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[どこからともなく声だけが響く空っぽの部屋に、人1人の身体がギリギリ乗るミニマムな透明の台が一台。
その上にアナログな緑色の迷彩服を来た人体──で元はあったはずの襤褸襤褸の灰色の塊が1つ。衣服は幾千の刃に切り裂かれた様に毛羽立ち、隙間から衣服同様に裂けた皮膚、抉れて露出したあばら骨、赤黒い肉が見える。
目蓋は白く丈夫そうな糸で縫い付けられており、手足とおぼしきやせ細ったパーツは、透明な台の上に同じく透明な拘束布(分厚いサランラップの様に見えるだろう)厳重に押さえ付けられている。]
....... . 、Mam, ぼ く は 謝れない。
[geneが金属質なMamの声を遮ろうと。]
ぼくは元々、精神=肉体の回路が鋭敏な方だ。
今回のダイビングはとても…悦かったから、Jackなら悪質と呼ぶ、何かに引っ掛かった所為かもしれない。
...... . memento mori . . . . .には
──J@残念ながら君は【memento mori】には、引っ掛かってない。
──J@マゾヒスティックな君は寧ろ、闇から闇へと(実に陳腐な言い回しを使わせてもらおう)囁かれるmemento moriが何かを知りたいと、望んで死を持ってでも知りたいと言うんだろう。貧困層の子どもなら兎も角、劣等生とは言えスクールの生徒、Mamの子どもが暗い願望を持つのはあり得ないのだけど、自殺願望はタブーだから、マインドコントロールされてしまうか、ダストボックス行きのはずなんだが。
まあ君はMamに特別に溺愛されている…貴重なサンプルだから仕方が無いとは言え[ブツブツと音声に雑音が混じる。生身らしさを表現するかの様に]
──Mundane/orbit (現実世界/軌道) ──
『――それでは、拙は之にて。』
[深々と辞儀をし、伝令の姿は消滅した。
投げられた封筒が着地すると共に、空間を切り取ってレーザー表示のディスプレイが出現する。その方形を浮き立たせるように、室内は薄暮の色に包まれていった]
>>#12>>#13>>#14
[青白い光の中から道化師が一人、歩み出てくる。
全身が現れると同時にディスプレイは消失、その姿だけが闇の中に浮かび上がった。よどみなく紡がれる口上を聞き流し、少女は寝台に腰掛けた]
……あなたが私の居る理由?
[道化は彼女の呟きに答えることなく誘いの言葉を謳い続ける。大仰な一礼を残して消えた後には、紅い珠のアイコンが浮かんでいた]
……そうよね。
……でなければ、この部屋に届く筈もないものね。
[呟きに自答で返し、静かに歩み寄って手を伸ばす。
執事のドロイドはただ見守るかのように、身動きもしない。
外部データの侵入に対応して感知防壁が瞬時に識別と検索、無害性を確認して脳内クラスタに展開。定められた使用領域(フィールド)と交戦規定(RoE)を理解する]
……といっても、無きに等しい、ということだけれど。
……何時ものように、ね。
[室内の照明が回復し、最前までの有様を空間は取り戻す。
少女の口元には愉しげな笑み。
夜会か旅行にでも出かける前のような、愉しげな*微笑み*]
──M@【【memento mori】】
………………………………………………………
………………………………………………………
………………………………………………………
本気で死にたいのなら、私が殺してあげましょう。私の可愛い女の子。UnderWorldに行くのはもう止めて。
──M@お黙りなさい。
──J@Ceciliaの身体は罰として取り上げられる。かわりに劣等ラベリングをダブルで貰った元の身体でこのまま拘束されたまま、box内で別のプラグをさして、更生プログラムに接続される。…わかるね?
──M@駄目な子。私のスクールにあなたみたいに醜くて、あなたみたいに危険思想を持って、私に逆らう様な子は居ない。清潔な子どもはmemento moriについてなんて知ろうとしない。
──J@学校に復帰したら憐れみの目で見られるだろう。なにせ、その今使用中の身体を君が破棄する事になった時のままの、襤褸襤褸の姿だからね。
[MとJの声がやがて消えて行き、一筋の光と共に冷気がgeneの身体に吹き付けた。細いレインボーカラーの光は、彼女と呼ぶには随分と醜くガリガリに痩せた灰色の塊の、乳房が元はあったのであろう抉れた部分に当たる。]
──M@奇麗なのは胸の形だけ…。
[胸元だけを復元して光はMamの声と共に掻き消えた。]
書生 ハーヴェイ が参加しました。
-privateroom(現実世界/自室・研究室)-
・・・・・・ ふう。
[この時代に置いて、彼は非常識な存在となっていた。電脳の研究をしている故に現実世界にこだわり、その体の電脳化を最低限しか許していない。だが彼にとってはそれは当然のことであった。
手元にあるコーヒーを口元に持っていく。その苦みは第三者がプログラミングした味覚ではない。この現実の肉体が刺激により獲得した情報である。もっとも、自分はそれを極限まで再現する研究をしている。これほど皮肉なことはない。
その苦みをかみしめ、一つため息をついて見せた]
――Closed/orbit (専用領域/軌道) ――
[姿勢に応じて形を変えた椅子から身を起こせば、其処は既に電脳空間だった。とはいえ外見に変化はなく、絨毯は先程と同じ感触で素足を包む。深々と一礼した執事へと口を開いた]
今度の「降下(ディセンション)」は意識体になるんだねー。ちょっと、残念だな。どうせなら没入(ダイヴ)じゃなくて実体で降りたかったよ……。
『――そう仰られる割に、感情波形は高揚域に在られるようですが』
[論理回路を疾る電位の揺らぎ。認識と同時に脳裏で言語が結実。答える声は現実界とは比較にならない速度で伝わってくる]
そりゃそうだよ。実動演習や電脳補佐とは違うもの。
使用領域も交戦規定も“何でもあり(free-for-all)”でしょう?
会長から直接私に来た、っていうことは第一種武装貸与、っていう意味なんだし。そりゃ、少しくらい心が浮き立つのも当然じゃない?
[存在しない筈の胸の高鳴りを抑えるように両手を胸に当て、銀髪の男性を見上げて笑った。新しい玩具を与えられた子供のように]
『――了解しました。では――』
うん!
[――"The Door into Summer" is opened.]
[室内から調度が消え失せ、無色の地平が四方に広がった。中空に表示された発光文字を取り囲むように扉が形成され、徐々に開いていく]
≪斯くて始まるは鼠と竜の遊戯(The Game of Rat and Dragon)≫
≪鳴り響け伴奏無き奏鳴曲(Unaccompanied Sonata)≫
≪奏でられよ鮮血の楽曲(Blood Music)≫
[暗証詩句(パスフレーズ)の詠唱と共に、扉の向こう側が空間に現出し始める。無数の色彩が幾重にも重なって光り輝くその座標(アドレス)は、屈折を繰り返す万華鏡の中にも似た幾何学図形で構成されていた]
≪故に我は歌おう、
感電するほどの喜びを!(I Sing the Body Electric)≫
[扉が閉じ、消える――否、扉の「こちら側」に到達したと同時に、扉が消失したのだ。しかしその現象に気づかぬまま少女は立ち尽くしていた]
……光の渦。凄いね……
[攻性、防壁、探索、捕獲、移動。多種多様なデバイス群が結晶の形を作り、宝石箱の如くちりばめられた空間に一時、我を忘れて見惚れた]
……【Inc.】の保管庫(データベース)って、こうなってたんだ……
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
――Closed/Database (専用領域/保管庫) ――
[肩に手を置かれ、はっとして目瞬きを繰り返した。この領域に設定された"呆然"防壁の影響が、知らず及ぼされていたと気づく]
『――そんな事では困ります。ここは最上位機密ですから、防壁が解除される瞬間など有り得ません。それに対汚染シールド程度は常時実行を――』
むー。いいじゃない、あなたが居るんだから。
どうせ、この後だって付いてくるんでしょう?
[ですが、と続ける執事の言葉が届いていないかのように、少女はしゃがみ込んだ。煌く青色の結晶を手に取っては持ち比べ、矯めつ眇めつした]
……ねえ、"Zen-Gun"と"Coup de Grace"。どっちが良いと思う?
……二つともは持って行けないよね?
遠隔攻性デバイスだけで二つスロットを使うのは……
『――重すぎます。解凍展開に要する待機(ウェイト)が気に入らない、と過去に使用された時仰られました。それ以前に、構成主体(メイン)はどうされるのですか?』
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