情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
鋭意努力するよ。
なにしろ、そんな彼女ができるという万に一つの奇跡が起こり得ることを知ったなら、私も世の中捨てたものじゃないって思えるだろうからね。
それはぜひとも見届けなくてはならない。
[ニヤリと笑みを浮かべる。しかし、その表情は不意に真面目なものに。]
だが、何が起きるかわからない。
イザという時は、躊躇わず自分の身は自分で護るんだ。
[鞄から取り出したずしりと重い鉄の塊をハーヴェイの手に預けた。
それは、今日の日中ソフィーに託していたエリザの護身用に求めた拳銃、ベレッタだった]
おとなしくしてりゃいいのに………ったく。手間ァ掛けさせやがって。
ほら、四つん這いになれよ。
[椅子に座り、雌犬の身体を足先で弄っている。]
俺がそんな強い男になれるっていう億に一の確立より何倍も高いですよ。
世の中ありえないなんてありえないんですから。
[相変わらず冗談口を叩くがずしりと重い拳銃を渡され、至極真面目な顔へと切り替わった]
…分かってます。
[使い方についてはよくわかっていなかったが、それに関しては車中のわずかなレクチャーで理解する]
[観察されるような視線に、わたしは居心地が悪くなりながらも無言でその仕打ちを受け止めていた。]
[ふと指が離れる。
時を開けずに今度は腕をなぞる。触れられたのが右手で良かったと思った。
品定めをするような手つきが、いやらしさより別な感情を呼び起こす。]
『嗚呼、昔を思い出したんだわ…』
[娼婦だった頃の記憶が蘇ってきて、わたしはふっと表情を緩めた。同時に脳裏には若き日のバートの笑顔が浮かぶ。]
「イタリア料理でも食べに行きませんか?」
[『えぇ、喜んで』
もし生きて解放されたなら――]
[幸福だった過去。その断片を思い出していると、ギルバートの指がブラウスの襟に掛かっていることに気づく。]
やっ…――
[思わず肩を竦めてしまう。触れて欲しくなかった。今だけは。バートの面影が消えてしまう刹那だけは――]
[身体が軽くなった、と思うと足で小突かれているのが分かる。
ボールギャグを外したいとも思ったが、外そうとするとさらに過酷な仕打ちを打たれるような気がしてならず。]
んん…クク…あっ…んあ!!
[背中を蹴られて涙がこぼれそうになる。実際目隠しでわからないが。
やがて言われるがままに、四つん這いの姿勢になる。]
頼むぜ。
[真剣な眼差しで銃を扱うハーヴェイを横目にぽつりと漏れた言葉は、いつになく神妙な気配を帯びていた。]
君までも喪いたくない。
ロティも哀しむからな――。
[ぽつりとヒューバートからもれた言葉は聞こえたのか聞こえなかったのか。
それは次に発せられた質問の前ではどうでもいいことだったのかもしれない]
…先生、前から聞きたかったんですが…いいですか?
[悲鳴を上げ、身を屈める女の肩を見下ろすと、足を乗せ、軽く後ろに押しやる。
蹴りが入った、という程ではないが、十分に強い圧力となった筈だ。]
―車中―
[軫憂に満ちた夜だった。私は沈黙を嫌うかのように、カーラジオのスイッチを入れていた。
ハーヴェイのどこか真剣みを帯びた口調に、音量をやや落とす。]
ああ。なんでも聞いてくれ。
答えられることなら――できるだけ答えるよ。
[身を屈めていると肩に軽い衝撃が走る。
わたしはその与えられた力によってバランスを崩し、床に両手を着いて座り込む]
[胸元が露になった。]
………このボールギャグ、不良品か?
ちっとも涎が垂れてこねぇし………
どれ。
[ナサニエルは、雌犬の口に入れたボールギャグに指先を伸ばし、それを少しだけずらそうとした。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新