人狼物語


29 人情旅館〜アキバ亭へようこそ〜

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【墓】 メイド セリア

>>+208
ステラさんの方が、ツッコミしがいがありますよ?

(+211) 2007/02/22(Thu) 22:41:01

文学少女 セシリア

[――昼下がりの談話室。...は窓の外の曇り空を眺めている]

…ヒューさんとクインジーさん。
二人とも旅立っちゃったんだね…。

ヒューさんのラジオ、もっと聞きたかったな。
こんな空の日には、どんな曲をかけてくれるんだろう?

クインジーさんとは、もっとお話ししたかったな。
結局、あたしは何もお手伝いできなかったよ…。

[渡しそこねたポスターを、ぼんやりと見つめる]

あたしも行きたいな…新天地…。

(46) 2007/02/22(Thu) 22:41:53

文学少女 セシリア

[誰にともなく、ぽつりぽつりと語りはじめる]

自分が走っている時は、まわりのことはよく見えない。
自分が誰かを追い越したのか、それとも誰かに追い越されたのか。

立ち止まって、一息ついて。
ようやくまわりが見えてくる。

あたしはいつも追い越されてばっかり。
あなたに触れようと伸ばした手は、今日もむなしく空を切る。

あたしは過ぎ去っていった人のことしかわからない。
あたしも走りはじめたら、あなたが見えなくなるのかな…?

[一冊の本を取り出す。題名の書かれていない、真っ白な本]

(47) 2007/02/22(Thu) 22:42:07

文学少女 セシリア

あたしが知ってるヒューさん。
テレビの中のヒューさん。
お酒を飲んでるヒューさん。

あたしが知ってるヒューさん。
でもそれは、長い物語の1ページにすぎない。
ちょうどこうして、しおりの挟まった1ページ…。

[...は、真っ白な本に銀のしおりを挿し、ぱらり、とそのページを開いた]

(48) 2007/02/22(Thu) 22:42:22

文学少女 セシリア

『――男は、慣れた手つきで宿帳にペンを走らせる。
閑静な温泉街の一角、少し古びた温泉旅館。すっかり顔なじみのその宿に、男は再び立ち寄った。

慌ただしいスケジュールの中、男はつかの間の休息を取る。
古美術商にラジオDJ、様々な顔を持つその男は、宿の中でも独特の存在感を放っていた。

輝かしいその活躍の裏に、どれだけの苦労があったかは知り得ない。
だがそれ故に、その男の言葉に励まされたものも多いだろう。』

(49) 2007/02/22(Thu) 22:42:36

文学少女 セシリア

[ぱらり。...は次のページを一枚めくった]

(50) 2007/02/22(Thu) 22:42:45

【墓】 修道女 ステラ

>>+211
私はボケれませんが?

(+212) 2007/02/22(Thu) 22:42:50

文学少女 セシリア

『――収録も無事に終わり、番組も落ち着いてきた頃。
男は颯爽とその宿を後にした。

新たな仕事が入ったのか、はたまた新たな美術品を求めて旅立ったのか。
男の行方を知るものはいない。

だがおそらくは、今頃どこかでいつもの台詞を吐いているに違いない。
「いい仕事してますね」と。』

(51) 2007/02/22(Thu) 22:42:59

文学少女 セシリア

[ぱたん。...は静かに本を閉じた]


…ヒューさん、今頃どうしてるんだろう?
やっぱり忙しいのかなぁ?

でもヒューさんならきっと大丈夫だよね。
【ヒューさんは新天地でうまくやってるみたい】

[ラジオから流れる声を思い出しながら、...は再び窓の外の空を見つめた]

(52) 2007/02/22(Thu) 22:43:09

文学少女 セシリア

[どんよりとした曇り空。夜になりさらに厚くなったように見える雲からは、今にも雨が降り出しそうだった]

…クインジーさん、どうして行っちゃったんだろう?
花火のポスター、頑張って描いたのに。
あたしじゃお手伝い、できなかったのかな…?

あたしの知ってるクインジーさん。
あたしの知らない…クインジーさん…。

[...は、真っ白な本に銀のしおりを挿し、ぱらり、とそのページを開いた]

(53) 2007/02/22(Thu) 22:43:22

【墓】 修道女 ステラ

セシリアさんいらっしゃいー

(+213) 2007/02/22(Thu) 22:43:30

【墓】 メイド セリア

で、結局ステラさんの悩みは、進展してませんが、
良いのですか? このままで終わっても。

(+214) 2007/02/22(Thu) 22:43:36

文学少女 セシリア

『――赤い髪のその男は、遠く買い出しから戻ってきた。
風変わりな客の訪れる、少し古びた温泉旅館。今日も気丈な女将のもとで、男は仕事に奔走する。

強面な見た目とは裏腹に、男は何かと世話を焼く。
行く先々で貧乏くじを引いてしまい、後始末に奔走するはめになるのも、そんな男の性格からだろう。

男はときに、何事か考え込むような表情を見せる。
仕事の手を止めた一瞬の、その表情の理由を知るものはいない。』

(54) 2007/02/22(Thu) 22:43:36

文学少女 セシリア

[ぱらり。...は次のページを一枚めくった]

(55) 2007/02/22(Thu) 22:43:47

文学少女 セシリア

『――ある夜、男は忽然と姿を消した。
やりかけの仕事もそのままに、男は新たな地へと旅立った。

旅立ちの理由はわからない。

ただひとつ、男が一瞬見せていたあの表情だけが、その答えを知るのかもしれない…。』

(56) 2007/02/22(Thu) 22:44:04

文学少女 セシリア

…え?

[嫌な胸騒ぎを覚える。...はさらにページを一枚めくった]

まただ…また真っ白だ…。

[ぱらり、ぱらり。無駄だと知りつつ、何枚もページをめくる]

(57) 2007/02/22(Thu) 22:44:17

文学少女 セシリア

…クインジーさん。

もしかして…クインジーさんは…。

【クインジーさんはまだ悩んでるの?】

[ぐるぐると、様々な想いが頭を巡る。
いたたまれなくなり、...は誰もいない談話室を後にした]

(58) 2007/02/22(Thu) 22:44:34

文学少女 セシリア

[――夜。一人、自分の部屋にいた...は、談話室へとやってきた]

…あ、こんばんはネリーさん。

ニーナさんは…お休み中かな?

[...もニーナを起こさないように、そっとこたつに潜り込む]

(59) 2007/02/22(Thu) 22:47:18

【墓】 メイド セリア

セシリアさん。今の自分を見失っているのですね…

大きな夢を持っていて、ふと立ち止まると
そうなる人が居る様ですが、彼女もそのような人でしょうか…

(+215) 2007/02/22(Thu) 22:48:09

【墓】 お尋ね者 クインジー

>>+210 セリア
そうか、俺もリアルじゃ同じ悩み抱えてるなァ…
好きな職だから我侭言ってられんが。
どこで働いても付きまとうもんだと思うぜ。
アンタの行く道、見つけられたらいいな。

…と、セシリア来たな。

[セシリアの言葉に小さく笑い]

俺ぁ…もう悩みは吹っ切れたよ。
もう歩くしかねぇってな。立ち止まってられねぇし。
もう少ししたら、そのページに書き加えられるのかねぇ?
ポスターは悪かったな…残したまんま来ちまった。
残されたもんの気持ちも分かってるはずだが…身勝手な奴だな、俺は。

[苦笑して]

(+216) 2007/02/22(Thu) 22:49:11

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