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―― 現実世界/ ...... ホテル レセプション会場 ――
[...... 大学記念講堂の落成式が終わり、別の会場でレセプションが行われていた。オードリーの周りには、人だかりができている。そして、それを遠巻きに眺めながら、眉を顰める者も ...]
『あの女狐のスピーチ聞いたか? 一体、いくら払ったんだろうな。名誉もカネで買える時代か。あ〜、イヤだ、イヤだ。』
『センセイの誰かと寝たんじゃないかね。大体、あいつに友達がいたなんて初耳だよな。』
『あの当時、あいつらがワケのわからない法案をバンバン通したから、今の大法人資本主義時代の憂き目があるんだろが、のんびりしたあの頃が懐かしいよ。』
『おまけに世の中を散々引っ掻き回しといて、責任も取らずにカネの亡者たちに天下りやがって、自分だけがいい目見てやがる ... クソったれ ...』
[ふと、オードリーと目が合う男達 ...
取り繕ったような笑顔で会釈を交わす。]
―― 現実世界/ ...... ホテル レセプション会場 ――
[人々に囲まれるオードリーにそっと近づく人影。
体の向きを変えたオードリーと目が合う。その人影はオードリーに自然に近づくと、耳元でそっと囁いた。]
『...... 会長からです。』
[一瞬、オードリーの身体に緊張が走る。気がつくと手に何か紙片を握らされていた。
その紙片に視線を移し、人影に視線を戻そうとしたとき、既にその姿は * 無かった... *]
―― 現実世界/東部・通り ――
[ウェンディに楽譜を模した伝達を送ると、着替えと準備を行い、通りへと出た。見上げた空は、セピアの陰影。]
─ 現世<Mundane> / 南部学術区域・電脳街 ─
[テンポ良くお遣いを済ませ、小さな公園で一旦荷物を下ろして休憩]
ふう。……これで、全部っと。
後はラボに戻ってごはんの仕度して。
それにしても、これなんなんだろう。
[義眼の視覚素子を操作し、今朝届けられた一通の"手紙"を呼び出す]
差出人はブランク、内容は……意味がわかんない。
S級って言われても今のわたしには手出し出来ない話だし……。
ねえルース、何か知っている?
[肩の上のAIに問いかけるが、返答は"NO"]
[さほど落胆した様子もなく、視点を手紙に戻す]
おばあちゃまの関連データに何かあったと思うんだけど、詳しく読もうとしてもロックがかかってて読めないのよね。
ママは何も教えてくれなかったし、師匠も教えてはくださらないだろうし。
……あれ?
[視覚の右隅にメールを知らせる表示]
[差出人を確認して]
んん、……お遣い追加ね。
えっと、ロイドのパーツ。これは……、ああ。お爺様のお店ね。
[差出人へ了解の意を返信]
[手紙を仕舞うと、ぴょんと飛び跳ねるようにベンチから立ち上がり]
ついでにお爺様にこの手紙のこと聞いてみようかしら。
何かご存知かもしれないわ。
−−現実世界/電波塔−−
[それが完成したのは、遥か前である。
情報という重大なファクターのために、
中央部に建設された、高層の電波塔。]
「今日はやけに、のどが乾く日だなあ。」
[彼は、電波塔で働く警備員の男である。
その仕事は、さして高給の仕事ではない。
しかし、不思議なことに、まるで電波塔に
引き寄せられているかのように、辞めるという
気持ちが起きなかった。今ではベテランである。]
[すっかり勤務している人の顔を覚えている。
技術部の誰それが、来月結婚するらしいとか
総務の誰それが、部長と不倫しているとか。
そんな、くだらない噂話すら彼の耳に入る。]
「あ、お疲れさまでーす。」
[すれ違った男は、無言のまま言ってしまった。
その男は資料管理部のメンバーである。
長年勤めている彼ですら、資料管理部だけは、
未知の領域であった。メンバー全員が
何故だか冴えない雰囲気の連中で、
そもそも誰も必要としない資料の管理なんて、
どう考えてもリストラ寸前の形式職である。
しかし、あの部署から首を切られた人が出ていない。]
「今日は資料管理部の連中、やたら大忙しだな。」
[今日は慌しく、資料管理部の連中が動き回っている。
彼には、それがひどく異様な光景に思えたようだ。
「宇宙樹」だとか「柱」だとか意味のわからない単語。
たまに耳に入る、連中の話し声に、
どうしても首を傾げざるを得なかった。]
「それにしても、本当何かあったのかな?」
[そもそも資料管理部の部屋はメンバー以外
立ち入ることができないのも謎である。
そんなことを考えても、結局彼には
スポットライトが当たることは*ないだろう*。]
―― 現実世界/中央部周辺⇔西部・某所Club ――
[カツリ、コツリと響く音――。
廊下の壁は、歩みと共に、拍動のRythmで奔る矩形波(くけいは)の淡い光。蒼い月光の滴。
護衛と拘束を兼ねる背の高い、しかしスレンダーな男女。ウェーブしたロングヘア、バルーンシルエットのトレンチコート、焦げ茶のストッキング。髪の色と輪郭が彼らの性別を分けており、更に女の方の長い髪は鞭のように撓っていた。
その間に挟まれて、連れられてゆく先は両開きの扉。近づくにつれ自動的に開き、潜った先はプライヴェートルーム。
室内は円形、色はグレイを基調とする。中央には、床から円形の機械が迫り出し、その機械――お椀に載せられた氷菓子のように、少女が氷りついていた。アイスキャンディの中、胸から上だけを出している。]
悪趣味なものだね。
[それらを舐め、齧り、快感を得ている3人の白く蒼い男達。―目の大きい黒い網目のマスクを被っており、脱色されたニットフードのアニマルイアーが頭部に―。それを見て小気味良い心地を覚えている、クラブの主に声をかけた。]
「莫大な金を払っているんだから、お前に文句は言わせないぞ。コンダクター。」
ソレにしか勃たない精神を治療した方が早いが、
―――…最上層市民の考えは理解らんね。
[互いに相手を一瞥すらしない。主の顔は、頭の後ろから前にかけて、両側から鳥の翼の飾りで半ば覆われていた。モナリザのような微笑すら浮かべているが、冷笑と見えなくもない。]
「お前も似たようなものじゃないかね?」
そうかもしれないな。
さて、例の件だ。
「――論理的には可能であっても、これ以上の発展は望めない。」
[男は別室へと歩いてゆき、その後をトビーも続く。]
――――。
[眸だけを、キョロリと動かし後ろを一瞥。
直ぐに、奥の部屋へ視線を戻す。
容姿からは男とも女ともつかぬ主が、指紋、網膜、声紋と....幾つものチェッキングを行い、闇に満ちた扉を開ける。扉前に控えていた、無表情な、真っ白いマーメイド・ライン―体に密着した―のドレスを着た女性が下がってゆく。]
[やがて、]
[闇の中から狂ったような笑い声が聞こえてきた。]
「何度行っても失敗にしかならない。有益な利用をすべきだと考えている。」
[朱鷺色....濃度の高いPinkの髪をした少女が暗闇の中、宙に浮いているように見える。両腕は、黄金色の鎖が巻かれ、彼女を閉じ込めるように、円形で無数、硬質かつ半透明な物質が床からせりあがっている。]
セクサロイドの知能にでも転写するかい?
[少女の頬に手を伸ばしたが、舌でその指に絡み付こうとしたので、僅かな距離をあけて止める。]
それとも慈悲深く、永遠の悦楽を味わわせても良いが――…
[半透明な円が重なり合う壁に触れる。]
実例がある。
此処で止めては今までのものが無駄だな。
未だ試していない方法を、試していないだろう。
[その過程での副産物が目当てである事を述べずに、淡々と必要事項を述べてゆき、話し合う。]
「クスッ、クス。キャハハハハハッ...ケフッ、クスッ。」
[BGMは、*少女の声。*]
─ 現世<Mundane> / 南部電脳街 "戎克" ─
こんにちは、お爺様。ご機嫌いかがかしら?
[屋台へ入ると、そこには存在し得ないほど広い空間]
[情報だけで構成された擬似空間]
[無論、奥へ歩めば数歩で壁に行き当たる]
[暗い暗い空間には、切り分けられた"人体"のパーツが陳列されている]
今日は師匠のお遣いで来たのだけれど、ええと。
[先ほど届けられたリストを読み上げ]
……すぐに用意していただけるかしら?
それと、お爺様に相談したいことがあるの。
今朝こんなものが届いたのだけれど、お爺様は何かご存知ないかしら?
お手紙の内容はわたしには関わりのないことだらけで、送り間違いではないのかとも思うのだけれど……。
[主はしばらく"手紙"に目を遣るが、やがて何を言うこともなく首を横に振り]
……そう。やっぱり送り間違いなのかもしれないわね。
ありがとうお爺様。
[礼を言って"手紙"を閉じる]
[主が奥から出してきた注文の品を受け取った]
―― 現実世界/中央部周辺 ――
≪ウェンディ≫
[唐突に割り込むSignal。]
≪終わったのなら、品物は例の通りに。
――塔に来なさい。≫
[応じる声も聞かずに一方的に話して切れた。]
[主に礼を言い、代価を支払ったところで通信]
……師匠?
[応えを返す前に用件だけ告げると通信は切れてしまい]
例の通りにって、今日は何もないと思ってたからおてつだいの人なんて頼んでないんだけれど……。
ルースに運んでもらうしかないかしら。
……ルース、ごめん。よろしくね。
[肩からAIを下ろし、荷物の運搬を頼むと主に挨拶して店を辞し]
師匠、お仕事終わったのかな?
[東の大聖堂を見遣り呟き、北に聳える塔へ向かった]
─ 現世<Mundane> / 下層・A Junkshop ─
[並べられたパーツは目に入らず、店の奥へと歩いていく。店主らしき男を見つけて手を振った]
やほー。
ちょっと上に行かなきゃいけなくなったんだけど、あれ、ある?
この前頼んどいたやつ。それとチャージ用のタンクと……。
『ほらよ。上に行くならその足のもメンテしといた方がいいんじゃないか?」
このままでいいよ。下手に新しくすると、いざって時に動きが悪かったりするとまずいから。
代金はそっちで落としといて。
[カウンターに置かれた包みを受け取り、後ろ手を振って店から出る]
─ 現世<Mundane> / 中央部・電波塔 ─
[南部電脳街からトラムで約15分]
[メガロポリスの中央に聳える巨大な電波塔の正面ゲートに降り立つ]
で。どこに居られるのかしら?
[ゲートで入館の手続きをして正面ロビーへ]
[そこではた、と立ち止まり]
とりあえず上に昇ってみればいいのかしら。
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