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−商店街・days4午前−
[シャルロットと二人、花屋に寄り、供える花を買い求める。白いカーネーションを2本、包んで貰って外へと出た。
両親の記憶はない。けれど、今まで知らなかった分、きっかけが出来たような気がしていた]
― 教会 ―
[朝の厳粛な空気の中、ランサーは長椅子の端に座っていた。霊脈の上に作られた教会。冷たい朝の空気に混じり入り、魔力が流れ込んでくる。
宝具トリシューラ。シヴァの槍として知られていた武具。そして、本来であれば対軍宝具であったそれは、ランサーの知名度により弱体化。かつ、本来の広域破壊など出来なくなってしまっていた。
魔力が足りないのだ。
具現化。完全な形を現さないのも、それが大半の理由だろう。だからこそ、ここでランサーは魔力を集めていた。]
[アド・エデムこと「沖田敬一郎」は*此処にはいない。*]
‐days4 早朝 川原‐
[昨晩、あの出来事があってからキャスターは結局自宅へと戻らなかった。
もはや現時点では睡眠は必要ない。
ならば、彼がすべき事は打てる手を全て打つ事だ。]
ふぅ…。
[彼が今いる場所は昨日"ヤツ"と出会った場所からやや離れた上流。
そこに静かに佇むキャスターの周りには、多量の水が静かに佇んでいた。]
[見るものが見れば解るだろう、その水はただの水ではない、キャスターが一晩中魔力を込め続けた力の塊である。
サーヴァントは魔力があるほど有利になる、それは当然だ。
しかし、マスターからの供給は一定量に達すると止まってしまう。
ならば、その上限を超えるためにはどうすればいいか…それは令呪のブーストや魂食い等による外部からの供給である。
話は変わるが、キャスターの能力は"水の支配"。
これは魔力を通さずとも水を自在に操れるという能力である。
そして、キャスターはそこに"魔力"を"篭める"事によって、更に能力をあげる事もできる。
それは…"流動"と"蓄積"の魔術に他ならない。]
[つまり彼がずっと行っていた事とは、己の魔力が完全に回復する度に魔力を水に移して休み、また回復したら水に移すという行為だった。
一晩で回復する魔力量は約半分…つまり、いま彼の周りに漂っている水は、キャスターの膨大な魔力の最大値の約半分をも蓄積しているの事となる。
そして、水の支配者たるキャスターは…そのままそれを取り込む事を可能とする。]
そろそろいいか。
[その言葉と共にゆっくりと…水に篭められた魔力がキャスターの内へと*還っていった*。]
[昨日うずくまっている間に敬一郎が近づいてきているのには感づいていた。
敬一郎とランサーの会話は全て聞こえたわけではないが、次の攻撃目標をバーサーカーにするかアーチャーにするかという話だったようだ。]
(ということは、バーサーカーとアーチャーは沖田敬一郎のサーヴァントではないってこと…
そもそも…あの時令呪を使ってランサーにヤツを攻撃させておけばよかったんだ…)
[千載一遇のチャンスを逃した悔しさが湧き上がる。]
(どうしたら、もう一度ランサーと沖田敬一郎かヤツのサーヴァントが一緒にいる現場に居合わせられるだろう?
…
ランサーの戦闘現場にいることができればなんとかなりそうな気はするけど…
でも、昨日のように他のサーヴァントが倒されるということになるのは困る。
…
そういえば敬一郎はランサーが"こと"を済ませるとすぐに現われていた。
ランサーが不利になった時援護するために戦闘のの様子を探っていたのかも?
…
次に戦闘が起きた時…ランサーが単独では勝てないような状況になれば…
私の願う状況は実現できるかも…)
[アーチャー、バーサーカーというとランサーが攻撃していた、その目に狂気を宿した銃を使うサーヴァントが眼に浮かぶ。]
(あのサーヴァントはアーチャーとバーサーカーの両方を特性を持っていた。
どちらでもないというのはさすがにないよね。
…コンタクトをとってみたいけど話が通じそうな相手ではなかったなぁ…
うまくマスターに出会えればいいんだけど。)
[目標にアーチャーかバーサーカーのマスターとの接触を設定し公園の外に向かって歩きだした。]
− 朝 川原 −
[何度目の接触になるだろう。
無闇に攻撃してくる相手ではないということはわかっていた、キャスターの気配を発見して歩み寄っていた。]
また会ったね。キャスター。
この前は混乱させちゃったかな?
― 教会 ―
イマサラ… 今更の話だ。
[ランサーは、腕を前の長椅子の背凭れにあて、両手を組み、その上に額を乗せた。]
ぼくに、選択の余地は最初からなく。
如何に、人々が嘆こうと、彼らは、
もうぼくにとっては「敵」でしかないんだ。
ぼくは常にそうやって生きてきた。
神の力を。ただ振るわれるがためだけの器として。
それを、否、と感じた事も、苦痛に感じた事もなかった!
なのに、何故なんだ。
どうして……どうして、人は星を滅ぼす結果を招いてしまう事になるんだ。何故、アド・エデムのような、哀しみを生み出してしまう事になるんだ!
何故……共存すら出来ずに、人は星を滅ぼす?
[ランサーを見下ろす像は、何も答える事はなく。また、彼も、答えを求めてはいなかった。]
ん?ああランサーとこの嬢ちゃんか。
[声をかけられて振り向くと、そこにはランサーのマスター。
なんで単身、敵である俺の所に来たのかは知らないが…なにか理由があるのだろう。
もしかしたら、"ヤツ"にランサーを倒されたのかもしれない。]
あー、確かに混乱はしたけど大体把握したつもりだ。
嬢ちゃんが言ってる奴…セイバーのマスターの事じゃないか?
うん、たぶんここであなたが戦っていた、おそらくセイバーのクラスのサーヴァントが沖田敬一郎のサーヴァントだと思う。
何か彼らについて知っていることがあったら教えて。
交換に私は私のサーヴァントの真名を含む私がしっている全ての情報を伝えるわ。
[敬一郎の息がかかった相手なら、ランサーのことはもう知っているだろう。
もう今更自分のサーヴァントの情報を隠す意味はないだろう。
確実に相手の情報がほしかった。]
― 図書館 ―
[ケネスは開いていた歴史人名辞典をぽんと叩いた。]
あったぞ、こいつか。
「リチャード・ジョーダン・ガトリング」
アメリカ人医師でありながら、ガトリング砲の発明者。
人を救い、同時に兵器の発明者ね……。
よし、調べ物は終わりだ。
[ケネスは本を閉じると、図書館を出ることにした。]
ランサーの真名を含む…?
[その口調から、ランサーがまだ消滅してない事がわかる。
既に消滅しているのなら、そんなものは情報とはいえない…だがそれだと疑問が残る。
自分は何度か戦闘をした相手だ、少なくともランサーから見れば自分は敵以外の何者でもないだろう。
そんな相手と、単身で接触する事を許可するだろうか?]
その前に教えてくれ。
嬢ちゃん…ランサーはどうした?
[キャスターの言葉に少し悲しそうに笑みを浮かべ答える。]
…ランサーと私は今は敵同士なんだ。
彼は沖田敬一郎と同じ、人類の滅亡を聖杯に望むつもりだと言った。
私はランサーと沖田敬一郎をこの令呪で止めなくちゃならない。
…そうだ、見て。
[右腕をまくり欠けることのない三画の令呪を見せる。]
あなた私が令呪を使用していたのをしっているでしょ?
敬一郎は、ランサーを勝たせるために令呪をいくつでも使えといって私の令呪を回復させた。
ヤツがまともな聖杯の管理者でないことはこれでわかるでしょ?
−『魔女の館』・自室・朝−
うぅ……。
[頭ががんがんする。
寝返りを打つのも気持ちが悪い。
逃げることもできずに居酒屋に連れて行かれ、
ほとんど飲めない酒を飲まされてからの記憶がふつりと切れている。
一体いつ頃帰ることができたのかもわからない。
ベッドに寝ているということは自力で帰ったのか
それともつれてもらって帰ってきたのか。
ずるずると芋虫のようにベッドから這い出る。
立ち上がろうと少し力を入れただけで
頭痛がふくれあがった。]
ぅぐ……。
[その場で動きをとめることしかできない。
しばらくそうしてから這ったまま
ベッド脇のテーブルにおいてある
水差しに近づき、緩慢な動作で水を注ぎ、
ポケットに入れたままのハーブをちらして呪文を唱える。]
"癒して"
[集中できないまま発動させたため効果は薄いが一気に飲み干す。
次第に頭の奥で太鼓がなっているような痛みや
気持ちの悪さは収まってきた。]
動けそう……かな。
……でも、今日も臨時休業ね。
[体調は完全に戻っていない。
柳生がそのようなことを考えて誘ったとは思えないが、
これが相手の目的だったのだろうかとかんぐりたくなるほど。]
外に出れば少しは気分よくなるかな……。
昨日買い損ねた買い物もしなきゃ。
[身支度を整え、部屋をでる。
彼の部屋の前で連れて行くかどうかしばし悩み、
連れて行っても役に立たなかったのだから
一人でいっても変らないだろう。
『でかけてきます』と書置きを部屋のドアから滑り込ませ、
商店街へと向かって出かけた。]
−『魔女の館』→商店街−
…そうか。
[気に入らない。
マスターと敵対する…それはありえる事かも知れない。
願いや戦略、考え方の相違等火種は幾らでも考え付く。
だが、よりによって人類滅亡なんてふざけた願いの為に敵対するなんて納得出来る筈がない。
それを阻止する為にすべき事、それはそんな馬鹿みたいな願いを抱いてる大本を止める事だろう。
そしてそれは…。]
やっぱ、ヤツを倒すしかないな。
[小さいが、確かな声でそう呟く。
キャスターには"セイバー"に借りを返す必要もある。]
ああ、まともじゃないってのは大正解だな…。
わかった、俺が知ってる事を教える。
"ヤツ"…嬢ちゃんが沖田敬一郎って呼んでる奴は既に人じゃない。
……いや、もしかしたら最初から人じゃなかったのかもな。
[そう、人の身にサーヴァントの力を吸収するなど普通は無理だ。
精神…そして肉体の両面で確実に"崩壊"する。]
ヤツはな、自分のサーヴァントである"セイバー"を吸収し、その力を得たマスターであり八騎目のサーヴァント。
…それがどれほど馬鹿げているか、魔術師の嬢ちゃんならわかるんじゃないか?
― 教会 ―
[涙に濡れた双眸で眼前を睨みつける。
常に悲劇。報われる事などありえない。
呪詛など、当の昔に放ち尽くした。
英霊になり。彼だけでは、神の力なく、万物に影響すらせずとも。]
分かっています。
デーヴァ。神々よ。
私の全ては貴方がたのもの。
貴方がたの意に背く事などありえましょうか。
貴方がたの力こそ、この星の意思。
この星の意思こそ、宇宙の意思。
私は、クシャトリヤ……否、
英霊として……正しき行いを。
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