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…あいつらの中には、いねぇのか?
俺を、呼ばせた奴。
噴水へ行けとか、言っていたっけなぁ?
もう、よく、覚えて、ねぇけど…。
[両手に持った銃は、まだ上げない。]
あいつ、同盟がどうとか、言っていたような気がするなぁ。
同盟ってのはさ。
後ろから撃つって、宣言以外の、何者でもないよな?
そう、思わないか。
[ぶつぶつと、呟く。
ようやく左手を上げ、中指で眼鏡をつり上げる。
虚ろな目。
捉える。
先程、自分を捨て置いた、サーヴァント。]
[無造作に、銃を向ける。
狙う。
同時に、撃つ。
がぁん、と音がして、全身が震える。]
あ、う。
ふ。ふふ。
うは、ははははははははは!あはは!あははははは!
クハ、ひゅう、ひゅう、うひ、ひはっ、はは!
[弾丸の行く末も、見ていない。]
[セイバーの頬を浅く裂いたのを確認したランサーは、身を翻しキャスターへ向かう。]
まだ痛い目に合っていないようだな!
[髭の数本ではいけない。細切れにした枝が、ぱらぱらとキャスターの頭に落ちる中、ランサーは槍を繰り出した。その速度や、以前の川原戦より遥かに速い。]
分かって下さいましたか!
なれば次こそは押し倒すのです!
サーヴァントでもマスターでも関係ありません!
愛があればいいのです!
たとえ罠であったとしても、愛があれば乗り越えられますぞぉ!
[嗚咽と絶叫のコラボレーション。宗冬を召還したマスターの心中は如何なりや。だが宗冬の話はまだまだ続くの*だった。*]
な・・・・・・なんだと・・・・・・
[突然体に降りかかる重圧。ランサーと対峙する事に対しての絶対的な拒絶感。
ランサーの槍はかろうじて回避するが、剣が全く持ち上がらない]
何故・・・・・・ 令呪、だというのか!?
[手をかざす。だが焔は現れない]
ええい何故だ!!
――なっ!!!
[キャスターに繰り出した槍は万条の筋。
その背に貫通するのは、アーチャーの弾丸。]
が…は……。
[キャスターの目の前で吐血。シャクティ(魔力)で覆われていないランサーの身体は、容易く撃ち抜かれた。]
くっ・・・・・・ 仕方あるまい。
[問い詰めるしかない。屈辱の上塗りだ。
具体的な命令らしく効力が強い。このままではランサーを永遠に傷つけることは不可能だろう。あとはマスターに令呪を使い相殺させるしか手立てはない]
くっ・・・・・・ これで終わりだと思うな!!
[大きく後ろに飛びのくと、影に溶けた]
[再び距離を詰めるランサーの槍を後ろに避ける…が、その横薙ぎの閃光はキャスター右腕を大きく傷つけた。
そこから溢れる赤い液体は、雫となって地面へと零れ……]
…痛ぇなぁ、オイ。
しつこい男ってのは嫌われるぞ。
[落ちなかった。
腕から溢れる液体は宙へと留まり、キャスターの横へと浮かぶ。
血とは己の魔力そのもの。
血とは魂を宿す生命の水。
ならば、それこそがキャスターが操る"究極"の水以外の何であろう。]
"keihastaa"
[赤き血は刃となってランサーへと飛び掛る。
その速度は普通の水など比べ物にならない。
キャスターの魔力の結晶そのもの。]
[その後、再び文句を言おうとするキャスターの眼に映ったのは、その場から退くセイバーの姿。
吐血するランサー。
そしてその原因となった別のサーヴァント。]
…退くなら今っぽいな。
[キャスターは水人形と共にその場から*姿を消した*]
[様子が、おかしい。
戦闘の空気が、萎む。
急速に、抑止が働く。
―――何故。]
…なんだよ。
おかしいじゃねぇかよ。
[がくがく、と右腕を震わせる。]
戦えよ…!
俺は撃ったぞ!!
何故撃ち返さない!?
[半ば、悲鳴。
全てが、異常な光景としか映らなかった。]
[ランサーは、キャスターを睨みつける。ゆらん。と、眸の中で炎が揺れた。]
…―― 女好きの貴方が何を言う。
[女性からの令呪であるという事。そういった意図の事を言う前に、ランサーの肌は青く魔力に覆われた。]
[ゆらん。]
[ギギギ。ギ。]
[口元を赤く濡らしたランサーだったが、それ以上血液を零れなかった。目の前のキャスターが撤退を始める。ランサーの目は、アーチャーに向いた。]
−教会前−
[教会の前で、敬一郎の姿が教会の中に入っていくのが見える。
怒りを帯びた顔で、敬一郎を追った形で教会の中に入っていく。
礼拝堂の真ん中で、敬一郎はまさにセイバーがここに来ることを知っていたかのように待っていた]
貴様・・・・・・ 何故ランサーとの戦いを邪魔した!!
[キャスターが赤き刃を、打つように貫く。
ぺちゃり、と血が地面に落ちた。
悲鳴じみた声をあげ、武器を構える男がそこに居る。
こちらへ向かって、攻撃の意思を感じる。
ランサーの槍は、血に飢えたようにアーチャーへ向いた。]
−教会・礼拝堂−
[怒りをぶつけるセイバーに、冷静に言葉をかける]
悪いが、今お前がランサーと対峙するのは都合が悪い。
それを理解しないだろうから、令呪を使った。それだけだ。
何か問題はあるか?
ケッ、男が女好きで悪いかよ!
悪いのは"女を不幸にする"女好きだる!
[最後の言葉を叫びながらキャスターの脳裏に浮かぶのは"端麗"の二つ名を持つ男の姿。
アイツ程、自分が生きた時代でムカついた相手はいない。
そんな事を思い浮かべながら、キャスターの姿はその場から*完全に居なくなった*]
貴様・・・・・・
ランサーを斬ることを禁じられたまま、この聖杯戦争の生存者になる事を願うとでも言うのか!
この私の力を欲したのは、貴様ではないか!!
このアンリ・マユを!!セイバーとして!!
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