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[声を掛けられれば、はっとしたように口を閉じ]
[僅かに乱れた呼吸を整えて]
おはようございます、ケネスさん。
――凄い話って…何のことでしょう?
[とぼけるように。柔らかく微笑んで]
[ゆる、と目を覚ますと既に日は高く。暖かい日の光と反射していつも以上に眩しい部屋の白が意識を引き戻す。隣を見ればうつ伏せに眠るギルバート。ふわりと癖の強い髪に触れ、昨日の出来事が現実だと知る]
あ〜…。そっか…。運んでくれたんだ…。
悪い、重かっただろうに。
[いつかギルバートがしたように起さない様ベッドへ上げ、シーツをかける]
…外が騒がしいな…。何かあったのか…。
[妙な胸騒ぎ。ギルバートが起きないようにそっと部屋を出る]
隠さなくてもかまわないぞ。
[苦笑して。]
[司書に目線で外して欲しいと伝え]
……なぁ、ハーヴェイ。
[居なくなったのを確認して]
俺が、そうだとしたら、如何する?
[声を落として、尋ね]
[掛けられた言葉に。何故か全てが合致して。
席を外す司書の後姿を眺めてから、目の前の相手にゆっくりと視線を合わせ――]
ケネスさんは…どうなさりたいですか?
私をアーヴァインさんの所へ送り――
報酬を受けて、そのままこの場を立ち去りたいですか?
[外の喧騒など知る由もなく。
ただ――穏やかな色を湛えた瞳で見つめ返す。
僅かに笑みを浮かべて]
其んな事、あるわけねーだろ。
俺は別に、あいつの報酬で動いてるわけじゃあねえよ。
……ま、もう一人は何かを貰う予定だったみたいだが。もらえたのかね。
俺は、あんたの言ったとおりだよ。
此処には一寸した偵察も兼ねて来たんだがね。頭のキレる奴がいたらしくて、ダチ……仕事仲間の恋人を取られた。
まあ、位置だけ掴んだようだったから、昨日のうちに、一寸警備員と取引して、もう逃げられたようだがな
[最後は、司書にも聞こえぬように耳元で]
[被害者の警備員がどうなったかなんてしらない]
[返ってきた答えに、安堵。]
[そして語られる理由に耳を傾け]
その恋人は無事…逃げられたんですね…。
[僅かに思う事があるらしく。まるで自分の事のように、緩やかな笑みを浮かべる]
もう一人の方とは…コーネリアスさん…ですよね?
そうですか――彼は報酬と引き換えに…。
[と、そこまで言ってくすくすと笑い]
結局。誰一人としてアーヴァインさんの幸せの為に動いた方はいらっしゃらなかったんでしょうかね?
[するりと自らの唇を指でなぞる。]
逃げたよ。ダチが逃がしたようだ。
ま、ペンキは流石にやりすぎだと思うがな。
[司書から話が伝わらないように]
[隠し扉からも聞こえないように小さく笑いながら]
って。コーネリアスって、知ってたのか?
まぁ。
誰もアレに好き好んで幸せになって欲しいなんて思う奴はいねえと思うぞ。
……俺は直接、見ちゃねえが。
[見たくも無い、と思ったか。]
[誘われるように手を伸ばして、唇に触れる手を取ろうと。]
[使用人から連れて行かれた連中のことを聞きつけ。クインジーに限っては志願したんじゃ、と疑いもしたけれども、とにかく見合い会場というものを捜さないといけない。以前見つけ、目をつけていたカギの扉]
ちっ。何なんだこのカギ。単純に見せかけておいて……
[既に2種類ほどのカギは開錠した。最後の1種類に手間取ってはいたが。ガコン、と小さなカギ穴には似合わないほど重々しい、何かが動く音がした]
お、開いたか?
[そのまま部屋の中へ。その中からあるものを見つけ、にやりと笑う]
…見つけたぜ。てこずらせてくれる。この手の仕掛けは…一人じゃ…無理だな。
[一人ごち、その部屋にあったものを元に戻してその部屋を出た]
(中の人)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ふむ。盛大にずれましたね。地上と。
まさか自分を出してくるとは思いませんでしたので、勝手に先書いちゃいましたけど・・・。
ダチ…?
[湧き上がる僅かな疑問。しかし口をついで出たのは別の言葉]
――えぇ。実はここの司書は私の…仲間と申しましょうか?内通者なんです。
…元々私は兄を探しにこの屋敷を訪れたんですが、何の因果か見合いパーティーの話に巻き込まれてしまってね…。
でもまぁ、色々調べている内に兄の消息は掴めましたし。後はこの馬鹿げた見合い話をぶち壊そうと、色々と調べていた訳です。
コーネリアスさんが協力者だというのは、得た情報の一辺という訳ですから、拉致られた人達に危害が加わらなければ、別に彼の事を責めようとも思っていませんしね。好き好んでアーヴァインさんの幸せを願っている訳ではないようですし。
それに…
[伸ばされた手を掴み、自らの唇へと引寄せ]
たとえ貴方がアーヴァインさんへ協力的だったとしても…。
私はもう――貴方には逆らえませんから…。
[指を軽く啄ばみ、キスを落とした。]
[陽光を弾く白に目蓋越しに目を焼かれ、意識は浮上する。
視線の先には天井、体に掛けられているシーツ]
…ぁれ?
[記憶が正しければ自分はベッドサイドに居たような。
体を起こし周囲を見回して。
自分が寝台に寝かせた姿がないことに気付く]
……体調は良くなったんかねぇ…
[一人小さく呟いて、開き切らない目を覚まそうと浴室へ]
仕事仲間だな。
まあ本来、此処にはそいつが下見に来る予定だったが見合いだろ。流石に恋人もちだから、俺に回ってきたわけだ。
[それから言葉に司書を見て]
成る程。……兄、か。消息って、この屋敷で行方不明にでもなったのか?
見合いをぶち壊す、ってのは同感だぜ。
恐らく、コーネリアスもだろうな。
最初、俺には仲間が居るなんて全く聞いちゃなかったもんだから……
[ため息を一つ]
協力的になんて、死んでもならねえ。
……心配するなよ。
[指に与えられるぬくもりに、笑み]
[手を引いて。顔を寄せて。口唇を重ねる]
[ざっと流せば胸元の軽い引っ掻き傷が沁みて僅かに痛む。
少しばかり其れに苦笑しながら浴室を出て。
髪から落ちる雫に上着を着るのは後回し。
ズボンだけを穿いた状態で頭をがしがしと拭きながら戻る]
[不意に響いたノック音。
扉を開ければ其の向こうに居た使用人の表情が一瞬凍った]
どうした?
…ああ、今日見合い会場に連れてかれたヤツのことか。
[目線で続きを問えば、漸く我に返った使用人が二つの名を告げる]
ラッセルと…クインジー!?
はー…ああいや、何でもねぇよ。
わざわざサンキュな。
[ひら、と手を振って扉を閉め。
自分から行ったんじゃねぇだろうなと一人ごちた]
さて…後は…
[...は石像からの隠し通路に入り、中の標識を幾つかメモ、それに従って歩いてみる。2〜3箇所めぐった所で]
成るほど…簡単な暗号を使いやがる。使用人にも暗号が覚えられないアホがいたんだな。
[...がなぞった標識の先には大きな扉。鍵穴はとても不思議なものでピッキングなど通用しなさそうなもの。しかしそれを見ても...の自信ありげな表情は変わらない。薄暗い通路で呟いた言葉は]
…クインジー、約束は守ってやるよ。アンタは他の連中を死んでも守れよ?
[...は足早にギルバートの部屋へ。あの仕掛けは2人でないといけない。居場所のつかめないケネス達よりも確実に場所を知っている彼の元へ。ドアを軽くノックしながら]
ギルバート、いるか?あけてくれ、俺だ。
これはこれは・・・俺が今まで入った中で一番豪勢な牢屋だな。
と言ってもそう何度も入ったことがある訳じゃあないが・・・。
[周囲を見回し、クククククと目を細めて笑う。
その部屋は、窓が嵌め殺しの上に外に金網が張ってあったり、全体の半分くらいのところで鉄格子で仕切られていたりするものの、小さな机や椅子などの調度品もあり、確かに牢屋と言うにはちょっと値の張る宿屋の一室と言った方が良い位の小奇麗さだ。
世に言う「座敷牢」なのかも知れない。
が、それにしたって、巨大な寝台がどどーんと部屋の中央に据え付けられてあって、しかも鎖の付いた手枷足枷だのが付属品として付いているのはいかがなものだろうか。]
クインジーが居ないとなると…
…俺役立たずな自信あるんだがなぁ…
[はぁ、と溜息を吐いたところでまたノック音。
続いた声に扉に向けて]
鍵なんざ掛けてねぇよ、勝手に入りゃいいのに。
[言いながらも扉を開いた。
ちなみに上着はまだ着ていません]
それは確かに…。
恋人が居るのに見合い話はさすがに乗れないね…。
[小さく笑って。しかしその偶然から出逢えた事に気付き、苦笑]
兄は…どうやらアーヴァイン自身の手によってこの屋敷に連れて来られたらしいんです。
でも調べている内に、どうやら無事逃げ出している事実までは得ましたので…ここでの情報収集は終了ということになりますが。
コーネリアスさんも同じお考えなら、後はどうやってここを抜け出すかですね…。
まぁ欲を言えば…
[引かれた手に抵抗などせず]
もう少しだけ貴方と…触れ合って居たいのですがね…
[身を預け、与えられた感触を素直に受け取った]
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