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承知しましたわ、マスター。
[控えめに頷き、教会からは大分離れた場所でシャルロットは立ち止まった。]
……私はこれ以上先へ行くのは止めておきます。教会の中は安全な筈ですので、ここでお待ちしています。
[何故だか判らないが、胸騒ぎがした。だが、"教会は安全である"というシャルロットの固定観念が胸騒ぎを否定した。]
ご案内しましょう、お武家様
[ケネスは溜息をつきながらコートを羽織る。]
マスターの気配は俺が探るが、サーバントの気配がしたら教えてくれよ。
[そう言うと宗冬と共に外へと出た。夜道を2人で歩いて行く。]
[何度かの呼びかけの後、神父は現れた。
特に何かを思ったわけでもない。令呪も大人しかったし、聖杯戦争へ参加の意思を告げたときも、何も「感じなかった」]
それでは失礼します。
「どうか、ご武運を」
[神父というにはまだ若い青年に見送られ、礼拝堂を後にする]
……なんだろう、この違和感は。
[疑問を口にしたが、答えを期待できないものに執着心が働くはずもなく。
シャルロットの傍まで来ると、もう一度教会を振り返った]
[しばらく歩くと、ケネスは別のマスターの気配が近づいてくる事に気づく。]
サーバントがいるかはわからないが、俺が先に歩いているのはまずいだろうな……
宗冬先に行ってくれ。サーバントの気配を感じたら行動は任せる。
先に見つけたら刀を抜いていいぞ。
[バーサーカーに細かい命令は出来ないからな…そう思いながらケネスは言った。]
帰りましょう、マリア。
キャスターたちと協力関係は結びましたが、他のマスターやサーヴァントにはまだ会わないほうがよさそうですから。
[教会から視線をシャルロットに戻したときにはもう、違和感のことはどうでも良くなっていた]
ぶつぶつ言ってないで敵がいないかどうか探ってちょうだい。
近くにマスターがいるような気がするのよ。
わたしこういうの得意じゃないんだから。
あなたできない?
[足を止めて男の方へ振り向いた。]
ええ、そうですわね。
……私の特技は"相手に気付かれずに行動する"事ですから、出来ればしっかりと下調べをしてから、他のサーヴァントと相見えたいと思います。
気配は消しておきます。今は情報を集めましょうか。
[チリチリする胸騒ぎを押し殺すように、ソフィーの傍らを歩き注意深く住宅街へと*向かった*]
ー 夜道 ー
[ケネスの後に続いてしばらく歩くと、強大な気配の存在が感じられた。この角を曲がった所に何かがいる。]
妖術師殿、嫌な気配が。相手に気付かれる前に逃げましょう。
[宗冬は弱い。だが、宗冬は現実的であり用心深い。だからこそ幾たびの政争暗闘を生き抜いてこれたのだ。振り向きそろりそろりと足を忍ばせ、来た道を戻る宗冬。しかしまさかそこにバナナの皮が落ちているとはいくら宗冬とて思いも寄らぬものであった。盛大にこける宗冬。商店街で食べたバナナ。おいしかったバナナ。食べたのは宗冬であり、捨てたのも宗冬である。]
自業自得!気付かれたか!?
下調べはしすぎて困ることはないでしょうから。
その方面はマリアにお任せします。
[教会からの帰り道は大通りを避け、裏道を通る。多少遠回りになってしまうのは仕方なかった]
あぁ…?
[息をつく。
はやく。 うたせてくれよ。]
そうか、マスターがいるのか。
じゃあ、サーヴァントもいるかも知れんなぁ?
[右腕が、ひとりでに震える。
やがて、左腕も、震え始めた。
気配を読む、そんな余裕がない。]
…どこだ。
どこにいんだよ。
ウハッ。
[と、空気を感じる。
甘い痛み。その空気。
そして物音。]
‐樹那川‐
[マリア達の案内で川へと到着したキャスターは、2人を見送るとゆっくりと川の近くへと歩いていく。
女性と離れ離れになるのは口惜しいが、今はそれよりも重要なことがある。
それは、この地でどれほど自分の力が"弱体化"しているかだった。]
これぐらいの水量があるなら十分か。
そりゃまぁ、多ければ多いほど有利だが…。
[キャスターはそう言いながら"川の上"を歩き進む。
そして川の中央付近へと辿り着くと両腕をゆっくりと指揮者のように動かした。
その動きに呼応するように、莫大な量の川の水が水柱となって空に打ち上げられる。]
大海の荒波と違い素直な水だな…うん、従え易い。
[天へと打ち上げられた水は、巨大な水の塊となって頭上に浮かんでいる。
キャスターが掌をゆっくりと動かすと、それに従い厚い水の幕となってキャスターを覆った。]
【さて…魔力の酷使は周りに感づかれる可能性もあるが…。
この場所でなら戦闘になっても良いだろ。
女ならこっちからさっさと逃げるしなー、戦いたくないし。
むしろ戦いよりもお近づきに…】
[そんな事を考えながら己の持つ魔力を一気に開放する。
水ならば魔力を流さずとも操れるが、性能と言う点で見るならば当然魔力を使い従える方が断然上である。
キャスターは己の"宝具"の弱体化を把握していた。
もちろん腐っても宝具だ、決して弱いわけではない…が、それでも使用回数と性能と言う点では落胆せざるをえない物となってしまっている。
本来の自分の力のつもりで戦うことは危険だ、一刻も早く正確な"自分の情報"を把握しなければならない。]
それじゃ、試してみるか…。
[キャスターはゆっくりと、指を川下の水面へと向ける。]
"keihastaa"
[その瞬間、キャスターを覆っていた水の幕から、魔力が篭った無数の刃が生まれる。
そして、その全てが一斉に発射された。
着弾点では凄まじい爆音と多大な水飛沫が発生する…が、キャスターは眉を顰める。]
全体的に魔力が下がってる…か、この分だと他の魔法も全てランクダウンしてるなぁ…。
[はっきり言って弱体化も良い所だ、今の命令は大地を割るつもりで命令を下した…だが今のでは精々大地を削り抉るのが良い所だろう。
その後も様々な魔法を試してみたが、どれも彼が知っている自分の実力とは程遠い物となっていた。
特に酷かったのは、召喚と封印の魔法…彼としてはこの戦争で主力に近い魔法と考えていただけに落胆は大きかった。]
ちょっとこりゃ、全てを真っ向から力づく…って訳にはいかなくなったなぁ。
[それでも彼は"魔法使い"な事には変わりがない。
その魔力量、そして魔法の威力は紛れもなく極みの存在である魔法使いだろう。
元々の彼の能力が高すぎたのだ、人の身で世界を創り、全ての水を支配した不滅の賢者。
それからすれば、ただの魔法使いなんて弱者も良い所だった。]
はぁ…どうすっかなー…
…あぁ、いるぜ、いるぜいるぜぇえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
すぐ近くによぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
…待ってたよ。
俺は、お前を、待っていたよぉおおお?
[ふらり、と、しかし足早に、歩く。
――その両手には、既に、鈍い光。]
やっと、やっと、やっと!
愛してるぜぇ?
捜し求めてたぜぇ!
なぁ…、俺の愛する「敵」よ。
[いきなり騒ぎ出した男に驚く。
呆然としていると彼は先ほどなにかの音がした方へ
歩いていってしまっていた。]
ちょっと、あなた。
待ちなさい。
わたしは疲れてるの。
戦いになったら……。
[小走りで追いかけるが追いつけない。]
[やはり気付かれていた。やはり敵だった。この時、宗冬は不思議な感覚を味わっていた。敵を目の前にした瞬間から全身に力が満ちていく。刀を抜くと、今までになく馴染む。宗冬は、大上段に構え、目の前の敵に走り出す。]
ちぇすとぉぉぉ!!!
[一気に間合いを詰め、振り下ろす。]
[キャスターの操る“魔法”をタロと二人で眺めている。]
お爺ちゃん、すごいねー。
「バフ!」
マリアちゃん、可愛かったねー。
「ワフ!」
[ようやく家にたどり着く。ふと振り返り]
……魔力。
ひとつはキャスターか。
後は……。
[キャスターとは別の。けれど、それがいくつなのか、どの場所なのか、何者なのかなどわからない]
結界を強く張りなおさなければ。
[門を閉め、そこに何事か呟き、庭の四方の隅でも同じ事を繰り返す。
そして、家に入り]
シャルロットは上にいてください。私は地下の工房でこの敷地にかけられた結界を強化しますから。
[シャルロットにそう告げて、地下へと向かった]
[角を曲がる。
そこに、この世の全てを合わせたよりも価値のある最大の快楽、
それを味わうための、許可証が、見える。
…振り下ろされる、鈍い光。]
ウハ、ウハ、うはははははははっ、ひゃ、ふぅ。クハッ、は。
[ぐらり、と、よろけるようにして、その刃から体を逸らす。
が、肩口を切り裂かれた。
激痛が走る。]
あはッ?
いいねぇ、いいねぇえええ。
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