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[薬を探してどれくらい歩き回ったか、結局は薬箱や薬剤があったのは使用人室と思しき部屋で、数種の傷薬を部屋にあった箱に積めて広間に戻れば目的の少女の姿は無く、牧師と男の親子喧嘩の様な一席に入り口で立ち止まりきょとんと瞬き、気を取り直せば部屋へと足を踏み入れ其処に居る人たちに軽く頭を下げる]
……物騒なことですね。
[緩やかに動く手元は何時の間にか聖書の表紙を撫で。]
憎むのは結構ですけど、八つ当たりは格好悪いですよ。
――人に刃を向けるときは自分が刺されることも覚悟せよ。
[肩を竦めるとこつこつと2,3回聖書の表紙を叩き。]
それは無論私に対しても同じことが言えますが。
[人が入ってきた気配に、険しい顔のまま振り向けば]
…ナイジェル。
[とたんに緊張が切れたように力の抜けた体は、椅子に腰を落とさせる。
少女に向き直った頃には表情はむしろ穏やかなものに戻っていた。
彼女が手にした箱を指しながら]
よ。
何だ?その箱…
[声をかけられても一拍は男を気遣う様に見詰め、其の表情や雰囲気が柔らかく成ればふわと微笑み、差し出した蓋の無い箱からは見るからに薬品らしき瓶の数々を覗かせ]
「ネリーの、薬」
[牧師に声をかけられ其方へと向き直り再び軽く頭を下げ]
「殴られたら、逆の、頬を、差し出すのが、教えでは、無いの」
[首を傾げ牧師へと問うは男にかけた言葉からか]
>>352
[今からお前に殺意を向けてやると宣言したも同義な自分の言葉にも落ち着いた声で返したルーサーを、椅子に座ったままそっと見る。
緩やかに動く彼の手元に導かれ目をやればそこに聖書があった。
...はぎゅっと目を瞑る。
今は狂おしさに震わせるでもなく、ただ牧師にのみ届くような静かな声で]
ただの八つ当たり、分かっちゃいるけど…
炎みたいな憎しみが、どうしても…どうしても消えない。
[表紙を叩いた後のルーサーの言葉に軽く笑って]
人に刃を向けるときは自分が刺されることも覚悟せよ、それは勿論私に対しても同じ事が言える?
まるであんたも、人に刃を向けたことがあるみたいな言い草だ。
…変わってるね。
村の設定が変更されました。
[ネリーは廊下を練り歩いていた。たくさんある無機質にも有機的にも見える扉をひねってみたりしたが、開かないものがほとんどだ。]
こういう所って、大事な場所には屋敷の主人の絵画などが納められているはずなのよね。でもきっとあるはずだわ。
だけど…私には錠前やぶりなんて知識はないもの。諦めないといけないかしら、やっぱり。
それにしても、ルーサーさんって凄かったわね。逆の立場だったら不可能よ。
[言いながらネリーは言葉を漏らしていると、会話の聞こえる部屋の手前まで辿り着いた。この部屋は開いているらしい。]
[男の牧師にかける声は人一倍周囲に気を張り続けるのが常の人間に届いたのか届かないのか、実際には男の雰囲気の変化だけだとしても敏感に感じ取っているのであろう、前髪の奥に隠れた紫水晶の双眸は微か揺れ細められたのだろうけれど、男の瞳が細められるのに嬉しそうに一つ頷いて]
「あの傷、きっと、まだ痛い」
[自身の身から想像を巡らせ少女を気遣う言葉を発する辺り、痛覚が無い訳では無さそうだけれど、優しいと言われればきょとんと男を見詰めふるふる首を振り]
「弱い、だけ」
[恥じ入る様に俯く辺りは強く成ろうと望んで居るのかも知れず、続く問いには矢張り一つ頷き、自身の傷を気にして居る様子は余り見られない侭、牧師の言葉に向き直れば不思議そうに首を傾げ]
「彼は、生き返った」
[命すらも差し出すのが教義では無いのかと知識として知っているだけのそれを紡ぎ、別段に人間が生き返るとか非現実的な事は考えて居ない様でもあり、続けて牧師が男にかける言葉に前髪に隠れた眉根を寄せたかも知れず]
「ナサニエルを、傷つけないで」
[ネリーは部屋の中から発せられる空気を浴びた。このまま進んでもいいのかしら?という自制心が現れた。
ほとぼりが冷めるまで踵を返すのも手だが、屋敷の外はおろか屋敷の内も知らないネリーはこのまま立ち去ってもいいものかと悩んだ。]
>>357
先にあるものなんて考えた事ねえよ…
あんな時考えてるのはいっつも、失ったもののことばっかりだ。
[呟きまでもが牧師らしい説得力を持って響く。
...はゆるく首を振ってそう返した。
刃を向けられたら、貴方を刺すかもしれないという話には]
右の頬すら差し出さずに、刃を向けるってのか。
[だがその答のような、差し出したくても殺されたら差し出せませんねという微笑みを忍び見て笑う]
…違いないや。
色々ね…。
人生経験豊富らしいあんたみたいな牧師様が、オレらの親代わりだったら…
[何か肯定的な言葉が洩れ出る所だった口を噤み明く首を振った]
…はなから俗人と見抜いて、信じすぎる事もなかったろうね。
……彼を傷つけないで、と言う前に。
彼が誰かを傷つけないようにお気をつけなさい。
[少しだけナサニエルへと視線を向け]
……危害を加えなければまた私も振り上げる刃を持たない。
[気配を隠すほどのものでもなかったが、このまま立ちつくしていれば迷惑をかけそうな気もしたので、ネリーは部屋へ入ることにした。]
おはようございます、皆様。昨日はありがとうございました。
>>359
だな。
「慣れてる」みたいな事を言ってたけど…
痛みにそうそう、慣れるもんかよ。
早く治してやれそうならその方がいい。
[ネリーの怪我の痛みを気遣う少女の言葉に肯定して頷く。
優しいという褒め言葉に首を横に振り、弱いだけだと答える様子に]
…よわい?
おまえは弱いから、ネリーの痛みを想像して、自分が何とかしてやろうとしてると思ってるのか?
オレはそうじゃないと思うけどな…。
[それは違うと言いたくても、恥じ入るように俯いた少女へ、何と表したものか思案して自分の顎を触る]
でももし弱いからだとしても、ますます痛めつけてやろうなんて思わずに、治してやろうって思うのはやっぱり良いことだよ。
それを優しさって表さなくたって、何でもいい。良いことだ。
おまえはえらい。
[自身の傷を気にしている様子がない少女に眉を寄せてしまいそうになる顔を改め、うまく言葉は選べなくとも、この注意深い少女にはこれで伝わることを信じて頭を撫でる仕草をしながらにっこりする]
[牧師の言葉に男へとちらと視線を投げ唇は微か何かを紡いだかも知れず、けれど誰にも読み取れない小さな動きでしか無くて、牧師へと視線を戻せば一つ頷き]
「私は、ルーサーを、傷つけ無い」
[手振りつきでそう言う迄も無く誰に対しても敵意なんて無いのだけれど、男の聖職者に対する敵意の片鱗は見えようとも何が出来る訳でも無く]
「ルーサーは、ナサニエルを、救わないの」
[問いかければ気配のあった扉が開くのに視線を移し、其処に昨夜の少女の姿を見止めて動き回れる事にか何処か安堵した様子でふわと微笑み、僅か薬箱を持ち上げて見せ]
「薬、あった」
[建設的、咎める、この世の主、教義。
ネリーの今までに自らの中に蓄積し続けてきたものとは大きくかけ離れるものであった。 このような人達でも、ここへ連れて来られる理由でもあるのだろうか]
ナイジェル、ありがとう。あなたにやってもらえないかしら?
[ネリーは少女へ向けて手のひらを向け、指を開いてみせた。
袖が肘の先まであるやや長めのもので、袖口も大きめのコットンのワンピースから、手首が顔を出した。]
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