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ああ、おかげさまで僕は。
……というか、僕だけは、かな。
[皮肉混じりな自分の表情を意識せざるを得なかった。小さく息を吐きいて続ける]
ウェンディがちょっと昨日、何かに中(あた)っちゃったみたいで。今は居間で寝かせてる。もしかすると、時々休業させて貰うかもしれないな……母さんがあんな事になっちゃった後だしね。
[現れたリックに少し微笑み]
おはようリック、少しお寝坊さんかしら?
もう、あとは会計だけだから…そうね、そこの濡れ鼠君にバスルーム貸してあげて?
[ちらりとハーヴェイを見て示し]
そう。
結構な誉め言葉で何よりじゃない。
[ギルバートを冷ややかに見ながらあきれたようにため息をつく。
しかし彼から琥珀の陽気な瞳の輝きが途絶え、それを上塗りするように満ちていく甘い甘い蜂蜜のような光に微かに唇が震え。
瞬きひとつ、三拍おいて静かに覚めた瞳を向け]
…何かしら、ギルバート。
[青年の指摘に首を傾げた]
似てる?
……そう。最近は違ってきたって言われるようになったんだけどね。やっぱり双子は双子って事かな。
[連想されるのは幼い頃の記憶。妹と服を取り替えて遊んでいた時の、面白がって笑う大人達の声。
そして薄汚い欲求に歪んだ――]
『……取り替えてなくても、同じだった筈だ』
― アトリエ - 翌朝 ―
[昨晩から降り募っていた雨は、目を醒ました時には沛雨となっていた。激しい雨脚に打たれ、森の木々がさざめいている。どうやら簡単に止む気配はなかった。
シャワーを浴びて寝汗を落とした後、ラストレッドのシャツに濃いハンターグリーンのパンツに着替える。]
ロティ。少しばかり出かけようと思うんだが、一緒に来るかい?
[白いマッキントッシュのレインコートを羽織り、ショートレインブーツを履くとシャーロットに声をかけた。
この大雨なので使い古した車の方が気楽だった。父の乗っていた旧式のシボレーに乗り込み、エンジンを*かけた*。]
[複雑な表情をするリックへかける言葉に少し戸惑うが、ウェンディが臥せっていると聞き、やはり顔を顰める]
それは…お気の毒だったね。
早く治るといいけども。
医者にも早く診せないといけないだろうけどこの雨だと難しいのかな…
[ちらりと外を見ながら。そしてニーナからバスルームの使用許可がでると]
それじゃお言葉に甘えてお借りするよ。
[寒気のほかに頭痛がするような。
風邪を引くほどやわではないはずなのに。
昨日からあるこの妙な言葉にできない不快感と不調はなんなのだろうか。
今は雨に濡れたせいだと自分に言い聞かせ、着替えを済ませようとバスルームへ]
[一瞬のうちに幻のように暖かい眼差しは消えて。
出現するのは、先ほどまでと同じ悪戯な笑い。]
いや。君のとんがらがった唇があんまり可愛いんでね。
もっと見たくなった。
――雑貨屋――
[ニーナへ頷いたまま固まっていた僕は、慌てて顔を上げる]
……ん、あぁ。トイレとバスルーム、隣あってるから。こっちだよ。
[ハーヴェイを案内しようと、彼の腕に手を*伸ばした*]
[ニーナをからかう間にも、リックとハーヴェイの会話も聞いていたようで]
……あの子病気なのか。昨日見た時は元気そうだったのに。
[小さく呟いた。]
[ギルバートの続けた言葉にあからさまに眉を寄せ、無言で請求書をつきつける。
リックには早くハーヴェイをバスルームに連れていけとばかりに視線を向けた]
[不機嫌丸出しの表情で領収書を差し出し、そして別会計でマルボロを。
タバコの箱を僅かに見て静かにため息をついたけれど、それは何かに発展することはなく]
…何で男の人って煙草好きなのかしらね。
[静かな静かな呟き]
――居間――
[ハーヴェイを浴室に案内した後、僕は居間へ戻る事にした。理由はどうあれニーナは苛立っているようだったし、そんな時の彼女にあまり構うのは得策ではない。下手に手を出すと噛みついてくる猫みたいな印象が、普段無口な従姉にはあった]
ん……ウェンディ。
目が醒めた? 気分はどう?
[ソファで小さく寝返りを打つ妹の姿に僕はほっとした。薄く瞼が開かれて榛色の瞳を覗かせ、また閉じる。ウェンディはいつもこうだ。寝起きが悪い。僕は静かに、彼女が横たわるソファへと*近寄った*]
―自宅―
よし、出来上がり。けれどもあれは私らしくなかったな。
[少し強めの雨が降る。ここへ戻って来る前の雑貨店前でのやりとり。
ネリーには揺らめくものが多々あった。それを振り払うか、あるいは逃げんかの如く少しばかり豪勢な料理をボブのために作る。
ジェノバソース基調のグリルチキン、もやし、人参、ローズマリー、パプリカ。]
旦那様は・・・私は・・・
[ボブは抑圧されて生きてきた人だ。私も経験の差は比べるまでもない差だが、抑圧され続けてきた。
だからこそ、私はボブの気概が誰よりも理解しやすい。そんな自負が自分の中にある。]
[ボブも私も境遇は似ているかもしれない。だが決定的に違う部分がある。
ボブはそれは全く望んでいない事。それを払いのけてでも生きていかなければならず、そして火の粉は払ってきた。対して私は抑圧され続けっぱなしだ。
もっとも、かつての主に対して最後の最後で暴発はしたが。]
ウェンディは心配だけど大丈夫、きっとね。
[ウェンディが体調を急に崩した。あの時の目の映り方。胸の動き。
初めて見たものではなかった。取引先の為、遠方へ出かけた時のあの時のノーマンと一緒だ。
私は慌てたが両親からさりげなく聞かされていた事やノーマンが直接私に言ってきた対処法を基にその場はなんとか乗り切った。リックがウェンディに対して施していたものと同じだ。]
あと気になるのは・・・あの人。私に優しくしてくれたあの人だけど、あの人は気になるわ。普通はお金とか何かしらお返し見返りを求めるのが普通だもの。
[ネリーは唇や顎をなぞりながら*考える*]
――昨晩 ルーサー宅前――
[雨垂れの音を聞きながら、いつ帰宅するか判らない相手を待つ時間ほど苦痛に満ちることは無いと、底冷えする寒さに体温を奪われていく様に成す術も無く身を硬くして、わたしは呆れた様に苦笑を漏らした。]
――ふっ…これも道徳に背いた罰というのですか?神よ…。
[だるさだけが急速に増していく身体。冷たさで震える唇は、きっと動いても醜く歪んだだけだろう。
そう、恋焦がれてやっとで再会した相手は、過去の蜜月など当に忘れてしまい、今は愛娘に入れ込む傍から見たら子煩悩な父親という、すっかり毒気が抜け切ってしまった一見模範的に見えるふざけた男に成り下がった彼を、目の当たりにしてしまった馬鹿な女を嘲笑うかのように。]
―アンジェリカ―
ふぁ〜 ひどい雨だ。
[私は裏手に車を停めると、軒先で雨を払い落とす。扉の前にいたローズはclosedの札をちょうどopenにするところだった。]
グッドタイミングだ。
[私は彼女に微笑みかけ、扉の中へ入った。]
なんかないか? 喰えるもん。
ハラペコなんだ。
テイクアウトでいい。二人分な。
[肩からは革紐でつり下げられた革張りした羽子板状の文房具-ホーンブックだ-を揺らし、小脇に本を抱えている。カウンターに本を起き、早速注文を告げる。空腹からかいかにも余裕のないせわしなさだった]
[ヒューバートに気がつき、微笑みかける]
テイクアウト?
これからどこかにでかけるの?
じゃあ、サンドイッチがいいわね。
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