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[広々としたエントランスに佇んで。
案内したアーヴァインが立ち去るのを見送ると帽子を脱ぐ]
……随分と広い屋敷だな。
罪人にするにしちゃあ、破格の対応じゃないか……?
[ふむ、と顎をなで擦り]
まぁ牢獄の中よりマシなら構いはしないが。
[独りごちると屋敷へと足を踏み入れた]
酒場の看板娘 ローズマリー が参加しました。
[後ろ手に手錠をかけられたまま、まるでアーヴァインにエスコートでもされているかのように悠然とエントランスまで来れば、周囲を見渡して軽く首を傾げる。]
一体何をさせるためにつれて来られたのかしらね。
[答えがないことがわかっているような抑揚のない声で呟けば、手錠を外され進むよう促される。案の定其れに対する答えはないようだ。]
ふふっ、拾われたとでも思うことにするわ。
[彼の背中にそう声をかけて、疑うことも信じることもしない素振りで中へ。彼女にとっては連れて来られた目的などどうでもいいらしい。]
[エントランスホールを抜けた先は広間になっているようだった。
上質の革張りのソファーに遠慮無しに座り]
……悪くないな。
[座り心地を確かめると背凭れに体を預け]
お茶の一つも出ないあたりは客人として招かれたようじゃなさそうだが。
金持ちのすることは理解しがたい。
[樫のテーブルをこつこつと指先で叩く。
これもまた上質のもののようだ。]
[ゆったりと進み入ると、どうやら広間へと辿り着いたらしい。
ソファーにもたれている男を見つければ、どうしようかと一瞬考えたものの、口元だけに笑みを浮かべて]
先客がいたのね。
あなたも館の主に買われて来たのかしら?
[コツコツと靴を鳴らしながらソファの近辺まで来れば、そのまま立ち止まり内装や調度品をぐるりと見渡す。]
趣味は悪くないみたい。
[小首を傾げて、くすりと笑う。]
[現れた女に気付くと、視線を向ける。
人当たりの良さそうな笑みを浮かべると]
ご機嫌ようフロイライン。
あなたも、ということはお嬢さんもですか?
[室内の調度をぐるりと見回し]
ここの館の主はいい趣味をしているようですね。
勿体無いお招きのようです。
[軽く肩を竦める素振をして]
[向けられた笑みに軽くお辞儀をして]
ええ、私も。
・・・もしかして他にもいらっしゃるのかしら?
[人差し指を顎に当て、少し考えるようにしてみるけれど。
やはりそれも彼女にとってはどうでもいいことらしかった。]
さっきまで牢獄で、今は豪華なお屋敷。
確かに勿体無いお招きだわ。
[そう言って、ソファに腰掛け、感触を楽しむ。
そしてはたと気付いたように男の目を見て]
私はローズマリー。
ローズでもマリーでも、好きなように呼んでちょうだい。
[短く自己紹介をした。]
お嬢さんのような美人を買うならともかく。
私のような者を買っても得などないと思うのですがね。
……他に姿を見た人はいませんが。
牢獄、ですか。
[はて、この女も自分と同じ境遇か、と目を細め。
名前を聞くと慌てたように立ち上がり]
これはこれは名乗りもせずに失礼。
私はルーサー・アレンス。
しがない牧師ですよ。よろしく、ローズマリー嬢。
美人だなんて。お上手ね。
買われたのが女性だけではないのなら目的は見えないけれど――
まぁ、どうでもいいわ。少なくとも今は。
[ルーサーが立ち上がれば、自分も何となく立ち上がり一礼。]
よろしく、ルーサーさん。
牧師さんが買われて来るなんて聞いたことないわ。
主は一体何者なんでしょうね。
[小首を傾げて囁けば、人差し指を顎に当てて思案する素振りを。]
別に外に出なければ歩いていいのよね。
何だか面白そうだからこのまま探検してくるわ。
それじゃ――また後ほど。
[ひらりと手を振って歩き出せば、来た時とは違い自然に足音を立てることもなく奥へと*消えて行った*]
本当のことを言っているだけですよ。
……さっぱり分かりませんね。
余程後ろめたいことがあって懺悔でもしたいんじゃないですか?
[投げ槍にそう呟くと、出ていくローズマリーにお気をつけて、と手を振り]
さて、ただの牧師なら買われたかどうかな。
[囚人の証である腕輪を撫でると服の中に隠し]
……あの女も正体が知れないし。
囚人を集めている、のか……?
[疑問に答えるものはなく。
帽子を顔の上に乗せると、ソファに凭れたまま*しばしの休息*]
冒険家 ナサニエル が参加しました。
……驚いたな。
[外観からしての屋敷の豪華さに、青年は抵抗を止めた。
縄でくくられた腕をアーヴァインに引っ張られるまま、中へと足を踏み入れる]
オレはまたてっきり…、どこぞのマフィアの鉄砲玉にでもされるのかと思ってたぜ。
あんたさ、一体どういうつもりでオレを買ったわけ?
それともこの先に、趣味の良い死刑台でもあんのかな?
[美しい模様のあしらわれたエントランスホールの床を越えた所で、縄が解かれる。
アーヴァインは答えぬまま顎で扉を指し、自身は去って行く]
…やれやれ。ヒトゴロシに答える義務はありませんって?
[恨めしく、注射を打たれた上拘束されていた腕を一さすりし、示された扉を開けた青年は絶句する]
………。
フフッ…
……ハハハ!
豪邸だよ。何だいこら?
わけわかんねェ。
[きょろきょろと辺りを見回せば、贅を凝らした部屋のつくり…
そんな所へ連れて来られた自分の幸運に笑いが込み上げてくる]
だけどこれから死なせようって人間を…こんな豪邸に押し込めるモンかね?何かヤバい仕事をやらされるとしても、いきなり吊るされるってコトぁ無えだろうよ。
全く…オレも運が向いてきやがった…
[しかし牧師の帽子を顔の上にのせたまま、ソファにもたれて眠る男に気付くと、笑い声も一緒にぱたりと足を止める]
何でてめぇがここに居る!
[途端に激昂し軽く上半身が持ち上がる勢いで胸倉を掴むと、男の顔から帽子が落ちる]
……あぁ。
[――人違い。
ただ同じ牧師の服に身を包んでいるというだけで、こうも動揺してしまうことに力なく自嘲の笑いを浮かべて手を離す。
...は、ぼすんと小さな音をたててソファに受け止められた男が目を覚ましてしまったかどうか、確かめもしない]
文学少女 セシリア が参加しました。
[幾重にもベルトを巻かれた白い塊を無造作に肩に担いだ男がアーヴァインに付き従いエントランスへと現れ、担いだ荷物を乱暴に床へと放り投げると、白の塊は衝撃にか大きな蓑虫か木乃伊の如く微か蠢いて床をのたうつも、周囲に足音が響けば直ぐにまたぴたりと動きを止める]
………
[白い塊はどうやら拘束具を着せられた華奢な人間のようで、もう少し丁寧に扱えとアーヴァインに窘められる傍らの男が歩み寄る気配にか息を飲み身を竦め、頭部の拘束ベルトを外され背後へと布を引き下げられれば、現れる口許を更に仮面らしき拘束具で覆われた顔には汗で長い前髪が張り付き、奥に潜む瞳は急に光に晒された眩しさにか伏せられる]
………
[両腕ごと胴体に巻き付いた数本のベルトも、背後で両腕を拘束しているベルトも、両の太ももから足首まで蛇の如く幾重にも巻かれたベルトも、口許を覆う仮面も、其れ以上の拘束が解かれる事は無く、傍らの男は立ち上がりアーヴァインに従い出て行く間も、白の塊は殆ど動く事も無く、扉の閉まる音と同時に身を折ってベルトの留め金が床を擦る微かな音を立てながら、ずるりずるりと床を這うように玄関口の壁際へと寄る]
居るわけない。
オレが殺したんだし…
[透かして遠くを見ているような目で自分の手を見る。
それを服の上から、死刑囚の焼印が押された左肩にあてて、俯いたまま小さく息をつく]
…腹減った。
どっかに食いモンくらいあっかな。
[やがて顔を上げると、食料を求めて広間を*後にした*]
………
[エントランスホールに据え付けられた上質のソファの隅に頭を預け壁との間に半ば隠れるように小さくなって座り込めば、前髪に隠れた双眸は奥から聴こえる人の気配に脅えた色を浮かべ周囲を窺っている]
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