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[プラバケツ兜とちりとり鉄扇モドキを装備した、食堂を覗く不審人物。バケツから覗く長い白い髪と一風変わった服装で、それが誰であるかはすぐにわかる。]
なにやってるの、コーネリアス。
そんな武器じゃブリッグス先生は倒せないわよ??
[けらけらと可笑しそうに笑いながら声をかけた]
[錯覚のような人影から視線を外し、真剣な表情のヒューバートを睨み返す]
あたしの希望は、外に出て、ギルバートや、セシリアや……あんたと同じように大切な人と生きることよ。短くても。
もぎ取れと言うのなら、ここから脱走しろと言うこと?
[彼らがキャロルを残したことには、彼らなりの理由があるのだろう。
しかし、それは明かされない。
願ったこと全てが叶うなんて思っていない。
ただ、叶わなくともせめて、願ったことに返答が欲しかった]
それもありですね。
[真顔で、さらりと言う。
彼女がもっと早くそれを実行していたら、その願いは叶ったのだろうか。]
もっとも。
その前に、荒事担当の僕を殴り倒さないといけませんが。
[のほほんと笑って、コップの水を飲む。]
>>64
ひゃっ
[ナサニエルが行ったのを見送り、ドキドキしながら待っている所での一声に、思わず声が上がり両手で口を押さえる。
しかし、ソフィーに見つかってしまっては意味が無い。
とりあえず振り返って、しーっと人差し指を唇に当てるが、すでに笑ってしまっているソフィーは静かにならないだろう。
うーんと少し考えて]
え、えいっ
[もし避けられなければ、軽いチリトリの平たい面がソフィーの頭に当たる、パコンという音がするだろうか。
軽く証拠隠滅するつもりらしい。]
[窓の人影が、ナサニエルであることを認め、一瞬意識がそちらに動く。
しかし、返された言葉には笑った]
そっちはありだけど、試験で手を抜いたり、出たいと訴えることは、自主性とはされないってことね?
出たけりゃ、アンタを倒さなきゃいけない、と……。
[笑顔を消し、考え込むように、視線を遠く、窓の外に這わした]
いたっ!
[笑っていたところをちりとりで叩かれたのだから、避けるどころか、手で防ぐことすらできるはずがない。
ちりとりは頭に見事に当たってしまう]
いった……。なにするのよ、コーネリアス。
あなたが倒さないといけないのはブリッグス先生!
[少し赤くなったおでこを抑えながら、かるくねめつける]
[窓越しに首を傾げるナサニエル]
…あれ。
キャロルの奴、さっき俺に気付いた気がしたのに…
[何だか「錯覚ね」みたいな顔で目を逸らされた。
多分一斉に行動を起こすのが有利なんだろうから、中のキャロルにも気付いてもらえなきゃならないだろう]
今度こそ…気付いた、かな。
[一枚窓を越えた先で、キャロルがどういう話をヒューバートに持ちかけているとも知らずに。
彼女もきっと自分と同じ、収容所に残る事を目的として共闘してくれるはずだと疑っていないナサニエルは彼女へ手を振る。
キャロルは笑顔を消し、考え込むような目でこちら側を見ている]
ただコーネの方がどうなってるか、こっからじゃ見えねぇしな。もうちょい時間を置くか。
[いつでも中に入れるよう、ナサニエルはバケツ自在箒姿で屈伸中]
>>69
[やっぱりだめ?と問うように見上げチリトリを抱く。]
あ、あのあの、えっと…ご、ごめんなさい、えっと…
[少し体を引きながら言葉を探し、うんと頷くと誠意を込めてソフィーに頼み込む体勢に入った。]
あのえっと、そのヒューバトせんせを倒すためにあの、
ソフィせんせに人質になってもらおうかな…って…
えっと、人質になってください!
…でも言っても駄目かな、と思って、
すみません武力行使なんて…あの、うう…。
あ、人質駄目でもヒューバトせんせには
内緒にしてくださいーっ
[おねがいおねがい、と片手にチリトリを持ったまま両手を合わせて頭を下げる。]
…………はっはっは。
『特定の条件』がなければ、成立しませんよ。それは。
[おそらく薬草スープの一件を指しているのだろう。
やや乾いた笑いで、それに応える。]
『特定の条件』ってなんだったの?
あたしは噂で聞いただけなんだけど……。
ほんとだったのね。
[窓の外は見る必要はない。
動けば物音でわかるはずだ。ただ、そのタイミングを逃さないように気を配るだけ。
だから、早くやるならやりなさいよと心の中で呟いた]
[コップじゃ駄目だ。
こんな鈍角の物体では凶器にならない。
そう思って、空のコップを手放す。
テーブル上にあるのは、皿とスプーンと水差し]
>>75
…ですよねー…。
[人質になれと言われてなる人は居ない…。ごもっともですと頷いた。続く言葉にはうんうんと頷いて]
そ、その点は大丈夫です!
[何を根拠に大丈夫なのかはよくわからないが、とりあえず「人質」も作戦の上なのだと理解してくれるだろうと思っているようだ。]
…うーん…。
[バケツがずり落ち顔がすっぽりと隠れ、慌てて再び頭に引っ掛ける。
…ひょっとしてこっちも使えるのかなぁとバケツを取ってソフィーを見た。]
ご、ごめんなさい
[勢い良くソフィーにかぶせようとする]
[突入までには窓を、音がせぬよう気をつけつつ侵入できるだけの隙間分開けておかねばならないだろう。
そろそろと近付き、しゃがんで念のため死角となる窓の下にしゃがみ気味になって窓に手をかける。
幸い、鍵はかかっていなかった]
(よしよし…)
(…ん?)
[静かに静かに隙間を開けると、ヒューバートの乾いた笑いが聞こえた]
(何話してるか知んねぇけど…。
口の勝負でだったらキャロル一人ででも、ヒューバートに勝てそうだなありゃ)
[キャロルでも構わないものの、いっそコーネリアスが行動を始めたら見えなくとも音でわかりそうだし、すかさず侵入してやろうと思いながら佇んでいるようだ]
>>81
[あっさりと阻まれ、しゅんとして再び謝る。]
ごめんなさいー…。
え、えっと、そ、そしたら正攻法でいってきます!
ソフィせんせは、えっと、中が大変になる…かもしれないので、うんと、外で待ってた方がいいかも…?
[転がっていくバケツを拾って再び頭に被り、ソフィーに手を振ってから食堂の中にこっそり入る。
堂々と見つかっている可能性も高い、
バケツを被った変な人。]
[何故か、ナサニエルのいる方ではなく、キャロルの背後から物音が聞こえた。
予想していた方向とは違っていても、音に反応するよう備えていた体は弾かれたように、動く。
キャロルは、カレーの皿を目の前の男に投げ付けた]
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