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[細く息を吐く]
[顔を上げ、青の眼差しを碧い瞳に向け]
…………そぅ、かな。
[白い手を取る事はなかったけれど]
[代わりにか、碧の髪を掠めるように撫ぜて]
[指先は、少し彷徨ってから]
[其処にいるのだと確かめるように]
[少女の碧い髪を掬って、落ちる間際、頬に触れて]
…………うん。
[ゆるり首を傾げれば、青もまた、揺れる]
…ごめん…ね、メイ。
…メイの、言う事…気持ち…
解りたい、と思う…けど。
…多分、まだ…解って、いない。
[少しずつ、道を捜すように、言葉を紡いで]
…………だから、ごめん。
[紡がれる言葉にきょんとんと瞬いて
ゆるゆる首を振ればふんわり微笑み]
謝らなくて良いよ、勝手に想ってるだけだし。
解ろうとしてくれて、ありがとう、嬉しい。
[小さく、頷いて]
[口唇は微笑を象ろうとして]
[けれど、其れは上手く行かずに]
[曖昧な表情に、柔らかさを帯びた青]
…………あ。
[視線が緩やかに動いて]
…仕事…
[時計を見て、ぽつり、*呟いた*]
[表情は少し遠いけれど柔らかな青に返す砂糖菓子の微笑み]
…え?
[倣うよう時計を見上げぱちりと瞬いて向き直り小首を傾げ]
手も治って無いし、今日は休んでも怒られないよ。
少しだけ、雪像作りに行って来るね。
[連れて行って呉れると言われたかも知れないけど首を振り
ケープを羽織り大体の方向を指し示して貰いこくりと頷いて
温かくしててとふんわり微笑んでもう直ぐ暮れる*銀世界へ*]
[天に向かって雪切りを突き上げると、一拍の後、目の前をざざりと白い塊が落ちてゆく。それを何度も繰り返す。
つらら交じりの雪を落とし終えると、屋根に上って積もった雪を下ろし始める。
下ろした雪を寄せると、玄関口からの道を作って仕上げる。
汗が水蒸気となって全身から立ち上り、雪雲の空へと吸い込まれてゆく…。
冬の季節はほぼこの仕事で生活の糧を得ている。雪下ろし、雪かき、雪の季節の日常だ。
老人世帯や、手の足りない家庭からは引っ張りだこ。終われば茶と茶菓子くらいは出るし、暇なおばちゃんの家だと夕食まで食っていけと引き止められる。
途中で吹雪いてきたときなど、そのままひと晩厄介になる事もある。
ここも、そんな家のひとつ]
『あら、終わったわね。入ってらっしゃい』
[一通り終えてシャベルを雪に付き立て、そこに手と顎を乗せて一息ついているときに、ちょうどいいタイミングで声がかかった。
簡単に道具を片付けると、遠慮なしに室内に入る。
テーブルにつくと、熱い紅茶と手作りの焼き菓子が運ばれた]
相変わらず手の込んだ菓子を作るな。
[ひとつ摘まむと、珍しそうにひっくり返したりして眺め、ぽいと口の中に放り込む。ぼりぼりと咀嚼して]
旨いね。
[極簡潔に感想を述べた。相手は...の真向かいに座ると、少し肩をすくめ]
『クインが来るから腕を揮ってるんでしょ?あなたこそ、相変わらず素っ気無い感想ね』
[美味しいものを作るかいがないわと苦笑いをして]
[そして目ざとく、...の様子が沈みがちなのを見取って]
『…そろそろいつもの冬の病気?いいわよ、泊まって行く?』
[ご馳走も作るわよと言いつつ、まるで女医が投薬でもするかのように聞いてくる相手を、しばらくじっと見詰めると]
オードリーさんって、再婚相手とか、いねーの?
[ぽつりと聞く。
それを聞いたオードリーは、ぽかんと呆れたように...を見て、次いで大きく溜め息を零しすっと立ち上がると、手元のトレイを持って...の横に行き、何事かと行動を見守るその後ろ頭をすぱんと軽く一閃した]
えっ?あ?何だ?聞いちゃわりぃことだったか?
いるんなら俺の存在はさすがにマズいだろうし…。
[なぜ叩かれるのか分からない...が不思議な顔をするのを見て]
『誰かさんが乳離れしたら、考えるわ』
[そうよ、こういう男だわ。仕方ないわね…と微笑んで]
[...は仏頂面をしながらも、バツが悪そうに横を向いて]
悪かったな…俺の都合だけで…。
『はいはい、ストップ』
[...が言うのを制して]
『きっかけ作ったのはこっちのほうなんだから、それ以上は言わないのがルールよ』
[しばし、沈黙が流れる。暖炉で薪がはぜる音だけがいやに大きく耳に響き、眩暈がしそうなくらいの静寂に焦れて]
…今日は、とんこつラーメンの日なんだ…。
[ゆるりと立ち上がると、帰り支度を始める]
また積もったら、呼んでくれ。
[そう言ってソリを曳きながら去っていく後姿に、もうひとつ溜め息を吐きかけて]
『トラウマにつけこんだあげく、相手も最初っから私に「申し訳ない」って思ってちゃ、そりゃどうにもならないわよね。こっちもつい、気にしないようにってシステマチックに付き合っちゃったし。育て方間違っちゃったわね…。
それにしても、私の手料理よりもラーメンなの?あーあ』
[そんなさばさばとした苦笑いの言葉は、...には届かないまま]
[ぽつぽつと歩く道すがら、手の付いてない新雪を見つけ、思わず仰向けに倒れこむ。
ただそのまま、じっと空を見上げて]
俺って、ダメなヤツ…。
[何となくぼんやりと、そのまま雪に体温を譲りつづけて]
[何故か鍋片手にさくさくと雪を踏みしめて。
時々思いっきり雪を蹴り上げながら、嗚呼、と溜息を一つ]
……。
おばちゃんってのは参るな。
何で二言目にはうちの息子の嫁に、なんだよ。
もうちょっとマシなのを選べっての……
[はぁ、と溜息をもう一つ。]
……母親ってああいうもんなのかな。
[わかんねー、ともう一度、思い切り雪を蹴り上げて。
結構な固まりの量が、新雪の上にどさどさと落ちて跡をつけていく]
…っぷぁ…!
[雪に沈み込んだ身体の上に雪の塊が降りかかる。顔も雪で覆われ、思わず頭を振って雪を振り払うも、起き上がる気になれずそのまま]
……ったく。
この冬はどうかしてる。
早く春こねぇかな……
腑に落ちないことだらけだぜ。
[鍋を雪の上に置くと、手の平で雪球を丸めて。
新雪の中に人影があるとも知らず、思いっきり腕を振りかぶって]
この馬鹿野郎ーーーーーーーーーーっ!!
[絶叫しながら新雪の中へ全力投球。]
[せっかく振り払った顔の上に、次々と雪の球が降り注ぐ。いや降り注ぐというより、突入してくる。
さすがに息苦しくなり、上半身を起き上がらせると、その顔にも雪球がぶつかって弾けとんだ]
……ああ、こういう乱暴なことをしでかすのはお前さんしかいねーよな……。
[カミーラの姿を認めて、億劫そうに雪を払うこともせずに、納得したように溜め息をつく]
[誰も居ないと思っていたところからいきなり人が沸いて出たので若干吃驚しつつ。
声でクインジーだと知れると手にしていた雪球をおまけで投げつけて]
……何だよ、何そんなとこで埋まってんだ、お前。
自殺志願か?
凍死したいんならもっと山の上の方いけよ?
[突然むくりと起き上がる。暖炉の火で体は火照っていて、
爽やかなとした目覚めには程遠く]
…誰もいないんだ。
[そういえばこの時間はまだ働いてたっけなどと
ぼんやり考える]
喉かわいた…。
[つぶやいては見るが、立ち上がる気力は沸かず。
ふたたびぽすっと*横になった*]
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