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[この中の何人がこの肉の正体に気付いているだろう。
勘のいい人間は或いは気付いているだろうが。
再度視線を上げれば首を傾けているギルバート。
少し目を細めるとうーくんの背中を見つめて。]
――……いや?
ただ私の見つけた"食料"はここにあるだけでネタ切れのようだ。
時間が経てばまた皆飢えるに違いない。
君なら如何する?
[相変わらず視線はウサギに向けられたままだから、
その問い掛けが誰に対してのものかははっきりしないまま。]
[再度交わる眼差しは束の間で、ローズマリーの視線が逸れるのに、空になったカップへと視線を落とし、未だ握った儘のスプーンを揺らしながら]
死ねば只の――…
[肉塊、とは口唇だけが音も無く囁く]
新しい食材を探す。
[自身に向けられた問い掛けかも定かでは無かったけれど、常と変わらぬ口調で答えてスプーンを置き、ローズマリーの視線の先のウサギへと目を向け]
其れにインストールした崩し将棋のプログラム。
別物だって伝言は伝わった?
生きていても同じだ。
ただの肉塊――差異があるとすれば腐敗するか否か程度だろう。
[ゆっくりとウサギの背を撫でて。
件の伝言の話には一つ頷いてみせる。]
聞いた。
別物だろうが何だろうが暇が潰れればいい。
緩慢に死を待つだけなのは先に精神が死にそうだ。
……色々あったせいでまだ遊べていないが。
[今遊ぶ?とでもいわんばかりのウサギに、首を振る。
そんな気分じゃない、と少し気遣わしげ――に見えるのはきっと彼女だけだが――なウサギに曖昧な笑みを一つ。]
〔食卓へ遅れて加わるラッセルへは、浅く頷くような挨拶を向けた。僅かずつだが交わされる会話の端々に、語られない肉の正体も今後のことも滲む頃合か〕
是非もないな。
〔食器を片付けるために席を立ちながら、ローズマリーの問いへにべもなく答える。彼女がうさぎを撫でる仕草が、逆に縋るようだと感じてはいたけれど〕
――……。…
〔動く視線の不自然さに、彼女とギルバートを束の間見比べて双方の顔色を観察する。何か口にするでもなく食器を運びながら、ぽつりと〕
動けない者を残しておくほうが、
後が「楽」だとは思うがな。
[――生きていても同じ]
[ローズマリーへと視線を移しゆっくりと瞬く]
そう。
[否定も肯定もせず短く静かに答え、続く言葉に不思議そうに瞬き、ウサギに曖昧な笑みを向ける様を見守り]
未だ、生きてるの?
[後が楽。
意味を捉えると、口角を上げる。]
――……正論だ。
だが何れにせよ皆動かなくなるだろう。
その時誰が最後まで動いているかは――私にはわからん。
[引き結ばれた唇は言葉を閉ざすこと暫し。]
――……どっちに見える?
[視線を感じ席を立ったハーヴェイへと顔を向け、其の口唇から零される言葉に暫く彼を見詰めて後に静かに瞬き、自身も食器を持って席を立つ]
そうだろうな。
[厨房へ向かい歩み始めたところでローズマリーの声に足を止め、束の間の沈黙を静かに見守り、問い掛けにゆっくりと首を傾げ]
――…死んだふり。
[小さく囁いて厨房へ向かう]
>>room
[ようやくゆっくりと浮上した意識が天を仰いだとき、目の中に飛び込んできたのは痛みを感じるほどの極彩色]
…あれ。
[自分の記憶は廊下で止まっていたから見覚えはあるけれどいた覚えのないその部屋にきょとんとしてゆっくりと体を起こした。
サイドボードに残るメモと、水のボトルとタブレットに少しだけ視線を合わせた後、タブレットに手を伸ばし、それを半分に割って半分だけ下の上でゆっくりと溶かした後コップ一杯の水を飲み、タブレットはありがたくポケットへと残りの半分を滑り込ませ、水はそのままテーブルの上へ。
本当に気持ち程度の応急処置だったが、それなりには動けるようになったこともあって]
…で、何がどうなってるんだか。
[とりあえずは姿が見えない部屋の主を探そうと部屋を出て廊下へ]
…………!
[久々の滋養に皿毎中身を飲み乾しそうになるのを必死で堪えながら表面上は平静を保ったまま―それでもかなりの速さで―食べ終えてスプーンを置く]
……ご馳走様。
[手を合わせて頭を下げるその姿は黙祷にも似て―]
[予想外のギルバートの答えに、失笑。
珍しく声を漏らして笑うと、短く息を吐き出す。]
面白い答えだ。
君の理論では死んだら只の肉塊だという。
では死んだフリをしているのは何なんだろうな?
[問いの答えは必要とはしていないのか。
ウサギを抱き上げると食堂を出る。]
[急くわけでも味わうわけでもなく、出されたモノを腹に入れる。
正体は知っている――けれど感慨はなく。]
ごっそーさん。
[普通に食事を終えたような素振りで食器を片付けようと席を立つ。]
[かすかに鼻を鳴らすのは久しぶりに食べ物のにおいを感じたからで、それに誘われるように足が自然と食堂へと動く。
抗う術など毛頭なかった]
…でも、何で。
[匂いにつられながら歩く足がふと止まるのは疑問を感じたから。
食料なんてもう尽きたはずなのに、自分がタブレットで糖分補給したのだってさっきのことなのに、どこからその肉が用意されたというのだろう]
[背後にローズマリーの笑い声を聴くも歩調の変わる事も無く、厨房へと届く問いに食堂へと視線を戻し、回答を待つ事無く出て行くらしき彼女の背中を眺め]
ローズマリーの理論なら、どちらも肉塊。
[淡々と呟く声は捻った蛇口から零れる水流の音に邪魔され、誰かの耳に届いたのかも定かでは無いけれど、食器を洗い片付け終わると、鍋の底に残るスープをよそって食堂を出る。
通路を進むうちには向かいからの気配もあり、部屋に寝かせたコーネリアスの歩く姿を見止めれば、微か和らいだ色を浮かべる紫苑の双眸をゆっくりと瞬かせ]
大丈夫?
[嫌な予感、というべきものだろうか。
先ほどまでは恐ろしく軽く歩いていたはずの足が、縫い付けられたように止まり、指の一本動かすことすら躊躇われるほどに重く。
先ほどまで眠っていた部屋の主がやがて現れれば少しだけほっとしたように詰まっていた息を吐き出した]
───ニコル。
…ごめん、ありがと。
たぶん、平気だ。
[食器を運びながら小さく呟く]
―自分を喰らうと言うなら…絶対生き延びる事。それ以外は望まない。
[船長発見の報は未だ入らず、代わりに得た物が得体の知れない肉塊。そして食料が得られたと言うアナウンスを全員が聞いたはずなのに船長はここに来ない―気付かない方がおかしい]
[コーネリアスが通路の真ん中で立ち尽くす姿に、片手にスープを持って常と変わらぬ足取りで彼へと歩み寄り、ゆっくりと首を傾ける]
食べれる?
[実際には何も訊いていないけれど予想はつく料理に対しては何の説明もせず、ただ未だ微か湯気のあがる器をコーネリアスへと差し出す]
[食器を洗い始めて、聴こえた呟きに]
確かに、食われた上に無駄になるなんてのはヤだな。
[こんな馬鹿げた日常会話。
それは既に非日常。]
[ウサギを抱えたまま戻るのは自室。
暗闇に閉ざされた部屋の中は物らしい物はない。
ただテーブルの上に小さな首輪が一つ置かれている。]
……うーくん。
[毛布一枚置かれているだけの寝台の上。
胎児のように体を丸めると抱き込んだウサギに顔を寄せる。
今の自分が死んだフリだというのならば何年前からその状態なのだろう。]
Nobody knows me.
君だけが知っていればいい。
だけど。
[何もない闇の中空を捉えていた瞳は、ゆっくりと閉ざされる。]
――……What am I?
[ただの肉の塊か、それとも否か。相変わらずウサギは*答えない。*]
…食べる……?
[かすかに唇が震えながらその言葉を繰り返す。
暖かそうな細い湯気と香気は確かに胃を刺激はしたけれど。
スープに浮かんで見える塊に、瞳を見開いて]
…ニコル。
……これ……「誰」?
[何の肉、ではなくて「誰」としか尋ねる以外思いつかなかった。
肉が費えたことぐらいとうに知っている───]
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