情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[西南部周辺でも、街中のAIが停止しある程度の時間が経過した。
運転者の昏倒あるいはAIの消失によって失った乗用車は、オート走行車もすでに軒並みクラッシュ、横転、建物に激突した後で酷い有様だった。それでも、シャロンの事務所にセシリアが向かった時刻には、昏倒した市民を乗せたままオート走行する車の姿も多く有ったのだから、障害物だらけのドライブも数刻前よりは*容易になっているのだろう*。]
── 現世<Mundane> / 西南部→シャロンの車で移動中 ──
── 現世・西部と南部境界 ──
[トビーに問われると少し間をおいて答える]
この地図に映ってる点が、あたし含む手紙を受け取った人たちだとするなら、この手紙を出した人がいるんじゃないのかなって思うよ。
この点がどういう仕組で表示されてるのか、解析すればわかるかもしれないけど、もし”手紙”に反応してるのだったら、手紙を出した人は持ってないかもしれないし。
こんな状況を作り出してどうしたいのかはよくわかんないけど、どんなに自分に自信があったとしても、残りがみんな協力してやってくれば、わかんないじゃない?
ああ。でも協力者とか、賛同者とか、そういう人はいるかもしれない。この点の中にね。
だから、いるかもしれないしいないかもしれない。あたしが犯人なら、映らないようにしたい、かな。
あのおじいちゃんはどうなんだろう。可能性はあると思うけど。
[言い終わると、再び歩き始める]
[地図の一点で目を留める]
確かこの区画って空中庭園ってあったよね。
あんまり上に来ることってないから、今度来たときは行ってみたい、とか思ってたんだけど。
[地図上のそこには点は見あたらなかったが]
行っちゃ駄目?
情報得られるかわかんないけど。その後あの辺のクソ高い建物とかに人がいるか見に行くってことで。
[振り返り、トビーの同意を得ようと彼を*見た*]
―現実世界/中央部電波塔―
「……蹂躙されておる。メガロポリスが。」
[電波塔内、その周囲、メガロポリス全体から
喧騒が消えた。そのような感覚に襲われる。]
「これ以上。これ以上、メガロポリスが
侵されるのは耐えられん。そして許せん。」
[多層地図には複数の赤い点。柱の下部の
ランプが赤く光る。赤は怒りの色。]
「やられる前にやる。どの道、私が簡単に
始末されるようでは……………。」
[装置がグオングオンと*稼動する*。]
「もういい。私が出る。」
── 現実世界/西部と南部境界 ──
地図に映っているなら、よっぽどの馬鹿かよっぽど自信があるのかのどちらかだね……。
[くすっと振り返った少女に、]
あははっ。
いいよ、行ってみよう。
空中庭園に行くには、こっちから行った方が早い。徒歩でも行けなくはないけれど時間がかかりすぎるから、乗り物を使おう。
[快く頷き、先導する。]
―― 現実<Mundane>/南部大通り ――
[ガーゴイルを街角の装飾品の一つと化し、黒は動き出す]
[純粋なUtopiaの存在である黒に虚像は必要不可欠ではない]
[あえて姿をMundaneの人物に見せたい場合を除いては]
サァテ、ドウ動クツモリダ。
[電脳世界<Utopia>から現実世界<Mundane>を覗き見る]
[金の髪の少女AIに気付かれるか気付かれないかの距離で観察]
[気付かれたなら少女AIの性能が予想より上との試金石も兼ねて]
[双眸を半眼に細める。]
≪――V.Cかい。
時は金なり。
こちらは可愛い少女とデート中だよ、五体投地した者共群れる空中庭園に向かってね。≫
[視界の中に映る多層地図が一瞬揺らめく。]
≪――何用だい?≫
[そう問い返した時、
視界に映っている多層地図へ、何処からともなく、柔らかく仄かに光る粒子が集まってきた。]
【何ラカノ、ファイルト推測。内部構造ハ不明】
[ホログラムを示し少女は懸命に説明している様子だ]
[メモリの大半を目の前の男に割いていると認識/距離を詰める]
[都市全体/攻撃/アーヴァイン/Celia/マスター]
[電脳世界通信ではない掠め取ったキーワードを演算していく]
【アノ男ガ、セリアのマスターダナ。
アーヴァイントハ誰ダ。新タナ関係者カ?】
[動き出す姿をしばらく見つめ、掌の髑髏に黒目を向ける]
[こちらもあちらも映っている地図/見れば存在は気付かれる]
[情報を得て気付かれるか/情報を得られず気付かれるかの二択]
『指揮者。手紙に組み込まれた共有Systemが作動し始めました。』
――メイ!
[手紙を取り出すと、そこにも凝結しゆく粒子達――Data。Blankだった手紙の中に宿る。
同時に――Irvineの名前が浮かび上がるが、瞬く間に彼の名前は霞のように消えゆく。
後には緻密な、しかし何らかの断片としか分からないDataの欠片が残されているだけだった。]
これは……
[光点の1つは消え、永遠に光る事はなかった。]
[男が電脳喫茶へ消えたのを見届け、再び髑髏を眺める]
[男を示す光点とは別の一つが、濃霧に沈むように光を弱める]
[Irvine/アーヴァイン/先ほど耳にした名が浮かび消えていく]
[やがて光点は完全に消えた]
確カメル必要ガ、アルナ。
[瞳孔をキュルリ絞り、漆黒の腕を伸ばす/0と1の光砂が渦巻く]
―――サモン、キマイラ
―――サモン、グリフォン
[呼び出したのはUtopia用PGM二体/消された点に対する警戒]
[電脳魔獣を従え、最初の目的通り移動する光点を追いClosedへ]
[離れて降り立った廊下に相当する空間は、白く霞んでいた]
急ガナイト、危険ダ。
Closedマデ攻撃サレ始メテイルナラ―――時間ガナイ。
[黒の専用領域/魔窟を壊される訳にはいかない]
[髑髏の光点から、男の目的の個人空間の*座標を割り出す*]
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
[series Matildaを抱き起こすように抱えながら、彼女の電脳を介してネットワークの海に潜る。]
《やァや。トンビちゃんはデートかい? 俺っちはチート。なんつて。
空中庭園か。いいねェ――。理想的なデートコースじゃないの。》
[空中庭園に備えられた風景観賞用の定点カメラにアクセスすれば、そこに倒れ伏している人々の姿が目に入った。とりわけ、ブルーの色彩が目を惹く。
公立学校の生徒たちだった。
大方、校外学習の時間にでもこの異変に遭遇したのだろうか。]
《ん? どうした!? コンダクター…――》
[突如緊張の色を帯びた彼の声音に耳を欹てる。
視界の端に小さく配置しておいたスタンドつきの万華鏡が光を帯び、警告メッセージが現れた。
拡大し覗き込めば、光点が一つ消えてゆく。]
(これは一体――)
[思わず、マーシュを振り返る。
この男がこの事件に関わっている可能性があるのだろうか。]
ねえ、マーシュさん。
あなた最近、社に俺宛ての手紙を出したりしましたかねェ?
[マーシュはきょとんとした顔をしている。
どうやら、彼ではないようだった。
少しばかり引っかかる心当たりがないとはいえなかったのだが、どうやら取り越し苦労だったようだ。]
《ねえね、トンビちゃん。君さ、なにか知ってるの?
今回の事件についてさァ――》
[電脳上の万華鏡の上にふわりと浮かんで掻き消える鍵を見つめながら、ぽそりと呟いた。]
溯る事、3時間48分08秒前。
電波塔を中心とし広まった正体不明のProgram。
未だ知らぬものも多いが、そのProgram――此処では眠りの神= Hypnos と呼称しよう――は、特定時間に発動された。
発動前のそれは、電波塔を中心とし広まったのではなく、
また、境界(エンダー)へと向けて広まったものでもない。
発動の条件指定は未だ明らかにさえされていない。
広まる様を喩えるならば、湖面に発生した霧。
冷たい穹窿より舞い降りる白き結晶。
天使の羽で包まれる聖者。
メガロポリスの基幹システムに這入り、彼のメガロポリス外には影響を及ぼさぬという限定的効果を齎した。同域、現実/電脳両世界に置いて、相互関係する全ての環境へ侵食してゆく様はVirus的様相を思わせる。
即ち、彼のPGM、Hypnosの元に臥したもの、既にHypnosの影響を受けた物理的/仮想的領域に接触すれば、同PGMの影響を受けるという事である。
仮に、眠りの神が羽ばたき外部に出る事があれば、
電脳世界は、瞬く間に麻糸の如く乱れた事だろう。
人の為に作られ、人の為に動き続ける都市は今や沈黙。
人が居なくても整然と動き続ける機巧。
上層と存在を認められない下層は分断され、
下層の人々の混乱は目を覆うものもあったかもしれない。
本来の機能遂行能力は失われ麻痺している。
人々は倒れ目を覚ます事はなく、
人々を助ける為に作られた存在達とて動く事はない。
両者は見紛う程に。
人形の物置だとこの都市を嘲笑したとて、誰が否定するだろうか。
―現世/南部と中央部の間のカフェ―
――?
[一瞬、ホログラムが乱れた、ように見えた。]
[否、違う。薄い。]
光源の変化を確認。
情報の変化を確認。
"Irvine"
[一瞬の視覚情報。]
――――光源の消失を確認。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新