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地上(ディストピア)ナド、ドウデモイイ。
ソレヲ真理ト思ウナラバ。
ナゼ、オ前ガ動カナイ。
[無機質な視線を受け止め、瞳孔の奥で光が煌く]
ソレトモ、壊サレタイノカ。
私は長く生き過ぎた。人間をやめてしまったときから、
私の役割は、メガロポリスを護ること。
そして、不可侵領域を護ることだけだ。
[その表情からは、憔悴の色が浮かぶ。]
老兵は死なずただ去るのみ。
メガロポリスの未来をつかむは、若人の仕事。
だが、私は死ぬどころか去る権限すら与えられていない。
[リンガ形の槍を突き出す。]
君なら私に「真実の終焉」を与えることができるかね?
―― 現実世界<Mundane>/周辺部・上空 ――
..... ...
<<< ……バサ、バサ… >>>
<<< バサバサ――ッ >>>
[メガロポリス外周の空中路の影の中から、鴉の群れが舞い上がる。
鴉の群れは周辺空域の3Dホログラム発生装置の投射範囲に現れては消え、また現れては上空を旋回している。
濡れ羽を傾いた日の光が縁取り、一瞬の絢めきを見せた。
翼となった影は不死鳥を従えた黒の女王と老人の周囲を一定の距離を保ちながら巡っていた。その様子を伺うように。]
死ニタガリカ。
人間トハ不可解ナモノダナ。
[憔悴の色を捉え、瞳孔の奥が煌く/アナライズ]
[疲労(ロストチェーン)の蓄積と認識]
終焉ヲ与エロト望ムナラバ、対価ガ必要ダ。
―――オ前ハ、眠リト夢ノ神ヲ扱ウモノヲ差シ出セルカ。
[リンガ型の槍に黒目を向け、フェニックスから手を離す]
[黒を庇うように広げられる光の翼]
ほう……その手負いの姿で私に終焉を与えられると?
大した自信だな。いや、ただの無謀か。
[PASS:REINCARNATION―送信。]
残念ながら、私には君の望むものを直接
与えることはできないようだ。
しかし、力ならどうかね?
今、君にはATTACKをかけたい相手がいる。
どうだ、当たらずとも遠からずだろう?
[ニィと口の端を吊り上げる。]
君が与えられた力をどう使おうが自由だ。
この対価では、不十分かね?
君には「節制」を与えよう。
[ホログラムに影はない/だがガーゴイルの影から現れる鴉]
[ギィィ]
[威嚇の声を上げるガーゴイルを黒は見ない/老人を見つめる]
不十分ダ。
対価トハ、互イニ価値ガアッテ意味ガアル。
―――節制ナド。
[絞られた瞳孔/漆赤の裂け目が笑みを象る]
オ前ハ、探スモノデハナイヨウダ。
己ガ、ソウダト答エタナラバ、終焉ヲ与エテヤッタモノヲ。
対価ナキ望ミヲ叶エテヤル時間ハナイ。
邪魔モ、入ッタ。
[無造作に伸びた漆黒の指先が、鴉を突き刺すように動く]
望ミ叶エテ欲シクバ、対価ヲ用意スルトイイ。
―――眠リト夢ノ神ヲ扱ウモノヲ、探セ。
ここまで大掛かりな仕掛けを施しておいて、
「私が犯人です。」と名乗り出る奴が
どこの世界にいるというのだ。ただの阿呆か。
[舌打ちをしながら、リンガを下げる。]
では、今ここで私が「眠りの神を扱う者」と
名乗り出たところで、君は信じるのか?
私でなくても、そう自ら名乗る者を信じるのか?
― 電脳世界<Utopia> ―
[現実世界ではホログラム同士の接触である同座標の出来事は、電脳では物理的な事象として存在する。
ガーゴイルの影より湧き出でた鴉は威嚇の声に戯れるように旋回した。
その刹那、漆黒の指尖が真芯を貫く。]
《キェェ――ッ》
[鴉は漆黒の羽を舞い散らしながら霧散する。漂う羽はもぞもぞと蠢き、その姿を無数の蛾へと変じた。]
ははは――
[愉快げな声が遠く響く。]
――Mundane/西部→南部へ――
[南へと向かいながら]
やっぱりホログラム楽チンそう。
なりたいとまでは言わないけど。
AIじゃないけど、おじいちゃんはそんな感じだったと思う。
[ステラからの通信にも、口で答える]
A.Hackman……って言うとオードリーのことよね。
一口で言うなら、腹黒なおばさんってとこだけど。
繁華街のカフェで初めて会った様に見えたけどね。あの二人。
ただ、裏で会話してたかどうかまではわかんないから、その時にいざこざがあったかもしんない。
でも。
そんなに険悪な別れ方でもなかったし、「次の公演を楽しみにしてる」って言ってたくらいだから、あの時点ではオードリーがトビーに対してそんなに悪感情を持ってたとは思えない。
[リンガを下げても、黒目は老人を捉えたまま]
破壊スレバ終ワル。
破壊ヲ好ムト認識。
差シ出ス事ヲ要求。
イコール、差シ出サレタ対価ヲ破壊スルトノ推測ハ可能。
オ前ホド知識持ツ者ガ、ワカラナイワケガナイ。
ダガ、オ前ハ己ヲ差シ出サナカッタ。
真実ノ終焉ヲ迎エタイト言ウ、オ前ガ。
ダカラ壊サナイ。
[信じるかとの問いに、黒目を動かし鴉を見る]
[真芯を貫き霧散した羽根/無数の蛾]
問ウ事デ、面白イモノガ釣レタ。
信ジルカハ、ソノ時次第。
裏で会話があったにしても、敵意を持ったり、犯人だと言う証拠までは掴めないと思う。
オードリーの性格も加味して考えるなら、彼女の張った罠って言うのが一番しっくりくる気がする。
自分が得たい結果を第三者に本人がそうと知らされないまま協力させる。
たとえば、今のあたしに対して、オードリーが同じことをあたしに言っても、あたしの信頼度はトビーの方が上だから、そんな情報は一蹴までしなくても慎重に扱う。
じゃあ、トビーを知らない人なら、信じてしまうこともあるでしょ? 信じなくても、情報としては大きい。信用できる筋の情報でなくても、本当かどうか確かめようとは思うはず。
ひょっとしてステラもそれでトビーのところに?
―― 現実世界<Mundane>/周辺部・上空 ――
[旋回していた鴉の群れは黒の女王の指に散らされ、霞のような蛾の叢がりへと変じていた。]
《眠りと夢の神……》
《それを探してどうするのだァい?》
[ホログラム映像にノイズが入る。データの劣化が始まっている。“黒”に向けて発せられた思念―電脳上では実際のメッセージとして知覚され得る―はところどころ途切れながら紡がれた。]
結構結構。実に素晴らしき論法だ。
[拍手]
だが、生憎私には手加減ができないものでね。
君に差し出す前に、望む対価となり得るものを
破壊してしまっても、悪く思わないでくれ。
[ニヤリと笑う。]
私はメガロポリス。我が身を食む異物と対峙し、
粉砕以外の選択肢を選ぶわけにはいかないのでな。
終焉は欲しいが、無抵抗で始末されるわけには。
それに見合う力も必要ということだよ。
―― 現実世界/空中庭園 ――
[朱―――揺らめく太陽は、雷より早い瞬きより早く遥かな空間を翔び越え可視光線を伝えている]
[黙々と歩く]
[思索に耽るように]
黒き女神と創造神の邂逅――。
殺戮と破壊に酔い痴れ、その腕は止まる事はなく。
[何時しか黄色い橋を越え、池の畔を歩き]
[ステラに問いながら、一抹の不安がよぎる]
……それって、ステラだけが聞いたの?
それとも、他にも誰か聞いてた?
好戦的な相手なら、いきなり襲うことだって考えられるけど。
[立ち止まり、既に全景が見えるほど遠くに見える空中庭園を目を細めて眺め]
一人にして大丈夫だったのかな。身を守ることしか出来ないって言ってたけど。
[オードリーを警戒していたようには思った]
やられそうにないって思ったのは直感だけど。
大丈夫、だよね。
[別れの言葉が気になったが、頭を振り、*また動き出した*]
[途切れがちに投げられる電脳通信/ホログラムに混じるノイズ]
[裂け目から覗く漆赤が深くなる]
《―――モチロン、壊ス為ニ》
[報復があると聞いてYESと答えるか/セシリアの忠告が再生]
[それでもそう答えるのは、本質が対人型PGMではないゆえに]
《覗キ見トハ、イイ趣味ダナ。
オ前ガ神ヲ扱ウモノカ―――》
[抑揚のない台詞は質問か断定か/黒の姿が掻き消える]
[電脳世界<Utopia>には、フェニックスに跨り飛び去る姿]
[老人の通信回路/PASSを拒絶した回線/へ残される言葉]
《オ前ガ、神ヲ扱ウモノダカラ己ヲ差シ出サナカッタナラ。
真実ノ終焉ヲ迎エタイトイウ言葉ハ、偽リダナ》
[ガーゴイルを引き連れ、遥か上空へ]
[見下ろす髑髏の光点には、ヴィンセントと*表示されていた*]
人が電脳空間において活動する場合、
恐らく私がこの街で活動をすることと
同じくなると思うのですが……。
[辺りの光景は刻々と変化し、繁華街に於いては特に目まぐるしい。]
――Mundane 南部――
……いいえ。
私はA.Hackmanとも、コンダクターとも面識はありませんでした。
A.Hackmanはコンダクターが犯人であるというメッセージを送り、彼のもとへAIを差し向けようとしているようです。
先ほど、コンダクター自身が仰っていました。
私とメイ以外のものに対して、彼がそれを伝えていたかは分かりません。
《―――ソウデハナイ事ヲ、楽シミニシテイル。
手加減ナド、イラナイ。》
[消える直前、悪く思わないでくれと言う老人に向けられたのは]
[*深い深い漆赤の笑み*]
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