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―通路―
[いつの間にか部屋から消えたうさぎに瞬いて。
通路へと一歩踏み出すと先をいく白い姿。]
……おまえはいいな。
光さえあれば半永久的に動ける。
腹が減らないというのは素晴らしい。
[いっそ食べれるように作ればよかった、と。
製作者の呟きを耳にしたのか、慌てたようにじたばた。]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
[煙草を咥えたままにダルそうに歩いていれば、
白いうさぎの姿が見えて。
立ち止まり、其の姿を暫く見つめる。]
――うーくんだっけ。
[常盤色の髪を思い出し、くすりと笑い、
方向をうさぎに変えて、ゆっくりと歩き出す。]
……そのうさぎの名前を問うているのならYes。
[食べられる、と思っているのか、蒼い姿を見るとうさぎはそっちへ一目散。
助けでも求めるように後ろに回りこむ。]
……君は私よりもそっちの男のがいいのか。
[現れた主に視線を向け、軽く手を振る。そうして後ろに回りこんだうさぎにきょとりと瞬き、うさぎを一拍見つめた。]
おいおい、主人を嫌がるなんて……
[言いつつ、瞳は笑んでいるようで。
うーくんの頭をぽふりと撫でてローズマリーに視線を向ける。]
何かろくでもないことでも言ったんじゃないか?
うーくんの所有権は私にある。
私がどんな扱いしようと、構わないだろう?
[ねぇ?と問いかける視線の先。
うさぎはやっぱりふるふるふるふると首を振っている。]
食べられるようにすればよかった、と言っただけだ。
因幡の白兎という話もあることだし。
ま、否定はしない。
[うーくんに助け舟を出すつもりはないらしい口調で告げる。]
なるほど。確かにうーくんは食べられないな。
まあ、食べられるようになっていたらいたで所有権の侵害を
されていた可能性の否定は出来んが。
[助けてはくれない様子にうさぎはショックを受けたらしく。
大げさにのけぞるとナサニエルの足をぽかぽか。]
……人のものを勝手に取るとは。
脱出の前に基本的な躾だな。
[どこまで本気かわからない口調で呟いて。
ナサニエルの後ろに回るとうーくんを抱き上げる。]
別に侵害されたところで怒りはしないけど。
[足をぽかぽか叩かれれて、視線を再びうーくんへ。]
食べられるようにしたらよかった、って仮定の話だろ?
怒るな怒るな。
[再び頭をぽふぽふと。最期におでこあたりをツンとつついて。]
まあ、レーションと水だけでこんだけもたしてりゃ
よからぬことを考えるヤツもいるだろ。
[抱き上げられたうーくんを一拍見つめ、視線を彼女に。
相変わらずの調子に少し表情は柔らかく。]
まったくだ。
そんなに飢えるのが嫌なら私が消化器官丸ごと機械と取り替えてやるのに。
[抱き上げたうーくんの頭に半分顔を埋め、僅か口角を上げる。]
君もこの異常事態だ。
よからぬことの一つも考えるかね?
今なら証拠はすべて隠滅されて君の罪状は無かったことにできるかもしれない。
消化器官丸ごと機械に、か。
提案すれば喜ぶヤツもいるかもな?
[通路の壁に背を持たせかけ、煙草は咥えたままに星を見る。]
よからぬこと、ね。
考えてないよ――今のところは。
だからまだ、罪状は生まれてない。
面倒だから麻酔無しでの作業だけどな。
それでもいいならいつでも。
[薄く笑む。
それからふと首を傾げて。]
……そんなことしたら私の腹が減る。
止めだ。どうしてもというならうーくんにやらせる。
[いやだ、とでもいうように首を振るうさぎの頭を己の顎で抑えて。]
今のところ、ね。
暴虐の徒と成り果てて食料独り占めしようが私の預かり知るところではないが。
[かつり、と興味を失ったように踵を返しかけて、振り向く。]
――……ああ、バイオームはもう入れないのだっけ?
冒険家 ナサニエルが村を出て行きました。
7人目、冒険家 ナサニエル がやってきました。
それは怖いな。
痛みで気が狂いそうだ。
[視線の笑みを返して、続いた言葉にくすくす笑う。]
麻酔のない施術とやる気のない執刀医。
どっちが怖いかな?
[勿論本気の質問ではなく、ただの言葉遊び。]
暴虐の徒、か。
自分がそうなったときの自分の行動なんてなってみなきゃわからん。誰がいつまでまともで居られるかもわからない。
――そう、バイオームはもう封鎖されてる。
[と答え、暫くは通路に背を凭せ掛けた*まま*]
誰しも今正気である保証などできないのだから。
気が狂ったと思って実は正常に戻るのかもしれん。
[うーくんを抱いたまま、バイオームへと続く通路をちらりと見て。]
そうか。ならいい。
生物厄災の後なら何か面白いものでも生えてるかと思ったが。
[かつん、と硬質な音が一つ響いて。]
――……ほんとに怖いのは施術を希望する患者。
[望まれていない答えは、無人の廊下に*反響する。*]
―廊下―
[気配自体が減っている中で煙草を吸う者も其れを嗜める者もどれだけ残っているのかは定かで無いが、貧しい国の子供の如く口寂しさと空腹を紛らわす為に煙草を吸っている者も居るかも知れず、通路の奥からほんの微か煙草の香りが漂う]
――…
[話し声と人の気配にゆっくりと顔を向け、其処にナサニエルとローズマリーとローズマリーの腕の中の白いウサギを遠目に捉え、随分と長く透明な板の前に立ち尽くして居たが、漸く足音も無い常の歩調で彼等の方へ――自室が其の先と云うだけだが――歩き始め]
生えても食べても拙いから、処分した。
[反響するローズマリーの声に二人から幾らか距離を取った辺りで立ち止まり、バイオームへと続く通路へと視線を投げてから、各人へと視線を投げ緩やかに瞬き挨拶の代わりとした後に、ローズマリーの貌を見詰めゆっくりともう一度瞬く]
正気と狂気の境界は何処?
[新手の声にふむ、と軽く顎を擦る仕草。
うさぎは少し離れて立つ男にぴょこぴょこと手を振っている。]
……ふむ。
歩く人参とか踊るキャベツを見られるかもしれなかったのにな。
残念至極。
[実際そうとは思っている様子もなく。
問われた言葉には肩眉を僅か上げて。]
コップの中に水を満たしてインクを一滴垂らしてみるといい。
[ローズマリーの腕の中でウサギが白くふわふわとした手を振る仕草に、二人にしたのと同じく瞬き一つ返し挨拶に代え、踊る野菜と云い出す主の言葉を如何思っているのか確かめる様に暫く見詰め]
踊り食い?
[呟きに近い問いは思いついた単語を其の侭口にしただけかも知れず、ローズマリーの表情が微かに変わるのを視界の端に捉え、其の言葉にかほんの僅か口の端に笑みらしきものを乗せる]
混ざるけど――…
[薄まる、と小さく囁く頃には口許から表情は消え]
直径20cmばかりのキャベツを丸呑みするのは人体の構造的に無理だ。
踊り食いは諦めたほうがいい。
無論そのキャベツが切り分けてもまだ踊っているのなら話は別だ。
[一寸ずれた指摘。
抱き上げたうさぎに軽く頬を寄せて、笑う。]
Exactly.
その混ざった状態でインクと水の境目の説明をするといい。
狂気と正気の境目はそこにあるだろう。
――……そして。
水の中にインクを垂らしつづければやがて薄まるのは水となる。
君が問うているものの性質はそういうものだ。
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