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[深呼吸をすると危険な空間に足を踏み入れる。一歩、二歩…5m、10m…
少し顔が険しくなった程度で久子の様子には変化が見られない。
彼女の特異な才能を生かした結界潜り。
通常の魔術行使は出力・効率共に著しく悪いが、外部の魔力に抗して魔力を放出する場合においては非凡な才能を示す。
空間に満ちる凶悪な魔術効果を全身から魔力を放出し無効化し己が存在を変わらず維持し続けている。]
[ 口先三寸、と言われたことで真顔に戻る。まっすぐ相手を見据え、突きつけられた切っ先を右手で掴むと。]
その口先三寸で、自分の存在をなんとか証明できている人間だっているんだ。誰もがご立派だと思わないでほしいね。
[ 身を捻って剣先から身体を逃がし、立ち上がる。そのまま寝ている子供らのところへと歩み寄り。]
じゃ、この子達はどうすればいいんだい?
悪いけど、自宅に帰してはいさよならと言える状態にはしていないんだ。君が僕の手伝いをしてくれないというのなら、この子らに未来なんてものはないよ。
僕を殺すというんだったら、この子達はずっとこのまんまだろうね。
[ 子供のひとりの両足を掴み、持ち上げる。ぶらんと下がるその顔に、しかし目を覚ましそうな雰囲気はまるでなかった。]
[長い通路を抜けると突然結界の効果が消え一つの棺が置かれた部屋に出る]
…あれだけの結界があってこれだけってことはないわよね。
隠し部屋があるのかな。
[一歩踏み出そうとして照らし出された床の以上に気がつく。直径2cmほどの穴が無数に開いた床板が不規則に配置されている。恐らく進入者を殺傷するための罠。]
ガスか針かな?ずいぶん厳重じゃない。
[注意深く足の踏み場を選びながら棺に歩み寄る]
御霊がここに留まってる。
…降ろして大丈夫かな?
[周囲の気配を探り危険がないか確認する。
棺と自分の周りに持ち歩いている粗塩を線上にし円を書くように蒔く、四方に護符を置きしゃがみこむ。]
…かごめかごめ
かごのなかのとりは
いついつでやるよあけのばんに
つる…つる
!
[男が刃から逃げ仰せた様子に期限悪そうに舌打ち一つ。
そのまま子供の方へと向かい、そしてまるで子供が人質とばかりの言いぐさに歯噛みし]
……貴様…!!
[なじるように叫ぶも自分では救えないのも然り。
悔しそうな気配を表情にありありと滲ませて*剣を放った*]
[突然顔つきが変わり普段とは明らかに違う調子でしゃべりだす]
「誰だ!!ワシを呼び出すのは!!
…こんな小童が……
…ここまで無事に辿りついたのは褒めてやる。
だが危険を冒してまでこんな場所まで来る目的など聞かずともわかるわ。
盗人話すことなど何もない!!
…
」
ふふ…口を閉ざしても無駄よ。私の口寄せは意識の奥底まで引き出すわ。
…
そう、それでいいんだ。判ってくれたならいいんだよ。
[ 剣を捨てる姿を見て、満足げにうなづく。そしてもっていた子供をそっと床に置くと。]
さあ、話し合おうじゃないか。お互いのためにも、ね。
[ 両手を広げ、いやらしい笑みを*浮かべてみせた*]
-5日前の回想が続く インド山岳部 遺跡内 隠し部屋-
[特徴的の模様・形状の道具らしきものが並んでいる。
魔術にそれなりに携わっているものならその使い道がある程度想像できる。]
何よこれ?古代の魔術礼装?
こんなかさばる上にさばきにくいもの…
[その顔には軽く失望の表情が浮かんでいる。]
ん?なんだろ、これ?
[一段高いところに置かれた杖のような棒状のものに目が止まる。
他のものと違ってそれは完全な形を成していない。
にも関わらずほんの微かな魔力を帯びているようだ。
手にとると手触りは石だがその割には軽い。]
うーん…
[よく見ようと顔の前に掲げる。
ふとその奥の祭壇らしきものが目に入る]
お宝はあっち!?
[手にもったものをもどかしげにリュックに斜めに突っ込み祭壇に駆け寄る。
祭壇の上には無数の宝石が置かれている]
まあ、すごい!!
しかもこれ魔力が込められているじゃない!!
[眼鏡の下の右目が"¥"左目が"$"になっているように一瞬見えたのはたぶん気のせいだろう。]
[そのまま祭壇に駆け上る。
踏んだ床石が不自然に沈みこむ。]
あ゛
[目の前で祭壇が割れ宝石が全てその割れ目に落ちていく。]
いやあああ!!私の宝石ぃ〜!待って!!
[失意のどん底に落ち込む暇も与えず、宝石の魔力によって何かの仕掛けが起動したらしい。大きな震動が足に伝わる。]
!!
[振り返ると入ってきた入り口がから土砂が流れ込んでくる。
即座に入り口に向かって走り出すが辿りついた時には完全に入り口は塞がっていた。
間をおかず天井も見る間にに崩れ出す。
…]
-さらに続く5日前の回想… インド郊外 山岳部-
[中腹の大きめの石が集まる窪みの一角が崩れ人間の腕が現われる。
続いて左手…やや待って頭が覗き外を確認すると力尽きたようにその動きをを止める。
崩れてゆく部屋の中通気口らしき穴を発見し、潜りこんだものの地表近くが塞がっていたため四苦八苦していたのだった。]
ハァハァ…
[息を整えている間、袖がまくり上がった左腕が視界に入り続けている。
そこには昨日までなかった不自然な痣が浮かんでいる。
息が整うと興味がむき出す。]
これってもしかして、聖痕ってやつじゃないかな?
…もしそうなら…(お金になりそう!!)
…きっと聖痕だわ。恐らく聖痕よ。
[自分に言い聞かせるように繰り返す。]
絶対聖痕ね。こうしちゃいられない。早速調べなくちゃ。
[体を引き抜きそれなりにしっかりした足取りで町のある方角に向かって*歩き出す*]
-現在 樹那森林公園南部 発掘調査現場…とされている区画-
[地面には無数の魔法陣らしきものが書かれたあとが残っている。
なおも諦めずに破魔矢で地面を削る人影…]
はあ…もう!
あっ!
「バキっ!」
[報われない努力に溜まったストレスが破魔矢の耐久性以上の力を加えさせた。]
なんで折れるのよ…この根性なし!!
[代わりになる物を探すうちに遺跡で発見した棒を手にとる。]
これでいいや。
…
これなら簡単に折れないわ。快適快適。
[新しい道具の扱い安さに一時的に気が晴れたものの、情況は変わらず…リバウンドでさらに投げ槍な気分になる。
書き終わると棒を手から離す。
転がった棒の先が今書いた図形の上に重なるのも構わず召還の言葉を早口でまくし立てる。]
御霊よ。
其が願い現とすることを望むなら…私の力を使いなさい。
私が望む願いを叶えるため…私のために働きなさい。
其が望みは我が望み、我が望みは其の望み。
大いなる御霊よ。我らが望みのために…現界せよ!
超召還!!
[今までにない手応えを感じる。
体内の魔力が激しく消費されていく。]
13人目、見習い看護婦 ニーナ がやってきました。
[光] [薄きヴェールの奥より出でるかのように]
[光] [一帯に閉じ込める(満ちる)召喚の徴]
[光] [来たり去る] [挟間] [一瞬の異境との邂逅]
[一帯に馥郁(ふくいく)たる匂いがたちこめ、
蓮の花のような淡い色合いの花びらが一枚。
蜂蜜色の泡の如き煌きと共に。
――――舞い落ちた。]
[立ち居振る舞いは優雅さとしなやかさを兼ね備え。
気品溢れる顔立ち。黒曜石の眸は半眼。きらりと澄み切る光を放つ。
口元には穏やかに微笑みを。額の中央には赤い粉。
舞う花びらは幾数重。祝福のように降り注ぎ、地に消えゆく。
右足が、ゆると踏み出され、花びらを一枚踏まう。両の足首には、黄金の輪。同様に、首元と両手首にも黄金の装飾。
落ちる中、混じいる一枚の黒き花びら。それもまた、地に消えゆく。
残り香は仄か。清き匂い。]
――私を呼び出したのは、貴方ですね。
[召喚時の光景は全て消え、後には樹那森林公園の普段の音が戻った。]
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