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[修道女の少女に返す言葉も気にも留めぬ様子で、少女が問うのにじっと其の双眸を覗き、紫水晶の瞳はゆっくりと瞬き刹那――少女とは思えぬ背筋を凍らせる程に冷やかで凍る事すら無い程に甘く艶やかな笑みを浮かべ]
「壊して、しまった、から」
[瞬きの合間に何時も通りの表情に戻り]
「ネリーは、何故、慣れたの」
[首を傾げ青い髪の少女が安堵するのにふわと微笑み厨房へ向かう後姿を見送る]
[ソファまで辿り着けば、紅茶の時のように勧めるわけでもなく無造作に手にしたものを置いて。やや多めなあたり、自分ひとり用ではないということは知れた。]
さぁて、何をして過ごそうかしらね。
[カナッペとワインをつまみながら、与えられた「自由」をつまらなそうな表情で考えて。シャーロットの挨拶に口元に笑みを浮かべ、厨房へ消える様を見送った。]
[厨房にいるのは男性のようだ。
初めて見る人物。厨房の奥の食料庫でも覗いているか、彼とは少し距離があり、声は掛けずに。
水道の蛇口を勢いよく捻る。手近にあったグラスに、溜める、水泡沫、溢れて手が濡れた。
ぱちり。ぱちり。ぱちり。
錠剤を五つ。口に含み、水で流し込む。
作用はすぐに出るわけではないけれど
薬を飲んだだけでも気分的に安堵する。
水を止めて、濡れた指で唇をなぞった。]
>>57
[彼女は答えを探している時に笑みを見せたのは気のせいだろうか。]
あなたは――それがどのような形を成しているのかは判らないけど、失ったものが、失ったことがあるのね。
[ネリーは一瞬目だけを下に向け、続けた。]
暴れたから、と言えば答えは簡単だけど。
もっと言えば…自分の身は自分で守らなければならないから。
と言えば正しいのかしら。
[がさがさと厨房奥の食料庫を漁っている間に、ローズマリーの手で手際よく作られたカナッペに目を丸くする]
うまいもんだ。美味そうだし…
[結局自分の手による戦利品なしで彼女に続こうとしたところで、振り返りざまの悪戯げな笑みで一言、釘を刺されて]
…わかった。わかったよ。
何なら人数分サービスしてやる。
[多少は恥じらいを感じた様子でカチャカチャ上等のグラスを複数、かち合わせる音をさせながら盆の上に載せた。
ついでに蛇口を捻って自分のグラスと決めた中に水も入れている所に、見慣れぬ少女が入ってくる]
あんた……あんたが、シャーロットって人かな。
そりゃ薬か何かか。体でも悪いとか?
[錠剤を続けざまに五つ水で流し込んで、濡れた指で唇をなぞっているところに声をかける]
>>61
……え?
[きょとんと振り向く。
彼が自らの名を知っていることに驚き
ぱちりと不思議そうに瞬いて。]
はい、そうです。わたしが、シャーロット。
これは唯の精神安定剤。
病気、と言えば、病気なのかもしれませんけど……
[怪我よりまし。と菫色の少女を想い、微苦笑して。]
貴方のお名前も、聞いて、いいですか?
[少女の問いに小さく小さくそっと息を吐き首を振れば、続く答えに更に一拍は少女を見詰め瞬き、逡巡の後に口を開く]
「ネリーの、探し物、きっと、私、持って、無い」
[恐らくは自身の傷に興味を持たれている事も、其処に少女の受けた仕打ちが絡んでいる事も、なんとなく想い描いては居たのだろうけれど、申し訳無さそうにふるふると首を振り、浮かぶ微笑みは何処までも優しく儚く]
「もう、怖く、無いと、良いね」
[男に投げたのと同じ言葉を唇が紡ぐも、自身には何一つ期待をしていない様子で]
[ネリーは丁寧に少女へ治療を施す。ネリーは両手と両足の先のみに包帯を巻いていたが、同じ基準で包帯を巻けば身動きがとれなくなってしまうであろう。]
今はこんな所かしら。これだけの傷ですもの。少しずつ治せばよいわ。
ええ、怖いことはもう起きたくない。
[ネリーは治療薬の入った箱の蓋を閉め、衣服を少女に差し出した。]
[紫水晶の瞳は何処か遠くを見詰めていたけれど、目の前の少女の声に我に返り、治療は何時の間にか終わり差し出された服を受け取り素直に頷き]
「ありがとう、みんな、笑えれば、良いね」
[束の間は少女を見詰め言葉を探すも、自身に出来る事は限られていて]
「傷、治るまで、手伝う」
[少女の傷を指差し唇は告げ、受け取った服を着て、戻ってきた女や厨房に行った侭の男と同室の少女を思い出してか、少女を見詰め首を傾げ]
「お腹、減って、ない」
>>65
いえ、とんでもない。ナサニエルさん、ですね。
宜しくお願いします。
[第一印象は良くて。此処に来てから、最初は不安ばかりだったけど、牧師も修道女も、菫の少女も、そして彼も、優しそうな人ばかりだ。
安堵感に、ふっと笑みを零した。]
……ナイジェル?って男の子名前――あ……あの子の……菫色の彼女の、名前?
そっか。名前、出来たんだ。じゃあわたしも、これからはナイジェルって呼ぼう。
[まだ沢山残っている錠剤をちら、と見て、ポケットに仕舞い]
そうですね、言葉通りの薬です。此処にいる、のが少し不安なのもありますけど、わたしはこれ、前からずっと毎日欠かさず飲んでいたから、逆に飲まないと落ち着かなくて。
沢山ありますし、もしナサニエルさんが精神的に不安定になったら言って下さい。少しなら分けられます。
[微笑みを湛えて告げた。彼の持つ盆を見ては]
広間に戻りましょうか。彼女の――ナイジェルのことも気になりますし。
[ワイングラスをくるくるまわしながら、傷を負った二人の会話――とはいえ視線を向けているわけではないから性格にはネリーの声を聞くともなしに聞いて。]
怖いこと――
[意図もなく聞こえた言葉を無表情に呟く。
次の瞬間、手元が狂ったのかグラスはするりと手から滑り落ち、赤い液体と共に破片が脆く散る。]
………失敬。
[破片を拾おうと席を立てば、いつもよりやや鈍い神経に気付いてちらっと自らの手に視線を落とす。
それから何事もなかったように破片を集め終えたところで一旦盆に乗せ、顔には微塵も出さずにソファに深く腰掛ける。]
>>67
[ていねいな態度でよろしくと返したシャーロットはふっと笑みを零し、ナイジェルの名を受け入れてくれた事には嬉しそうに頷く]
あぁ、オレがちらっと零しただけの名前だけど、気に入ってくれたみたいだ。
セシリアって呼ばれるのを嫌がって…、そのまま名乗ってる。
…へぇ、前からずっと毎日欠かさず?
[何が彼女をそんなにも不安にするのだろうと疑問が生まれてしまうが、もし不安定になったら分けてあげられると告げて微笑む彼女の顔は、普通の落ち着きある女性のそれ。尋ねる言葉を飲み込み]
そうだな、そろそろ受けてた手当ても終わったかもしれない。
修道女や白衣の天使ならぬ三つ編みの天使とも一緒に、料理人が振る舞うカナッペでも摘ませてもらえるかもな。
[修道女の微笑みを一拍程は静かに見詰め、硝子の砕ける音にびくりと身を竦ませ咄嗟に視線を移し、女が自身の指先を見詰め破片を片付けるのを見守る]
………
[傷の手当てをして呉れた少女がソファに座るのに、恐る恐ると言った様子で右足を引き摺りテーブルへと近付いて、盆に載せられた硝子の破片を脅えた紫水晶が見詰め]
「片付けて、良い」
[ソファに落ち着いた女の顔を殆ど見る事も無く訊ねる為に首を傾げる]
[...は厨房を出て広間へと戻り、テーブルへと全員の手に渡るだけのグラスを無造作に置く。
置きざま、自分の分の水入りグラスを左手で取ったかと思えば早速、並べてあったカナッペを一つ掠め取る]
ビスケットの上に何かのせるだけで料理になるもんだな。
[功労者の労をねぎらうべくローズマリーに目を向けると]
…おいおい、グラス落としちまったのか?
もうできあがったのかよ。酒もほどほどにな。
[酔ったゆえの粗相かと、盆に一緒に持ってきていた布巾を投げて寄越す]
>>69
ナサニエルさんが名づけたんですか?
ふふ、素敵な名前だと思いますよ。
本人が気に入っているのが一番ですしね。
[薬の入ったポケットを服の上からなぞり]
ええ、毎日飲まないと効果も薄れてしまいますし。
簡単に言えば、不安になる病気ですね。
[もっと深く言えば――
彼は引くだろうから。それ以上は説明せずに。]
天使に、綺麗な料理人。
此処は素敵な場所ですよね。
皆さん、優しい人ばかり。
[カナッペとの言葉を聞いて、空腹感を思い出す。
貰えるかな?と期待しつつ広間に戻った]
珍しく酔ったのかしらね。
[ソファに身を沈めながら、テーブル付近のものに聞こえる程度のトーンで静かに告げたのは]
食器は明日きちんと片すわ。
今日はこのままここで寝かせてちょうだいね。
[と、そこまで言ったところでナイジェルからの申し出に瞬き、]
片付けたいのなら。
[と肯定ととれる言葉を一言。]
傷、増やさないように気をつけて。
……ありがとう。
[そして一拍の間を置いてから、そう付け加えた。]
[ゆらり]
[揺れたのは紫水晶の視界か華奢な肢体か、男に名を呼ばれればまるで呼吸を思い出した様子で、見開いた瞳は瞬き、同室の少女と男が広間に戻っていたのに気付き、双方の顔を見て安堵した様子で胸元に寄せた手を下ろしふわと微笑む]
「おかえり」
[ネリーはすぐ傍にいるナイジェルの様子に気づいた。]
どうしたの? ごめんなさい、私の手当てがまずかった? 傷むの?
[ネリーは傷だれけの彼女の手を取ろうとも思ったが、痛みを刺激しかねないと思い、それは躊躇われた。]
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