待ってる。降りるか。
[一人で考えていたことを悟られないように。
ぷるぷると頭を振り、ばしばしと両手のひらで頬を叩き]
よっし、覚醒!
[温かい湯気のこもる食卓を目指し、部屋を出て階段を下りた]
[おでんの入った鍋をコンロと一緒にテーブルに置いて。
階段を下りてくるクインジーを見ると]
……お前は飯を嗅ぎ分ける能力だけは一人前だな。
[昨日から御所望のおでんだぞー、とわざとらしく言いつつ取り皿に入れて]
生存本能に長けていると言ってくれるか?
[わざとらしくおでんの言葉を繰り返すカミーラをジト目で見ると、大根にがぶりと噛み付き]
っ…、っちい……。
[染み出るだし汁に、水、水とジェスチャーだけでじたばた]
[無言ですぱんとクインジーの頭を叩いてから]
……阿呆か、お前は。
見るからに熱いだろうに……
[キッチンへ行くと水を汲んでクインジーに差しだし]
大丈夫か?
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