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−住宅街・『魔女の館』・昼−
[昨夜無事に教会に行くことができた。
教会について少しだけ違和感を感じたが
初めて行った場所だしそんなものなのかもしれないと
気にすることはなく、
説明を右から左に聞き流してきた。
途中通ったところでなにやら戦闘の跡らしきものもあり、
リチャードが何か言いたげだったが
それも露葉は気に留めなかった。]
そういえば『彼』が聖杯に何を望むのか
昨日聞きそびれたわ……。
[ランチ用のハーブ入りミートローフと
ディルとフェンネルをまぜたマッシュポテトを作りながら考える。]
与えられるものになにかの期待ができるから
話が通じないのかも……。
聞いてみたら少しは話ができるようになるかな。
[焼きあがったデザート用のラベンダーのシフォンケーキに
オレンジはちみつを塗り味を染み込ませる。]
[ちらほらとはいってくる客の相手をしていると
どこからか声が響いてきた。]
……。
あ、いえ、なんでもないんです。
ぼーっとしちゃって。
[反応してしまいそうになり、
客にどうしたのかと尋ねられ、
あわてて平静を装う。
しっかりと休んだおかげで体調は戻っている。
だが、誘いをかけられても戦いに赴きたいとは思えなかった。]
[彼が……治療に魔力を奪われている感じがしないから
恐らく、今はガトリングのほうなのだろう。
もしも彼がこの声を聞いていたら。]
絶対戦いに行っちゃうわよね。
[声に出してしまったのに気づき、
客に聞こえていないのを確認し、息をつく。]
彼が気付いてないのなら、黙っておくことにしましょう。
[しばらくすると
客がいなくなったので
蔦で籠を編み始めた。]
[セイバー、ライダー、キャスター……ランサーが出会ったサーヴァントはそれだけだ。残る者達を早く探しておかねば、と思う。
ランサーは、病院から離れ、住宅街の方へ歩き始めた。]
[ややあって、僅かだが、魔力の反応を感じ始めた。歩き続けると、「魔女の館」という看板がかかった店が見えてくる。]
気づかなかったな。
こんな場所があるなんて。
[白壁に緑。主のセンスを反映しているのだろう、調和がとれた外観をしていた。]
[細身の白いセーターに黒いスラックス。ベージュ色のショートボアコートのランサーは、額の赤い粉こそ違和感があるものの、一応、この時代の人間に見えない事はない。
暫く外から見つめていたが、扉を開けて中に入った。]
[からんと木の鈴が鳴り、客が入ってきたことを知らせる。]
いらっしゃいませ。
[籠を編んでいた手を止め、入ってきた客を見つめる。
なんだか少し変った人のような気がしたが
あまりじろじろ見るのは失礼だと
視線をはずし微笑んだ。]
お食事になさいますか、それともお飲み物?
申し訳ないが食事をしに来た訳ではない。
道を歩いていたら、この店が目に止まったので入らせてもらっただけなんだ。面白そうな店のようだが、今はお邪魔だったかな?
[店内を見回し、カウンターに置かれた籠に目をとめた。]
いいえ、ちょうどお客さまのいない時間帯でしたの。
小物も売ってますから
よろしければご覧ください。
[カウンター横に棚があり、
ポプリやハーブティやジャムなどが
手製の籠に入れられ並べられている。]
これはまだ作りかけで……
すみません、お見苦しい物を。
[作っていた籠をみられてあわててカウンターの中に隠した。]
―西ブロック教会前―
[闘志に燃える瞳を輝かせながら、当初の目的であった西ブロックにやってきた。背後にケネスの追跡の手が及んで居る事も、美貴が声を掛けようとしていた事も承知していた。
もしもケネスが人気が無い場所まで着いてきたら、そのまま息の根を止める予定でいたが、思惑に反し彼は雑踏の中から出てこようとはしなかった。
そしてシャルロットは教会の前に到着した。]
……今度は変装して、教会の勧誘員になりすましてやるんだからっ!
― 住宅街・昼 ―
これで本当に新聞勧誘員だったら、俺ただのストーカーだよな……
[わずかに不安を感じるが、今の所、つけている女が他の家へ勧誘に入る気配は無い。
これは当たりかと思っていると、女の姿を見失う。]
しまった、用心して少し距離を置き過ぎたか。
[そう思いながら周りを見渡すと、「魔女の館」と言う店が見えてくる。
入り口の窓から、不意に窓をのぞくと見たことのある人物がいた。
令呪が反応し始め、慌ててその場を去る。]
ありゃあ、あの夜に会った女じゃねぇか。
こんな所にいたのか。
[あの恐ろしいサーヴァントも傍にいるとなると、迂闊には近寄れない。
その場を後にすると、遠めに見失った女性を見つける事が出来た。]
お、いたいた。俺のかわい子ちゃん。
[ケネスは手をすり合わせると、尾行を*続ける事にした。*]
否。丁寧に作られていた。
良い香りだ――。
[乾燥した花の芳香を胸に吸い込み、ランサーは述べた。小さな壷の表面を撫で、店の主に、]
どれも手をかけて作られているようだ。
摘み立ての花を使っているのですか?
[教会には、"サーヴァント"の気配は感じられなかった。
当然といえば当然の事だが、この中に居るのは聖杯戦争の管理者"沖田敬一郎"である。
中に入るか入るまいか、逡巡したが、今度は教会の勧誘員を装ってあのマスターの所に押しかけると決めたのだ。
意を決して、そのまま重たい教会の扉をゆっくりと開いた。]
新聞は、取っていらっしゃいますか?
裏庭の温室で育てている物を使ってるんです。
草花を育てるのは昔から得意で……。
[話をしながらポットにお湯を注ぐ。
と、令呪が一瞬反応し、
危うくポットを取り落としそうになった。
目の前の客ではない。外だろうか。
確認しに行きたかったが、
客の相手を放り出すわけに行かない。
窓の外に目を向け誰もいないことを確認する。]
よろしければこちらをお飲みになりませんか。
試作品のお茶なんですけど。
[気を取り直して、ポットからカップにお茶をそそぎ、
ハイビスカスメインの真っ赤なお茶を差し出した。]
‐西ブロック・昼‐
しっかし、心当たりすらねぇんだよなー…。
[飛び出しては見たものの、正直心当たりが無い。
ってわけで、何処に行けば良いのか分からず途方にくれてたりする。]
…バカな程行動って読みにくいよなー。
いや、バカじゃなかったら出かけたりしないな、うん。
[しかし、傍から見たらどう写るのだろう。
ブツブツ言っている老人と顔が見えないほど雨合羽のフードを深く被りリュックを背負った者とのツーショットは。
あ、もちろん天気は晴天である。]
[危うく唐突な動作。やや挙動不審だ。
ランサーは差し出された赤いお茶を受け取り、
店の主の好意に、心を込めて合掌をした。]
ありがとうございます。
では、これら全ては。
貴方一人で育てたのでしょうか。大変な労力だ。
貴方、いや、貴方の名前は?
[ランサーの目は、メニューにマンゴーが使われた料理が載っているのを見て、酷く動揺したが、精神力を振り絞って視線を逸らした。]
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