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――流れ込む景色 / あの日見たもの――
ルーサー 「目を覚ますのは貴様達だ…… やはり、私は間違っていた…… 妻を、マリアを生き返らせたいなどと。彼女は、そんなことを望んでいなかったのだ。
もういい、彼女の遺体を返してくれ。散々弄んだのだ、もう充分だろう。私は彼女を塵に返す。そして、この町から去れ。」
結社の男 「血迷ったのか? 家族がどうなってもいいのか、ドクター?」
ルーサー 「もし、家族に手を出してみろ。私は結社の活動を世間に公表する。ただで済むと思うなよ。それが嫌なら、マリアの遺体を返して、この町から去れ。そして、私と家族の周りに2度と近づくな。」
結社の男 「ふッ、ふはッ、フハハハッ。アーッハッハッハ。」
ルーサー 「な、何がおかしいッ!」
――流れ込む景色 / あの日見たもの――
結社の男 「これが笑わずにいられるか。あの弱虫ルーサーがなあ。随分大きく出たじゃないか。しかし、残念だよ。それじゃあ、キミとはこれまでだな。」
ルーサー 「なっ、なら、この町から去るのだな。」
結社の男 「フッ、調子に乗るなよ。貴様の代わりなどいくらでもいるんだぞ。もういい、貴様は用済みだ。死んでもらうか。オイッ。」
[男が声を上げると、その背後から人影が]
結社の男 「ああ、それから最後に言い忘れていたんだがね。君の奥方、、、だったものだがね。もう、バラバラに切り刻んでしまったのでとっくに復元は不可能なんだ。すまんな。」
ルーサー 「きっ、貴様ァァァッッ!! 私を騙したのかッ!!」
結社の男 「人類の進歩に貢献させてやったのだ。有難く思うんだな、この虫ケラが。」
[次の瞬間、ルーサーの視界は衝撃と灼さを帯びた赤で染まった。それが彼の見た最期の景色だった。]
[青い光が震える。]
神よ。私は愚かでした。どうぞ、この町をあの悪しき者達からお守りください……
[その震えは『音』も立てずに周囲へと流れんで、*消えた*。]
[天窓の光が淡い菫色に染まる夜明け過ぎ、重い扉が開き、ユージーンの手によってニーナの柩が運び込まれて来た。
私は結局、私の柩をのぞきこむ少女の様子があまりにも純粋すぎて、柩の蓋を閉じる機会を失ってしまっていたのだけれど、ユージーンは、柩の蓋に気付くところか、リックが白い骨になっていることにも気付かなかった。
気付かなかったと言うよりは、意図的に確認しないように心がけていると言うのか。私はガラス越しに墓守の動作を見ていて、そのような印象を受けた。]
──…この安置所は一体。
―ステラ自宅―
『ファファラ…… すまない。もっと早く来れれば……』
[傷嘆すべき出来事の中で、ただ彼女に息があることだけが唯一の救いだった。彼女がまだ生きていることを確かめ、小さな安堵が胸を去来する。
愛人としての過去を表沙汰にしたくない、その感情は私の足を彼女の元から遠ざけてきた。私は、一度としてステラの自宅を訪ねたことがなかったのだ。
もし、以前から関心を寄せていたならもっと早くに駆けつけることができただろう。
いや、そもそも互いの隔てがなかったなら、彼女は私の保護の申し出を快く受け入れてくれたのではないか。
苦悶に歪むステラの表情は痛々しく、それは私の罪科を私の良心に突きつけていた。
ハーヴェイの視線が逸れた束の間、私の指は彼女の漆黒の髪を愛おしむように撫でていた]
[ステラの自宅内に残る痕跡が、そこで起きた出来事を雄弁に物語っていた。廊下には、彼女のものと思しき護身用の小型拳銃が落ち、窓はガラスが割られていた。
だが、彼女を冷やすため氷を用意しようとした私は、それらとは無関係におぞましい事件の痕跡を目にすることとなった。
冷凍庫に収められていた“それ (>>6:293)”に奇妙な不審を感じゆっくりと包みを開け中身を改めた刹那、私はトイレに駆け込み胃の内容物をぶちまけていた。
何があったかを糺すハーヴェイの声に適切に答えを返したかどうか、定かではない。]
『なにをしていたんだ、ファファラ……』
[他に何か事件の痕跡がないか不躾にも屋内を捜索していた私の目が、フォトスタンドの一葉の写真(>>6:294-)に留まった。]
カウボーイ……
――ギルバート・ブレイク
――まさか
[到底、容易には信じられないことだった。最初は、私の“目”がまた現実を書き換えているのかと思ったくらいだ。
だが、今起きている不可解な数々の事件を繙く手懸かりの一つとして、私はしばしその写真を拝借することにした。]
「死体が生き返って噛み付かれたらどうする気だ」
[以前にママから、ママの子ども時代の思い出話を聞いた事がある。
多分、祖母のお墓掃除に二人でやって来た時だと思う。
「死体が生き返るなんて事があるわけはないけど。
ネイとミッキー……。同級生が2人も奇妙な死に方をしたの。
だから、ロティ。
墓地に忍び込むなんて遊び、あなたはけしてしないでね。」
私はママの話が妙に気になって、その後、図書館で調べた。
地方新聞のヘイヴンに関する記事が保存されているスクラップブックによると、この田舎に新聞が存在するようになって100年ばかり、ママが話して居たような種類の猟奇事件は、ママの話した事件を含めてヘイヴンでは4件起きていた。
ヘイヴンでは二十数年に1回程度、起きる可能性のある事件なのだ──と思うと、私にはその数字が多いのか少ないのかは良くわからなかったけれど、少なくとも、夜の墓地や安置所を一人で散歩したいとは思わなくなった。]
[ナサニエルの手が、ネリー――否、再び「雌犬」となった女の目元に伸び、目隠しを元の位置に戻した。]
……どうしてくれようかなァ……?
[雌犬の耳元で低く囁くと、黒い革トランクから両端に小さなクリップがついた鎖を取り出した。クリップを開口させ、雌犬の双のニプレスに咥えさせる。]
で……手と口、だっけ?
欲張りだなァ……雌犬のくせに。
[床に落ちていたボールギャグを再び雌犬の口の中に押し込み、後頭部で金具をカチリと合わせた。雌犬の両腕を身体の前に出して、その両手を合掌させる。そして手錠を取り出し、それを雌犬の両手首にはめた。]
[首輪に繋がれていた鎖の一端をベッドの脚から解放し、雌犬の身体をベッドに寝かせる。ナサニエルは鎖の端を手にして、ジャラリとひとつ、回して鳴らす。]
上の口と下の口、先に液体が溢れて止まらなくなるのはどっちだろうな?なァ、雌犬?
[喉の奥で小さく笑うと、首輪から繋がれた鎖を雌犬の脚の付け根――赤い湿地の窪みに沿って通し、鎖の一端を手錠の鎖の中央に掛けた。]
わたし、死んだんだ…。
[ローズマリーは自分の空虚な胸のあたりをさぐった]
わたしのこころは空っぽになってしまった。
[そして徐々に手を下腹部に伸ばして]
でも、ここは無事。
わたしの大事な子宮。
あの人の種が宿っているゆりかご…。
きっと生まれるの。
わたしの赤ちゃん。
わたしが生きていなくても。
わたしの死を養分として。
きっと生まれてくるの。
だから、わたしは死んではいないの。
わたしの魂はここからまた生まれてくるのよ。
うふふふふ、くすくすくす。
いたっ…はぅ…
[ナサニエルが無慈悲な言葉を投げつける。形の良い双の胸にクリップを取り付けられ、乳首をなじる鉄の味わいに耐える。]
ん…ぁ…う…
[「はい、あーんして」と言われたが如く口を開け、ボールギャグが詰め込まれる。と同時に両手も纏められた。
ネリーはベッドへ連れていかれる。途中、引っ立てられる形になり、よろめく。
ベッドの上でじっとしていると鎖の位置を変えられたらしく、腕がさらに不自由になる。
咥えきれずに唇からはみ出すボールから、ねっとりとした唾液が零れ、それを隠そうとして両手で口元を抑えようとするが、手を引くと首輪から背中を通して伸びる鎖が肉の裂け目に深々と入り込み、ネリーを虐めたおすのだ。]
…ん、く…ふうう…ぅああん!
は…はういへ…!
[声を出して我慢しようとするも、乳房を刺激する鎖に抗いがたくなる。動くとその重量が刺激をネリーに与える。
取って欲しいと懇願しようとするもまともな声を出せずに転がり回る。
下腹部はみだらに充血し、クレヴァスの奥、ぬめったひだを収縮させ、いやらしい液体で潤ませてしまう。]
[自分の兄の裏の顔すら知らなかった自分が何故人の裏事情なぞ知ることができるだろうか。
打ち身だらけの体に、ヒューバートと自分はできるだけの処置を行った。
その最中、違和感を感じたのは決して気のせいではなかった。
ヒューバートとステラの間に何かある──
最初も、エイヴァリー宅におけるヒューバートのステラへの態度も知り合いでありシャーロットの教師だからだと思っていた。
しかし、手当ての最中、それとなく垣間見えた二人の関係。
勿論堂々としたものではなかった。
しかし、本当にごく自然であったその行為─髪に触れる行為はそのままごく自然に二人の間に何かがあったことを物語っていた。
昔から髪に触れることは枕を交わした間柄ということ──]
[当然ヒューバートは俺に悟られない様に振舞っていたのだろう。しかし昔の癖みたいなモノなのか、彼は時々ステラの髪に触れていた。とても優しく丁寧に、とても自然に。
そしてそれは自分がナサニエルに対し殺意をもった理由と同じだった。
妻子を持ったヒューバートとステラ
俺を苦しめていた兄とナサニエル
似てる、そう思って終わるはずだった。
そこにギルバートの殺意さえ残っていなければ。
だが、今は中毒になってしまう程そこはギルバートの殺気が満ちていた。
中てられたようにまた暗い感情が頭をよぎる]
あの時殺してやるつもりだった。
兄を抱いたナサニエルを。
そして…本来自分とは全く関係ない筈のステラへもその感情が芽生えた。
目の前で過去をトレースするこの女性へ、どす黒いものが浮かび上がってきたのだ。
覚えのあるようでないような言い表せない感情。
また、目が細く歪んだ。
「先生、あの人…ギルバートがまだ近くにいるかもしれません。それにもしかしたら彼一人ではないのかも。俺、外見てきますけど…」
案の定ヒューバートは自分が行くという、俺が考えた通りの行動に出、そのままステラを俺に託して出て行った。
視線だけでそれを見送った後、俺は行動を起こした]
先程見つけ、今また手に摂ったそれ─キッチンにおいてあった、ネズミ捕りにも使われる砒素。
「愚者の毒」とも言われるほど検出が容易な毒だったが、選んだのはただ単にこの名前が気に入っていただけ。
そして次に救急箱を探しだす。
中に入っていたのは数種類の常備薬と…瓶入りのカプセルタイプの解熱剤。
他は使用された形跡がなく、そして今彼女が怪我で熱っぽいこともあり必ずこの解熱剤を使うだろう。
中身は一回分程度しか残っておらず、カプセルの中身を全て砒素に入れ替え、元に戻した。
戻ってきたヒューバートと、僅かに意識を取り戻したステラ。
ここに滞在しようかというヒューバートの申し出をステラは雑貨屋と同様の理由で強く断った。
それでも強く説得するヒューバートだったが、頑なに断るステラに負け、そのままエイヴァリー宅を後にすることになる]
去り際、俺はこれ見よがしに薬箱を枕元に置いておいてやった。
礼をいうステラへお大事に、と声をかけて。
早く楽になるといい。永遠に。
結果は早くて数時間後だろうか。バンクロフト邸への連絡がヒューバートに届く時の反応で分かるだろう。予定通りだったと]
―ステラ宅→図書館―
エイヴァリー先生も、案外頑固だよなぁ。
なあ?
[私は、車中で同意を求めるように、ハーヴェイに水を向けていた。
彼の心の裡を知るよしもなく。
ステラは、未だちゃんとした応対のできる状態ではなかったが、断りへの罪滅ぼしのつもりなのかラルフの写真について訊ねる私に、戸棚の一つを指さしてみせた。そこには、一つの鍵が入っていた。
図書館にある彼女が管理を許されているキャビネットの一つの鍵と、地下にある書庫の鍵を一時的に貸与してくれるということだった。
私は礼を言い、しばらく経った後、ハーヴェイと共にその場を後にした。
さすがに兇手も、我々の妨害が入ったすぐ後にとって返してくることはあるまいと判断した所以だったが、明日にはかっ攫ってでもステラの身を保護しようと覚悟を固めていた。
宵闇に沈む図書館の前で、シボレーは静かに停車した。]
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