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[手招きに呼び寄せられても、席に置かれた紅茶に立ったままで口をつける。
しかし今度は喉を潤すためだけに水を飲むようながぶ飲みの仕方はせず、紅茶に慣れない舌でもゆっくりと啜る]
…うまい。茶を淹れるの、うまいんだな。
[本当は入れた砂糖の甘さくらいしか楽しむこともできず、それがうまいものなのかどうか、よくは分からない。
それでもにこりと笑みながらカップを空にして]
しゃーろっとは、やさしい……シャーロット?
ふぅん。それがオレが会ってないもう一人の名前か。
優しい奴なのなら…そりゃ、良かった。
[修道女の言葉には理解出来る理屈が添えられていたから一つ頷き、漸く席に着けば続いて修道女が男にかける言葉につられて男へと視線を移し、カップを持ったまま男を見詰めて]
「名前と、同じ、服も、仕事も、人を、縛る」
[紅茶を飲み褒め笑ってくれる男に口許を綻ばせ、部屋で眠る少女の事が話題に上れば客間の方をちらと見遣り、男に向き直って頷き]
「ナサニエルも、優しい」
[ステラとナサニエルのやり取りを見て考えるは自らのこと。
肩書きが聖職者でも最低最悪の外道もいれば、
肩書きが殺し屋なのに可哀相なくらい澄んだ心を持ってる人もいる。
肩書き通りの人もいれば、善人でも悪人でもない人もいる。
他者にあまり興味を示さない自分にはその物差しもわからず]
見掛けによらない……ね。
ステラさんはステラさん、ナサニエルさんはナサニエルさん。
見た目からわかることなんて容姿端麗くらいだわ。
[やや眠気があってか、ぼーっとそんなことを口走る。]
先入観というものが裏切られたことを指すのなら
肩書きを受け入れても肩書きを疑っても変わらない……のかしら。
べつに、どーでもいーけど……
>>272
[顔を見ればつい湧き上がる笑い声も、喉の奥に収まっていき]
そのような人達こそがここに集められてる、か。
そこが怪しいところなんだよな。
…どう怪しいか、考えたってわからねぇけど。
>>273
[否定するステラの言葉を耳にしても、少女に言い聞かせるように]
…一見人を殴るような奴に見えないからこそ、気をつけておいて損は無いかもな。
[視線を上げたステラと目が合い、笑みを浮かばせてそんな事を言う彼女にやはり、嫌悪感を隠しもしない様子で]
オレはいつだって見かけ通りだよ。
見てるだけで胸糞悪くなってくるような生き物を前にしたら、そりゃあそのまま顔に出るんだ。
[大げさな溜息をついて修道女から目を逸らせば、口許を綻ばせた少女の顔が目に入る]
なさにえるも、やさしい…?
[唇を読んだ...の顔に、険しさの代わりに困惑の表情が生まれる]
そりゃ思い違いだ。オレは全然…
[言葉の途中で、否定するまでもないことだと肩をすくめて]
…オレはそろそろ、自分の部屋でも見繕いに行くわ。
おまえもあまり遅くまで無理はするなよ…ナイジェル。
[ティカップからあがる温かな湯気に眼を細め紅茶を一口飲むも、女の眠そうなのだか気だるげなのだか判然としない呟きに視線を移し、一拍だけ其の様子を見守って瞬き、気をつけておいて損は無いと言う男の言葉には頷くも、カップをソーサーに戻して]
「ステラも、ナサニエルも、シャーロットも、私を、殴らないって、言った」
[其処に居る二人と客間の方を指差して唇は動き、其の言葉を心底信じているのかは判然としないが、そんな言葉でも無いよりはマシと縋っているだけかも知れないけれど、優しいと評され困惑する男の様子にきっとまた意味は伝わって居ないのだろうと、肩を竦めるのに其れ以上は何を言うでも無くふわと微笑み、貰い受けた名を紡がれれば一拍だけ男を見詰め頷き]
「ありがとう、おやすみ、ナサニエル」
あなたからそう映るのなら、そうなんでしょう。
[ステラの言葉を否定することも肯定することもなく。]
昨日も寝ていなかったからか、眠気が酷いわ。
個室を一つ拝借したから、今日はそこで休むわ。
……変なこと口走って悪かったわね。
――おやすみなさい。
[うっすらと汗ばんではいたが、ゆったりとした速度で階段へたどり着けば、一段一段確実にのぼりながら*廊下へと消えて*]
[先程同様に余り調子の良さそうでは無い女の後ろ姿を気遣う様に見送って、修道女の男にかける言葉に、女より一足先に客間へと消えていった男と、部屋で眠る少女を思い出し]
「シャーロットも、ナサニエルも、優しいね」
[其れを似ているとは思っては居ないのかも知れないけれど、何処か類似点はあるのだろうと、修道女を見詰めのんびりと紅茶を飲む]
[修道女の微笑みを見詰め思案気に視線を彷徨わせた後に向き直り]
「私は、誰も、傷つけ、れない、から」
[ティカップを持つ腕をもう一方の腕でそっと摩り、他者の脅威に成り得るような力を持ち合わせていなければ、悪戯に恐怖を煽る事も無いし敵意を向けられる事も無いと、言外に告げられる意味も修道女には伝わるのだろうと]
[言外に告げられる言葉を理解し]
それは、ありますわねぇ。
私は何もしていないのにナサニエルさんに敵視されてますけれど。
[他人のことのようにクスクス笑って]
貴女はどちらかと言うと傷つけられる側。
彼らは庇護欲をかきたてられているのかしらね。
[笑みを浮かべたままそう告げて。空になったカップを持つと立ち上がる]
私もそろそろ失礼しますわね。
貴女も、ゆっくり休みませんと傷に障りますよ。
[それでは、と会釈すると、厨房へカップを置いてから自室へと*戻って行った*]
[男が聖職者を敵視しているのはなんとなく感じては居るけれど、理由は判らない侭に、恐らく男に言った通りに「聖職者」と言う職業に縛られているのではないかと、考えを巡らせる]
「縛られるのは、どっちも」
[其の職業だから其れらしく振舞っている様に見受けられる牧師も、其の職業だから敵視している様に見受けられる男も、どちらもが縛られているのだろうと思いを巡らせているも、クスクス笑って修道女の紡ぐ言葉にはふるふる首を振り]
「怖く、無いから、脅える、必要が、無い、だけ」
[「何か」を引き金に容易く壊れる欲求すらもそう呼ぶならば、ある意味では庇護欲と言うのかも知れず、寧ろそれくらい容易く壊れるからこそ欲求なのだろうかと首を振ってから思い直す]
「ありがとう、おやすみ、ステラ」
[かけられる言葉に頷いて自身も休もうと立ち上がり、ソファで眠る少女に気付いて辺りを見回し、ブランケットを見つけてそっと肩にかける]
文学少女 セシリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(文学少女 セシリアは村を出ました)
文学少女 セシリア が参加しました。
[傷だらけの少女を見詰め紫水晶の瞳は気遣う色を浮かべるも、自身の傷と同列に考えているのかは矢張り判らずに、唇だけが音も無く眠る者への挨拶を紡ぎ、少女の眠っているであろう部屋へと右足を引き摺って戻り、物音を立てぬ様にクロークからブランケットと寝間着を探し出し、眠っているとは言え傍らに人の気配が在るのを気にした様子も無く、修道女から借り受けた血で湿った服を脱げば、蒼白い月明かりに照らされる傷は幾らかグロテスクさを潜めて、開いていた傷口も大人しく過ごしている間に塞がりかけている様子に、胸元の傷に触れあかい感触の残る指先を擦り合わせ]
………
[指先を見詰める瞳は何処か不思議そうな色を浮かべ瞬き、寝間着を羽織ればソファに身を沈め、柔らかなクッションを枕にブランケットを胸元まで*たくし上げた*]
[豪奢な屋敷の一室。
そこもまた自身にとっては生まれてはじめての
まるで物語のような世界だった。
疲弊していたのだろう。
あの後菫の少女に一言二言かけてから、意識を休ませていた。
目を覚ましても、ぼんやりとしていた時間が長かったように思う。]
……あ。
[ソファーに眠っている菫の少女を目に止めれば、
困ったように、ぅー。と小首を傾げ]
わたしが、ソファーでいいのに……
貴女がベッドを使えばいい……けど
寝ちゃってる、かな。
[微苦笑を浮かべ、菫の少女にそっと毛布をかけた]
[シャワーを浴びようと思い立って
するりと衣服を下ろし、浴室の扉を開く。
微かな違和感。
――途切れ、途切れ――断片的――水に流れ――
それでも残っている、あか。]
……ッ。まだ、怪我酷いんじゃ――
[居た堪れない気持ちに襲われる。
彼女は無理をしてはいないだろうか。
それとも、痛みは感じないというのは本当なのだろうか。
わからないけれど。散った赤は、やはり悲しくて。
シャワーのコルクを開き頭からお湯を浴びる。
その流れ湯で、血の後も、流れてしまえ……と]
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