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[皿の上の食べ物に瞳を輝かせる様子に微笑んで。
ティーポットから紅茶を注ぐと少女の前に置く。]
どういたしまして。
遠慮なく召し上がってください。
[食材を用意したわけではない自分が言うのも妙だったが。
自身もサンドイッチに手を伸ばすと齧り出す。
本格的に滞在が長くなるなら料理のことも考えないといけないのか、と頭の隅で考えながら。]
[ちまちまとではあったか久し振りにまともな食事で満たされれば、両手で包み込んだカップを口許に引き寄せ上目遣いに牧師を見詰め、紅茶を飲み干してソーサーにカップを戻し]
「美味しかった、ご馳走様」
[牧師を見詰め一拍の間]
「ルーサーは、何故、牧師なの」
[別段に訝しんでいる様子でも無く其れは素直な疑問]
お粗末様でした。
[しゃりしゃりと林檎を齧りながら少女にそう応え。
次の問いに咀嚼を止めると林檎を嚥下して。]
……私が牧師になった理由が聞きたいのでしたら。
まぁ……さして珍しい理由ではないですよ。
迷える人を掬いたかったとか、そんなところです。
[予め用意されていた答えは滞りなく口をついて出て。]
[もう一杯紅茶を注ぎフルーツを小さく切り分け林檎と桃をティカップに沈め、牧師の言葉を如何捉えたのか紫水晶の瞳はまた一拍じっと見詰めてから瞬き]
「神は、救って、くれた」
[首を傾げ果物の沈む紅茶をティスプーンが混ぜる小さな音]
[かたりとティーカップを持ち上げる。
ともすれば見逃しそうになる少女の口の動きに視線をやり。]
……どうでしょうね。
ある意味では救ってくれたのかもしれません。
けれどそれが神の所業であるかどうかは保証できない。
そんなところですかね。
………
[ティスプーンを置けばまた両手でカップを包み、甘い果物の香りのする温かな湯気に小さく息を吹きかけ、牧師の言葉に頷き読み取って貰い易い様に一旦はカップを下げ]
「ルーサーは、誰か、救えた」
[再び首を傾げ牧師を見詰めてから紅茶を啜る]
[元から救う気もなければ導く気もない。
そんなことはおくびにも出さず。
少女とは逆に口元を隠すようにカップを持ち上げると]
……どうでしょうね。
たとえ救った人がいたとしてもそれを自分がやったのだと驕りませんけどね。
主のお導きですよ、全て。
[牧師を見詰めた侭に一口こくりと紅茶を啜りカップを置いて]
「御飯、美味しかった」
[其処までの話とは関係の無い唐突な言葉を紡ぎ]
「ルーサーに、救われた、ありがとう」
[紅茶を飲み干せば右足を庇いながら立ち上がり]
「薬、探して、来る」
[広間の片隅で眠る少女へとちらと視線を投げ、食器を持って厨房に立ち寄り片付ければ、屋敷内を薬を探して*歩き回るのだろう*]
[日が徐々に傾いていくのを空虚な目で見つめていたが、
思い立ったように立ち上がる。]
今さらお腹がすいてきたわ。
[厨房でフルーツでも漁ろうと部屋を出れば向こうの廊下でナイジェルを見つける。何か探しているようだったが、別段声をかけることもなく階下へと。]
[少女が去っていくのを見つめながら唐突な言葉に小さく笑みを漏らす。
帽子を取り、白いものが混ざり始めた髪をかきあげると]
……。
私に?何もしちゃいないじゃないか。
――そうだ、私は何時だって何も……
[くつくつと手の平に押さえられた口から零れる自嘲めいた笑み。]
[ナイジェルの礼に軽く手を上げ、歩んで見えるは牧師の姿。]
随分楽しそうね。
何か良いことでもあったかしら?
[小首を傾げてそう尋ねる姿は本気の質問でもないようで。]
紅茶、飲んでたのね。
私もいただこうかしら。まだある?
[いつものように微笑んで。]
[足音に気付くと笑いを引っ込めて。
それでも見られてしまったのであろう。
小さな舌打ちは笑顔の裏に隠しておく。]
……ええ、まぁ少しだけ。
紅茶ですか?
ありますよ、まだ。
[厨房でティーカップをもう1つ持ってくると、ティーポットから紅茶を注いで。]
[牧師の何を見ようとも追求する気もないのだろう、別段気にした様子もなく注がれた紅茶に対して ありがとう、と微笑む。]
起きたのが遅くってね。
食欲もなかったのだけど、今さら何かほしくなって。
[穏やかな口調で話し、紅茶をおいしそうに飲む。]
――執着するものなんて何一つないけど、紅茶は好きだわ。
[ソファーに掛けなおすと自身のカップを手に持ち。]
皆さんまだお休みのようですしね。
一時的に食欲がないだけでしたらいいですけど。
具合が悪いとかでしたら、ちゃんとお休みになってくださいね。
[当たり障りのない話を。
紅茶を啜りながら。]
……然様ですか。
執着するものがなくとも好むものがあるというのは喜ばしいことではないかと。
[皆まだ降りて来ていないのを聞けば、ふぅん、と気のない返事を。]
食欲は一時的なものよ。
起きぬけはどうもね。
[と言って紅茶に口をつける。]
まあ、好きなものが何にもないよりはいいのかもしれないけど――。喜ばしいとまでは、ね。
[イマイチピンとこない様子でとりあえずの返事を返す。]
まあ、好きなものを口にできるのは嬉しいけど。
然様ですか。
[頷くと、空になったカップを置いて。]
何もないのは――つまらないでしょう。
生きる上で楽しみの一つもないのは、ね。
[一般論ですよ、と肩を竦めて。]
……一般論。一般論か。
私の嗜好はきっとその一般の人とは違うから。
紅茶は……そうね。やっぱ喜ばしいかも。
[考え事をしながらのティータイムは、手元の紅茶を冷ましたようで残りをくいと飲み干せば]
おいしかったわ、ごちそうさま。
[と礼を言う。]
そうですか?
――普通の人に見えますけれどね。
[事実はどうかしらないが。
得体の知れない女を少し見つめて。]
……お粗末様でした。
茶葉にお湯注いだだけですから……美味しいのは茶葉のおかげですよ。
普通かもしれないし、違うかもしれない。
その物差しを私は持ち合わせていないし、測るつもりもないけど。
……何でこんな話したのかしら。
[牧師様のお力かしら?と洒落っけを混ぜて。]
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